ラグドールの性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • 攻撃性が低く、穏やかなラグドール!実は寂しがり屋な猫なんです
  • のんびりしている為運動する機会がない?食事管理して肥満に気を付けよう
  • 命を落とす可能性も!肥大型心筋症にご注意を

ラグドールの性格・飼い方

ラグドールの性格

身体の大きなラグドールは、攻撃性が低く穏やかで愛情深い性格をしております。従順で賢い為、飼い主さんが嫌がるような事はあまりしないでしょう。
また、人に甘える事が好きで、猫にしては珍しくスキンシップを好む性格である為、少しさみしがり屋な一面を見せます。
 
大人しい性格ではありますが、まったく物怖じしない為、人でも猫でも犬でも気にせず対応する事が出来るでしょう。
ラグドールの性格の良さは、なんといってもその我慢強さ、心の広さにあります。例え小さな子どもが来ても、爪を立てて襲いかかる事がなく、また、狩猟本能も他の猫と比べてあまり見られないので、非常に穏やかにのんびりと過ごす事が多いでしょう。
その堂々たる姿は貫禄を感じさせます。
 
また、驚く事に抱っこをすると大抵の猫が嫌がるのですが、抱っこをしても嫌がる素振りをあまり見せないのがラグドールです。ぬいぐるみ、という名前の意味通りぬいぐるみのような大人しさを持ちあわせているのです。
その大人しさは他の猫と比べ物になりません。
 
良い事ばかりのラグドールだからこそ、初めての人でも飼いやすいと言えるでしょう。まさにおすすめの猫種です。

ラグドールの飼い方

激しい運動をする事がないので、食事量は徹底して管理するようにしましょう。油断をするとすぐに肥満になってしまう為、その子に合わせた量と、栄養バランスを考えて与えるようにします。
 
また、人の事が大好きなラグドールは、どちらかというとただひたすらスキンシップをとる事の方が好きなようです。ボールを投げて遊ぶよりも、飼い主さんのそばで静かにくっついている事を好みます。
 
その為、いつでもゆっくりのんびりと過ごせるような環境を作ってあげましょう。とはいえ、身体が大きいので狭い場所は適しませんので、スペースはなるべく広く確保してあげます。
また、ラグドールは猫らしからぬ、少し鈍い一面がある為、ラグドールの活動スペース範囲内に危険なものは置かないようにしましょう。
物が落ちてきて怪我をしてしまうラグドールが多くいるようです。
 
広めの部屋で飼い主さんとのんびり出来る空間が、ラグドールにとって最高のご褒美です。アクティブな飼い主さんには向いてはいませんので、家で過ごす事が苦ではないという飼い主さんにとって、ラグドールは理想的なパートナーとなるでしょう。

ラグドールがかかりやすい病気・ケガ

肥大型心筋症

心臓にある「左心室」という個所は、全身に血液を送り込む、ポンプのような役割を持つ場所です。この左心室は全身を機能させる為にも非常に重要な場所と言っても良いでしょう。
 
ですが、心臓の筋肉がどんどん厚くなっていく事で左心室が狭くなってしまう病気、肥大型心筋症になってしまうと恐ろしい症状がラグドールを襲うでしょう。
 
まず、左心室に異常が見られると血液が身体全体に充分に循環しなくなります。
筋肉が厚くなる事で心臓の動きが悪くなり、血液が全身に循環しなくなると、血栓が出来てしまい、身体の中で血液が詰まってしまいます。
 
元気がなかったり、歩行異常を起こしたり、呼吸困難、という症状を起こし、進行が進むと麻痺を起こすようになります。
この麻痺状態が起きると、3日後にショック状態を起こしてしまうでしょう。重症化する前に、病院へ連れて適切な処置を受ける必要があります。
 
命にかかわる病気だからこそ、この病気は早期発見がポイントとなります。
完治する事は出来ませんが、投薬を続ける事で症状を緩和させる事が出来ます。また、症状の進行具合によっては外科手術を要する場合もありますが、外科手術はラグドールに負担をかけさせてしまいます。
 
手術という手段とならないように、なるべく早めの段階で病気を見つけてあげる事が一番となります。

毛球症

白くふわふわとした被毛を持つラグドールは、その柔らかく密集したその被毛を、毛づくろいをして自らで整えます。猫に見られる「吐き戻し」というものは有名かと思われます。
毛づくろいする時、猫は身体を舐めて毛づくろいをし、その時飲み込んだ毛を吐き戻しして排出、または排便をします。
そうする事で、ラグドールもまた自身を清潔状態にするのです。
 
ですが、そう毎度吐き戻しがうまくいくかといったら、そんな事はないのです。毛づくろいの際、吐き戻しや排便がうまくいかず、体内に毛が残ってしまう事がまれにあり、ずっと残ってしまいます。
残ってしまった毛はもつれて固まってしまい、その塊となったものが胃粘膜を刺激し、小腸への出口をふさぎます。
 
その結果、吐けない、食欲不振、便秘、最悪の場合、腸閉塞を起こしてしまうでしょう。
 
治療法として、大抵は毛球を排出させる為の毛玉除去剤で舐めさせるのですが、腸閉塞を起こしているような重症の場合は、開腹手術をして毛を取り除きます。緊急を要する為、少しでも異常を感じたら病院へ行くようにしましょう。
 
この病気は、ブラッシングをする事で予防する事が出来ます。他にも、毛を排出しやすくする植物繊維が多く含まれた食事や猫草を食べさせるだけでも予防する事が出来るので、比較的予防しやすい病気と言えるでしょう。

尿石症

尿の中に含まれる成分が固まって出来た尿石(尿結石)と呼ばれる石が、尿の通り道である膀胱、尿道、腎臓、尿管に出来てしまう事で症状が現れます。
その時出来た尿石の大きさによって症状が変わりますが、大体が排尿障害を起こし、水の飲む量が増える、排尿の際に鳴く、血尿などの様子が見られます。
 
尿石が出来るメカニズムは不明ですが、原因は水の摂取不足、偏った栄養バランスによる食生活(ビタミン不足)、肥満、運動不足と言われております。
原因さえわかってしまえば比較的予防はしやすいでしょう。特に4~6歳の男の子に多く見られる病気であるとも言われておりますので、当てはまる子は特に気を付けて予防するようにしましょう。
 
治療法は、おもに尿石を溶かす為の薬を服用して流していきますが、出来た尿石の成分と大きさによっては外科手術をして直接取り除かなければならない場合もあります。
処置が遅れてしまうと尿道閉塞を起こし、排尿が完全困難。その為、腎不全を発症、死に至る恐れもあります。
 
猫の死亡原因として上位にある急性腎不全は、尿石症が原因と言われております。命にかかわる病気と言っても良いでしょう。そうならない為にも、日ごろからの予防が重要となります。