ノーリード

普段の散歩で、きちんとリードをつけていますか?ノーリードでの散歩は、思わぬ事故を起こす可能性が高まります。
ノーリードにすることで愛犬が背負う4つのリスク、事故で科せられる飼い主への罰とは?ノーリードが原因で起こった接触事故、死亡事故などの事例から、公共の場でのノーリードの危険性を考えます。

外を散歩する際、愛犬にきちんとリードやハーネスをつけていますか?

「ストレスにならないように、うちの子はノーリードよ」
「ちゃんとしつけしているから、リードなしでも良い子に散歩できるわ」

という飼い主さんもいるかもしれません。
 
 
ですが、ノーリードで公園や道路など公共の場を散歩するのは他の犬や人、車などとの思わぬ事故や迷子になる可能性も…!

さらに、ノーリードで公共の場を散歩することは、自治体の条例違反になるかもしれません…場合によっては刑罰が下ることも。
 
 
ノーリードは「自由」と「危険」を同じだけ愛犬に与えます。

飼い主の手から離れた愛犬は、のびのびと散歩できる一方で、守ってくれるものがないため危険に晒されることに。

ノーリードの状態で愛犬がパニックを起こしたら、他の犬とトラブルを起こしたら、自転車や車とぶつかったら…あなたは誰を責めますか?
全ての責任はノーリードにした飼い主にあるのを知っていますか?

ノーリードの危険性やリスクを、実際に起きたノーリードによる事故の事例を見ながら考えてみましょう。

ノーリードは“危険と隣り合わせ”、愛犬を守るためにもリードが大切

リードから解放され、ドッグランで活き活きと走る愛犬の姿を見るのはとても嬉しいものです。
ドッグラン以外でも、広い公園や車通りの少ない道路など、日常にも愛犬をノーリードにできそうなところはたくさんありますよね。

こうした場所で「ノーリードにしちゃおうかな」という飼い主さんの気持ちも分かります

「うちの子はちゃんとしつけしているからノーリードでも大丈夫」
と愛犬を信じるのは飼い主なら当然のことかもしれません。
 
 
でも、「ノーリードでも絶対に大丈夫」という100%の保証はどのワンちゃんにもありません
突然のクラクションや救急車のサイレンでパニックになり、道路の真ん中に走り出してしまったら?小さな子供や他の犬に興味を示し、興奮して突然噛みついてしまったら?

厳しいしつけをされた犬でも、事故を起こさないという保証はありません
いつ危険が訪れるのかは、誰も分からないのです。

「うちの子は絶対に大丈夫」「人に噛みついたりしない」「怖がりだから、ひとりで逃げだすことはない」
不幸にも、愛犬を強く信じる気持ちが事故につながってしまうかもしれません。
 
 
リードは愛犬の命綱のようなもの。

ノーリードは時に愛犬の命を落としかねない重大な事故につながることも…
ノーリードのリスクを重大に受け止め、絶対に公共の場でノーリードにしないことが愛犬を守ることにつながります。
 
 
ノーリードにしてみたいと思っている方や、友達や両親などのワンちゃんがノーリードで気になっている方は、意外と多いのではないでしょうか?

実際にノーリードが原因で、過去に様々な悲劇が起こっています

「もしも愛犬や周囲のワンちゃんが思わぬ悲劇に巻き込まれたら・・・」
これからご紹介する話は、ぜひ自分の愛犬や周りのワンちゃんのことと置き換えてみてください

絶対に愛犬を同じ目にあわせないために、公共の場でノーリードにするリスクを一緒に考えてみませんか?

