ボストン・テリアの性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • 飼い主さんの気持ちの変化にすぐ気づいてくれる心優しいパートナー!
  • 毛が短いからって安心しないで!その抜け毛の多さに誰もがびっくり!
  • やっぱり…と言っても良いかも?短吻種に多い病気に気を付けよう!

ボストン・テリアの性格・飼い方

ボストン・テリアの性格

鼻がつぶれている短吻種といえば、身体がむっちりとした体形のテリアを想像する方が多いと思われますが、ボストン・テリアは、そんな短吻種の中でも比較的スッとしたスマートな体形の犬種です。
 
よく、フレンチ・ブルドッグと見分けがつかないほど似ていると言われておりますが、比べてみますとボストン・テリアは小柄で脚が長く、フレンチ・ブルドッグとはまったくの逆の体型である事が伺えます。
 
短吻種系のテリアは比較的穏やかな子が多いと言われておりますが、では、ボストン・テリアの性格はどういう子が多いのでしょうか。
 
ボストン・テリアもやはり、基本的には優しい性格である子が多く、学習能力も高くしつけやすい為、非常に飼いやすい優秀な愛玩犬です。ただ、やんちゃな一面もある為、とても大人しい犬種であるとは断言できません。
 
飼い主さんの些細な気持ちの変化に敏感であり、飼い主さんによく注目している事が多いようです。
飼い主さんの気持ちも伝染しやすい為、飼い主さんが不機嫌な時はボストン・テリアも不機嫌になる…という事もあるでしょう。
 
飼い主さんの気持ちに呼応するという事は、愛情もかけたらかけた分だけボストン・テリアは愛情表現をしてくれます。フレンチ・ブルドッグよりは甘えん坊な性格ではないのですが、それでもボストン・テリアなりの愛情表現をしてくれます。

ボストン・テリアの飼い方

ボストン・テリアは遊ぶ事が大好きな活発な犬種です。その為、毎日の散歩は欠かせません。また、何かを追いかけるような遊びが好きな為、庭やドッグランなどでボール遊びをしてあげると良いでしょう。
 
ですが、ボストン・テリアもまた、他の短吻種と同じように暑さに弱く、興奮しやすい犬種です。身体の構造上、呼吸での体温調整が難しく、呼吸が荒くなるとボストン・テリアに負担がかかる為、夏場の外出は特に気を付けるようにしなくてはなりません。
夏場の長時間の外出は控え、散歩の際は朝や夕方に行うようにしましょう。熱中症にかかりやすい為、お水の持ち歩きも必要です。
 
また、ボストン・テリアは抜け毛が少ない犬種に思えますが、実際は抜け毛の量が多い犬種です。一本一本が太くてしっかりした毛である為、絨毯や洋服に刺さってしまうとなかなか取る事が出来ません。
被毛のお手入れ自体はラバーブラシなどで整えるだけで簡単ではあるのですが、それでも年中抜け毛が絶えないので、毎日のブラッシングは怠らないようにしましょう。

ボストン・テリアがかかりやすい病気・ケガ

チェリーアイ

ボストン・テリアのように眼が突出している犬種に多く見られるチェリーアイは、その名の通り、第三眼瞼(瞬膜)が外に飛び出してチェリーのように赤く腫れる病気です。
また、発症してしまうと目をこすったり、瞬きの回数が増えたり、涙を流したりと様々な行動の変化を見せます。
 
チェリーアイは、生まれつき眼の中にある組織が弱い為に発症しやすいという先天性と、外傷などにより発症するという後天性があります。ボストン・テリアは先天的に発症しやすいと言われている為、日ごろから気にかけてあげる必要があります。
 
この病気は、点眼薬、および外科手術による治療法がありますが、点眼薬での完治はよほど軽症でない限り効果が見られません。
第三眼瞼の切除、埋没の外科手術が基本的な治療となるのですが、切除手術は、チェリーアイが治っても、その後常にドライアイになりやすくなってしまう為、あまりお勧めは出来ません。
 
治療法は獣医師と相談のもと決めていくのが良いでしょう。

鼻腔狭窄

まさに、短吻種の代表的な遺伝性の病気と言っても良いでしょう。
ボストン・テリアの鼻は短くつぶれている為、非常に特徴的な見た目をしております。よくいびきをかく子や、鼻をブーブーグーグーならしている子が多いと言われるのですが、その症状がひどく見られる場合は、この鼻腔狭窄である可能性が非常に高いでしょう。
 
鼻腔狭窄は、鼻の穴、気道が狭くなってしまう病気です。
呼吸音をよく聞いてみると、苦しそうにしていたり、鼻水を普段からよく飛ばしていたりするようなら要注意です。この病気は、ひどいと呼吸困難を起こし、チアノーゼ状態になってしまう事もあるのです。
また、もともと熱中症にかかりやすいのではあるのですが、鼻腔狭窄の子の場合は、更にリスクが高まると言われております。これはうまく呼吸が出来ない為と言えるでしょう。
 
鼻腔狭窄は先天性の奇形である為、対策方法はありません。鼻の穴が狭くても大抵が手術をするまでもないという子が多い為、飼い主さんが暑い日に外に出さない、激しい運動をさせないといった生活をする保存療法をとり、ボストン・テリアに負担がかからないようにしております。
 
麻酔に敏感なボストン・テリアにあまり手術をさせたくないという飼い主さんも多いようです。ですが、常に息苦しそうで呼吸困難が見られるほどの重症の子でない限りは、手術をしなければ改善できません。
鼻の穴を広げる手術をすれば呼吸もしやすく負担も減るので、ボストン・テリアの為にも
一度動物病院に相談すると良いでしょう。

膝蓋骨脱臼

ボストン・テリアは、とても活発でいたずら好き、ボール遊びが大好きな犬種です。その為、この病気に陥りやすい傾向があるでしょう。
もともとボストン・テリアは膝が弱い傾向があり、膝関節に疾患を起こす事がよく見られます。その中でもこの膝蓋骨脱臼は代表的でしょう。
 
膝のお皿が外れてしまうこの病気は、まずグレード1~4に分かれて症状が異なります。グレード1はほとんど症状が現れず、あまり痛みも感じません。治療法もサプリメントや、生活の改善などで様子も見る事になるでしょう。
 
2、3になると歩行異常が見られ、片足でぴょんぴょん歩きにくそうにしたり、脚を常に上げたり、食欲がなくなったりと、炎症による痛みで明らかな行動の変化が見られます。治療法もこのあたりから外科手術をすすめられるようになるでしょう。
 
グレード4にもなると、歩行する事すら難しくなり、排泄も一人ではできず、寝たきりになる事が多く見られます。外科手術は避けられないのですが、長期的なリハビリをしても効果がない場合があるでしょう。
 
この病気は、発症しても発症していなくても、負担がかからないようにする事が重要です。足腰に負担がかかる激しい運動はさせない・滑りやすい床には絨毯を敷く・階段の昇り降りを避ける・肥満にさせないといった、自宅でも出来る対策を取る事で、症状の進行を止める、または予防をする事が出来ます。
 
愛犬の為にも、まずは生活を見直してみると良いでしょう。