スーパーやショッピングセンター、銀行を手掛けるイオンですが、ペット保険も提供していることは知っていますか?
会社としては知名度がありますが、ペット保険の内容はどうなのでしょうか。
調べていくと、正直おすすめできないデメリットが見つかりました。気になるイオンのペット保険のデメリットはこちらでチェック!

イオンのペット保険はおすすめじゃない。その理由は4つ!

大手企業であるイオングループが提供しているペット保険は、イオンカードの会員限定の保険です。
さまざまなペット保険がある中で、イオンカードの会員は気になるペット保険の一つでしょう。
そこでイオンのペット保険を保険料や補償内容など、様々な観点からデメリットを検討しました。

比較の結果、結論としてはイオンのペット保険はおすすめできないということが分かりました。

おすすめではない理由は、下記の通りです。

①独自のオプションは面白いが補償内容は一般的
②他社と比べて保険料もそんなに安くない
③免責金額があり少額の治療費は補償されない
④1つの病気・ケガに対する補償の上限がある

それでは、各項目に関して、以下で詳しく見てみましょう!

イオンのペット保険の特徴は?

まずはイオンのペット保険のプランと特徴を整理してみましょう。

イオンのペット保険のプランは「ケガ+病気50%プラン」「ケガ+病気70%プラン」「ケガのみ50%プラン」「ケガのみ70%プラン」の4種類です。

各プランの補償内容と保険料を一覧にしましたので、ご覧ください。

商品名補償割合通院入院手術年間補償限度額生涯保険料(小型犬・15歳まで)生涯保険料(中型犬・15歳まで)生涯保険料(大型犬・15歳まで)生涯保険料(猫・15歳まで)免責
ケガ+病気50%プラン50%10,000円/日10,000円/日100,000円/回・年間2回まで50万円590,630円590,630円918,270円664,280円5,000円
ケガ+病気70%プラン70%14,000円/日14,000円/日140,000円/回・年間2回まで70万円761,290円761,290円1,219,920円864,580円5,000円
ケガのみ50%プラン50%10,000円/日10,000円/日100,000円/回・年間2回まで50万円171,520円171,520円171,520円160,480円5,000円
ケガのみ70%プラン70%14,000円/日14,000円/日140,000円/回・年間2回まで70万円202,400円202,400円202,400円186,080円5,000円

※表は横にスクロールできます。

イオンのペット保険は、通院・入院・手術のそれぞれが一日あたりに決められた限度額まで補償されるタイプです。

そのほかの補償内容(無料オプション)

ペットホテル費用

飼い主が病気や事故などで入院したとき、ペットホテルの費用が1日につき3000円(年間30日まで)まで補償されます。

診断書費用

ペットが受診し診断書費用がかかった場合、50%プランの場合は1通につき3000円(年間6000円まで)、70%プランの場合は1通につき5000円(年間1万円まで)まで補償されます。

特約(有料オプション)

賠償責任特約

ペットが人に噛みつくなどして賠償責任が発生したときに備えられるものが賠償責任特約です。イオンのペット保険では、月額200円を支払うことで、1回の事故につき年間1000万円までの補償を受けることができます。
ただし、すでに「個人賠償責任保険」に加入している場合は、わざわざペット保険で特約を付与する必要はありません。個人賠償責任保険は、自動車保険や火災保険などの特約としてすでに契約していることがよくあります。ペット賠償責任特約を付けようと思っている方は、個人賠償責任保険に入っていないか事前に確認するようにしましょう。

葬祭費用特約

ペットが亡くなったときの火葬などの葬儀費用などを補償してくれる特約です。
イオンのペット保険では、月額230円~を支払うことで、3万円までの補償を受けることができます。

割引サービス

オンラインで申込みをすると初年度の保険料が5%割引されます。
WEBで申込みする方がお得に加入できます。

加入・継続の年齢制限

ペット保険には加入時の年齢制限がありますが、イオンのペット保険は満10歳までの加入ができます。
その後、終身まで継続可能です。

以上がイオンのペット保険の特徴です。
これらを踏まえて具体的におすすめではない理由を確認していきましょう。

【理由①】独自のオプションは面白いが補償内容は一般的

独自のオプションは面白いが不要な場合もある

イオンのペット保険にはペットホテル費用や診断書費用、葬祭費用特約といった独自のオプションが用意されています。
面白いオプションではありますが、それぞれの補償内容をよく確認するとそこまで魅力的とは言えません。

まず、ペットホテル費用補償については、被保険者の入院等でペットホテルに預けた場合に1日3000円・年間30日まで補償しますが、一時的に預かってくれる家族や友人がいる場合には不要なオプションとなります。

次に、診断書費用補償ですが、保険金請求で診断書の提出が必要な際に費用を補償してくれます。診断書費用が自己負担のペット保険が多い中、補償が全くないよりは安心ですが、文書作成費用をとらない動物病院もあるので、その場合は不要となってしまいます。

また、葬祭費用特約については、月額230円~を支払うことで火葬などの葬儀費用などを3万円まで補償してくれます。
しかし、0~15歳までこのオプション料金を支払うと89700円もかかってしまいます。そうすると、葬祭費用特約で返ってくる上限金額を超えてしまうので損をしてしまいます。

このように、それぞれのオプションは、場合によっては必要ないものとなってしまいます。
ペット保険のオプションは自分にとって本当に必要か?しっかり検討しないと損をすることになるので気をつけたほうが良いポイントです。
(参考)ペット保険の特約って必要?

