ペットの治療費は意外と高額で、金銭的にサポートしてくれるのがペット保険です。
ここでは「ペット保険ってそもそも何?」「加入の必要はあるの?」などペット保険初心者の方の疑問にお答えします!

ペットの通院・入院・手術を補償する「ペット保険」

最近話題のペット保険、どんなものかご存知ですか?

ペット保険とは、ペットが病気やケガで動物病院で診てもらったときにかかった治療費をカバーするための保険です。

最近、ペットが長生きするようになって、一緒に過ごす時間が長くなっていますよね。
でもやっぱり年を取ってくると元気がなくなって、病気やケガをすることが多くなります。

もしも突然、大切なペットが病気やケガをしてしまったら…。
考えたくもないですが、手術や入院、何度も通院をするよになると、高額な治療費が必要になってしまいます。

そんなとき、役に立つのがペット保険です!
ペット保険に加入していれば通院・入院・手術でかかった費用の一部を補償割合に応じて保険会社が負担してくれます。
長期の治療や高額な手術費が必要になったときを考えてペット保険に入る方が増えているようで、今はまだ日本の加入率は低いですがどんどん高くなっているのが現状です。
金銭的にサポートしてくれるペット保険は意外にも大きい存在なので、ペットを飼っている方はもちろん、これから飼われる方は加入されることをおすすめします!

(参考)ペット保険は何を補償してくれるの?補償割合は高い方がいい?

ペット保険の日本での加入率は5%。現在、市場が拡大中!

「日本の加入率は低い」と言いましたが、実際どれくらいだと思いますか?
実は日本での現在のペット保険加入率は約5%と、まだまだ少ない割合です。なので、ペット保険を知らなかったり、必要性を感じていない方がいるのも当然ではあります。

ペットの先進国であるスウェーデンではなんと約80%、イギリスでは約20%と言われ、日本と欧米の加入率には大きな差があります。
スウェーデンと日本の間に、どうしてこんなにもペット保険の加入率の差があると思いますか?

高い加入率を誇るスウェーデンでは、動物愛護法があってペットを飼うこと自体が厳しい国となっています。そのため、「ペットを飼う=ペット保険に加入する」は当たり前で、このような高い加入率になっているようです。
日本ではペット保険の存在をまだ知らない方も多く、欧米と比べてペットに対する意識の違いもあることから約5%と低い加入率になっています。

でも、最近ではペットショップでペットを迎え入れるときに保険に加入することが浸透してきました。
ペットを迎え入れるときにペット保険を紹介され、そのとき初めてペット保険を初めて知ったという話もちらほら聞きます。
ペット保険の種類の増加やインターネットでの申し込みができるといった市場も拡大し、おすすめのペット保険を紹介するサイトも増えたことで日本でも徐々に加入率が高まってきました。

ペット保険市場

アニコムの2019年中期経営計画によると、ペット保険の市場規模は毎年20%近く拡大し続けていて、今後も成長が予想されています。

日本のペット保険はイギリスや北米といったほかのペットの先進国と比べて10年ほど遅れてスタートしましたが、
2017年には日本でも市場規模500億円を突破する予測で、ようやく10年前のイギリスの水準に追いついたことになります。

日本のペット保険市場もこれらの国の足跡をたどるように成長していくと予想できるでしょう。

10年後には現在のイギリスの水準(市場規模1,850億円程度)まで拡大していくことが予想されます。
日本もペット先進国であるスウェーデンのように、「ペット保険の加入は当たり前」という認識に今後なっていくと思います。

もし、みんながまだ入っていないから…と加入を躊躇しているのであれば、乗り遅れてしまうかもしれませんね。

(参考)ペット保険の加入率は?みんなは入ってる?歴史と現状から今後を予測!

なぜペット保険への加入を検討する必要があるの?

