ペルシャの性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • 王様のような風格だけどのんびりとした大人しくて飼いやすい性格のペルシャ!
  • 換毛期になると抜け毛がすごい事に!一日二回はブラッシングをして綺麗に保とう♪
  • ペルシャ代表と言ってもいい遺伝性疾患の多発性嚢胞腎に気を付けよう

ペルシャの性格・飼い方

ペルシャの性格

優雅な姿にゴージャスな被毛、少しつぶれているけどどこかクールさを感じさせる顔立ちは、まるで猫の王様のようです。
 
気が強く、人になつかない猫らしい高根の花のような気難しい性格かと思うでしょうが、実際はたいへん温厚で穏やかな性格の持ち主です。暴れまわる事もほとんどない為、非常に飼いやすい「気難しい」からかけ離れている性格なのです。
どっしりと構えている姿は、ある意味王様らしさを感じるかもしれません。
 
遊ぶ事よりも何よりも、寝ている事が好きなペルシャである為、あまり構われる事を好みません。飼い主さんから遊びに誘ってもペルシャは見向きもしない事もあるでしょう。この部分にも王様らしさを感じます。
その為、しつこくされる事をなにより嫌うので注意しましょう。
 
マイペースでおっとりしており、鳴き声も少ない為、マンションなどでも飼いやすいと言われております。利口である為、しつけも比較的しやすいでしょう。
しかし、しつけの際もあまりしつこくしないようにしましょう。王様なペルシャはデリケートな一面も持ち合わせておりますので、ストレスを感じてしまいがちです。
ペルシャは適度な距離を保って接するのがベストでしょう。

ペルシャの飼い方

やはりそのペルシャの特徴でもあるゴージャスな被毛の手入れは欠かせません。猫は通常自分の毛を舐めて毛づくろいするのですが、この毛量、長さではそれでは追いつきません。
 
換毛期になるとふわふわと室内中に毛が舞う為、一日二回のブラッシングが必要になります。特にこの時期のブラッシングを怠ってしまうと、毛を多量に飲み込んでしまい消化不良を起こす毛球症を起こしてしまうので、仔猫の頃からブラッシングは馴れさせておきましょう。
 
また、その毛量の多さから熱中症にもかかりやすいとされております。30度以上超えなければ大丈夫であり、その代わりに湿度に弱いという猫が多いのですが、細かく毛が密集しているペルシャは、どちらも苦手とします。高温多湿な日本の環境は酷でしょう。
 
ブラッシングを日ごろから行って無駄な被毛は除去し、室温はペルシャにとって快適な温度に設定しましょう。夏場は一日クーラーを弱くかけていても良いかもしれません。
中には、夏になるとペルシャの長毛を短くサマーカットしている子もいます。
 
いずれにせよ、ペルシャにとって快適な環境作りをする事が一番でしょう。

ペルシャがかかりやすい病気・ケガ

毛球症

ひとつの特徴と言っても良いでしょう。飼い方でも触れた通り、ペルシャはこの毛球症という病気にかかりやすいと言われております。
 
毛づくろいを行う事で自身の被毛を清潔に保つ猫は、毛づくろいで飲み込んだ毛を吐いたり排便したりする事で体内から排出します。そうする事で被毛を美しく保つ事が出来るのですが、毛球症になってしまうと、体内で毛が塊となり、消化できずに体内に残った状態のままになります。

吐けない、食欲不振、便秘などといった症状が現れ、最悪の場合、腸閉塞を起こしてしまう事もある為、気を付けなければなりません。
軽症の場合は、毛球を排出させる為の薬を服用しますが、効果が見られないほどの重症の場合は開腹手術をして、塊となった毛を取り除く必要があります。
 
毛球症の原因の多くは、ブラッシング不足によるものと言われております。ペルシャのように毛が長く多い子は、毛づくろいで体内に入る毛の量が必然的に多くなってしまいます。その為、他の猫と比べて毛球症になりやすいと言われているのです。
 
そこで、飼い主さんがブラッシングをしてあげる事である程度、体内に入る毛の量を抑えられるので、ブラッシングがいかに重要であるかわかるでしょう。
 
予防策は、毛を排出しやすくする植物繊維が多く含まれた食事内容にする、ブラッシングを毎日する、これだけでこの病気の発症率を抑える事が出来ます。
飼い主さんの接し方次第で発症すると言っても良い病気なのです。

流涙症

流涙症は常に眼にたまっている状態であり、目ヤニ、涙が流れる、まばたきが増えるという症状が起こります。涙が流れる事で起きる「涙やけ」という状態は、ほとんどのペルシャに見られるでしょう。
 
涙やけは、ペルシャの美しい被毛を汚して外見を損ねる他に、バクテリアを繁殖している状態である為、眼の周りが常に不衛生です。その為、他の眼病を発症しかねないので注意しなければなりません。
 
ペルシャは、骨格上、鼻涙管という涙を排出する為の気管が常に押しつぶされている状態である為、涙が溜まりやすくなっておりいる為、先天性で発症しやすくなっております。        
生まれつきの骨格である為、予防策はありません。
あまりにも流涙症がひどく見られる場合は、つぶされている気管を拡張する手術、また、涙小管を洗浄して詰まりを改善させます。
 
唯一自宅で出来る対策といえば、涙やけにならないようこまめに眼の周りを拭いてあげる方法となります。涙を流している姿を見かけたら、柔らかいタオルで拭き、涙やけがすでに出来ている状態であるのならば、濡らしたコットンで抑えるように拭き取ってあげましょう。

また、涙は食事内容を改善する事でも効果が多少見られると言われております。添加物が多く含まれたキャットフードを食べると、不純なものを排出しようとするので、涙が増えます。
あまりにも涙がひどい際は、一度食事内容を変えてみると良いでしょう。

多発性嚢胞腎

多発性嚢胞腎はペルシャ代表の病気と言っても良いかもしれない、完治する事が出来ない進行性の遺伝性疾患です。腎臓のあちこちに液体が入った球状の袋が出来てしまい、徐々に腎機能が低下、最終的に腎不全を起こし死に至るとされております。
 
死に至る病と言われておりますが、残念ながら予防する手段はありません。この病気の遺伝子を持っているペルシャは50パーセントの確率で発症、決して低い数字ではありませんので、事前に遺伝子検査をしておくのも良いでしょう。
 
完治する事が出来ない為、治療法も投薬治療で進行を遅らせる延命法しかありません。
その為、早めに見つけて対策をする事が重要となります。生後10ヶ月以降のペルシャは、この病気の検査をする事が出来ますので、必ず一度検査に行くようにしましょう。
 
症状は基本的に腎臓病と似ているところがあり、水をよく飲む、痩せている、脱水症状、尿の回数が多いが尿の量が少ない、元気がないといった症状が見られます。
3歳ごろから症状が出やすいと言われている為、その時期は特に注意してペルシャを気にかけてあげると良いでしょう。