ノルウェージャンフォレストキャットの性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • 基本的に優雅で大人しいけれど時折やんちゃな一面も見せるんです
  • 寒い国の猫なので暑いのは苦手…夏の暑さ対策はしっかりと!
  • 情報がほとんどない!?グリコーゲン貯蔵症について知っておこう

ノルウェージャンフォレストキャットの性格・飼い方

ノルウェージャンフォレストキャットの性格

神話にも登場したとされるノルウェージャンフォレストキャットは、美しく長い豪華な被毛を持ち、とても優雅な見た目の猫です。身体が大きく筋肉質なノルウェージャンフォレストキャットは、常にどっしりと構えていて大人しく温厚な性格であり、身体の大きさもあって貫禄を感じる事でしょう。
 
我慢強く、人に対してさほど警戒心を示す事もない為、初心者の方でも飼いやすい猫です。ですが、大人しい性格といえども、運動量が多く好奇心旺盛な為、いたずら好きな一面が見られるでしょう。また、身体も大きい為、その大胆な動きに驚かされる事もあります。もとは大人しい性格である為、激しいいたずらよりも静かにいたずらをするタイプでしょう。
 
見た目にそぐわない大胆な行動、いたずらを見る限り、意外とやんちゃな性格である事が伺えます。高いところに登る事が好きな為、本棚の上、そしてキャットタワーでは常に上にいる事が多く見られるでしょう。
見た目通りの賢い猫ではありますが、その時折見せるやんちゃな姿にギャップを感じざるを得ません。
ノルウェージャンフォレストキャットの大きな魅力の一つとも言えるでしょう。

ノルウェージャンフォレストキャットの飼い方

ノルウェージャンフォレストキャットの豪華で美しい被毛、その優雅な出で立ちは魅力の一つとも言えます。また、容姿が整った子が多いと言われ、その豪華な被毛も相まってよりいっそう美しさを感じさせます。
しかし、その魅力でもある豪華な被毛は時にノルウェージャンフォレストキャットを苦しめる事があるのです。
 
厳しい寒さの国で生まれたノルウェージャンフォレストキャットは、寒さから守る為に、びっしりと密集したアンダーコート、その上を覆うようにして固くしっかりとしたオーバーコートに包まれております。
その為、冬の気候は耐えられるのですが、ノルウェージャンフォレストキャットにとって日本の高温多湿の気候は耐え難いものです。
 
夏の厳しい気候に耐えられるように、冬の時以上に、夏は常にブラッシングをして余分な毛を除去して整えておく必要があります。普通のブラシでは完全にとく事は難しいので、ファーミネーターなどアンダーコートからしっかりと綺麗に整える事が出来るブラシでブラッシングを行うと良いでしょう。
 
そして、一日中クーラーをつけておく事も覚悟しなければなりません。寒い国で生まれたノルウェージャンフォレストキャットにとって日本の夏の気候は、地獄に等しいからこそ、なるべく快適な環境にしてあげるようにしましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットがかかりやすい病気・ケガ

糖尿病

ノルウェージャンフォレストキャットは海外のデータでもあるように糖尿病の好発品種と言われております。 ノルウェージャンフォレストキャットが肥満になりやすい傾向がある為とされておりますが、中には肥満体型に見えないのに糖尿病、という子もいるようです。
肥満であるのはもちろん、運動をしていても食事内容次第でもノルウェージャンフォレストキャットは糖尿病を発症する恐れがあるという事が伺えます。ですが、肥満体型でなくても発症する事はまれであり、基本的には肥満が原因と言えるでしょう。
 
糖尿病は、肥満による病気の代表的存在とも言え、その病気は、身近ながらも恐ろしいものです。
 
糖尿病そのものも内臓に障害をきたす病気ではあるのですが、腎不全、肝硬変、急性膵炎、糖尿病性ケトアシドーシスという命を脅かす重篤な病気を併発する可能性があるのです。発症してしまうと数時間で命を落としてしまう糖尿病性ケトアシドーシスは、特に致死率が高い危険なものと言えるでしょう。
 
糖尿病になると水を飲む量、食べる量が増える、体重減少、腹部が膨らむといった特徴が見られる為、少しでも異変を感じたら病院へ行きましょう。定期的に病院に通っているノルウェージャンフォレストキャットならば、獣医師に診てもらっている為、比較的危険性は低いですが、それでも肥満体型のままであるのならば危険である事に変わりありません。
 
糖尿病は、インスリンというホルモンが機能しなくなる事で身体のあちこちに不調が起きます。その為、治療の際は毎日インスリン投与と食事療法をする必要があります。
完治する事が出来ない糖尿病は、生涯付き合わなければならない病気であり、治療法はほとんど自宅で行うものばかりです。この病気について充分理解していく事が一番でしょう。

毛球症

長毛種の猫は見た目が美しく、ノルウェージャンフォレストキャットもまたその綺麗な被毛が特徴的です。ですが、美しさを維持するには大変な面があり、とある病気を発症するリスクもあるのです。
 
まず、猫は自分で身体を舐めて毛づくろいをした後、吐き戻しをして体内に入ってしまった余分な毛を排出、または排便をし、自身の被毛を清潔に保ちます。
ノルウェージャンフォレストキャットも毛量が多く長い分、余計手間がかかる事でしょう。自然と、体内に入る毛の量も多くなってしまうものです。
 
ですが、この毛づくろいの際の吐き戻しや排便がうまくいかず、体内に毛が塊となって残ってしまう事があるのです。これを毛球症と呼び、体内に残った毛は消化できずに体内に残ったままになってしまうのです。
 
そうなると、吐けない、食欲不振、便秘などといった症状が現れ、最悪の場合、腸閉塞を起こしてしまうでしょう。
毛球症になった場合、大抵は毛球を排出させる為の薬で対処しますが、中には内服薬でも改善が見られず、腸閉塞を起こしているような重症の場合は、開腹手術をして毛を取り除く必要があります。
 
この病気の対策は非常に簡単なものです。体内に入る毛を少なくしてあげる事でまず発症率を下げる事が出来ます。原因も、ブラッシング不足によるものと言われておりますので、飼い主さんが定期的にしっかりとブラッシングをするようにしましょう。

毛を排出しやすくする植物繊維が多く含まれた食事や猫草を食べさせるだけでも改善する事が出来ます。飼い主さんが気を付ければかかる事のない病気ですので、注意して接しましょう。

グリコーゲン貯蔵症

ノルウェージャンフォレストキャットの遺伝性疾患であるこの病気は、発症はまれではあるものの、まれにしか発症しないからこそ情報が少なく、医学界でもまだ研究が進んでおりません。
 
筋肉や肝臓に貯蔵されたグリコーゲンは、分解、血中に放出される事により全身に行きわたり、全身運動する事が出来ます。生きる上で非常に重要な役割を担っていると言えるでしょう。
 
ですが、このグリコーゲンが分解、血中に放出されずに筋肉や肝臓にずっと残ってしまうと、低血糖、肝臓の肥大といった症状がみられるようになります。
その結果、筋力の低下、筋肉そのものの崩壊、また、血糖値が下がる事による様々な神経障害を引き起こすようになるでしょう。
中には昏睡状態に陥る子もいる為、油断は出来ない病気です。
 
ですが、冒頭でも書いた通り、まだ研究が進んでいないこの病気の明確な予防法と治療法はまだ見つかっておりません。
食事療法や運動の制限などで対処する場合が多いようです。情報がほとんどないとしても、同じような症状が見られ、ノルウェージャンフォレストキャットの異常を感じたらすぐに病院へ連れていきましょう。
早めの対策が肝心となります。