パピヨンの性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • フランス貴族に愛された愛玩犬!明るく甘え上手なパピヨン♪
  • ちょっとデリケートな性格だからこそいつも一緒にいてあげよう
  • パピヨンにはあまりない?数少ない遺伝性疾患についてまとめてみました

パピヨンの性格・飼い方

パピヨンの性格

パピヨンと言えばかつてフランス貴族の愛玩犬として親しまれた犬として有名です。名前の由来とも言われている蝶の形を思わせる大きな耳に、小さく華奢な身体、シルクのような肌触りの被毛。
そして、その優雅な出で立ちからは想像も出来ないギャップのある性格が魅力的です。
 
パピヨンを飼った事がない方からすれば、きっとパピヨンは見た目通り上品で大人しい、少し人見知りをしてしまうような犬種だと思うかもしれませんが、実際は、遊ぶ事が大好きで人懐こく、誰とでも仲良くなれてしまうところがあるのです。
 
その明るく甘え上手な性格に、数々の人が魅了された事でしょう。
目を潤ませながら遊んで、とせがまれた時には、忙しくてもついつい遊んであげたくなってしまう。
そんな天真爛漫なパピヨン、お嬢様気質があるように思えますが、飼い主さんに対して従順である為、訓練競技会でもたびたび姿が見られるのです。
 
多少神経質になってしまう面もありますが、それ以外は問題ない性格と言っても良いでしょう。愛玩犬としてまさにベストな犬種です。

パピヨンの飼い方

まず、パピヨンはその大きな耳のせいか、小さな音でも過敏に反応してしまいがちで、驚いて吠えてしまう事がしばしばあります。
神経質になってしまうような環境で生活を続けると、ストレスが溜まりやすくなる為、体調不良を起こしかねません。
 
頻繁に吠える回数が増えてしまうと吠え癖となってしまうので、ご近所トラブルになってしまう事もあるでしょう。
その為には、些細な音でも反応しないように、どんな音がしても平気になるように音に馴らせるしつけが必要になります。そうしたしつけをする事、環境を整える事で改善されるでしょう。
 
また、神経質な性格は、非常に打たれ弱いという性格であるとも言えます。その為、厳格なしつけをしてしまうと新たな問題行動を生み出しかねません。
褒めるしつけを中心に、そしてストレスが溜まらない環境をつくる為にも適度な運動、遊びを取り入れて刺激のある生活をするようにしましょう。
 
誰とも接する事なく、飼い主さんのみしか触れ合う機会がないような閉鎖的社会もパピヨンにとってストレスです。飼い主さんだけでなく、近所の人や犬とのコミュニケーションの場を設ける事で、更にストレスのない生活にしていくことも重要です。

パピヨンがかかりやすい病気・ケガ

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼は小型犬に多い病気であり、身体が華奢で、遊ぶ事が大好きで少々無茶な運動をしてしまいがちなパピヨンにとって天敵であります。
簡単に言ってしまうと、膝の皿がずれてしまう病気であり歩行異常、最終的には歩行困難にまでなってしまう病気なのです。
 
他の犬種と比べると、遺伝性疾患の少ない犬種ではあるのですが、数少ない遺伝性疾患の中でも発症する確率が高く、この病気に悩まされている飼い主さんも少なくありません。
フローリングに絨毯を敷く、階段の昇降させない、などといった膝に負担がかからない環境にする事で、症状を悪化させない必要があります。
 
グレード1の症状は、たまに脚をかばう仕草をとりますが、ほとんど無症状である為、なかなか気づく事が出来ません。ですが、グレード2、3となると明らかな歩行異常が見られる為、すぐさま上記の対策を取って病院で診察、適切な治療を行わなければなりません。
グレード4となると歩行困難になり、手術をしても完治不可能、再発の可能性が高まります。
 
犬にとって自由に動けない事は、非常にストレスとなります。そうならない為にも、日ごろから無理な体勢はとらせないようにしましょう。

眼瞼内反症

眼瞼内反症は、瞼が内側に曲がってしまう病気です。発症すると、内側に変形してしまった瞼により、睫毛が常に逆さ睫毛状態、結果として直接眼球を刺激し眼球を傷つけてしまいます。
目が腫れて赤くなる、涙が出る、目をかく仕草、などといった症状が現れ、常に痛みを感じるようになるでしょう。
 
遺伝の場合は1歳までの間に発症する事が多く、中には目が開いたばかりの仔犬で発症してしまっている子もいます。
また、肥満体型だったパピヨンが極度なダイエットにより急激に痩せた際にも起こりやすいとも言われております。これは、肥満の時に張っていた瞼の脂肪がなくなる事でたるみ、余った瞼の皮が目の内側に入ってしまう為です。
 
治療法は、逆さ睫毛を抜くといった簡単なものから、瞼の変形を矯正する手術を行うものです。しかし、逆さ睫毛を抜くという簡単な治療は、長期間、定期的に病院へ通って処置をしなければならないというデメリットがあります。
軽症の場合は逆さ睫毛を定期的に抜くという治療となり、重症の場合は手術となります。
 
いずれにせよ、角膜が傷ついている状態である為、どちらの治療法をとっても点眼薬での治療も続けなければなりません。予防方法はたい為、飼い主さんが上手に付き合っていく必要があると言えるでしょう。

進行性網膜萎縮症

暗いところが見えづらくなり、夜の散歩を嫌がる事から始まります。光を吸収する役割を持つ網膜がなんらかの障害を起こし、徐々に明るいところでも見えづらくなり、最終的には失明してしまいます。
 
暗いところを歩いていて物にぶつかる、溝にはまる、音に驚く、歩くのを嫌がるといった行動が見られるようになったら要注意です。夜盲症という症状が起きている為、すぐさま対策をとらなければなりません。

しかし、この病気は治療法がなく、予防法もありません。この病気は遺伝で発症する病気である為、事前に親兄弟にこの病気を持っていたかどうか確認をし、可能性があるならある程度この病気を理解しておくようにしましょう。
 
対策は、夜の散歩をひかえ、昼の散歩はよく行く見知ったところ、人通りの少ない静かな場所にしましょう。また、室内をパピヨンが歩きやすいようにし、物を置かない、トイレの位置は変えないなどといった工夫が必要です。パピヨンを不安にさせないストレスのない生活を送らせる事が治療法とも言えます。
 
パピヨンの目の代わりになってあげられるよう支えていくようにしましょう。