ゴールデン・レトリーバーの性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • 心優しい人間のパートナー♪愛情深く、いつでも飼い主さんと一心同体!
  • 肥満になる傾向強し?食事と運動はバランスよくしよう
  • 病気が多いゴールデン・レトリーバーの病気について把握しておこう

ゴールデン・レトリーバーの性格・飼い方

ゴールデン・レトリーバーの性格

大型犬の中ではトップクラスの飼いやすさでしょう。その飼いやすさ、魅力というものはまずその性格の良さにあります。
明るく穏やかで優しく攻撃性がない、また、利口で従順というまさに人間のベストパートナーと言っても良いゴールデン・レトリーバーは、人の言う事をよく聞き、飼い主さんの笑顔を見る事を喜びとします。

愛情を飼い主さんに対して一心に向け、一度信頼関係を築いたならば決して裏切る事はありません。いつでも元気いっぱい、飼い主さんと共に過ごし、遊び、空間を共有する事を幸せに感じるゴールデン・レトリーバーは、とても表情豊かです。
 
飼い主さんに悲しい事があれば同じように悲しい表情をし、飼い主さんに嬉しい事があれば同じように嬉しい表情をします。一心同体と言っても過言ではありません。
逆に飼い主さんに叱られた時は、不幸のどん底にいるかのように落ち込み、すねてしまいます。
 
仔犬の頃はいつでもスイッチが入っているように元気いっぱいで、いたずらに悩まされるかもしれません。ですが、問題行動を起こしたとしても所詮ゴールデン・レトリーバーです。
矯正はいくらでもききますし、一定の年齢がくればある程度落ち着いてくるでしょう。
 
子供からお年寄りまで、老若男女問わず飼いやすいゴールデン・レトリーバーは、欠点がないと言っても良いです。見知らぬ人でも犬でも仲良くなれるような性格の良さは他の犬種にはあまり見られないでしょう。
ゴールデン・レトリーバーは人間が生涯を共に過ごすのに適した愛玩犬です。

ゴールデン・レトリーバーの飼い方

性格が良く、訓練性能も高い非常に優秀なゴールデン・レトリーバーですが、天は二物を与えず。健康面に関しては管理しにくく、病気や怪我をしがちと言っても良いでしょう。
 
一時期大流行をしたゴールデン・レトリーバーは、あちこちで乱繁殖が行われた為に、遺伝性疾患を抱えた子が次々に増えていきました。
その為、ゴールデン・レトリーバーによく見られる遺伝性疾患が多く、病気をした事がない健康的な子は非常に少ないでしょう。
 
また、体質上肥満になりやすい為、肥満が原因で怪我や病気をする事が多いです。ゴールデン・レトリーバーが「ちょうだい」という甘えた姿を見てついつい甘やかしておやつをあげたり、人間のごはんをあげたりという、肥満の原因は、ほとんどが飼い主さんの責任と言っても良いでしょう。
 
表情豊かであるゴールデン・レトリーバーが喜ぶ姿を見たくなる気持ちはわかりますが、肥満は様々な病気を発症する可能性を高める為、その甘やかし行為はただの虐待です。
 
おいしいものを食べさせている瞬間はお互い嬉しいかもしれませんが、肥満になり、いずれ病気や怪我をするようになります。その時のゴールデン・レトリーバーのつらく苦しんでいる姿は見たくないはずです。
愛犬の為にも、バランスの良い食事と運動をさせて、健康を意識した生活を送るようにしましょう。

ゴールデン・レトリーバーがかかりやすい病気・ケガ

股関節形成不全

股関節形成不全は、ゴールデン・レトリーバーの代表的な病気と言っても良いでしょう。ほとんどのゴールデン・レトリーバーがこの病気を発症しており、発症していない子を探す事のほうが難しいと言われているほどです。
 
もともと股関節が正常でない上に、成長期の急激な成長により股関節が更にずれていき、骨と筋肉がバランスよく成長する事が出来ずに常に亜脱臼を起こしてしまいます。
大腿骨の先端が常に股関節に正常にはまらない事から、違和感、痛みを伴う為、普通ではない歩き方をするようになるでしょう。
 
歩く時に腰をくねくね横にふりながら歩いているようでしたら要注意です。この歩き方は「モンローウォーク」と言い、何も知らない方からしたら、歩き方が変わっている、かわいい、などと流してしまって特に気に掛ける事がない場合があります。
 
ですが、くねくね歩くだけでなく、重症になればなるほど痛みが強くなり、脚をひきずる、座る時に足を崩す、ウサギとび、立ち上がれない、寝たきりなどの症状が見せるでしょう。
 