愛犬と自分自身を被害者・加害者にしないために!ノーリードの悲劇から学ぶ4大リスク

「前にノーリードで走り出したときも、呼び戻したら帰ってきたし大丈夫」
「飼い主が愛犬をきちんと見ていれば、大きな事故にはつながらないと思う」

飼い主さんにもそれぞれ思うことはあるかと思います。
 
 
しかし、ノーリードが引き起こす数々の危険な出来事で一番の被害者となるのは、大切な愛犬や飼い主さん自身です。
 
 
次に紹介するような事故が実際に起こっていたのを知っていますか?
きっとこの事故を起こした飼い主さんは、まさかこんな目にあうなんて思ってもいなかったでしょう。
しかし、もしも自分が同じ目にあったら…と考えると、とても怖いですよね。

「絶対に大丈夫」と思っていても、実際に事故は起きているんです。
 
 
ノーリードにしないことは、愛犬の命を守るための保護者としての務め。
万が一の事故にあうまえにノーリードをやめ、愛犬を守りましょう!

ノーリードが抱える4つの大きなリスクとは?実例とともにご紹介します。

リスク① 車、バイク、人との衝突事故の恐れ

***

2006年に起こった事故の話です。

ある時、Aさんはノーリードで2匹の愛犬を散歩していました。

車通りの少ない自宅近くの道を、大人しく横をついて歩く愛犬。
いつも通りのお散歩の風景…。
このときはまさか愛犬が危険に晒されるとは思ってもいませんでした。
 
 
交差点に差し掛かると、2匹の愛犬は何かに気を取られたのか、赤信号にも関わらず横断歩道に向かって一直線に走りだしてしまいました。

「危ない!!!」
愛犬の名前を呼ぶ間もなく、運悪く青信号で真っすぐ進んできた乗用車と衝突・・。

1匹は怪我を負い、もう1匹は命を失ってしまう程の大きな事故でした。
 
 
悲しみに暮れるAさんのもとに届いたのは、事故の相手である乗用車の運転手からの損害賠償請求の連絡でした。

大切な愛犬の命を失ったうえに、損害賠償金まで負担するなんて・・・

Aさんは裁判で責任の所在を争いましたが、Aさん側に8割の過失責任・乗用車の運転者側に2割の過失責任があるという判決が下されました。
 
 
事故の責任の大半はノーリードにした飼い主にある」ということで、Aさんは破損した車の修理代や訴訟費用など、大きな損害賠償責任を背負うことになってしまったのです。

***

このように、交通事故によって大切な愛犬が怪我をすること、また場合によっては命を失う可能性もあることが、公共の場でノーリードにする最大のリスクです。

愛犬が交通事故でケガをして苦しむ姿なんて、絶対に見たくないですよね。
ましてや事故で亡くなってしまったら…後悔してもしきれません。
 
 
事例では車との事故を紹介しましたが、車通りの少ない場所や田舎道なら大丈夫だと思うでしょうか?

…そんなことはありません。
もっと身近なバイクや自転車、人との接触事故も起こりえる話。

接触した対象が何であれ、最悪の場合愛犬が命を落とすこともあるのです。
ノーリードは、愛犬を常に危険に晒している状態だということを知っておかなければなりません。
 
 
こういった交通事故の治療費は、ペット保険に入っていれば補償されます。

ですが、ほとんどのペット保険で「保険契約者または被保険者の故意または重大な過失」を補償対象外にしていることには注意が必要です。

もし、ノーリードが「飼い主の重大な過失」と判断されたら、治療費は一切補償されません

裁判でも「ノーリードの事故は飼い主の責任」という判決が下されているのに、ペット保険でノーリードが許容されると言い切れるでしょうか?
審査の内容によっては治療費が補償されない可能性もあります。
 
 
いかに愛犬を管理する飼い主の責任が重いかが分かりますよね。

リスク② パニック状態、興奮による迷子

愛犬と色々な場所を散歩していると、さまざまな刺激に出会います。
車やバイクのエンジン音、爆発音やサイレンなどの大きな音、他の犬が吠える声、集団下校中の子供が騒ぐ様子…
いつどんなときに、どんなことがきっかけでパニック状態になってしまうか、興奮して走り出してしまうか、分かりません。

