カニンヘン・ダックスフンドの性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • ミニチュア・ダックスフンドより更に小さい!?更に小さい胴長短足ちゃん♪
  • ロングコートは特に飼いやすい初心者向けのカニンヘン・ダックスフンド!
  • ヘルニアにご注意を!足腰が弱いからこそ飼い主さんがしっかり管理してあげよう!

カニンヘン・ダックスフンドの性格・飼い方

カニンヘン・ダックスフンドの性格

ダックスフンドといえば、ミニチュア・ダックスフンドを想像される方がほとんどです。ですが、ミニチュア・ダックスフンドよりも更に小さなカニンヘン・ダックスフンドという犬種がいる事をご存知でしょうか。
 
カニンヘン・ダックスフンドは、性格そのものはミニチュア・ダックスフンドと変わらないと言われております。明るく甘えん坊で活発。人を喜ばす事が好きな犬種ですので、ご家庭に笑顔を運んでくれるでしょう
ミニチュア・ダックスフンドより多少落ち着きがない、という声もありますが、身体が小さい為、俊敏かつ軽快に動く姿がそのように見えるのかもしれません。
 
また、毛質によって性格が異なるとも言われております。
スムースタイプは、もとのダックスフンドとしての狩猟本能が強く非常に陽気で活発です。テリアの気質が入ったワイヤータイプは、少々気が強いところがあり、あまり初心者向けではありません。そして、家庭犬用に改良に改良を重ねたロングヘアーは、初心者向けで飼いやすいでしょう。
 
スムースはアクティブな方向け。ワイヤーは珍しいタイプが好きという方向け。ロングは初心者向け。
それぞれタイプによって性格も見た目も異なってきますが、実際はそこまで大きく違いはありません。多少の違いはあるものの、カニンヘン・ダックスフンドは全体的に飼いやすい犬種と言えるでしょう。

カニンヘン・ダックスフンドの飼い方

カニンヘン・ダックスフンドを飼う上で気を付けなければならない事は、その特徴的な体形からくるものばかりです。
胴長短足であるカニンヘン・ダックスフンドは、他にはない独特な体形に魅力を感じる方が多いのですが、その最大の魅力でもあり、長所でもある胴長短足は、時に様々な悩み事を生み出します。
 
よくある失敗として多いのが、トイレです。前足だけペットシーツに乗っているのに、後ろ足がはみ出てしまっている為、おしっこがすべてダダ漏れ。カニンヘン・ダックスフンドは身体が小さいので、一番小さいサイズのシーツを購入してしまいがちですが、トイレトレーニングが完璧になるまでは一回り大きめのものを使うようにしましょう。
 
また、洋服のサイズが合わないという事もあります。店頭、あるいはネットで購入した洋服をいざ着させた時、まったくサイズが合わずに捨ててしまった、という失敗もよく耳にします。
ダックスフンドのような体形は、「DS」や「DM」といったダックスフンドサイズで表記されている服を購入しましょう。
 
そして、最後に一番気を付けなければならない事は肥満です。運動不足になりがちなカニンヘン・ダックスフンドは、もともと肥満になりやすい為、充分気を付けて管理をしなければなりません。
充実した運動は、肥満予防にもなりますし、問題行動を防ぐ事も出来ます。その子にあった運動をしてあげて、ストレスのない生活にしてあげましょう。

カニンヘン・ダックスフンドがかかりやすい病気・ケガ

椎間板ヘルニア

カニンヘン・ダックスフンドしかり、コーギーしかり、胴長短足である犬種は、非常に足腰に負担がかかりやすく、他の犬種と比べて椎間板ヘルニアという病気を発症しやすいです。
 
背骨の中にある椎間板という組織が変形し、変形した椎間板がそのまま脊髄に刺さり、様々な神経障害を引き起こしてしまうこの病気は、老化が原因と言われておりますが、カニンヘン・ダックスフンドの場合、年齢問わず、1歳の子でも発症する可能性があるのです。
 