この病気は、生まれつき股関節形成不全である子が多い為、それ以上悪化させないように、飼い主さんが気を付けなければなりません。ゴールデン・レトリーバーは、成長期のみならず、成犬になっても肥満になりやすい傾向があります。
 
極度な肥満は常に足腰に負担をかけている状態であり、肥満は余計な脂肪のせいで骨と筋肉がバランスよく成長しない為、痩せている子より発症率がかなり上がります。肥満の状態で激しい運動をしようものなら、更に悪化してしまうでしょう。
また、常に足腰に負担がかからないように、フローリングなど滑りやすい床には絨毯をしくようにする必要があります。
 
軽症の場合は、鎮痛剤などの投薬と生活改善で治療していきますが、重症の場合は、骨盤を形成する個所を切断する骨頭切除、人工関節を置き換え、大腿骨が外れにくいようにする手術などの外科手術となるので、その子に合わせて、治療していきましょう。

胃捻転

胃捻転は名前の通り胃の中でガスが発生し、なんらかの刺激により胃が捻じれてしまう病気です。胃が捻じれる事くらい大した事のないように思えますが、この病気は突然起こり、発症すると数時間で命を落としてしまうほど恐ろしい病気なのです。
実際、テレビで活躍していたレトリーバー種のタレント犬が胃捻転で命を落としています。
 
胃が捻じれる事で胃を常に締め付ける状態となり、食べ物の消化不良、血液が循環しない、周辺の臓器の機能低下、壊死といった様々な症状が体内で起こります。
その為、腹部がふくらむ、嘔吐、えづき、よだれ、げっぷ、落ち着かない、腹痛などの様子を見せるでしょう。
 
治療は、胃の中に溜まったガスを抜く、外科手術で捻じれた胃を元に戻すなどあります。
ですが、周囲の臓器が壊死している場合は後遺症が残る、または数日後に命を落とすという事もあるでしょう。
その為、早期発見、一刻も早く治療に取り組まなければなりません。手遅れになる前に病院へ連れていくようにしましょう。
 
また、胃捻転は一部食事の仕方に問題ある子に発症しやすいと言われております。
一度に大量の食事を与えない、早食いさせない、食事を2~3回に分ける、大量の水を食事前後に与えない、食後最低2時間は運動させない、これらを守るだけでも発症率は下がると言われております。
 
特に、ドライフードはガスが発生しやすいと言われておりますので、一度食事内容を見直し、発症しないように予防すると良いでしょう。

悪性腫瘍

悪性腫瘍。別名「ガン」と言われる病気は人々の命を脅かす病気として知られているでしょう。ガンは何も人間だけにかかるのではなく、犬もまたかかると言われております。
特にゴールデン・レトリーバーは好発品種であり、全犬種の中でも最も多く発症とされております。実際、ゴールデン・レトリーバーの死亡原因の約半数以上がガンと言われているのです。
 
ガンを発症すると、身体中体内の至る所に腫瘍というものが出来、細胞の栄養分を吸収、組織を破壊してしまいます。その為、栄養不足、全身の機能不全、ホルモンバランスの崩壊などといった事が体内で起こるでしょう。
 
体重減少、食欲不振、身体に不自然なしこり、元気がないと言った様子を見せます。犬のガンは人の3倍以上の早さで進行していき、気づいた時にはあちこちに腫瘍が転移し、末期のガンであったという事が多々あります。
主に遺伝的体質、老化が原因である為、予防する術はありません。その為、早期発見して症状を緩和させる治療を早急に行うべきでしょう。
 
人と同じように完治は難しく長生きは出来ない病気とされてきましたが、近年、医療の発達により初期段階であれば延命可能となりました。
手術をしてガン細胞の除去、投薬治療、放射線治療など様々な治療法がありますが、一番は飼い主さんのケアとなるでしょう。

飼い主さんの気持ちは犬に伝播します。悲しい気持ちにならないよう常に明るい気持ちで接し、いつも以上に楽しく遊ぶ事でも充分な治療となります。
実際、余命数ヶ月と言われたゴールデン・レトリーバーが、飼い主さんと一緒に旅行や遊ぶ機会を増やしてまったくストレスのない生活をしていたところ、数年以上生き、ゴールデン・レトリーバーの平均寿命より生きる事が出来たという話もあるのです。
 
ガンが発覚したら、治療に後ろ向きにならないよう、悲観的にならないようにゴールデン・レトリーバーに寄り添ってあげるようにしましょう。それが最大の治療法です。