万が一、愛犬がパニックになってしまったら、興奮して飼い主の「マテ」や「オイデ」が聞こえなくなってしまったら、その時ノーリードだったら…
迷子になってしまう可能性はゼロではありませんよね。

実際にノーリードで迷子になった結果、こんな悲劇も起こっているんです。

***

あるときBさんは、予定があって田舎にある実家に愛犬のチワワを預けていました。
いつものように、信頼する母親に愛犬を預けていたときに悲劇は起きたのです…。
 
 
実家の周りは田んぼや木々が広大な地に広がる、自然いっぱいの田舎町。
同じ町にも、こののびのびとした環境で育ったワンちゃんたちが暮らしています。

Bさんの母親も「犬は外を元気に走り回るのが一番」という考えを持っていたため、いつもノーリードで散歩をしていたそう。
さらに、愛犬のチワワは実家の場所を覚えていて、いつも散歩中にひとりでどこかに行っても、ちゃんと家に戻ってくる賢い犬でした。

そのため、Bさんの母親は、この日もあまり気にせずチワワをノーリードにして自然に放ちました
 
 
元気いっぱいに走り回る愛犬。
Bさんはいつもノーリードで遊ばせることはしていなかったため、愛犬は普段体験することのない解放感が嬉しくて、夢中で遊んでいたのでしょう。
きっと活き活きと走り回る愛犬の表情を見たBさんの母親も、嬉しかったに違いありません。
 
 
Bさんの母親はそろそろ帰宅しようと、愛犬の名を呼びます。
「〇〇ちゃん~」
・・・いくら呼んでも愛犬は出てきません

「いつものように先に帰ったのかしら」
そう思い、Bさんの母親は家に帰宅します。

このときはまだ、愛犬が危険な目に合っているとは、誰も想像できなかったでしょう。
 
 
しかし家に帰って数時間待っても愛犬は帰ってきませんでした。
さすがにおかしいと思いBさんの母親が周辺を探したところ、チワワは近所の家の庭で見つかりました。

…なんと、近所の犬に咬み殺されていたのです。
 
 
知らせを聞いて田舎に飛んで帰ったBさん。
安全のためにも、散歩はリードをつけてね」と、たった一言を母親に伝えていれば、愛犬は危険な目に合わなかったかもしれない・・・
どんなに後悔しても、大切な愛犬はもう戻ってきません
 
 
咬んだ犬の飼い主さんは何度も謝ってくれましたが、Bさんは「リードをつけていなかったこちらが悪いので」と謝り返しました。

愛犬を咬み殺した犬、咬んだ犬の飼い主さん、Bさんの母親…
Bさんは誰も責めることができずに、悲痛な思いを抑え自分を押し殺すので精一杯でした。

***

「外は慣れているし、自分で家に帰ってこれる賢い子だから心配ないだろう」
愛犬を信じていても、愛犬がいくら賢くても、起こってしまうノーリードでの迷子。

迷子になった愛犬は、どれだけ怖くて不安な思いをすることでしょう…
大切な愛犬がいなくなってしまうことは、ノーリードの最も大きなリスクの一つです。

事例のように、迷子になっている間に命を失ってしまう可能性もあります
 
 
もし奇跡的に保護されて命が助かったとしても、今度は保健所に連れていかれてしまいます
たとえ警察で一旦保護されたとしても、一定期間飼い主が見つからなければ後々保健所に行くことになります。

実際に、全国で32,517頭が所有者不明の犬として保健所に収容されているのを知っているでしょうか?
飼い主が見つからない場合、収容されて数日~10日程で殺処分されてしまうかもしれないんです。
 
