ヨークシャー・テリアの性格と基本的な飼い方について徹底解説!よくある病気や怪我を把握して、いつでも頼れる飼い主さんを目指しましょう!

ざっくり言うと
  • その姿は動く宝石!綺麗な被毛に可愛らしい顔立ちのヨークシャー・テリア
  • 見た目とは真逆?活発で常に動き回る事が大好きなエネルギッシュな犬種!
  • 様々な骨の病気にご注意を!骨が弱い犬種だからこそ気にしてあげよう!

ヨークシャー・テリアの性格・飼い方

ヨークシャー・テリアの性格

動く宝石と言われるほど、美しい外見のヨークシャー・テリア。長年貴族で愛されてきた愛玩犬として親しまれてきたように思えますが、実際は、ネズミ捕りに使われた犬種として親しまれていたのです。
上級階級の人々に親しまれるようになったのはだいぶ後の事でした。
 
さぞかし、優雅な外見に合った上品で大人しい性格を想像するかもしれませんが、狩猟犬として活躍していただけあって、実際はかなり活発でやんちゃな犬種です。
外見は優雅ですが、やはりテリアとしての本能が強いのでしょう。エネルギッシュで常に動き回っていたいほど元気な犬種なのです。
 
テリアといえば、攻撃性が強い、ですがもちろんヨークシャー・テリアにも当てはまります。
知らない人に対して警戒して吠えてしまう事もありますが、もとは賢い為、しつけ次第では吠える事をコントロールする事が出来るでしょう。しっかりしつけをしていけば、優秀な家庭犬となります。
 
テリア種は割と攻撃的というマイナスなイメージを抱かれる事が多いのですが、ポジティブで甘えん坊な愛嬌のある性格の子が多いです。そして、ヨークシャー・テリアのあの優雅な見た目からは想像も出来ないやんちゃぶりも魅力の一つでしょう。
その見た目とのギャップに魅力を感じる事、間違いありません。

ヨークシャー・テリアの飼い方

ヨークシャー・テリアは、テリアの中でも割としつけはしやすい方です。しつけを失敗してしまえば、吠えたり咬んだりする行動が見られますが、矯正は充分出来る犬種です。
 
基本的に室内で自由自在に好きなように動き回っている為、毎日走らせなければならないような運動は必要ではありません。ですが、探求心の強い犬種である為、日ごろの散歩は欠かせません。
一日に30分ほどで良いので、外を散歩するようにしましょう。室内では、おもちゃで引っ張りっこをしてあげると、なお良いです。
 
しつけもしやすく、運動もさほど必要ではない為、非常に飼いやすい犬種と言えるのですが、一つ注意しなければならない事があります。
それはお手入れに関する事です。
 
ヨークシャー・テリアの被毛は、定期的にカットをしなければ伸び続けてしまうシングルコートというもので出来ています。抜け毛は少ないのですが、ブラッシングをしないと、毛がからみ、もつれ、毛玉ができやすくなってしまうのです。
毛玉が出来てしまった個所は不衛生になりがちである為、皮膚病になってしまう事もあります。
毎日のブラッシングと、定期的にペットサロンでのカットをしてお手入れをしてあげる事が重要でしょう。

ヨークシャーテリアがかかりやすい病気・ケガ

気管虚脱

気管虚脱は、気管が押しつぶされてしまう病気です。気管は、本来ならば筒状の形をしていて、呼吸をしやすいようになっております。気管が押しつぶれてしまうと、苦しそうな呼吸、いびきをかき、更にはチアノーゼや呼吸困難を起こしてしまうでしょう。
最大の特徴はそのガーガーといったガチョウのような空咳です。激しく繰り返されるので、気づかない事はまずないでしょう。
 
一度変形してしまった気管は、そう簡単にもとに戻らない為、悪化させないように投薬治療する事がメインとなります。内服薬で済まされる事が多いのですが、あまりにもひどく気管が押しつぶされて、薬の効果が見られない場合は外科手術をする事になりますが、完治するとは断言できません。
 
