秋田犬の性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • 忠犬ハチ公としても有名な秋田犬!気難しいけど意外と陽気な一面も?
  • しつけは事故を起こさない為のもの。プロの訓練士にしつけを依頼しよう
  • ホヒト-小柳-原田病様疾患?変わった病名のその正体とは?

秋田犬の性格・飼い方

秋田犬の性格

日本犬といえば、大抵の方が柴犬を想像されるでしょう。実際、国の天然記念物に指定されている6犬種の中で、現在柴犬が一番飼育されております。ですが、飼育頭数が柴犬よりも少ないものの、秋田犬も柴犬に次いで有名な日本犬である事は間違いありません。
かの有名な「忠犬ハチ公」、そして、秋田県からロシアのプーチン大統領に贈られたのもこの秋田犬であり、その認知度の高さは日本のみならず、世界各国で親しまれております。
 
しかし、秋田犬の飼育は非常に難しいとされ、一部地域では檻の中での飼育を指定されるほどです。
「忠犬ハチ公」のイメージはあるものの、それよりも攻撃性、凶暴性というマイナスイメージの方が強い為、なかなか秋田犬を飼いたいという人は少ないでしょう。
 
実際、日本国内では人を咬み怪我を負わせる事故のほとんどが秋田犬と言われております。身体が大きく、あごがしっかりした秋田犬に咬まれれば大怪我は免れません。
 
その為にもプロの訓練士によるしつけは欠かせない犬種です。「忠犬ハチ公」というだけあって、飼い主さんに対しての忠誠心はかたいものです。普段はクールで気難しい様子だけど、意外と陽気で可愛らしい一面が垣間見えるギャップに惚れこむ飼い主さんもいるようです。
 
しつけ次第では穏やかで優しい子になりますが、犬としての本能、闘争心が強い為、油断は出来ません。飼い主さんが上手にコントロールしなければならない犬種と言って良いでしょう。

秋田犬の飼い方

秋田犬を飼う上で気を付ける事は、しつけです。
まず、秋田犬を飼うのならば、健康で力のある成人男性がいる家庭が望ましいでしょう。それから、仔犬の頃からプロの訓練士にしつけ訓練を依頼する事はもちろんですが、飼い主さん自身、家族の方の協力が必要です。
 
せっかくしつけをして優秀な子にしたとしても、飼い主さんと家族の方がしつけを崩壊しては意味がありません。しつけ訓練を依頼する際は、人もしつけ、訓練の仕方についてしっかりと学ぶと良いでしょう。
 
秋田犬のしつけは、自分が吠えたり咬まれたりされないようにする為、ではなく、事故を起こさせない為と認識してください。
秋田犬は、犬社会しか知りません。咬む、吠えるしか意思表示が出来ないのです。だからこそ、人間の手でしっかりと人間社会について教えてあげる必要があります。
 
しっかりとしつけ訓練を行っていれば、信頼関係を築く事が出来、立派なパートナーとなります。飼い主さんとして、リーダーとして認めた秋田犬は忠実に、ひたむきに愛情を示すので裏切る事はありません。その姿はまさに忠犬でしょう。
 
だからこそ、周りに対して攻撃する恐れがあるのです。その時は、リーダーである飼い主さんがしっかりとコントロールできるようにしましょう。

秋田犬がかかりやすい病気・ケガ

ホヒト-小柳-原田病様疾患

名前を聞いてもいまいちピンとこない方が多いでしょう。別名、ブドウ皮膚膜症候群と呼ばれているこの病気は、生後数か月~3歳くらいの子に多く見られるでしょう。症状は、両目の腫れ、充血、涙、白濁、視力低下、唇や、瞼、鼻などの粘膜部分の脱色といったものです。
 
原因はワクチンによる副作用や感染症と、諸説ありますが、秋田犬に至っては遺伝性疾患ではないかと言われております。しかし、明確でない為、予防法も完治する術もありません。
 
治療法も症状を抑える為、炎症を抑える為の点眼薬や注射で治療していきます。ステロイド薬を投与する場合は、劇的に効果が見られるのですが、ステロイドは投薬をやめるとまたすぐに症状が戻ってしまう為、長期的に投薬しなければならないというリスクがあります。
 
この病気は進行が早い為、早期発見して症状を抑える事がポイントとなりますが、ステロイド治療は上記のようにリスクが非常に高く、身体にかなりの影響を与えるものです。治療の際は、獣医師と相談のもと決めていくと良いでしょう。

股関節形成不全

大型犬の代表的な病気ともいえる股関節形成不全は、割りとタフで知られている秋田犬でもよく見られる病気です。名前の通り、股関節が正常でない状態のまま成長し、骨と筋肉がアンバランスに成長、体重の負荷により亜脱臼を常に起こしている状態となります。
 
独特な「モンローウォーク」という腰をくねくね振りながら歩く姿が特徴的です。最初のうちはなかなか違和感に気づきませんが、身体が大きくなるにつれ動きが大きくなるので、その時に気づく事が多いでしょう。
 
大腿骨の先端がはまっていない状態で歩いている為、秋田犬は違和感を抱きながら歩きます。時折、脚をかばうようにして歩いたり、脚を引きずったり、脚を崩して座ったり、
ぴょんぴょんウサギのように走ったりといった行動をとります。
中には痛みで立ち上がる事が出来ずに寝たきりになってしまう子もいるでしょう。
  
この病気は、生まれつき股関節形成不全である子が多い為、それ以上悪化させないようにしなければなりません。
特に仔犬の頃の肥満と激しい運動は大敵です。
極度な肥満は常に足腰に負担をかけている状態であり、脂肪のせいで骨と筋肉がバランスよく成長しない為、更に悪くなる可能性があるでしょう。肥満の状態で激しい運動をしようものなら、更に悪化してしまう事間違いありません。特にジャンプは禁物です。
肥満でない子もジャンプはしてはならないようにしましょう。ジャンプはそれほどまでに足腰に負担をかける動きです。

軽症の場合は、鎮痛剤などの投薬で治療していきますが、重症の場合は、外科手術をする必要があります。
手術内容は、骨盤を形成する個所を切断する骨頭切除。人工関節を置き換える。大腿骨が外れにくいようにする手術などいくつかあります。
 
なるべく、手術という手段をとらなくても済むように飼い主さんがしっかりと生活を管理してあげましょう。

進行性網膜萎縮症

別名PRAとも言われているこの病気は、網膜が正常に機能しなくなり、夜に目が見えづらくなる夜盲症から始まり、視力が低下していきます。一度発症してしまえばどんどん病気が進行してしまう為、早めに発見し、進行を抑える投薬治療をしなくてはなりません。
 
夜盲症の特徴である散歩中に立ち止まったり物にぶつかったり、散歩に行く事を嫌がるようになったら要注意です。そして、病気が進行していくと昼間でも目が見えなくなり、最終的には失明に至ります。
 
遺伝性であると言われている為、予防する術も完治する術もありません。進行を遅らせる為の内服薬で対策をするのですが、完全な治療法ではない為、長期間での治療となるでしょう。
 
眼が見えない、自由に動けないという事は、犬にとってとてつもないストレスを感じる事でしょう。進行性網膜萎縮の病気と上手に付き合っていくには、秋田犬にストレスがなるべくかからないように生活に工夫を取り入れる事です。
 
家具やものを必要以上に増やさず、段差がないようにしましょう。また、模様替えもしないようにします。視力が低下した秋田犬は、記憶とにおいで行動をします。
混乱はさせない為にもそのままの状態にしておく事も非常に重要と言えるでしょう。