ペット保険が初めての方は誰もが思うであろう疑問…

「ペット保険って加入する必要があるの?」

ペットには人間でいう健康保険制度がありません。
なので、動物病院でかかった治療費はすべて全額自己負担となってしまいます。

「経済的な負担を減らしてペットにきちんと治療したい!」と思われる飼い主様にとっては、治療費がカバーできるペット保険はなくてはならない存在になってくるでしょう。

ペットがずっと元気で保険を使う機会がなければ保険料がムダになってしまいますが、「ペット保険に加入しているから気になることがあったら気軽に病院へ行ける」という安心感はペットとの暮らしの中で大きいと思いますよ!

動物病院の治療費の実態は!?

ペットの治療費は全額自己負担とは言っても、「ペットの治療費ってそんなに高いの?」と思いますよね。特に初めてペットを飼う方にとってはペットの治療費なんて想像つかないのではないでしょうか。

「治療費がそんなにかからないならペット保険に入らずに自己負担でもいい」と思う方もいるでしょう。
何を隠そう、私もそう思っていました。

でも、その考えはどうやら違ったみたいです。
こちらは1日にかかる平均治療費の調査結果です。

1日にかかる平均治療費
通院8,000 円
入院12,000 円
手術100,000 円

こう見ると、1日にかかる平均治療費は意外にも高いと思いませんか?
もちろん診察や処置のみなどの診察内容だと数千円と少額になる場合もあります。

でも逆を言えば、平均治療費以上の金額がかかる可能性があるのです。

実際に、今までかかった最大の治療費のアンケート結果を見ると…

今までにかかった最大の治療費

約半数が5万円以上の治療費を経験しています。

私もペットの皮膚炎の治療で通院したところ、診察料や検査費、処置代、薬代などで、気が付くと治療費が1万円以上になっていた経験があります。
ペット仲間の中には骨折や椎間板ヘルニアの手術で40~50万円かかったという人もいます。

また、心臓病や腎臓病などの慢性疾患を発症した場合は何度も通院をするようになります。
例えば一度の通院が平均金額の8,000円でも、年間12回通院すると約10万円、それが数年続くと数十万円の治療費が必要になってくるので侮れません。

ペットの体調を心配しつつ、家計の心配もするのは精神的に辛いだろうと思いますね。

ただ、こういった調査結果はあくまで平均や一般論なので、
「動物病院に行くと治療費がかかるとは言っても、そもそも動物病院に行くことがない可能性だってあるよね。」
と考える方もいるでしょう。

私も加入前はそう思っていましたが、実はほとんどの方が動物病院での治療を経験しているんです。

1年間の動物病院の利用頻度

「1年間の動物病院の利用頻度」のアンケート結果では、動物病院を利用する頻度は半年に1回程度が一番多いことが分かりました。

実際に、私のペットも体調不良などで2~3カ月に1回は動物病院を利用しています。

ずっと元気でいてくれることが一番ですが、一度も動物病院を利用したことがないという方は6%。
つまり94%という高い確率で動物病院を利用することになると言えます。

ペットは意外にも治療費がかかり、動物病院を利用することが多いことをお分かりいただけたでしょうか?
ペット保険に入っていれば「通院」「入院」「手術」で発生した治療費の一部を保険会社に負担してもらえるので、治療費が高額でも金額を気にせず十分な治療を行えます

ペット保険は商品によって補償割合や補償内容が違うので、加入するときは商品の特徴を比較して、ペットに合ったペット保険を選ぶようにしてくださいね。

ペット保険の仕組み

ペット保険の必要性はわかったけど、そもそもペット保険ってどんな仕組みなの?
と思う方も多いですよね?

ペット保険は通院・入院・手術を補償するほかに、独自の仕組みがあることが分かりました。

例えばペット保険は1年ごとの掛け捨てということ。
終身まで契約したいなら、1年ごとに契約を更新することで補償を受けられます。

ペット保険が初めてだと、こういうペット保険独自の特徴を知らない方が多いですよね。
そこで、ここではペット保険の特徴的な仕組みについて紹介します!

