スフィンクスの性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • 一度見たら忘れられない!エジプト…ではなくカナダが原産国!?
  • 見た目とは逆に実は社交的な甘えん坊さん、それがスフィンクス♪
  • 無毛なスフィンクスは弱点がいっぱい!様々な病気から守ってあげよう!

スフィンクスの性格・飼い方

スフィンクスの性格

一度見たら忘れられないほどの特徴的な身体の持ち主であるスフィンクス。無毛に近いスフィンクスはその名前の通り、エジプトのスフィンクスのような神聖で威厳のある、どこかプライドの高い性格と思いきや、実際は、家族の他に見知らぬ人とも親しくなる事が出来る社交的な猫です。
 
見た目からは想像できませんが、好奇心旺盛で常に遊んでいたい猫である為、猫じゃらしやボールなどで遊んであげるととても楽しそうに遊んでくれるでしょう。
遊んでいると、意外とやんちゃで活発な一面が見られます。
 
非常に寂しがり屋で、人と一緒にいる事を好み、寝ている時も食事の時も傍にいたいと思っているので、一人暮らしの方よりも家族で暮らしている方がスフィンクスにとってもストレスを感じない生活を送る事が出来るでしょう。
 
どちらと言うと犬に近い甘えん坊な性格である為、比較的飼いやすい性格の猫種です。スフィンクスは知らない人からすると、その見た目から難しい性格ではないかと勘違いされがちですが、本当は甘えん坊で人が大好きな性格の猫です。
その見た目とのギャップも、スフィンクスの魅力ではないでしょうか。

スフィンクスの飼い方

性格は比較的初心者向けと言っても良いでしょう。ですが、スフィンクスは飼い方に気を付けなければならない為、あまりオススメできない猫種です。
 
まず、その身体的特徴である「無毛」にあります。実際にはうっすらと産毛のようなものが生えているのですが、その被毛は皮膚を守る為の役割はなく、まるで役に立ちません。

皮膚を傷つきやすく、紫外線に弱く、寒さや暑さに弱い為、常に皮膚の状態はチェックしなければならないでしょう。また、皮脂腺が発達しており、その分泌された皮脂を吸収する被毛が充分にない為、皮脂による汚れが溜まりやすいです。
この汚れは定期的にお風呂に入れたりタオルで綺麗にしてあげたりしなければ皮膚病になってしまうので、しわの間などよくチェックしましょう。
 
その為、室外飼いに決して向いてない猫種と言えるでしょう。室内で、まさに箱入り娘のように大事に接してあげる事がポイントです。また、外で飼おうものならば、好奇心旺盛がゆえにどこまでも一人で外出してしまうの、そのまま帰ってこない事もあり得ます。
 
無毛である事はスフィンクスの特徴でもあるのですが、このように、この特徴は弱点が多いとも言えます。
温度管理、紫外線、汚れに充分気を付けて飼いましょう。

スフィンクスがかかりやすい病気・ケガ

肥大型心筋症

スフィンクスは心臓病の疾患を抱えている子が多く、中でもこの肥大型心筋症が一番見られる病気です。肥大型心筋症は、心臓の筋肉がどんどん厚くなっていく事で左心室が狭くなり、血液が身体全体に充分に循環しなくなってしまいます。
 
心臓の動きが悪くなり、血液が全身に循環しなくなると、肺に水がたまる肺水腫や心臓や血管の中で血が固まる血栓が見られるようになります。
この状態が長く続くと呼吸困難を起こしたり、後ろ足に麻痺が見られたりするようになります。後ろ足が麻痺する腸骨動脈塞栓症は、症状の進行が非常に早く、3日後にショック状態を起こすという事もあり得ますので注意しなければなりません。
 
この病気は、少しの運動で息を荒げたり、元気がなかったり、歩行異常を起こしたりという症状が見られますが、初期段階ではなかなか気づかないでしょう。目に見えてスフィンクスの異常わかるころには病気がかなり進行している頃だと思っていてください。その為にも、スフィンクスは定期的な健診が望ましいです。

完治する事は出来ませんが、投薬を続ける事で症状を緩和させる事が出来ます。
適切な治療が遅れてしまったりすると命を落とす可能性が非常に高い為、早期発見が重要となるでしょう。

蕁麻疹

スフィンクスはご覧の通り皮膚が常にさらされている為、皮膚病になりやすいと言われております。特に蕁麻疹を起こしやすいと言われているスフィンクスは、まず発症したら患部をかかせない事がポイントとなるでしょう。
 
もともと皮膚が弱いスフィンクスは、蕁麻疹を起こしている患部をかいたり、床にこすったりしてしまうと皮膚が更に傷つき、更に悪化してしまうのです。
被毛が生えておらず、皮膚がさらされているスフィンクスは蕁麻疹を起こしている場合、すぐに発覚しやすいでしょう。蕁麻疹を見つけたら、すぐにエリザベスカラーをして患部を守ります。それからすぐに病院へ行き、薬を処方してもらいましょう。
 
蕁麻疹は、アレルギーによる反応、外傷、外部からの刺激など、様々なものが原因となるので、非常に発症しやすいです。特に気を付けて欲しいのは、「汚れ」です。皮脂を分泌しやすく、その分泌した皮脂を吸収する被毛がない為、しわの間などに汚れがたまりやすいです。
蕁麻疹は、もちろん皮脂にも反応して発生する事もある為、ただの汚れと思って手入れを怠ってはいけません。
 
皮膚病になりやすいスフィンクスだからこそ、シャンプーやタオルなどで身体を常に清潔の状態にしてあげましょう。

耳疥癬症(みみかいせんしょう)

ミミヒゼンダニというダニが耳の中に寄生する事で発症する耳疥癬症は、大きな耳が特徴的なスフィンクスがかかりやすい耳の病気の一つです。仔猫の時に発症する確率が高いのですが、基本的には年齢問わず発症しやすい病気です。
 
ミミヒゼンダニは血液や耳垢や皮膚のかさぶたなどを栄養源としている為、中を綺麗してダニを完全に除去しなければなりません。
放置しておくと、耳の中はダニとダニの排泄物で埋まってしまうため、耳の中は常に黒い耳垢で埋め尽くされ、悪臭もするようになるでしょう。ダニが耳の中を小さく傷つける為、そこからかゆみが生じ、発症したスフィンクスは耳をしきりにかいたり、首を振ったりするようになります。
 
耳を常に綺麗な状態にしていない事で耳の中に汚れが溜まり、ミミヒゼンダニにとって住みやすい環境になってしまう事でこの病気が始まります。原因は、飼い主さんの怠慢とも言えるでしょう。
 
また、この病気は感染する病気である為、感染している動物とは接触しない方が良いでしょう。逆もまたしかりで、発症してしまった場合は、他の動物と接触させないようにします。
 
完全にダニを根絶するのに数週間はかかるので、長期的な治療が必要となります。完治するまではスフィンクスが耳をかいて傷つけてしまわないようにエリザベスカラーをするようにしましょう。