アメリカンカールの性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • 耳が後ろに反り返ってる!耳が特徴的なアメリカンカール♪
  • 賢くていたずらもあまりしない、猫が苦手な人にもオススメの猫種!?
  • 特徴的な耳だからこそデリケート。外耳炎にならないようケアしてあげよう

アメリカンカールの性格・飼い方

アメリカンカールの性格

垂れ耳であるスコティッシュホールドという猫種を除けば、大抵の猫は耳がピンと立っており、人々の認識も「猫といえば立ち耳」である事が多いでしょう。ピンと前傾に立った耳は、大きかったり小さかったりとその個体によって異なり、その大きさによってまた風貌が違って見えるものです。
 
ですが、他の猫種にはない独特な耳を持っているアメリカンカールという猫についてご存知でしょうか。立ち耳が後ろに沿っている状態であり、一見変わった風貌をしたアメリカンカール。この猫種の歴史は浅く、発見されたのも1981年というつい最近の事である為、よほど猫種について詳しいという方以外には、あまり認識されていないでしょう。
 
人と接する事を好み愛嬌のあるアメリカンカールは、賢い為、しつけもしやすい猫種です。猫独特の気の強さもほとんど見られないので、猫を初めて飼う、猫が苦手という方でも非常に飼いやすい猫種です。
 
また、人に甘える事が好きなアメリカンカールは、人がいない状態になるといたずらをするかと思いきや、もともとの大人しい性格もあって留守番中いたずらする事はありません。一人暮らしの方やマンション住まいの方にオススメ出来る非常に優秀な猫種なのです。

アメリカンカールの飼い方

アメリカンカールだからこその飼育上気を付けなければならない事がいくつかあります。
まず、その特徴的である耳についてです。他の猫種にはない後ろに反り返った耳は、興味本位で触りたくなってしまうでしょう。ですが、過度な触り過ぎは軟骨を傷つける他、カールそのものがなくなってしまう恐れがあります。耳はむやみに触らないようにしなければなりません。
 
また、その耳の特徴上、外耳炎になりやすいと言われております。外側に向いているから外耳炎になりにくいのでは、と思うでしょうが、耳の軟骨が固く、内部が複雑になっている為、耳掃除がかかせないのです。
耳の軟骨が固いという事もあって耳掃除もしにくいと言われております。
 
仔猫の頃から耳掃除に馴れさせておく必要があるのですが、馴れていない子は少しずつ馴れさせるか、動物病院で耳掃除をしてもらうのも良いです。
耳掃除は一週間に二回のペースで行うのが望ましいとされております。飼い主さんが自宅で耳掃除をする方が、人も猫も負担がかからないでしょう。
 
一番の特徴でもあり、魅力でもある耳は、時に弱点になりかねません。飼い主さんは耳掃除以外触らない事、来客があった場合は、必ず耳に触れない事、そうする事でアメリカンカールの耳を守る事が出来るでしょう。

アメリカンカールがかかりやすい病気・ケガ

外耳炎

アメリカンカールの耳は、ただ後ろに反り返っているというだけではなく、軟骨が固く、内部のヒダが複雑になっている事も特徴の一つです。
内部のヒダが複雑な構成になっている為、通気性が悪く、少しでも耳のケアを怠ってしまうものならばすぐに外耳炎を発症してしまうでしょう。
 
悪臭がしたり、耳をかこうとしたり、頭を振ったりする様子が頻繁にみられるようでしたらすぐに耳の中を確認してみましょう。耳垢がこびりついているはずです。
進行してしまうと中耳炎を起こしてしまい、悪化すると鼓膜が破れてしまう事もあるので早めの発見が重要です。
 
外耳炎になってしまったら、自宅での耳掃除で治す事は出来ません。必ず動物病院へ行き、専用の薬品で洗浄、点耳薬も処方してもらいましょう。
 
アメリカンカールの外耳炎は再発率が高い為、飼い主さんが日ごろから耳のケアをして気を付ける事がポイントとなります。日ごろからの耳掃除で予防できる病気ですので、アメリカンカールの耳掃除は意識するようにしましょう。

糖尿病

アメリカンカールは比較的タフな猫種である為、大きな遺伝性疾患など目に見えて命を落とすような危険な病気はほとんどないでしょう。
 
ですが、糖尿病はどの猫種にもかかる可能性があり、加齢とともに発症率が上がります。もちろんアメリカンカールも例外ではありません。特に体格が意外と筋肉質でがっちりしている為、食事量も多くなってしまう事があるでしょう。
 
糖尿病の最大の敵はその食生活です。バランスの悪い食生活は肥満にもなりやすく、様々な病気を発症しかねません。特にこの糖尿病は非常に危険な病気と言われております。
 
糖尿病は、水を飲む量、食べる量が増える、体重減少、腹部が膨らむ、元気がなくなるといった症状が見られるのですが、それだけではありません。
腎不全、肝硬変、急性膵炎、糖尿病性ケトアシドーシスという命を脅かす重篤な病気を併発する可能性があるのです。
特に糖尿病性ケトアシドーシスは発症してしまえば、まず助かる可能性は極めて低いと言っても良いでしょう。 
 
インスリンというホルモンが正常に機能しなくなる事で、身体のあちこちに異常が起こる病気である為、治療法は毎日インスリン投与と食事療法をするというものになります。
どちらかというと、糖尿病の治療は、飼い主さんが行うものです。
完治する事はまずない為、飼い主さんがアメリカンカールと上手に付き合っていけるようにこの病気について理解しておく必要があるでしょう。

毛球症

アメリカンカールの長毛タイプの子がかかる毛球症は、外耳炎の次にかかりやすい病気と言っても良いでしょう。
 
毛づくろいを行う事で自身の被毛を清潔に保つ猫ですが、毛づくろいの際に飲み込んだ毛は、吐いたり排便したりする事で体内から上手く出します。しかし、毛球症になってしまうと、この時の毛を消化する事が出来ずに体内に残り、吐けない、食欲不振、便秘などといった症状を見せます。
 
体内で溜まってしまった毛は、そのまま塊となってしまい、腸閉塞を起こしてしまう事もまれにある為、油断は出来ません。早急に病院での治療が望ましいでしょう。
軽症の場合は、毛球を排出させる為の薬を服用しますが、あまり効果がなく、重症の場合は開腹手術をする必要があります。
 
毛球症は、主に飲み込んだ毛の量が多すぎてキャパオーバーしてしまっている時によく見られます。ブラッシングを怠っているアメリカンカールに多く見られるでしょう。また、ストレスが溜まっていると、必要以上に毛づくろいを行い、結果として毛球症を起こしやすくなります。
 
いずれにせよ、毛球症は、飼い主さんの日ごろの接し方次第で発症してしまう病気です。適切なブラッシング、毛を排出しやすくする植物繊維が多く含まれた食事内容にするなど、少し改善するだけでこの病気になる可能性は低くなります。
 
あとはストレスを溜めさせないように飼い主さんが適度に遊ぶ、しつこくしない、運動出来る環境作り、といったように心がける事も大事でしょう。