ペット保険を知ろう

ペット保険の「免責」って?

 ペット保険商品には「免責」という、保険金の支払いができない場合や項目・疾病名があらかじめ定められています。また、「免責金額」が設定されていることも。どのような場合に「免責」は設けられるのか、「免責金額」との違いは?「免責」にまつわるさまざまな疑問にお答えします。

保険の「免責」とは何か?

 保険商品には、「免責」という項目が設定をされていることがあります。免責とは、損害が発生しても保険会社が保険金の支払責任を負わない場合をいいます。
 また、保険商品の中には「免責金額」というものを設定しているものがあります。免責金額とは、損害が発生した場合に、被保険者が自己負担する額として契約時に設定する額をいいます。

損害保険会社と少額短期保険会社の違い

 一口に「免責」といってもその内容は様々です。妊娠・出産費用等は病気・ケガの治療ではないのでペット保険では保険金は支払われない、というのはご存知だと思いますが、それ以外にも下のような「免責」もあります。

  • 特定の状況などの場合に保険金の支払いができない(例・飼い主に全面的な過失がある場合等)
  • 特定の病名には保険金の支払いができない
  • 特定の条件(ワクチンで予防可能な疾病に関して、予防処置をしていないためにその疾病となった場合等)を満たす・満たさない場合に保険金の支払いができない。
  • 商品ごとの補償割合

 このように、免責として設定をされている項目は多様であり、これらは、保険契約約款や重要事項説明書等に、「保険金の支払いができない場合」等として記載されています。

少額な治療費に対する免責(免責金額)

 保険支払いの対象となる治療費の金額に、「免責金額」が設定されている場合があります。例えば、免責金額が2万円の場合、治療費が2万円未満でこの金額に達しない場合、保険金は1円も支払われません。免責金額は「この金額までは契約者の自己負担となります、この金額を超えた部分に関して、保険金を支払います」という意味合いで設定をされているからです。ですので、2万5千円の治療費がかかった場合、2万円の免責金額を差し引いた5千円が、実際の保険金の支払い対象額となるのです。どんなに補償割合や金額が高くとも、免責金額までの治療費は必ず自己負担をしなければなりません。
 免責金額は一部の保険商品にのみ設定されていますが、実際に、その多くが保険料のわりに補償割合が高い・保険金の限度額が大きい保険商品です。同じ価格帯の保険商品よりも補償の内容が充実しているように見えても、こうした落とし穴がある保険商品もあるのです。

次年度以降に追加される免責(不担保)

 ペット保険は通常1年が契約期間の保険で、翌年更新となると契約自体は継続されますが、契約期間内の限度回数や限度額などは新しくリセットとなります。ですから、通院の限度回数が20回で、1年目に限度額いっぱいまで通院・請求通院したとしても、2年目も20回通院することができるのです。
 ところが、契約初年度では保険金の支払い対象だった病気やケガでも、慢性化してしまい請求回数が増えるなどして、次年度以降は免責となって保険金が支払われなくなる場合があります。あまりに特定の疾病での保険金の支払いが多いと、翌年度更新時に「○○に関しては免責(不担保)として、保険金の支払いができない、という形であれば継続可能です」と言われ、実質○○に関しては全く保険金を受け取ることができなくなってしまうのです。めったにあることではないのですが、更新時審査を設けている保険会社などでは適用されることもあるようです。また、明確に「同じ傷病での通院回数は生涯を通して○回まで」と定めている保険会社もあります。

 保険料や補償割合などの目先の情報ばかりにとらわれず、免責の内容もしっかり確認しておくことが失敗しない保険選びのコツの1つです。

まとめ

 ペット保険における「免責」とは、保険契約期間内の病気・ケガの治療費以外のもの(契約期間内だが治療費ではない、契約期間を外れている等)を指していますが、その他保険会社によってさまざまな面積が付け加えられていることがあります。また、保険の利用状況などによっては、更新時に免責事項が追加されることも。免責金額の設定があるペット保険に関しては、その金額は必ず自己負担が発生します。保険金の金額だけではなく、どのような場合に保険が支払われないのか、「免責」の内容に関しても把握しておく必要があります。

タイプ別ランキング

ペット保険比較のステップ