ブルドッグの性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • 不愛想で無表情…がっちりとした体格が拍車をかける愛嬌のない犬!?
  • でも本当はとっても穏やかで心優しいひょうきんな性格のブルドッグ!
  • 短吻種によくある病気に気を付けて少しでも長生きできるようにしよう!

ブルドッグの性格・飼い方

ブルドッグの性格

フレンチブルドッグやボストンテリアなど数多くの「鼻ぺちゃ犬」は、熱烈なファンが固定するほどの人気を得ています。その多くの「鼻ぺちゃ犬」の中でも、代表的とも言えるだろうブルドッグは、実は日本国内ではさほど親しまれておらず、人気も今一つの存在です。
 
ブルドッグがもとで作出されたフレンチブルドッグやボストンテリアの人気が高いせいもありますが、何といっても強面な顔に、あまり良い印象を抱かないからではないでしょうか。加えてむっちりとがたいの良い身体つき、無表情で不愛想なしかめっ面は、更に悪い印象を助長させます。

見た目通り、愛嬌のない不機嫌な犬種かと思いきや、実際は人懐こく心優しい一面を見せるなんともギャップの激しい犬なのです。物静かなブルドッグは、飼い主さんに対して一心の愛情を向けますが、時折頑固強情なところを見せます。ですが、基本的には素直な性格である為、非常に良い性格と言っても良いでしょう。
あまり吠えないというのも魅力の一つです。
 
独特な顔をしたブルドッグですが、飼い主さんや家族の方に甘える可愛い一面を見せてくれます。甘えてくる時の表情はにっこりと笑い、普段の様子とは大違いでしょう。
 
また、自分が人間と思っているのか、ブルドッグが見せるひょうきんな姿に笑いが絶えない生活になる事間違いありません。一度飼ってみなくてはわからない、魅力がたっぷりつまった愛玩犬といっても良いでしょう。

ブルドッグの飼い方

鼻が低いという身体的特徴のせいで、呼吸器に常に負担がかかっている状態がかかっているブルドッグは、平均寿命が短いと言われております。その為、私達人間が少しでもブルドッグに負担がかからないように努力しなければなりません。
 
まず、ブルドッグは暑さに弱いです。
想像以上の暑さに対する適応能力が低い為、「これくらいで?」というくらいですぐにぐったりしてしまいます。熱中症のかかりやすさは全犬種合わせて上位、熱中症で命を落としているブルドッグも少なくありません。
一日中クーラーをつけた状態にする覚悟はしておきましょう。
 
夏の散歩は出来る事なら時間を普段より更に短くし、陽が完全にのぼる前の朝方か、陽がしずむ頃の夕方以降にすると良いです。
実は、寒さにも弱いブルドッグは、暑さよりは多少耐えられるのですが、それでも体調崩してしまう可能性がある為、冬も油断は出来ません。
 
また、泳ぐ事も激しく走り回る事も出来ない為、肥満になりやすい傾向があります。肥満になってしまいますと、様々な病気を発症してしまう為、飼い主さんは食事管理をする必要があります。
 
ブルドッグの飼い方は決して初心者向けとは言えませんが、しっかりとブルドッグの特性を理解しておけば、問題なく飼う事が出来ます。
ブルドッグの為に時間を費やす事が出来る飼い主さんが相性と良いでしょう。

ブルドッグがかかりやすい病気・ケガ

股関節形成不全

先天性異常である事が多いこの病気は、大体7ヶ月~10ヶ月くらいの成長期に発症する事が多いでしょう。大腿骨の先端が股関節に正常にはまらない状態になり、腰をくねくね横に振りながら歩く「モンローウォーク」になる、または、ぴょんぴょんウサギとびのように跳ねて歩くようになります。
 
重症な子は脚をひきずる、座る時に足を崩す、立ち上がれない、歩く事すら嫌がるなどの症状が見られます。 
急激な成長により骨と筋肉がアンバランスになる事と、仔犬の頃の激しい運動による足腰への負荷で発症するのですが、肥満による足腰への異常な負担でも発症する事があるとされています。
 