ケガのみプランはおすすめできない

ケガの治療にかかった費用のみを補償する「ケガのみプラン」もイオンのペット保険の特徴ですが、こちらはあまりおすすめできません。

犬がかかりやすい傷病ランキング

順位傷病名
1位皮膚炎
2位外耳炎
3位下痢
4位腫瘍
5位異物誤飲
6位胃腸炎
7位骨折
8位嘔吐
9位膝蓋骨脱臼
10位アレルギー性皮膚炎

猫がかかりやすい傷病ランキング

順位傷病名
1位下痢
2位皮膚炎
3位外耳炎
4位膀胱炎
5位腎不全
6位嘔吐
7位異物誤飲
8位尿結石
9位腫瘍
10位膝蓋骨脱臼

犬と猫のかかりやすい傷病ランキングを見ると、上位のほとんどは病気です。
実際にペットの医療では、病気での受診が多くなることから、ケガのみプランでは十分に備えられません
ケガ・病気のどちらにも備えられるペット保険への加入をおすすめします。

通院・入院の回数制限はないが、年間補償限度額は一般的

イオンのペット保険の補償内容としては、通院と入院の回数制限がないのが特徴です。

しかし、他社の同じ補償割合のペット保険と比較すると、補償の手厚さを示す「年間補償限度額」も一般的な水準ですし、日額の上限金額も一般的です。

50%補償の場合

会社名商品名補償割合年間補償限度額通院入院手術
イオンケガ+病気50%プラン50%50万円10,000円/日10,000円/日100,000円/回・年間2回まで
PS保険50%補償プラン50%100万円10,000円/日 年間20日まで20,000円/日 年間30日まで100,000円/回 年間2回まで
FPCフリーペットほけん50%補償プラン50%85万円12,500円/日 年間30日まで12,500円/日 年間3入院まで100,000円/回 年間1回まで
アイペット損保うちの子50%プラン50%73万円12,000円/日 年間22日まで12,000円/日 年間22日まで100,000円/回 年間2回まで
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%60万円10,000円/日 年間20日まで10,000円/日 年間20日まで100,000円/回 年間2回まで
イーペットe-ペット5050%60万円無制限無制限無制限
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%50万円無制限無制限無制限
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ50%プラン50%50万円無制限無制限無制限
アクサ損保いぬのきもち保険プラン50・ねこのきもち保険プラン5050%50万円無制限無制限無制限
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%50万円無制限無制限無制限
au損保通院ありタイプ50%コース50%50万円無制限無制限無制限

※表は横にスクロールできます。

70%補償の場合

会社名商品名補償割合年間補償限度額通院入院手術
イオンケガ+病気70%プラン70%70万円14,000円/日14,000円/日140,000円/回・年間2回まで
アイペット損保うちの子70%プラン70%122万円12,000円/日 年間22日まで30,000円/日 年間22日まで150,000円/回 年間2回まで
PS保険70%補償プラン70%100万円10,000円/日 年間20日まで20,000円/日 年間30日まで100,000円/回 年間2回まで
FPCフリーペットほけん70%補償プラン70%85万円12,500円/日 年間30日まで12,500円/日 年間3入院まで100,000円/回 年間1回まで
アニコム損保ふぁみりぃ70%プラン70%84万円14,000円/日 年間20日まで14,000円/日 年間20日まで140,000円/回 年間2回まで
SBIいきいき少短プラン70スタンダード70%70万円無制限無制限無制限
あんしんペットずっといっしょL70%70万円無制限無制限無制限
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ70%プラン70%70万円無制限無制限無制限
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン7070%70万円無制限無制限無制限
アクサ損保いぬのきもち ねこのきもちプラン7070%70万円無制限無制限無制限
au損保通院ありタイプ70%コース70%70万円無制限無制限無制限
イーペットe-ペット7070%60万円無制限無制限無制限

※表は横にスクロールできます。

このように、他社のペット保険と比較すると、イオンの補償内容はそこまで良いとは言えない内容です。
あえてイオンのペット保険に加入するメリットはそれほどないと言えるでしょう。

【理由②】他社と比べてそこまで保険料は安くない

ペット保険を比較をするときに気になるのが保険料です。
ペット保険は年齢を重ねるにつれて保険料も上がっていくプランが多いため、生涯でかかる保険料(当研究所の場合は0~15歳)を比較する必要があります。

