マルチーズの性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • 昭和からの人気犬種!誰でも飼いやすいマルチーズはみんなの人気者
  • さらさらシルクのような毛並みを綺麗に整えて自慢のマルチーズに♪
  • 見た目通りデリケートな部分がいっぱい!愛犬を守ってあげよう

マルチーズの性格・飼い方

マルチーズの性格

昭和の高度経済成長期に、愛玩犬として親しまれたマルチーズ。当時マルチーズは高級犬として扱われ、人々はマルチーズを飼う事をステータスとしておりました。
確かに、シルクのような滑らかな肌触りの毛並みに愛らしい仕草、そして愛情深く素直な性格は、愛玩犬として非常に優秀です。
今でもマルチーズは安定した人気を得ています。
 
基本的にマルチーズは大人しくおおらかな性格ですが、活発に遊ぶ一面もある為、時折その綺麗な白い毛並みを汚してしまう事もあります。のんびり散歩よりもボールなどで飼い主さんと一緒に走り回りながら遊ぶ事が大好きなところも、見た目からは想像も出来ません。
 
活発で愛情深く、遊び好きな点から人見知りをしない犬種に思われますが、見知らぬ人に対しては警戒心が強い為、大きな声で吠えてしまう事があるでしょう。
神経質なところが玉にきずですが、利口なマルチーズは、見知らぬ人でも打ち解ければ吠える事もなくなり、本来の愛情深い一面を見せてくれます。
 
ずっと吠えて暴れるような騒がしい事はない為、子供からご年配の方まで親しまれる非常に飼いやすい犬種です。
どんな家庭でも安心して飼える犬種、それがマルチーズの最大の魅力でしょう。

マルチーズの飼い方

マルチーズはシルクのような被毛を綺麗に保つ事が非常に難しい犬種です。ドッグショーなどで見かけるスタイルで、地面にまで達するほどの毛が長く伸びているフルコートは、まず一般家庭で維持する事は無理に等しいでしょう。
 
その白い被毛は、おしっこ汚れや涙やけによる汚れが目立ちやすく、歩いているだけでも地面の汚れがついてしまう為、どうしてもフルコートの状態で飼育をしたいという方は相当な努力が要求されます。

大抵の一般家庭は、短くカットしたり、毛を結んだりしている事が多いです。抜け毛が少ない犬種ですが、シングルコートは人の髪の毛のように伸び続けてしまう為、定期的にサロンでのカットが必要となります。
 
また、毛が柔らかい為もつれやすく毛玉になりやすい為、毎日のブラッシングはかかせません。
白い毛を汚さない為にも、排泄後は拭いたり、食後の口回りを拭いたり、目の周りも濡らしたタオルで軽く拭いたりしなければなりません。
手入れだけはしっかりとやるようにしましょう。

マルチーズがかかりやすい病気・ケガ

流涙症

他の犬種でも見られるのですが、マルチーズにとって流涙症は最大の敵とも言えるでしょう。流涙症は簡単に言うと涙やけの状態を指します。目の周りの被毛が茶色くなっているので、白い被毛のマルチーズの涙やけは非常に目立ちます。
 
涙そのものは被毛を変色させる成分はないのですが、涙で濡れた個所はバクテリアが繁殖しやすく、その繁殖したバクテリアによって茶色くなってしまいます。
 
犬は感情で涙を流す事なく、外部からの刺激を主に、逆さ睫毛やアレルギー、眼病が原因となって涙を流します。
また、涙管という器官に先天性異常がある為に、目から常に涙が出る状態になる場合もあります。
 
まずは原因を特定し、それに合わせた治療が必要となります。大抵は外部からの刺激、眼病によるものが多く、目薬などで異物を除去する治療がメインになるのですが、涙管の先天性異常の場合は、外科手術での治療となります。
 
たかが涙やけ、と放置される方が見られますが、目の周りが茶色という事は、常に目の周りにバクテリアが繁殖している事です。
様々な眼病を起こしかねないので、早急に対処するようにしましょう。

僧帽弁閉鎖不全症

ある程度年齢を重ねたマルチーズに多く見られる心臓病です。心臓の一部である僧帽弁が変形してしまった結果、正常に機能しなくなる病気です。
心臓はポンプのように全身に血液を一定方向に送り込む役割がありますが、この僧帽弁が正常に機能しなくなってしまう事で、血液が逆流してしまうのです。
 
血液が逆流してしまうと、咳が続いたり、散歩の後に倒れたり、呼吸が荒くなったりという症状が見られます。進行すると突然死もあり得る為、危険な病気とも言えます。
ですが、僧帽弁閉鎖不全症自体を治す術はなく、発症してしまったら内服薬を生涯服用する事になるでしょう。薬である程度進行を遅らせ、心臓に負担をかけさせない事で症状を緩和させます。
 
この心臓病は、早期発見がポイントとなります。だいぶ進行してからの内服薬での治療はほとんど効果を得られず、寿命も短くなってしまいます。
マルチーズが苦しそうにしている時が見られるのならば、一度病院で検査をする事をオススメします。
 
病気が発覚したら、なるべく興奮させない、激しい運動をさせないなど、心臓に負担がかからないように接する事を心がけましょう。

歯周病

歯周病は何も口臭が発生するだけではありません。口の中にたまった歯石や歯垢が常にあるという事は、常に口の中に細菌がいるという事で、その細菌の成分により歯茎を炎症させていきます。
 
炎症すると、歯と歯茎の間に隙間が出来、その隙間に更に菌が入り込んでいき、内部まで炎症させていくのです。この状態が更に深刻化すると、皮膚や骨を溶かすようになり、頬に穴が開きます。
この危険な状態を「歯瘻」と言います。
 
歯周病は進行すると、上記のような歯瘻だけでなく、様々な臓器にまで影響を及ぼします。口臭がするという事は、歯周病の可能性があり、新たな病気の始まりでもあるのです。
定期的に口の中を見て歯の根元をチェックしましょう。
 
また、頬が腫れているようでしたら、皮膚の確認をし、皮膚に異常が見られなければ早急に病院へ行きましょう。炎症が進行し、歯瘻になる一歩手前でもありますので要注意です。
 
当たり前ではありますが、日ごろから歯磨きをして口腔内を常に清潔に保つ事が歯周病予防になります。歯磨きが苦手なマルチーズでしたら、食生活を見直してみましょう。
缶詰など柔らかい物を普段から食べているのならば、メインをドライフードにしてみたり、ロープのおもちゃを与えたり、おやつに骨ガムを与えるだけでも充分予防になります。