極度な肥満は、常に足腰に負担をかけている状態であり、特に仔犬の頃の肥満は余計な脂肪のせいで骨と筋肉がバランスよく成長しない為、リスクが更に高まるでしょう。ブルドッグのような上体ががっちりと重い身体の犬種は特に、です。
 
大抵はサプリメントなどで経過を見ていくのですが、中には重症の子もいます。重症の場合は、骨盤を形成する個所を切断する骨頭切除や人工関節を置き換え、大腿骨が外れにくいようにする外科手術をすすめられるでしょう。
 
また、ブルドッグは麻酔に弱い為、なるべくなら外科手術は避けたいものです。発症させない為にも、肥満にならないよう徹底した食事管理をするようにしましょう。

眼瞼内反症・眼瞼外反症

ブルドッグは目が前に突出している為、眼病になりやすいと言われております。角膜炎や角膜腫瘍や眼瞼内反症になってしまうと、視力低下が見られる為、発症しない為にも予防しなければなりません。
 
それらの眼病の原因でもある眼瞼内反症は、ブルドッグが発症しやすく、色々な眼病を引き起こしてしまう病気です。
名前の通り、瞼が内側に曲がってしまい、睫毛が常に逆さ睫毛状態、結果として直接眼球を刺激し眼球を傷つけてしまいます。
目が腫れて赤くなる、涙が出る、目をかく仕草、などといった症状が現れ、常に痛みを感じるようになるでしょう。
 
遺伝疾患である為、目が開いて間もない状態ですでに眼瞼内反症を引き起こしてしまっている子もいます。あるいは、外傷による後天的に発症する事もあるのですが、基本的にブルドッグは生まれつき発症する事が多いでしょう。
瞼を正常に整形する外科手術での治療が望ましいです。
 
また、逆に瞼が外側にめくれてしまう眼瞼外反症という病気もブルドッグが発症しやすい病気と言われております。発症する原因も、治療法も眼瞼内反症とほぼ同じなのですが、症例に関しては多少異なります。
 
瞼が外側にめくれている為、まばたきが正常に行えず、結果としてドライアイや結膜炎の二次疾患が起きているでしょう。
いずれにせよ、どちらも角膜が傷ついている状態である為、早急に治療にとりかからない病気であるので、注意が必要です。

鼻腔狭窄

鼻腔狭窄は、簡単に言うと鼻の穴が狭くなり、気道がつぶれてしまっている事で呼吸が苦しくなる病気です。短吻種ゆえの遺伝性の病気と言っても良いでしょう。
ブルドッグは生まれつきよだれが多く、いびきもうるさく、息も荒い事が多いですが、中には生まれつき他の子よりも明らかに鼻の穴が狭くなっている子がおります。
 
鼻をブーブーグーグーならしていたり、鼻水を飛ばしたりする事がひどく見られる場合は、要注意です。この病気は、ひどいと呼吸困難を起こし、チアノーゼ状態になってしまう事もある為、大変危険です。
また、鼻腔狭窄ではないブルドッグよりも更に熱中症になるリスクが高い為、夏は特に気を付けなければなりません。
 
鼻腔狭窄は先天性の奇形である為、対策方法はありません。また、呼吸困難を頻繁に起こすほど重要な子は、手術が必要となるでしょう。ですが、基本的には、飼い主さんが暑い日に外に出さない、激しい運動をさせない、興奮させないといった生活をして負担をかけさせないようにしている方がほとんどです。
 
フレンチブルドッグやボストンテリアよりも、ブルドッグは呼吸器に負担がかかりやすい為、出来る事なら手術が望ましいでしょう。鼻の穴を広げる手術をすれば呼吸もしやすく負担も減ります。
獣医師と相談のもと、治療方針をかためていくと良いでしょう。