加入できるペットの種類・年齢が決まっている

ペット保険は、すべてのペットが加入できるわけではありません。

加入できるペットの種類や年齢は決まっていて、主に犬や猫で、8~10歳の間が加入の上限年齢とされているペット保険が多いようです。
せっかく良いペット保険を見つけても、自分のペットが加入できなければ意味がありません。

加入するときは、まず最初に自分のペットが加入できるのかどうかをチェックしないといけませんね。

(参考)ペット保険に加入できるペットの種類は?年齢制限は?

免責に注意

ペット保険には「免責」というものが設定されているものがあります。

免責って何…?と聞きなれない言葉に目が点になりますよね。

免責があると、特定の場合に保険金が下りないことがあるんです。

ペット保険によっては、免責金額という必ず自己負担しなければならない金額が決められていてもらえる保険金が少なくなるものもあります。
そういった免責を知らずに加入してしまうと「免責で補償されない!保険の意味がない!」というトラブルにつながるので注意してくださいね。

(参考)ここは必ずチェック!ペット保険にある「免責」って何?

各保険会社ならではの特約がある

ペット保険には、各保険会社ならではの特約が用意されているものがあります。

特約は基本プランにオプションとして付けるもので、それによってさらに補償内容を充実させることができます。

追加でお金を払ってペット保険を自分なりにカスタマイズしちゃおう!という感じです。

ペット賠償責任特約などさまざまな種類がありますが、特約は多くの場合必要ないので、オプションの部分で加入を決めてしまわないよう気を付けましょう。

(参考)ペット保険の特約って必要?

割引制度を用意している保険がある

どんなものでも割引があるとうれしいですよね。

ペット保険の中にも割引制度があり、一定の条件を満たせば基本の保険料からの割引を受けられるものがあります。

お得にペット保険に加入することができますが、元々の保険料を高く設定して割引をすることで安く見せているだけということもあります。

保険料が本当に安いかどうかは、生涯を通じて保険料がいくらになるかで判断した方が良さそうです。

(参考)ペット保険の「割引」の罠に気をつけて!多頭割引、インターネット割引って本当にお得!?

待機期間について

ペット保険には加入した初年度に30~120日ほどの「待機期間」が設けられている場合があります。

この待機期間中に治療をし他場合には、ペット保険の補償は受けられません。

「いやいや、すぐに補償を受けたいんだけど…。待機なんてしてられない!」という方は、必ず待機期間の有無は確認しておきましょう。

(参考)ペット保険には補償までの待機期間がある?

保険金受取までの流れ

ペット保険で保険金を受け取るには実は「窓口精算」と「後日精算」の2通りのやり方があります。

窓口精算:治療を受けた際、治療費から保険の補償額を差し引いた金額を動物病院の窓口で支払えます。
後日精算:一旦動物病院で治療費を全額自己負担したあとで、後日保険会社に保険金を請求します。

窓口精算はとても便利ですがその分保険料が高く設定してあるなど、デメリットがあります。

便利さのために高い保険料を払うか、多少不便でも保険料が安くなるほうがいいか、自分に合った保険会社を選ぶようにしましょう。

(参考)ペット保険の窓口精算と後日精算、あなたはどっちを選ぶ!?メリット・デメリットは?

ペット保険会社のほとんどは少額短期保険

ペット保険を取り扱う保険会社は少額短期保険会社損害保険会社に分けられますが、ほとんどは少額短期保険会社です。

損害保険のほうが大手で安心というイメージがあると思いますが、少額短期保険と損害保険の違いは実はそれほどありません。

どうしても少額短期保険では不安…という方は、参考記事を確認してみてください!

(参考)「少額短期保険」って?「損害保険会社」との違いは?

