ペット保険の比較・選び方

STEP.4 補償内容・補償割合・保険料の推移・特約の有無を知ろう

ペット保険を検討するに当たり、一番重要な部分が、この「補償内容・補償割合・保険料」のバランスになります。ここでは、それらのバランスの取り方や、それぞれの項目を俯瞰的な視点で確認していきます。また、保険会社によっては、オプションサービスとして特約を設定しているところもあります。その特約の内容についても確認していきます。

ペット保険の補償内容について

ペット保険が補償する範囲の基本は、
「通院」「入院」「手術」
の3つです。
これらの補償内容をいかに充実させるかを決めるのが、ペット保険を比較・検討する上ではじめに考えることになります。
その補償範囲を考えるにあたり、ペット保険は以下の4タイプのいずれかに分類されるので、自分自身がどのタイプを希望しているのかを把握しましょう。
これらの補償内容のタイプを検討する上では、以下のことが言えます。

ペット保険選びの鉄則 その1

  • 全ての内容を充実して補償しようとするほど、保険料は高くなる
  • 部分的に補償しようとするほど、保険料は安くなる
したがって、加入しようとしているペットに対して、どこまで手厚く補償してあげるかを決めることが重要です。

ペット保険の補償割合について

ペット保険の補償割合とは、保険に加入しているペットが動物病院で医療サービスを受けた際に支払う医療費に対して、保険会社側が負担する割合のことです。

人間の場合は、健康保険に加入しているため、医療費の3割を負担すれば医療サービスを受けることができますが、ペット(動物)の場合は、人間での健康保険のような制度がないため、動物病院で医療サービスを受けても基本的には全額自己負担となります。
この状況に対して、ペット保険に加入していれば医療費の一部をペット保険会社が負担してくれます。
2016年5月現在で提供している補償割合は以下の通りです。
※保険商品の特性は関係なく、提供している補償割合だけを抜き出しています。

会社名対象のペット
アイペット損害保険株式会社50% ・ 70% ・ 90%
ペッツベスト少額短期保険株式会社80%
ペットメディカルサポート株式会社50% ・ 70% ・ 100%
ガーデン少額短期保険株式会社50% ・ 70% ・ 90%
au損害保険株式会社50% ・ 70%
ペット&ファミリー少額短期保険株式会社50% ・ 70%
アニコム損害保険株式会社50% ・ 70%
もっとぎゅっと少額短期保険株式会社50% ・ 70% ・ 90%
日本アニマル倶楽部株式会社100%
アクサ損害保険株式会社50% ・ 70%
株式会社FPC50%
あんしんペット少額短期保険株式会社70% ・ 80%
イーペット少額短期保険株式会社50% ・ 70%
日本ペット共済50% ・ 70% ・ 100%
株式会社ペティーナ50% ・ 70%
ペットライフジャパン55% ・ 70% ・ 100%
これらの表をご覧いただくとお分かりになりますが、基本的にペット保険は50%補償が最も一般的な補償割合となり、続いて70%補償の商品が多くなります。
なお、仮に10万円の医療費がかかった場合に、50%補償なら5万円が自己負担で残りの5万円が保険会社から支払われることを意味し、70%補償なら3万円が自己負担で、残りの7万円が保険会社から支払われます。
つまり、補償割合が高くなるほど、加入者の負担は減り、保険会社の負担が大きくなります。その結果、加入者の保険料の支払いも高くなるのが一般的です。

※人間の場合は、国の制度で健康保険に加入しているため、病院に行っても3割負担で済んでいるはずですが、この場合は、国が7割を補償しているため、70%補償ということになります。

ペット保険選びの鉄則 その2

  • 補償割合が高い商品ほど、保険料の支払いも高く傾向にある

ペット保険の保険料の推移について

ペット保険の保険料は、ペットの種類(トイプードルやチワワなど)とその年齢に応じて、保険商品ごとに決まっていますが、ペット保険の保険料に関しては、非常に注意しておく必要があります。
この「ペット保険の保険料シミュレーション」のページにあるように、ペット保険の商品は基本的に、補償内容や支払限度額は変わらないにも関わらず、ペットの年齢に応じて保険料が上がっていく仕組みになっています。
このとき、保険料の上がり方に関しては、大きく分けて以下の2種類があります。

