ペット保険を知ろう

治療費の補償割合って?

 ペットの医療費をカバーするペット保険。ペットの治療費の全額を保険金として支払うわけではなく、治療費の何割かを補償、残りの治療費は飼い主の自己負担をなってきます。補償割合が高ければ保険金が多いのかというと必ずしもそうではなく、限度額なども重要になってきます。

基本となる「通院」・「入院」・「手術」をしっかりチェック

 ペット保険を比較する際に必ずチェックしておかなければならない項目が「補償割合」です。基本的にペット保険は病院で支払った医療費の全額が補償されるわけではなく、そのうちの決められた割合(補償割合)が保険金として支払われるよう設定されています。つまり補償割合とは「かかった医療費の何%が保険金として補償されるのか」ということを意味しています。

 では具体的に70%、50%、30%の補償割合の場合の保険金を比較してみます。補償割合によって支払われる保険金が違うことが分かります。

治療費が10000円の時、実際に支払われる保険金額(例)
補償割合
   
実際に支払われる金額
70% 7000円
50% 5000円

 このように、基本的には保険料が高ければ、保険金の支払額も高くなります。ただし、後述しますが、補償割合が高ければ高いほど良いのかというと、必ずしもそうではありません。

なお、2016年5月現在で提供している補償割合は以下の通りです。
※保険商品の特性は関係なく、提供している補償割合だけを抜き出しています。(日本ペット共済・ペティーナ・ペットライフジャパンは、保険会社ではなく共済会社です。)

会社名 対象のペット
アイペット損害保険株式会社 50% ・ 70% ・ 90%
ペッツベスト少額短期保険株式会社 80%
ペットメディカルサポート株式会社 50% ・ 70% ・ 100%
ガーデン少額短期保険株式会社 50% ・ 70% ・ 90%
au損害保険株式会社 50% ・ 70%
ペット&ファミリー少額短期保険株式会社 50% ・ 70%
アニコム損害保険株式会社 50% ・ 70%
もっとぎゅっと少額短期保険株式会社 50% ・ 70% ・ 90%
日本アニマル倶楽部株式会社 100%
アクサ損害保険株式会社 50% ・ 70%
株式会社FPC 50%
あんしんペット少額短期保険株式会社 70% ・ 80%
イーペット少額短期保険株式会社 50% ・ 70%
日本ペット共済 50% ・ 70% ・ 100%
株式会社ペティーナ 50% ・ 70%
ペットライフジャパン 55% ・ 70% ・ 100%

高い補償割合の保険商品の注意点!

 ペット保険商品の中には、80%~100%という、補償割合が高いものも存在します。補償割合が高ければ高いほど、自己負担額は低くなるということになりますので、基本的には契約者にとってはありがたいものではありますが、補償割合が高いからといって、いい保険商品であるとは限りません。

注意点

  • 保険料が高い
    ……補償割合が高いということは保険会社の負担も大きくなるということですから、当然、保険料は高くなります。しかも、他の50%から70%のペット保険商品よりも商品数が少ないために、同じ補償割合のものと比較が難しいという点もあります。
  • 限度額が低い・免責金額の設定がある
    ……補償割合が高くても1日当たりの限度額の設定が低ければ、実際に保険金が支払われる額は少なくなってしまいます。また、高い補償割合の保険商品の中には、免責金額が設定をされているものも。免責金額を超えた金額のみが補償の対象となりますので、結果として、補償割合は低いけれど免責金額のない保険よりも、保険金の支払いが少なくなることもあるのです。

 もちろん、これらの注意点は50%~70%の補償割合の保険商品にもあてはまることではあります。しかし、高い補償割合の保険商品の場合、割合にばかり目がいってその他の点に注意がいかなくなりがちですので、より慎重に検討すべきなのです。

保険料とのバランスを大切に

 いざというとき、補償割合は高いに越したことはありません。ただしその分保険料も大きく変わってきます。また、「うちのペットは病院の利用頻度が高いから…」といって補償割合の高い保険に加入したとしても、保険には「支払限度額」や「支払限度回数」が設定されていますので、必ずしもお得なわけではないのです。

 また、ペット保険は掛け捨てタイプの保険ですから、1年の契約期間内に全く保険の利用がなかった場合、その1年間の保険料はまるまる払い損という形になります。

 病気がちで頻繁に病院へ行くけれど、皮膚病などの治療で1回の治療費はそこまで高額にならないペットなら、免責金額の設定がなく限度額も低めだけれど、限度回数が多い保険のほうがいいでしょう。普段は全く病気をしないペットだけれど、いざという時の大病に備えるのでしたら、免責金額はあるけれど限度額や保障の割合が高い保険のほうが、結果的には損をしない形になるかもしれません。

 保険料とのバランスを考えて、「まずは気軽に始めてみたい!」、「手厚い補償をつけておきたい!」など、あなたとペットのライフスタイルに合った補償割合を選択することが大切なのです。

まとめ

 補償割合が高さのみで判断するのではなく、保険料と自身の経済状況の兼ね合い、その保険商品の限度額や免責金額の設定など様々な面から判断を行い、契約の判断をするべきだと言えます。

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