ポメラニアンの性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • 昔から人気のポメラニアン!ふわふわの毛につぶらな瞳が可愛らしい小型犬♪
  • 実は番犬としても適している?大型犬にもひるまず立ち向かう勇敢な姿に驚き!
  • 毛がふわふわで太ってみえても実際は骨が細くて華奢なんです…

ポメラニアンの性格・飼い方

ポメラニアンの性格

小さな身体に、ふわふわ柔らかい被毛が密集して生えているポメラニアン。抜群の抱き心地の良さに、その愛くるしい見た目はぬいぐるみのようです。
1970年代に人気が集中し、その人気は今も衰える事なく安定したものを維持しております。
 
その見た目通りの性格と思いきや、ポメラニアンは勇敢で好奇心旺盛、気が強く番犬としても適しているとされています。
 
室内でのんびり箱入り娘のように扱わなければ、と思われがちですが、外で遊ぶ事を好む為、大人しく室内で収まるタイプではありません。好奇心旺盛で気が強い事から、自分からどんどん進んでいく為、一緒にいて飽きない犬種でしょう。
 
ただ、時にその気の強さが原因で他の犬とケンカになってしまう事もあります。見た目は非常に可愛らしいのに、自分がまるで大きな犬かのように、例え相手が大型犬であろうとも気にせず立ち向かいます。
見た目の可愛らしさと、その性格のギャップ。ポメラニアンならではの魅力の一つでしょう。
 
ですが、やはり飼い主さんに対しては愛情深いところがあり、甘える時はとことん甘える一面も見られます。気が強く、見知らぬ犬に対して常に気を張っているからこそ、甘えられる飼い主さんに対してべったりしてしまうかもしれません。

ポメラニアンの飼い方

ポメラニアンは気が強い性格から、しつけを徹底しなければなりません。小さくて可愛らしいポメラニアンは、仔犬の頃は特に可愛らしく、ついつい甘やかしてしまいがちです。
小さいからしつけをしなくても大して問題にならないと思ってしまうかもしれませんが、ポメラニアンは特に「吠え癖」がつきやすい傾向があります。
 
日本のような密集した集合住宅地ですと、ポメラニアンの高い声で、断続的に吠えられてしまうとご近所トラブルの要因にもなります。一度ついてしまった【癖】はなかなか矯正する事が難しい為、周囲に気を使いながらの窮屈な生活になってしまうでしょう。
 
そうならない為にも、仔犬の頃から主従関係をはっきりさせ、信頼関係を築き上げる事が重要です。悪い事をしたら即座に叱り、良い事をしたらひたすら褒める。
ポメラニアンは学習能力の高い犬種ですので、訓練をするのも良いでしょう。
 
また、吠え癖は、運動不足からも起こり得ると言われております。運動不足を解消する為にも適度な運動を毎日心がけましょう。一日二回、15分程度の散歩と、室内でおもちゃを使って遊ぶだけでも充分満足いきます。
そうする事で問題行動を予防する事が出来ます。

ポメラニアンがかかりやすい病気・ケガ

骨折

毛がふわふわ広がっている為、一見しっかりとした身体に見えるかもしれません。ですが、ポメラニアンは非常に華奢な体つきであり、ちょっとした運動で骨が折れてしまう事があるのです。激しくジャンプして遊んだ、ソファから飛び下りた、などの些細な事で折れてしまう為、注意が必要です。
 
ポメラニアンが脚を引きずる・抱っこすると「キャン」と鳴く・脚をかばうなどといった明らかな変化があったらまず骨折を疑って下さい。すぐに病院へ行き、適切な治療を受けましょう。
骨折した個所にもよりますが、完治する期間は1ヶ月~半年です。初めての骨折で治りが早くても、再度骨折してしまった際、一度目の骨折より倍以上完治するのに時間を有する事があります。
 
なるべく骨折しないよう、ポメラニアンにとって適切な環境を作ってあげる事が最善策と言えます。ポメラニアンは元々やんちゃで活発な犬種ですが、仔犬の頃は更に拍車がかかります。まだ骨が完成していない状態ですのであまり無茶な行動はさせないようにしましょう。
 
また、カルシウムはもちろんの事、バランスの良い食事と適度な運動が健康で丈夫な身体をつくる為の基本です。ポメラニアンの為にも、健康第一の生活をとらせるようにしましょう。

気管虚脱

ゼーゼー、ガーガーといった雑音混じった呼吸をし、乾いた咳を繰り返すところが特徴的です。気管虚脱が悪化するとチアノーゼを起こし、呼吸困難に陥る危険性もあります。命を落とす事はあまりないのですが、運動をした後、気管が圧迫されて苦しい状態が続いてしまう為、ポメラニアンに負担がかかります。
夏場は特に気管虚脱になりやすいと言われている為、特に気を付ける必要があります。
 
変形してしまった気管はもとには戻らない為、薬で症状を抑える治療が中心になります。基本的には遺伝と老化が原因と言われているので、予防といえば肥満にならない事としか言えません。
特にポメラニアンは気管虚脱になりやすい犬種としてあげられているので、呼吸の変化に気づけるようにしましょう。
 
また、引っ張り癖のあるポメラニアンの場合、首輪をやめてハーネスに切り替えるだけでも症状を緩和する事が出来ます。
他にも、過ごしやすいように室内は適温の空間にする・過度な運動はさせない・肥満にならないようバランスの良い食事をとる・興奮させないなどといった生活を心がける事で、気管虚脱の症状を抑える事が出来ます。
 
完治が難しい病気だからこそ、こうして上手に付き合っていく必要のある病気と言えるでしょう。

膝蓋骨脱臼

ポメラニアンは骨が弱い犬種である為、骨折の他にこの病気になりやすいと言われております。全体的に小型犬に多く見られる病気である膝蓋骨脱臼は、ポメラニアンにとって比較的身近な病気かもしれません。
 
膝蓋骨脱臼は、まったくの無症状から、歩けずトイレすらままならない症状までと段階が幅広くあります。初期症状であるグレード1は膝の皿がたまにはずれる程度であり、はずれてもすぐに戻ります。
痛みはなく、少し違和感がある為、脚をかばう動きがたまに見られますがそれほど異常な歩行困難は見られない為、この段階で気づく飼い主さんは少ないです。
 
グレード2になると、脚をかばう動きが目立つようになります。人の指で押したりしない限り、膝の皿は戻りません。
グレード3になると常に脱臼している状態になり、歩行も明らか異常なものとなります。
 
大抵の飼い主さんは、グレード2、3あたりで病気に気づく事が多いのですが、グレード4ともなると完全な歩行困難になり、もとに戻す事が難しくなってしまいます。
 
初期症状のうちは、内服薬や、ポメラニアンの脚に負担がかからないように生活する事が治療となりますが、進行していくにつれて外科手術が必要となります。
膝蓋骨脱臼は進行させない事が重要です。グレード4まで進行させないうちにポメラニアンの異常に気付いてあげ、適切な処置をしましょう。