 
ノーリードにしていたばかりに、迷子になった愛犬が殺処分されてしまう…
こんなにも心苦しく、痛ましいことはありません。

もし、自分の愛犬がそうなったら・・・と思うととても怖いですよね。
 
 
「そんなことあるはずない」
「迷子になってもすぐに近所で見つかるだろう」

そう思うのが普通ですが、迷子の愛犬が見つからなかったケースは決して少なくないのです。

リスク③ 怪我をさせて損害賠償請求を受ける

***

2016年3月頃、大阪府でノーリードのトイプードルが、親子の乗る自転車にぶつかってケガをさせてしまう事故が起こりました。
 
 
車や人の通りも少なく、涼しい風が心地よく過ごしやすい夜の散歩は、Cさんと愛犬の日課でした。

愛犬の黒いトイプードルは、ノーリードでもCさんの側を歩いてくれるお利口な犬でした。

夜9時、街頭が点々とする住宅街の路地。
誰もいない夜道をのんびり散歩ができることが嬉しくて、この日も愛犬のリードを離します。
 
 
愛犬といつもの足取りで進んでいくのどかな時間。
しかし突然、足元にいたはずの愛犬が前に向かって走り出したのです。

突然のことに驚き、Cさんが愛犬を追いかけようとしたその瞬間!
愛犬は前から走行してきた親子2人乗りの自転車に衝突してしまいました。
 
 
自転車は走行灯をつけていなかったため、Cさんも前からくる自転車に気づくことができませんでした。

愛犬は自転車のペダルをこぐ音にでも反応したのでしょうか。
聴覚が優れている犬は、何かの音に反応して前に走って行ったのかもしれません。
 
 
幸いにも愛犬は傷ひとつなく助かりましたが、接触した際に自転車で転倒した母親は右足を骨折、子供は左足を打撲するなどの大怪我を負ってしまいました。

後日、Cさんは親子から約450万円の損害賠償を求められ、裁判所を交えた話合いの末Cさんが300万円を親子に支払うことでなんとか和解

裁判所では、この事故は「自転車とノーリードの犬が出会い頭に起こした接触事故」と判断し、ノーリードにした飼い主の管理責任を重く捉えたのです。
 
 
事故が起きたのが夜ではなく日中で見通しが良ければ…
自転車が二人乗りでなければ…
あの時走行灯をつけてくれていれば…
と、もしものことを何度考えても、起こってしまったことは変わりません。

なにより、「ノーリード」にしてさえいなければ、自転車に気づいたときに愛犬を引き留めることができたかもしれないと・・・今では心から後悔しています。

***

この事例は、幸いにも誰の命も奪うことはありませんでした。
ですが、自転車から放り出された親子の打ちどころが悪かったら、愛犬の命に関わる衝突の仕方をしていたら…と思うと本当に恐ろしいですよね。
 
 
愛犬が小型犬だと「うちの子は体が小さいから、他の人や犬にケガをさせることはないわ」などと思いがちですが、事例のように小型犬が原因で起こる事故もあるのです。

加害者になるのに体の大きさは関係ないということも、この事故から学ぶことができます。
 
 
こういった事故の損害賠償に備えて、賠償責任特約をつけられるペット保険もあります。
しかし、今回のように“ノーリードの愛犬が走り出した”など、飼い主に落ち度があった場合は、補償されない可能性も。
故意にノーリードで遊ばせていて咬みついたり、衝突したりしてケガをさせた場合なども補償されない確率が高いです。
 