初期症状は散歩を嫌がる、散歩の途中何度も立ち止まるなどといった行動を見せますが、悪化して徐々に麻痺が広がっていく事で、最終的にはトイレが自力で出来ない、歩行困難になり車いすが必要になるといった状態にまでなります。
 
そして更に、痛みすらなくなってしまうグレード5まで進行すると、10パーセントほどの確率で発症しやすいとされる進行性脊髄軟化症という病気になる可能性が生じます。
発症してしまえば数日で命を落としてしまうこの病気は、明確な治療法はなく、外科手術で治療しても100パーセント治るかどうかは断言できません。
 
椎間板ヘルニアは、病気が発覚次第、更に進行させない為にも早急に治療と対策を取らなければなりません。取り返しがつかなくなる前に、生活環境の見直し(階段など)、肥満対策として適度な運動と食事管理をしましょう。
足腰に負担がかかるような事は厳禁です。そうする事でだいぶ進行を抑える事が出来ますが、一度診断が下されたら、念のため定期的に病院で検査をするようにしましょう。

外耳炎

カニンヘン・ダックスフンドに多く見られる病気の一つ、命にかかわるほどではありませんが、外耳炎という耳の病気もあります。
カニンヘン・ダックスフンドのような垂れた耳は、風通しも悪く、中で熱も汚れもこもりやすい為、菌が繁殖しやすいです。
 
耳の中で汚れや菌が大量に発生すると、黒く悪臭を発する耳垢がびっしりと詰まるようになるでしょう。耳にこびりついてしまっている為、激しいかゆみが起き、床に耳をこすりつける、耳を触るのを嫌がる、頭を振るなどといった行動をとるようになるのです。
 
めくらなくても強烈な臭いがする、耳が腫れている、湿疹などがあったら早急に病院へ行きましょう。その状態まで悪化しているのならば、そう簡単に耳掃除だけでは治りません。
 
たかが耳垢がこびいついているだけ、と思ってしまうかもしれませんが、外耳炎は進行してしまうと内部まで炎症してしまい、中耳炎を起こしてしまいます。
中耳炎は初期の状態ならば点耳薬で治療をしますが、中耳炎も更に進行してしまいますと、鼓膜を切るなどといった大掛かりな手術をしなければなりません。
 
カニンヘン・ダックスフンドのような垂れ耳の子は毎日耳のお手入れをしても良いくらいです。こまめな耳掃除、寝ている時に耳をめくってあげて風通しを良くするなどの予防をしましょう。
外耳炎は飼い主さんのお手入れの怠慢からくるものですので、しっかりとケアしてあげる事が重要です。

進行性網膜萎縮症

目の中にある光を吸収する個所に異常が起き、網膜が萎縮していく進行性の目の病気です。暗いところが見えづらくなり、夜の散歩を嫌がる夜盲症から始まり、徐々に視力が低下、昼間でも見えづらくなり、最終的には失明に至ります。
 
夜道を散歩していて普段と違った様子、例えば物にぶつかる、溝にはまる、音に驚く、歩くのを嫌がるといった行動が見られるようになったら、夜盲症がすでに始まっている証拠です。早急に病院へ行きましょう。
 
最終的に失明してしまう進行性のこの病気は、残念ながら治療法も予防法もありません。この病気は遺伝で発症する病気である為、親兄弟の発症歴があるかどうか健康状態を確認し、遺伝子を持っている可能性があるならば、事前に理解しておく必要があります。
 
主な対策は、飼い主さんがカニンヘン・ダックスフンドに負担がかからないように生活を合わせてあげる事です。夜の散歩をひかえ、昼の散歩はよく行く見知ったところ、人通りの少ない静かな場所にしましょう。
 
また、室内はカニンヘン・ダックスフンドが慣れている環境のままにしておきましょう。物の位置を変えない、ごちゃごちゃした物を置かない、カニンヘン・ダックスフンドが静かに落ち着ける場所を作ってあげるなどといった工夫が必要です。
生涯付き合っていかなければならない病気であるからこそ、カニンヘン・ダックスフンドに負担がかからないようにしてあげましょう。