呼吸の回数が自然と増える夏場に発症しやすいと言われ、また、肥満であったり、偏った栄養での食事が続いていたりすると更に注意が必要です。もともとヨークシャー・テリアは身体の構造上、発症しやすい犬種です。
 
肥満や栄養に気を付けても、遺伝や加齢で発症する事が大半である為、確実に予防する事は出来ません。その為、自宅で飼い主さんがヨークシャー・テリアに不安がかからないよう徹底的に管理する必要があります。
呼吸しやすくなるように室内の空調を整え、肥満にならないように適度な運動と食事、夏場の散歩は控えるなどといった事がポイントとなるでしょう。

歯周病

ヨークシャー・テリアは、その骨格上、骨が弱いという事から歯周病になりやすいと言われております。
虫歯は滅多になる事はないのですが、歯周病に関しては注意が必要です。口の中は全身の病気の窓口とも言われている為、歯周病を発症してしまうと全身の内臓に影響を及ぼしかねません。
 
歯周病のメカニズムは、主に口の中にたまった歯石や歯垢から始まります。口の中にたまった歯石や歯垢が常にあるという事は、常に口の中に細菌がいるという事であり、その細菌の成分により密着部分である歯茎を炎症させていきます。
 
炎症してしまえば、歯と歯茎の間に隙間が出来、その隙間に更に菌が入り込んでいき、内部まで炎症させていくのです。深刻化すると皮膚や骨を溶かすようになり、頬に穴が開く状態に陥ります。「歯瘻」とも言うこの状態は非常に危険です。
この状態に陥る前に、少しでも異常に気づいたら病院へ行くようにしましょう。
 
口臭がするという事は、歯周病の可能性があり、新たな病気の始まりでもあるのです。
定期的に口の中を見て歯の根元をチェックしましょう。
 
当たり前ではありますが、日ごろから歯磨きをして口腔内を常に清潔に保つ事が歯周病予防になります。仔犬の頃から歯磨きの習慣をつけていない場合は、食生活を見直す事でも改善になります。
缶詰など柔らかい物を普段から食べているのならば、メインをドライフードにしてみたり、ロープのおもちゃを与えたり、おやつに骨ガムを与えるだけでも充分予防になるでしょう。

膝蓋骨脱臼

ヨークシャー・テリアは、膝蓋骨脱臼になりやすいと言われております。よく動き、遊ぶ事が好きなヨークシャー・テリアは、室内でも常に動き回っている事が多いでしょう。
そうなりますと、足腰に負担がかかりやすくなる為、結果としてこの病気を発症しやすくなってしまうのです。
 
この病気は、膝の皿がずれてしまう病気であり歩行異常、最終的には歩行困難にまでなってしまう病気であり、治療や対策を取らなければどんどん進行していきます。
薬を服用する他、フローリングに絨毯を敷く、階段の昇降させない、などといった膝に負担がかからない環境にする事で、症状を悪化させない必要があります。
特にヨークシャー・テリアはくるくる常に動きまわっている事が多い為、飼い主さんや家族の方が注意しなければなりません。
 
グレード1の症状は、ほとんど無症状である為、なかなか気づく事が出来ません。このグレード1で気づく飼い主さんはほとんどいないと言って良いでしょう。
ですが、グレード2、3となると脚を常に上げて歩いたり、引きずったりという明らかな歩行異常が見られる為、すぐさま上記の対策を取って病院で診察、適切な治療を行わなければなりません。
 
進行してグレード4となると歩行困難になり、生活にも大きな影響が出てきます。グレード3までなら手術をしても、リハビリ次第で歩行に異常は見られなくなるのですが、グレード4の場合、手術そのものが難しくなってしまいます。
 
グレード3、4となると手術は必須です。手術は全身麻酔を施す為、ヨークシャー・テリアに大きな負担をかけてしまいます。
進行させない為にも早期発見がポイントとなるでしょう。