 
身体が小さく大人しい愛犬であっても、ノーリードは常にリスクと隣り合わせであることを認識しておきましょう。

リスク④ 自治体の条例違反になり、罰金が科せられることも

***

のどかな海岸を散歩中、愛犬のノーリードが原因で痛ましい事故を起こしてしまったDさん。
事故の被害はとても深刻で、重い刑罰を背負う結果に…。
 
 
ある日、Dさんは北海道札幌市にある砂浜を、愛犬の土佐犬2匹と散歩していました。
遠くまで伸びる砂浜は、自由に遊びまわることができる愛犬にとって絶好のスペース。

「自由に遊んでおいで」
・・・愛犬1匹のリードを外し、海岸に放ちます。

「海風が心地よくて、愛犬も嬉しそうだな~」
Dさんと愛犬にとってはただただ平凡で幸せな時間でした。
 
 
ちょうど同じ時間、波打ち際を散歩していた50代の女性がいました。
まさかこの女性に悲劇が起こるとは、この時Dさんには想像もつかなかったはずです。
 
 
自由に遊んでいたはずの愛犬は突然、その女性に向かって走っていきます。
じゃれつくのかと思いきや、愛犬は女性に襲い掛かったのです。

頑丈な体と強い力を持つ土佐犬。
女性を簡単に水辺に倒し、興奮した様子で襲い続けました。

普段とは違う愛犬の様子にDさんは「まずい!」と思い、必死に大声で愛犬を止めたものの、女性は水死・・・
 
 
事故は、刑事事件として裁判で裁かれることになりました。

「闘犬である土佐犬が、人に重大な危害を及ぼす可能性があると分かっていながら、リードを離した」
と、Dさんは有罪に…。

闘犬だから人を襲う、闘犬だから危険という判決は、飼い主としてはとても辛いものでした。
全ての闘犬がそうではないということをDさんは知っていたはず。

だからこそ、公共の場でノーリードNGとは知りつつも、人の少ない砂浜という場所を選んでノーリードにしたのだと思います。

愛犬がなぜ女性を襲ってしまったのか・・・とても予測しきれない、事実を受け止めきれない事故でした。
 
 
Dさんはこの事故で、自分の不注意によって人を死傷させた罪(重過失致死罪)に問われ、懲役2年6か月と罰金20万円の刑罰を負うことになったのです。

しかし、亡くなった女性の旦那さんは、刑罰が懲役2年では短すぎることや、不注意によって人を死傷させる罪の重さについて納得できなかったようです。
不注意とはいえ人の命を奪うことが、どれだけ重い罪であるかを強く訴えたのです。

大切な家族を失った遺族の皆さんにも、一生消えない傷を負わせてしまったこの事故の重大さを、Dさんは痛いくらいに感じていることでしょう。

また、愛する飼い犬が人の命を奪ってしまったという事実は、Dさんにとって辛く苦しいものでした。
 
 
今後このやり場のない気持ちとどのように向き合っていけばいいのか・・・Dさんの心にも大きな傷が残りました。

***

この例のように、損害賠償請求だけでなく刑罰が下されることもあるのです。
たとえ飼い主の見ていない隙に起こった事故だとしても、その責任は愛犬ではなく飼い主にあります。
 
 
事例の場合は、ノーリードの犬が他人を死傷させたことが罪に問われました。
ですが、じつは公共の場でのノーリード自体が犯罪であることはご存知でしたか?

実際にどんな法律や条例をもとに刑罰が下されるのか、具体的に見ていきましょう。

ノーリードを裁く法律・条例とは?刑罰の内容は自治体によって異なる

国には動物を守るための法律(動物愛護管理法)があります。
この法律は「動物を飼育する飼い主は、他の動物や人に対して危害を加えないように、ペットと周囲の安全を確保してくださいね」というもの。

詳しく見ると、以下のようなことが決められています。

 

・他の人や物に危害を加えないように、飼育環境を整えること
放し飼いを行わないこと
・屋外を散歩するときは引き運動が基本(つまり、リードを使用すること)
・犬の大きさや力に合ったリードを使用し、きちんと点検を行うこと

リードを使って愛犬を管理することは、この法律の本質である、ペットと周囲の安全を確保するための基本なのです。
 
 
この動物愛護管理法をもとに、各自治体で具体的にリードの使用について条例を定めています。

多くの自治体でドッグランなど特別な環境以外はノーリードを禁止しており、道路や公園、住宅地の道などの公共の場はほとんどノーリードNGです。

自治体によって罰は異なりますが、東京都の場合、1000円以上~1万円未満の罰金(科料)が発生したり、1日以上~30日未満、刑事施設に入れられたり(拘留)することもあります。
科料も拘留も、軽犯罪に対する罰則と同じです。
 