ペット保険に加入するメリット&デメリット

ペット保険への加入にはメリットもあれば、もちろんデメリットもあります。
では、どのようなものがあるのか、それぞれ見比べてみましょう。

メリット

もしものときの高額な治療費に備えられる

ペット保険に入っていれば数十万もの手術費や慢性疾患での通院費などにかかる高額な治療費をある程度カバーできます

治療費を気にしなくていいので、金額を気にせずペットに十分な治療を行うことができます。

早期発見と早期治療につながる

「もしかして病気?」と思ったとき、ペット保険に入っていれば「とりあえず様子をみてみよう…」ではなく「とりあえず動物病院で診てもらおう!」と思えます。

早期発見・早期治療をすることで重症化を防ぐことができるので、ペットに苦しい思いをさせなくてすみますよ。

保険に入っているという安心感を得られる

家族の一員でもあるペットに万が一のことが起こったときに治療費が補償されるので安心です。

高額な治療費が必要になっても手持ちがない!ということを避けるためにも、お守り代わりとしてペット保険に加入される方も多くいます。

デメリット

病気やケガをしなかった場合、保険料がムダになる

ペット保険に入ったものの病気もケガもしなければ、保険料はムダになってしまいます。

ペット保険は掛け捨てなので、支払った保険料は残念ながら戻ってきません

ペット保険にはメリット・デメリットの両面がありますが、
損得以上に「ペット保険に入っているから大丈夫」という安心料という面が大きいのではないでしょうか?

それに、ペットも人間と同じで年を取ると病気を発症することが多くなります。
老犬のうち、半数以上はペット保険を利用するというデータもあるので、ペット保険に入っておく方が心強いと思います。

ペット保険の加入についてのユーザーの声

「ペット保険に加入した方がいいのかな…」と迷う方にとって役立つものが口コミです。

ここでは、ペット保険に加入している方の口コミを紹介します。

ペット保険を検討中の方はこちらも参考にしてみてください!

  • 脱臼で手術をしたのですが、補償割合80%に入っていたおかげで自己負担が少額で済み助かりました!(32歳/会社員)
  • ペットが元気なので保険を辞めようと思っていた矢先に病気になったことがあります。それからはペット保険に入り続けています。(45歳/主婦)
  • 保険で分からないところがあり、保険会社に電話したのですが親切に答えてくれたのが印象に残っています。(51歳/銀行員)
  • ある日、愛犬が足を引きずっていたので病院に行きました。レントゲン検査だけで数千円もかかることに驚きました。ペット保険に入っておいてよかったです。(24歳/会社員)
  • 窓口精算ができるペット保険に入っているんですが、保険料が高すぎて継続しづらいです。そんなに大きな病気になったことがないので見直しを考えています。(42歳/主婦)

考え方は人それぞれ。でも、家族の安心は大事!

口コミを見ると、ペット保険に対する考えは人それぞれということが分かりますね。
保険料がムダになってしまうことを考えて、ペット保険に入らずにペットのために貯金することも一つのやり方だとは思います。

でも、そうするとペットの様子が少しおかしくても様子見をしてしまうことがあるかもしれません。
様子見をしているうちに病状が悪化して、取り返しのつかないことになる場合もあるのですぐに病院に連れていける環境にしておいたほうが安心ですね。

実は私が以前飼っていたペットがそうで、気づいたら手術が必要になるくらい重篤な症状になってしまった経験があります。
治療費は高くつき、何よりペットが本当に苦しそうだったので悔やんでも悔やみきれません…。

ペットは家族の一員です。「家族の健康は何よりも大切!」と思う方は、安心のためにもペット保険への加入を検討してみてください!

まとめ

これまでペット保険について紹介してきましたが、疑問は解決できましたか? ペット保険はいろいろな種類があって初めての方にとっては少し難しいですよね。
以下のポイントを理解すると、ペット保険をより身近に感じられると思います。

  • ペット保険はペットの通院・入院・手術を補償する
  • 日本のペット保険加入率は約5%でも増えてきている
  • 加入していると万が一の高額治療でも安心
  • ペット保険には特徴的な仕組みがある

当サイトではさまざまな視点でペット保険について紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。