ミニチュア・ピンシャーの性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • まるで小さなドーベルマン!?小さく華奢なミニチュア・ピンシャー♪
  • 小さくても勇気100倍!家族を守る為に勇敢に立ち向かいます
  • 遺伝性疾患が多い犬種だからこそ無茶はさせないように!

ミニチュア・ピンシャーの性格・飼い方

ミニチュア・ピンシャーの性格

まるで小さなドーベルマンのような見た目のミニチュア・ピンシャー。ですが、その体格はドーベルマンに似ても似つかないとても小さく華奢な小型犬です。
その華奢な姿から臆病の子が多いように思えますが、実際はまったくの逆と言って良いでしょう。
 
勇敢で大胆、防衛本能が強い為、自分のテリトリーに侵入してきた見知らぬ者に対して攻撃性を示す事があります。勇ましく立ち向かい咬みつく為、番犬として非常に優秀です。
ただし、仔犬のうちからしっかりと信頼関係を築いていない場合、成犬になった際、飼い主さんに対して攻撃する恐れがあります。
性格を理解し、しっかりとしつけをしておく必要があると言えるでしょう。
 
気性が荒く、神経質な一面もあるミニチュア・ピンシャーですが、実は遊ぶ事といたずらが好きな犬種です。室内を忙しなく動き回る姿はとてもかわいらしいのですが、時にその大胆ないたずらにがっくり肩を落としてしまう事もあるでしょう。
 
不愛想で気の強い犬種に思えますが、実際は家族を大事にする優秀な家庭犬です。見知らぬ者に対して攻撃性を示すのは、家族を守る為の防衛本能と言えます。
ただやたらと吠えているわけではない事を理解してあげましょう。

ミニチュア・ピンシャーの飼い方

ミニチュア・ピンシャーを飼う上で気を付ける事は、しつけです。予備知識もないままミニチュア・ピンシャーの見た目に惹かれて購入に至った方は、特に気を付けなければなりません。
 
仔犬の頃からのしつけは、一歩間違えてしまえば取り返しのつかない事になります。個体差もありますが、吠えたり咬んだりする問題行動が多々見られるので、矯正させる為に大抵の方が厳しく叱りつけるしつけをするかと思われます。
 
ですが、叱るしつけはかえって逆効果になりかねません。叱る事で更に攻撃性が増してしまい、今まで甘噛みだった行為が、やがて血が滲むまで咬みつく本気咬みになるでしょう。
そうならないよう、叱るよりも、教えるようにしつけしましょう。仔犬の頃からリーダーとなってミニチュア・ピンシャーを導いてあげれば、信頼関係を築く事が出来、優秀なパートナーとして家族の側にいます。
 
また、遊ぶ事が大好きな活発な犬種である為、日ごろからの散歩は欠かさないようにしましょう。時折、ドッグランなどで走らせる運動も組むと、ミニチュア・ピンシャーにとって更にストレスのない生活になります。
ストレスがない生活は問題行動を抑止する事も出来ます。ミニチュア・ピンシャーの為にも、家族の為にも、快適な生活になるように心がけましょう。

ミニチュア・ピンシャーがかかりやすい病気・ケガ

レッグペルテス病

レッグペルテス病は、ミニチュア・ピンシャーが特にかかりやすい病気とも言える病気であり、進行するにつれ歩行困難になる為、非常に厄介な病気です。
別名、大腿骨壊死症とも言われており、その名の通り大腿骨の付け根の付け根が腐ってしまう病気です。基本的には片脚のみの発症なのですが、まれに両脚という症例もあります。
 
遺伝が関連していると言われておりますが、他に栄養障害なども原因として考えらえます。ですが、現在明確に原因はわかっていない為、予防する事は困難と言えるでしょう。
 
初期症状は脚をかばう程度なのですが、進行するにつれ、脚をひきずる、抱っこされるのを嫌がる、食欲低下、という症状になります。この時、患部付近で神経痛を伴う為、うかつに触らないようにしましょう。
中には痛みで咬みついてくる子もいるので、注意が必要です。

症状がまだ初期で、軽い段階であるならば、内服薬や運動制限をして経過を見るのですが、大抵は外科手術での治療となります。
外科手術は、壊死した大腿骨頭を切除するので、痛みがなくなり、歩行異常は改善されるのですが、長期的にリハビリしなければなりません。
症状が後期まで進んでいた子は、術後でも運動時に脚を引きずるなどの姿が見られるのですが、大きな問題はありません。
 
その為、早い段階での治療が望ましいです。4ヶ月~1歳の時期に発症する事が多いとされる為、この時期はミニチュア・ピンシャーを気に掛けるように接するようにしましょう。

進行性網膜萎縮

その進行性という名の通り、一度発症してしまえばどんどん病気が進行してしまう病気です。別名PRAとも言われているこの病気は、まず夜に目が見えづらくなる夜盲症になり、視力が低下していきます。
夜、散歩中に立ち止まったり物にぶつかったり、散歩に行く事を嫌がるようになったら要注意です。そして、病気が進行していくと昼間でも目が見えなくなり、失明してしまいます。

現在有効な治療法が見つかっておらず、進行を遅らせる為の内服薬で対策をするのですが、完全な治療法ではない為、長期間での治療となるでしょう。また、発症する時期は個体差がある為、中には1歳で発症する子もおり、寿命まで十年以上病気と付き合わなければなりません。
発症しない子もいますが、大抵が発症してしまうのがこの病気です。
 
発症する原因はわかっておらず、遺伝が関係していると言われている為、親兄弟に発症歴がある子は発症する可能性が高いでしょう。
 
少しでも進行を遅くする為にも、まずは早期発見が望ましいです。その為にも、ミニチュア・ピンシャーの行動に常に注目しなければなりません。
進行性網膜萎縮の病気と上手に付き合っていくには、室内のミニチュア・ピンシャーの行動スペースになるべく物を置かないようにし、頻繁に模様替えをしてミニチュア・ピンシャーを混乱させないようにしましょう。生活しやすいように飼い主さんが気を付けるようにする事も、非常に重要な事です。

膝蓋骨脱臼

ミニチュア・ピンシャーは華奢な見た目通り、骨や筋肉に先天性異常が見られる事があり、骨に関する病気が多いと言っても過言ではないでしょう。
膝の骨がずれてしまう膝蓋骨脱臼はその中の一つであり、遺伝性疾患です。ほとんどのミニチュア・ピンシャーがこの病気の遺伝を持っている為、発症する確率が非常に高いのです。
 
グレード1は、たまに脚を上げる仕草を見せるのですが、生活に支障が出ないレベルであり、大抵の飼い主さんは気づきません。
進行するにつれ、歩行異常が目立ち、最終的なグレード4まで進行してしまうと、歩行困難、排泄が一人で出来ないなどといった、生活に大きな影響を与えてしまう為、早急に治療が望ましいとされています。
最終的な治療法は外科手術となりますが、完治する事は難しいとされている為、上手に付き合っていかなければなりません。
 
遺伝性疾患であるとはいえ、ある程度症状の進行を抑えたりして、ミニチュア・ピンシャーに負担をかけさせない事が出来ます。滑りやすい床には絨毯を敷く・階段の昇り降りを避ける・関節に良いサプリメントを与えるなどといった、家庭でも出来る対策を取る事でだいぶ改善されるでしょう。
 
無茶な運動をさせる・肥満にさせるなどの生活をさせると、もともと遺伝を持っていない子でも発症する可能性は充分あります。
どんな子でも、一度生活環境を見直すようにしましょう。