  • パターンA:ペットの年齢に応じて、保険料が比較的緩やかに上がるパターン
  • パターンB:ペットの年齢に応じて、保険料が級数的に上がっていくパターン

ペット保険は、ペットの年齢が0歳~4歳くらいまでは保険料はあまり変わらないのですが、それ以降の年齢になると、パターンAとBで急激に差が出てきます。
これは、後々、保険料の支払いについて経済的な負担が厳しくなることを意味していますが、そうなった時には、他の保険に見直そうと思っても、「新規加入年齢の制限」によって、他の保険に入れない場合が多いです。
したがって、ペット保険を最初に比較検討する際に、「将来的に保険料が上がり続けないかどうか(=支払い続けられるかどうか)」を十分に吟味しておきましょう。
人間と同じで、ペットも年を重ねるにつれて医療行為を受ける機会が増えてきます。老犬や老猫になった時に保険料が高くて保険に加入できないのは本末転倒です。
ペットのためにも、将来まで考えて保険を選ぶようにしましょう。

ペット保険選びの鉄則 その3

  • ペット保険の保険料は、ペットの種類と年齢に応じて決まります。
  • 保険料の上がり方は、ペットの年齢に応じて、「比較的緩やかに上がるパターン」と「級数的に上がっていくパターン」があります。
  • 比較的緩やかに上がるパターンを選び、将来にまでわたって加入し続けられるかどうかを重要視しましょう。

ペット保険の特約ついて

ペット保険の補償範囲は基本的に、「通院」「入院」「手術」が主ですが、以下のような特約をオプションサービスで提供している会社もあります。もちろん、オプションサービスなので、付帯するかどうかは加入者が自由に選べますが、有料サービスであることは認識しておきましょう。
特約の例としては以下の通りです。
ペット賠償責任特約
ご自身のペットが他人にケガをさせたり、モノを壊したりして、法律上の賠償責任を負った場合に、損害賠償金や訴訟費用・弁護士報酬など保険会社が負担してくれる特約です。補償してくれる範囲や金額の上限は保険会社によって異なるので、こちらの特約を付帯したい方は各保険会社のホームページを参照してください。
ペット用車イス費用
PS保険が提供している特約で、事故で肢を失ったとしても、ペットらしく日常生活をより良くさせてあげられるように、車椅子などの装備・装具について、保険加入者が負担した金額を保険会社が負担してくれる特約です。
ペットセレモニー費用
こちらもPS保険が提供している特約で、ペットとの死別によるお別れの際に加入者が負担した火葬費用等の金額を保険会社が負担してくれる特約です。
がん追加補償特約
もっとぎゅっとが提供している特約で、ペットが保険期間中に、獣医師によって「がん」と診断されたときに追加で補償してもらえます。
混合ワクチン接種特約
ペティーナが提供している特約で、混合ワクチンの接種費用を保険会社が負担してくれます。ただし、狂犬病・フィラリア予防は対象にならないので注意が必要です。
予防サポート特約
ペットライフジャパンが提供する特約で、予防接種(狂犬病は除きます)、ノミ・ダニ予防薬、毛球症予防薬等の予防措置を行った場合に、1年間に1度最大5,000円を支払われる、積み立てタイプの特約です。
各ペット保険会社が提供している特約は以下の通りです。
最も多くのペット保険会社が提供する特約は、「ペット賠償責任特約」です。ペット保険を比較する際に、この特約の観点も参考にしてください。
会社名提供している特約
アイペット損害保険株式会社ペット賠償責任特約(500万まで)
ペッツベスト少額短期保険株式会社
ペットメディカルサポート株式会社ペット用車イス費用・ペットセレモニー費用(3万円まで)
ガーデン少額短期保険株式会社ペット賠償責任特約(500万円までの保障)
au損害保険株式会社
ペット&ファミリー少額短期保険株式会社
アニコム損害保険株式会社ペット賠償責任特約
もっとぎゅっと少額短期保険株式会社がん追加補償特約・ペット賠償責任担保特約
日本アニマル倶楽部株式会社
アクサ損害保険株式会社ペット保険賠償責任危険補償特約(1000万円まで)・マイクロチップ装着特約
株式会社FPC
あんしんペット少額短期保険株式会社ペット賠償責任担保特約
イーペット少額短期保険株式会社ペット賠償責任特約
日本ペット共済
株式会社ペティーナ混合ワクチン接種特約
ペットライフジャパン予防サポート特約・お別れサポート特約

まとめ

このページでは、「補償内容・補償割合・保険料の推移・特約の有無」について確認しました。ここでの内容が、ペット保険を選ぶにあたり、一番重要な内容になります。
特に、
 「補償内容」と「保険料の推移」のバランス
が、ペット保険を選ぶ上で肝になります。
ペット保険比較研究所では、特に
 バランス型
をオススメしています。
理由は、ペットの補償を行うに当たり、「通院」「入院」「手術」を全て補償しており、なおかつ、年間の補償上限額が高いためです。
特にペット保険を始めて検討される方はバランス型のペット保険に加入し、ご自身のペットの医療費用の状況を見ながら、ペット保険の再検討を行うのが一番効率がいい方法だと考えます。

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