ペット保険会社一覧

ペット保険比較研究所で紹介している、現在日本で16社あるペット保険の会社をまとめました。各社の特徴や会社形態の違いなどを知りましょう。

ペット保険会社一覧

 現在日本に16社あるペット保険の会社を紹介しています。
 日本で「ペット保険会社」と呼ばれている16社は「損害保険会社」「少額短期保険会社」「共済会社」の3種類に分類され、そのうち、「損害保険会社」「少額短期保険会社」のみが国(金融庁・財務局)に登録をしている正式な保険会社であり、「共済会社」は厳密には保険会社ではありません。

 本ページでは「損害保険会社」「少額短期保険会社」「共済会社」の特色を述べたうえで、各ペット保険会社について簡単にご説明しております。

損害保険会社

 こちらでは損害保険の概要と、損害保険のペット保険会社についてご紹介します。

損害保険とは
 こちらのページでも解説をしている通り、損害保険は損害保険会社として免許を得た会社のみが提供することができる保険です。最低資本金10億円以上とハードルは高いものの、保険金や保険期間などの保険の内容に関して、特に制限がありません。後述の少額短期保険(保険金が最大1000万円等と定められている)と比べると、自由度は高いということができます。

少額短期保険との違い
 また、少額短期保険との最大の違いは「契約者保護機構」という団体への加入が義務付けられていることです。万が一損害保険会社が破たんした場合でも契約者保護機構が契約者を保護することとされているため、保険金が全く支払われない等の事態を避けることができます(但し契約者保護機構が保険金を全額補償する、と定められているわけではありません)。

アニコム損害保険株式会社
 業界最大手。独自のシステムを導入し、全国5000以上の動物病院で窓口清算を行うことができる。2014年度の改定により、それまでは無制限と設定されていた通院・入院の日数に年間20日の制限がついた新プランが導入され、波紋を呼んだ。

アイペット損害保険株式会社
 業界2番手。窓口清算対応病院も逐次増やしており、アニコムに迫る勢いの損害保険会社。手術特化型ペット保険をいち早く導入しており、その保険料の手軽さから人気を博している。老齢期の保険料の高さがネック。

au損害保険株式会社
 2歳の猫であれば月々990円と、保険料が安い点が大きな魅力であるau損保の「ペットの保険」。ただし、あくまでも「入院・手術」のみが対象である保険のため、通院は対象外であることに注意。

アクサ損害保険株式会社
 自動車保険のアクサダイレクトがペット保険分野にも進出。保険金支払い限度額はあるが、通院・入院・手術の項目ごとの限度額・日数(回数)制限はないため、自由度高く使うことができる。ただし、毎年更新審査があるため、高額な治療費を請求すると、翌年度に更新を打ち切られる可能性がある。

少額短期保険会社

 こちらでは少額短期保険の概要と、少額短期保険のペット保険会社についてご紹介します。

少額短期保険とは
 少額短期保険は、損害保険と比べると、取扱の保険商品や事業規模に制約が設けられています。まさに「少ない額(保険金額計1,000万円まで)で短い期間(1年以内 ※第2分野は2年以内)」を補償するための保険なのです。その代わり、損害保険会社は資本金が最低10億円必要と定められていますが、少額短期の場合は最低資本金1,000万円で設立することができます。保険料の年間少額短期保険会社が「ミニ保険会社」と言われるのはこのためです。

少額短期保険のここがポイント
 ペット保険は原則保険の契約期間が一年で、保険金額も少額であることが多いため少額短期保険と親和性が高く、実際、現在日本にあるペット保険会社の多くが少額短期保険会社となっています。
 また、少額短期保険会社は保険契約者保護機構の対象外となるので、万が一破たんした場合、契約が途中で終了してしまう可能性があります。そこで少額短期保険会社は、法令等により各種の規制措置が講じられており、経営の安定を図ることにより契約者の保護が図られています。特に、事業開始時に1,000万円、以降毎年前事業年度の正味収入保険料×5%+1000万円の供託金が義務付けられています。このため少額短期保険会社が万が一経営破たんなどに至った場合でも、経営者の保護が供託金の中から行われることとなっています。

ペッツベスト少額短期保険株式会社
どのプランでも80%と高い補償割合で、限度額も入院・通院・手術それぞれ25~50万円(プランにより異なる)と手厚く設定されている。反面、免責金額があり、最低でも7500円、保険料の安いベーシックプランでは2万円が設定されているため、金額の小さい請求ではほぼ意味をなさない、高額治療に特化した保険。

ペットメディカルサポート株式会社
 同じような補償内容の他社のペット保険と比較しても保険料は低く、使いやすい保険ではある。しかし、通常は毎年の更新ごとにリセットされる限度日数が、同じ傷病の場合は対象のペットの生涯で20日までと設定されており、慢性的な治療では20日以上の補償が受けられないという注意点がある。

ガーデン少額短期保険株式会社
 「日本ペット少額短期保険株式会社」から社名を変更。通院・入院・手術すべてを合わせた年間の保険金支払い限度額と補償割合のみの設定のため、自由度は高い。ネックは、「膝蓋骨脱臼」が支払い対象外項目として約款で設定されている点。トイプードルなどの小型犬に非常に多く、グレードが高い場合手術が必要なこともあるほど重要な疾患であるため、小型犬の場合には慎重に加入を検討すべき。

