ペット保険を知ろう

損害保険会社と少額短期保険会社の違い

 ペット保険会社には、損害保険会社と、少額短期保険会社の2種類があります。損害保険会社と少額短期保険会社には、どのような違いがあるのでしょうか。また、損害保険会社のペット保険商品と少額短期保険会社のペット保険商品には、どのような違いがあるのでしょうか?損害保険と、少額短期保険を保険会社として比べることで、ペット保険商品に関するより深い知識をご提供します。

ペット保険には、損害保険会社と少額短期保険会社の2種類がある

 日本の保険会社にはいくつか種類が存在します。日本における保険会社の種類は3種類となります。それが、生命保険会社・損害保険会社・少額短期保険会社の3種類です。このうち、生命保険会社は生命保険(「人の生死にかかわる保険」を扱う保険)を取り扱いますので、ペット保険は損害保険会社または少額短期保険会社の扱いとなります。
 損害保険会社というのは聞いたことがある方も少なくないと思います。しかし、少額短期保険会社という保険会社を聞いたことがある方は多くはないのではないでしょうか。耳慣れない名前に「本当に保険会社なの?」と疑問を抱く方もおられるでしょう。ですが、この、少額短期保険会社もれっきとした保険会社なのです。

損害保険会社と少額短期保険会社の違い

 では、損害保険会社と少額短期保険会社にはどのような違いがあるのでしょうか?
 「少額短期保険とは」で述べたように、元々保険会社には生命保険会社・損害保険会社しかありませんでした。しかし「無認可共済」を法的に規制するにあたって、「少額短期保険」という新しい保険会社の種類が制定されました。
 この少額短期保険は、取扱の保険商品や事業規模に制約が設けられています。まさに「少ない額(保険金額計1,000万円まで)で短い期間(1年以内 ※第2分野は2年以内)」を補償するための保険なのです。その代わり、損害保険会社は資本金が最低10億円必要と定められていますが、少額短期の場合は最低資本金1,000万円で設立することができます。保険料の年間少額短期保険会社が「ミニ保険会社」と言われるのはこのためです。
 損害保険会社にそう言った制約はありません。生保兼営不可であるために生命保険は取り扱えないという制約はあるものの、保険商品の期間や金額に関しての制限はありません。しかし、最低資本金10億円と定められているため、会社規模が大きくなければ、損害保険としての免許が与えられないという、ハードルの高さがあります。

少額短期保険と損害保険・生命保険の違い
損害保険・生命保険少額短期保険
最低資本金10億円最低資本金1,000万円
年間収受保険料が50億円以下年間収受保険料に制限なし
生損兼営禁止生損兼営可

「契約者保護機構」の存在

 また、損害保険会社は保険契約者保護機構という団体への加入が義務付けられるため、万が一破たんした場合でも契約者は保険金の保証が受けられますが、一方の少額短期保険会社は保険契約者保護機構の対象外となるので、万が一破たんした場合、契約が途中で終了してしまう可能性があります。この、「契約者保護機構」の有無が、損害保険会社と少額短期保険会社の最大の違いとも言われています。
 そこで少額短期保険会社は、法令等により各種の規制措置が講じられており、経営の安定を図ることにより契約者の保護が図られています。特に、事業開始時に1,000万円、以降毎年前事業年度の正味収入保険料×5%+1000万円の供託金が義務付けられています。このため少額短期保険会社が万が一経営破たんなどに至った場合でも、経営者の保護が供託金の中から行われることとなっています。損害保険会社とは別の契約者保護の仕組みがあるのです。

ペット保険における損害保険会社と少額短期保険会社

 現状のペット保険に商品は最大でも契約期間が1年間まででとなっています。また、保険金が1,000万円を超えるような高額な保険商品は、現在のペット保険商品にはありません。すなわち、少額短期保険会社による保険商品でも、商品の中身は損害保険会社のものと遜色はないのです。

まとめ

 契約者保護機構(セーフティーネット)がないという、損害保険会社との違いはありますが、少額かつ短期という特性は、現在の規模の小さい会社の多いペット保険市場にマッチしています。ペット保険を少額短期保険会社のことをきちんと知った上で、少額短期保険会社のペット保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。

タイプ別ランキング

ペット保険比較のステップ