 
ノーリードは条例違反ではありますが、一度ノーリードにしていたから則罰金!というわけではないようです。
条例の場合は、以下のような順序でノーリードをやめるように注意を受けます

1.県や市の職員、動物愛護監視員から指導を受ける
2.県知事から「勧告」という形で公的に指導される
3.無視を続けると罰金などの刑罰が発生する

イエローカードが2枚続くと、レッドカードが出されるイメージです。

条例違反で刑罰を受けることは珍しいそうですが、ノーリードを続けると、条例違反で罰則を受ける可能性もあることを頭に入れておきましょう。
 
 
このように、ノーリードは愛犬にとっても飼い主さんにとっても、リスクでしかありません。

愛犬のリードを離すことは、大切な子どもを車が猛スピードで行き交う高速道路に放り出すくらい危険な行為です。

愛犬を危険から守る方法は「公共の場ではリードをつける」こと。
とても簡単なことではないでしょうか?

リードは本当にストレス?愛犬にとってのリードとは…リスクから守ってくれる命綱

「リードは縛りつけているようでかわいそう」
「自由がなくてストレスが溜まりそう」

リードに関しては、こんな風に思う飼い主さんもいるかもしれません。
 
 
もう一度考えてみてください。
本当にリードは愛犬にとってストレスなのでしょうか?「かわいそうなこと」なのでしょうか?

ノーリードで道路に飛び出して車にひかれる痛みよりも、自転車に衝突する痛みよりも、リードをつけてのお散歩の方がずっと楽で快適なのではないでしょうか。
 
 
愛犬のリードは、親が小さな子どもの手を握って歩くように、飼い主と愛犬をつなぎ危険から守るもの
本当に愛犬のことを思うのであれば、リードは必要です。

リードやハーネスの締め付けがかわいそうだと感じるなら、愛犬に合った種類のものを選ぶことが大切です。

首輪の締め付けが苦手な子や呼吸器が弱い子には、引っ張っても締め付けない、腕を通すタイプのH型と呼ばれるハーネスがおすすめ
腕を通すハーネスには、リュックを背負っているように見えるおしゃれなデザインもありますよ。

また、怪我をしている子や老犬には、飼い主が体勢をサポートできるハンドル付きの介助ベストなどもあります。

引っ張る力の強い中・大型犬用には、強く引っ張って負担がかからない胸骨部分にリードの接続があるものや、リードをマズルに装着するタイプのものがおすすめ。

また、リードをつけたままでも広い範囲を走れるように、紐が伸びるロングリードを使えば、愛犬の安全を確保しながら運動をすることもできます。
もちろん、このロングリードを使用する際にも、十分に周りに気をつける必要があります。
 
 
愛犬に合ったリードを装着し、自分自身と愛犬、そして周囲の人の安全を確保するのが飼い主の責任です。

公共の場ではしっかりリードをつけ、時にはノーリードOKなドッグランにも遊びにいきながら、愛犬と自分自身の幸せな生活を守りましょう。

まとめ:愛犬を守るために、公共の場はノーリードNG!思い切り走らせたいときはドッグランへ

「ノーリードでのびのびと遊ばせてあげたい」
「リードで制御されてかわいそう」
そう思う飼い主さんも、中にはいるかもしれません。

しかし、ノーリードは「自由」とともに「危険」を愛犬に与えるものだということを、飼い主さんはしっかり認識しておかなくてはなりません。

大切な愛犬を守るためにも、ノーリードは絶対にNG。
ノーリードで走り回らせてあげたいときには、ドッグランなどに連れて行ってあげましょう!

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※この記事に掲載しているノーリードの事例は、実際にあった事件・事故の内容を参考に記事として再構成したものです。
記事の内容には事実と異なる部分もあります。参考としてご覧ください。