ペット&ファミリー少額短期保険株式会社
 同補償割合のものと比較しても保険料は控えめで、年間の保険金支払い限度額設定のみがあり、使いやすい。ただし、前項のガーデンと同じように、膝蓋骨脱臼が対象外である点に注意。交通事故が原因の場合は支払い対象となるとされているが、膝蓋骨脱臼は日常生活の中で発症することの多い疾病のため、ほぼ対象外と考えてよい。

もっとぎゅっと少額短期保険株式会社
 年間の支払限度額のみが設定されているタイプのペット保険を販売。ガン補償や賠償責任特約付きというメリットはあるが、自動付帯であるため、賠償責任特約の不要な完全室内外の猫であっても特約分の保険料を支払わなければならないというネックがある。

日本アニマル倶楽部株式会社
 年齢にかかわらず保険料が変わらないという利点があり、継続しやすいペット保険。ただし、保険金が高額となる老齢期にはシルバープランという老齢期専用プランへの切り替えが必要となる。アクサダイレクトと同じように更新審査による継続不可の可能性があるため、保険の使用が多い場合は注意が必要。

株式会社FPC
 補償割合50%のプランのみという、非常にシンプルな商品体系を売りにしているペット保険会社。保険料は同じ50%補償のものと比較しても業界最安値クラスだが、50%割合の保険商品しか存在しないため、手厚い補償を求める場合には不向きといえる。

あんしんペット少額短期保険株式会社
 通院・入院・手術補償型のペット保険の中でも、「ずっといっしょM」は50%補償の保険商品としては、特に幼齢期は最安値クラスであり、お手頃な保険会社であるといえる。ただし「ずっといっしょM」、手術特化型の「ずっといっしょS」は保険料が安い代わりに14000円の免責金額を設定しているため、高額な治療でなければ保険金がほとんど支払われないというデメリットがある。

イーペット少額短期保険株式会社
 70%プランでは初回のケガの診療費を100%補償するという、他社にない独自の補償がある。ただし老齢期の保険料の値上がりが著しいのも特徴で、トイプードルの場合、50%プランでも70%プランでも、10歳以降、同補償割合でのペット保険商品と比較すると最も高額な保険料となる。

ペット共済

 こちらではペット共済の概要と、ペット共済会社についてご紹介します。

ペット共済とは
 こちらのページでも解説をしている通り、ペット保険はもともと「ペット医療共済」という形でスタートしました。これらの「ペット医療共済」は「保険」ではなないため、当時は会社の運営などに当たっての規制や法律などもなく、自由に販売が行われていました。こうした、生命・損害の保険会社ではない会社が提供していた共済サービスおよびその運営会社を「無認可共済」と言います。

ペット共済への規制
 無認可共済はペット保険だけでなく様々な分野で運営されており、生命・損害の保険会社だけではカバーしきれない細分化された共済サービスを提供していました。が、自由度が高い半面、生保・損保のように法的な規制や監督官庁がないために、財務状況が不健全なまま運営されているもの、また、契約の内容が契約者等の保護に欠ける(契約者に不利な内容の)無認可共済等が存在しました。実際、「オレンジ共済事件」などの詐欺事件も発生しています。
 そこで2006年4月、これまでの無認可の共済を規制し、契約者を保護するという目的で、無認可共済は法的に認められない形となりました。現在共済として法的に運営が可能なのは、元々、法律に基づいて設立され、監督官庁による認可を受けていたJA共済・全労連・CO=OP共済などのいわゆる「認可共済」と、一部の「特定の者を対象とする」共済だけです。認可共済以外が一般から共済の募集をすると、「保険業法」違反となります。

ペット共済の現在
 以下で挙げているペット共済は、根拠法のある共済ではありませんので、一部の「特定の者を対象とする」共済に当てはまるように、会員制度をとっています(会に入会している特定の者を対象とした共済であるとするため)。また共済ですから、損害保険のような契約者保護機構や、少額短期保険のような供託金制度もありません。また、HP上などで「ペット保険」と謳っている会社もありますが、ペット共済はペット保険ではありませんので、注意が必要です。

日本ペット共済
 通院・入院の限度日(回)数がないため、使いやすい。また、数少ない100%補償プラン(ただし1日当たりの限度額は有り)を設けているペット共済会社でもある。対象が小型犬・猫のみであるため、大型・中型犬は対象外であることがネック。

株式会社ぺティーナ
 安い掛け金で補償を提供。また、まとめてプランの場合、年間限度額20万円・一請求当たり給付金のお支払いは10万円までと、自由度が高い。ただし年間限度額で考えると、同保障割合のペット保険商品と比較すると低い。

ペットライフジャパン
 ペット保険・ペット共済会社の中では唯一「定額保障」を導入しているペット共済。また、定率保障プランも、同補償割合の保険会社と比較しても安価な掛け金設定となっている。手術に対する限度額設定が、定額保障の場合最大でも45,000円という点がネック。

まとめ

 ペット保険会社と一口に言っても、保険(共済)としての種類の違いや、保険商品としての特色など、各社様々な違いがあります。自分はどういった保険商品を求めているのか、いざという時どのような補償が欲しいかなどを事前によく考えたうえで、ペット保険への加入を検討しましょう。

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