オリコン顧客満足度ランキングでも総合1位を獲得するなど、保険加入者から支持されているペットメディカルサポートのPS保険ですが、通院・入院の補償の考え方について”落とし穴”が存在します。今回はそのケースを掘り下げて説明を行います。PS保険への加入を検討されている方は事前に確認することをおすすめします。

ざっくり言うと
  • PS保険では通院・入院での継続治療の扱いにクセがあるので注意が必要です。
  • 生涯にわたって継続的に行っていく治療の場合は、最大でも一生涯20日までしか通院が補償されません。

PS保険の補償内容って?

PS保険での補償内容は以下の通りで、補償割合は50%、70%、100%の3つのタイプがあります。

項目補償内容
通院1日あたり10,000円
年間最大20日まで
入院1日あたり20,000円
年間最大30日まで
手術1回あたり100,000円
年間最大2回まで

このように、手厚く補償してくれて保険料も比較的安いのが、PS保険の特徴です。

どこに注意するの?

この補償内容のうち、通院・入院において、慢性疾患などによる継続治療の扱いにクセがあるので要注意です。
PS保険の場合は、公式ページが掲載している下図にあるように、1年間の保険契約期間中に発症した治療(この図の場合は、胃腸炎)は、年度をまたいだ場合でも、発症した年度の年間20日までの通院の補償の対象内となりますが、まさにこの点が裏目に出る場合があります。

上図のケースを例に考えましょう。

  • 1年目の保険契約期間中に、胃腸炎を発症し、7日間の通院を行う。
  • 2年目の保険契約期間中に、1年目の時に発症していた胃腸炎が完治せず、さらに2日間の通院を行う。
  • 2年目の保険契約期間中に、完治した胃腸炎が再発症し、通院を行う。

この例のように、1年目の保険契約期間中に発症した胃腸炎が2年目の契約期間に持ち越した場合、それらは「1年目の治療に継続して行われた治療」として扱われ、1年目の通院補償上限の20日から日数が使われていきます
その結果として、上記の図の胃腸炎の例であるように、2年目での胃腸炎の通院の一部が「支払い対象となりません」となります。

また、上図において、1年目の契約期間中に発症した糖尿病に至っては、完治したと認められていないため、2年目でも3年目でも補償の対象外となっています。

つまり、慢性疾患など、生涯にわたって継続的に行っていく治療の場合は、「治療の連続性がある」と判断された場合、その疾病では最大でも一生涯20日までしか通院が補償されないことになります。

なお、「治療の連続性がある」かどうかについては、PS保険側が、該当する動物病院に連絡を取って確認するなどを行うそうです。
このあたりのルールや定義に関しては、ホームページや約款などにも分かりやすく明記がされていないため、注意が必要です。

PS保険を検討されている方は、事前にこの点を理解したうえで、加入するようにしましょう。