ソマリの性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • 猫らしからぬ、犬のような猫ソマリ!従順で社交的なところが魅力的♪
  • 抜け毛が大変な猫種だからこそ毎日のブラッシングは欠かせない!
  • ソマリ特有の遺伝疾患、ピルビン酸キナーゼ欠損症について知っておこう

ソマリの性格・飼い方

ソマリの性格

ソマリと言えば犬のような猫と言われている猫種です。これはネットでも本でもよく書かれており、実際に犬の飼育経験があるソマリの飼い主さんに話を聞くと、本当にまるで犬のような猫である、と口を揃えるほどです。
その犬のような猫、というのはどういう意味なのかというと、明るく社交的であり、また、賢く好奇心旺盛であるからとされております。
 
猫の性格と言えば気まぐれで人にあまり懐かない、自由奔放でクールなものと思われがちですが、ソマリはそれに当てはまりません。犬のように人懐こく、人と遊ぶ事を好み、人とのコミュニケーションを大事にする、少し変わった猫と言っても良いでしょう。
 
逆を言えば猫らしくない性格かもしれませんが、人にすぐ甘える姿は大変魅力的です。猫のような性格が苦手だという人には向いた猫種ですし、逆に猫のような性格に魅力を感じる方にとっては向いていないと言えるでしょう。
 
しかし、猫自らが飼い主さんに撫でてもらいたいが為に、擦り寄り、ころんと横になってお腹を見せる姿をする猫は他にいません。一度飼ってしまえば、その魅力にとりこになる事間違いないでしょう。

ソマリの飼い方

綺麗な被毛のソマリは、手入れが欠かせないと言っても良いでしょう。ふわふわで柔らかい長い毛はよく抜ける為、気づけば空中に舞っている事もしばしばあります。換毛期は特に抜け毛が多い為、普段より手入れに力を入れなければなりません。
ソマリは性格も魅力的な事はもちろんですが、美人が多いと言われている猫種である為、なおさら綺麗で健康な被毛を保つようにしましょう。一日一回はブラッシングが必要です。
 
また、ソマリは遊ぶ事が大好きな猫種である他に適度な運動量が要求されます。運動不足になってしまうと、すぐにストレスを溜めてしまうので、キャットタワーは欠かせません。上下運動がしっかりとできるようなキャットタワーと、活動スペースを用意してあげましょう。

活発でいたずらをする事もありますが、ソマリは賢い為、しっかりとしつけをすればいたずらをする頻度も減ります。また、いたずらを別の方面で発散出来るように、飼い主さんがおもちゃなどで遊んであげる事も大事でしょう。

ソマリがかかりやすい病気・ケガ

毛球症

ふわっとしっかりした長毛が密集しているソマリが、自分で身体を舐めて毛づくろいをした後、吐き戻しをして体内に入ってしまった余分な毛を排出する姿をよく見るかと思われます。
また、この吐き戻しで排出させなかった余分な毛は排便をして出します。
 
毛づくろいを行う事で自身の被毛を清潔に保つ猫ですが、毛づくろいの際に飲み込んだ毛を体外に排出出来なくなってしまう事があります。
この状態を毛球症と呼び、発症してしまうと体内で毛が塊となって残ってしまい、消化できずに体内に残ったままになってしまうのです。
 
主に、吐けない、食欲不振、便秘などといった症状が現れ、最悪の場合、腸閉塞を起こしてしまうでしょう。
軽症の場合は、毛球を排出させる為の薬で対処しますが、中には内服薬でも改善出来ないソマリもいます。そうした重症の場合は開腹手術をして、塊となった毛を取り除く必要があります。
 
ソマリのように毛が多く長い子は、体内に入る毛の量が他の猫種より必然的に多くなってしまいがちです。大抵はブラッシング不足が原因と言われておりますので、飼い主さんが定期的にしっかりとブラッシングをするだけで予防する事が出来るでしょう。
 
また、毛を排出しやすくする植物繊維が多く含まれた食事内容にする事でも効果が現れると言われております。猫草などで対応するのも良いです。
予防策はたくさんありますので、それぞれにあった方法で試してみると良いでしょう。

ピルビン酸キナーゼ欠損症

ソマリ特有の遺伝疾患であるこの病気は、ピルビン酸キナーゼの欠損により、酸素が全身にいきわたらず、貧血症状を起こしてしまうものです。
「溶血性貧血」とも呼び、フラフラ歩く、食欲低下、元気喪失といった、人の貧血と同じような症状を見せます。
 
中には呼吸困難を起こすソマリもいますが、命を落とすような危険性はないでしょう。
ですが、貧血症状を頻繁に起こしてしまう為、ソマリに大きな負担がかかってしまいます。どんどん元気がない様子が見られるようになってしまうでしょう。
 
予防法も完治する方法もない為、輸液、ステロイド剤などの投薬、脾臓の摘出手術を行う事で症状を緩和、対処していくしかありません。
また、この病気を初期段階で発見してくださる獣医師があまり見られないのが現状です。それほど、診断するのが難しい病気です。
 
その為、ソマリを飼ってらっしゃる方はピルビン酸キナーゼ欠損症を頭のすみに置いておきましょう。ソマリに貧血が見られ、もしや、と思ったら動物病院でこの病名をそれとなく伝えてみると良いです。
診察がスムーズにいき、適切な処置を受けられるでしょう。

尿石症

猫は泌尿器系の病気にかかりやすいとされており、腎臓病などに次いでこの尿石症もよく見られる病気です。
尿の中に含まれる成分が固まって出来た尿石(尿結石)と呼ばれる石が、尿の通り道である膀胱、尿道、腎臓、尿管に出来てしまう事で症状が現れます。
 
発症すると、その石の大きさや出来た個所にもよりますが、排尿障害を起こすほかに水の飲む量が増える、排尿の際に鳴くなどの様子が見られます。
 
尿石がどのようにして出来るメカニズムは明確ではありませんが、水の摂取不足、偏った栄養バランスによる食生活が主な原因と言われている為、比較的予防はしやすい病気です。
4~6歳の男の子に多く見られる病気である為、その時期の男の子は注意をしましょう。
 
治療法は、主に抗生剤で体内に出来た尿石を溶かして排出する方法なのですが、その出来た尿石の成分、大きさによっては外科手術を行う場合もあります。
処置が遅れてしまうと膀胱炎となり、尿道閉塞を起こします。尿を排出する事が出来ず、腎不全により死に至ってしまう可能性もある為、ただの尿石と思わず、病院でしっかりと治療を受けましょう。