イオンのペット保険と似た補償内容で、同じ補償割合の他社のプランを比べてみました。
小型犬の場合で安い順に並べた結果は以下のとおりです。

50%補償の場合

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)生涯保険料(中型犬・15歳まで)生涯保険料(大型犬・15歳まで)生涯保険料(猫・15歳まで)
FPCフリーペットほけん50%補償プラン50%392,250円435,950円455,400円375,050円
PS保険50%補償プラン50%435,950 円494,910 円537,190 円383,050 円
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%442,400円521,450円705,050円341,750円
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ50%プラン50%455,150 円499,320 円575,010 円394,190 円
イーペットe-ペット5050%563,290 円563,290 円774,430 円419,440 円
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%584,660 円626,350 円815,830 円490,180 円
イオンケガ+病気50%プラン50% 590,630円 590,630円 918,270円 664,280円
アクサ損保いぬのきもち保険プラン50・ねこのきもち保険プラン5050%619,260 円661,340 円675,160 円433,810 円
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%676,280 円676,280 円904,520 円520,510 円
アイペット損保うちの子50%プラン50%905,540 円905,540 円1,577,340 円792,220 円
au損保通院ありタイプ50%コース50%920,160円920,160円1,683,460円713,900円

※表は横にスクロールできます。

70%補償の場合

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)生涯保険料(中型犬・15歳まで)生涯保険料(大型犬・15歳まで)生涯保険料(猫・15歳まで)
FPCフリーペットほけん70%補償プラン70%490,700 円544,600 円568,900 円468,700 円
PS保険70%補償プラン70%555,250 円630,980 円685,890 円488,190 円
SBIいきいき少短プラン70スタンダード70%619,360 円730,030 円987,070 円478,450 円
あんしんペットずっといっしょL70%635,260 円762,210 円840,910 円443,870 円
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ70%プラン70%637,040 円698,890 円804,710 円552,020 円
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン7070%740,550 円819,590 円1,089,130 円584,210 円
イーペットe-ペット7070%760,140 円760,140 円1,073,750 円531,140 円
イオンケガ+病気70%プラン70%761,290円761,290円1,219,920円864,580円
アクサ損保いぬのきもち ねこのきもちプラン7070%815,770 円874,680 円894,050 円556,140 円
アニコム損保ふぁみりぃ70%プラン70%964,770 円964,770 円1,322,010 円725,190 円
アイペット損保うちの子70%プラン70%1,192,240 円1,192,240 円2,132,870 円1,038,970 円
au損保通院ありタイプ70%コース70%1,243,960円1,243,960円2,312,570円955,150円

※表は横にスクロールできます。

似たような補償内容で補償割合も同じなら保険料も同じようなものだと思うかもしれませんが、例えば、イオンと一番保険料が安いFPCの保険を比較してみると、生涯の保険料が20万円以上も変わることが分かります。
このように、イオンのペット保険は特に保険料が安いわけではないことを理解しておきましょう。

(参考)ペット保険は一生涯にかかる保険料でチェックしよう

【理由③】免責金額があり少額の治療費は補償されない

イオンのペット保険には免責金額が設定してあります。
免責金額があると、その金額分は必ず自己負担しなければなりません

イオンのペット保険の場合、50%プラン・70%プランともに免責金額5000円が設定されています。

特に慢性疾患の通院治療などで1回あたりの治療費が少額で、回数が多い場合には、この免責金額が大きな負担となってしまいます。

1日にかかる平均治療費を調査したところ、通院の1日にかかる平均治療費は8,000円でした。
もし、通院で8000円かかり、免責金額が5000円となると…
(8000円-5000円)×50%=1500円(保険金)
(8000円-5000円)×70%=2100円(保険金)

このように、免責金額があることで補償される保険金が大幅に減ってしまいます。

また、もし治療費が5000円を超えない少額の場合には、まったく補償されません。

十分に備えたいのなら、イオンのペット保険のような免責金額が設定されているペット保険は選ばない方がいいでしょう。

(参考)ここは必ずチェック!ペット保険にある「免責」って何?

【理由④】1つの病気・ケガに対する補償の上限がある

イオンのペット保険は1つのケガまたは病気に対する支払限度額が決まっています。

70%補償は35万円、50%補償は25万円と低く、この支払限度額は保険が更新されてもリセットはされません。

例えば、心臓病や皮膚炎などの慢性疾患になった場合に、この支払限度額を超えると一切補償を受けられなくなってしまいます

生涯を通して加入することを考えると、こういった支払限度額があると十分な補償が受けられないので、注意が必要です。

まとめ:イオンのペット保険のメリットはオプションだけ。保険の内容は他社に見劣りする

イオンのペット保険は、特徴的なオプションが用意されていることが最大のメリットです。
しかし、肝心の補償内容や保険料については、他社のペット保険と比べると、おすすめできません。

おすすめではない理由は下記の4点です。

①独自のオプションは面白いが補償内容は一般的
②他社と比べてそこまで保険料は安くない
③免責金額があり少額の治療費は補償されない
④1つの病気・ケガに対する補償の上限がある

当サイトではさまざまな視点でペット保険について紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。

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