ペット保険を取り扱う保険会社をよく見てみると、ほとんどが「少額短期保険会社」となっています。
ここでは、少額短期保険会社の説明や損害保険会社との違いなどについて紹介します。

少額短期保険って?

こんにちは!ペット保険比較研究所の管理人です!
ペット保険にはさまざまな商品がありますが、ペット保険事態の運営は「少額短期保険会社」「損害保険会社」も2つに分けられることを知っていますか?

「損害保険会社」は耳にしたことがあるかもしれませんが、「少額短期保険会社」ってどんなものかよく分かりませんよね。

まずは「少額短期保険会社」について、歴史や特徴を踏まえながら分かりやすく説明していきます。

少額短期保険会社のペット保険ができるまで

実はペット保険はもともと「少額短期保険会社」や「損害保険会社」でスタートしたわけではありません。はじめは「ペット医療共済」という形で始まりました。

「ペット医療共済」は厳密にいうと「保険」ではなく、当時は会社の運営などの規制や法律などがなかったので自由に販売が行われていました。
そのためトラブルが多く、その問題を解決するために2006年4月に規制が厳しくなったとこで新たな保険業「少額短期保険業」が創設されました。

少額短期保険って?

少額短期保険は、その名の通り取り扱う保険金額が「少額」(1,000万円以下)で「短期」(1年以内 ※第2分野は2年以内)の範囲内で業務を行う保険です。

こうした規制を設けることで、経営状態の安定と契約者の保護を図っています

ペット保険は少額短期保険向き?

ペット保険は保険金が1,000万円を超えるような高額な保険商品ではありません。なので、ペット保険は少額短期保険向きだといえます。

実際、2016年6月現在、全13社あるペット保険会社のうち、損害保険会社は4社、少額短期保険会社は9社と、少額短期保険の方が多くなっています。

ペット保険での少額短期保険と損害保険の違いは?

ペット保険は少額短期保険と損害保険のものがあります。この2つには何か違いはあるのか気になりますよね。

2つの違いを表にまとめてみました。

少額短期保険損害保険
最低資本金1000万円最低資本金10億円
年間収受保険料に制限なし年間収受保険料が50億円以下
生保兼営可生保兼営禁止
損害保険契約者保護機構なし損害保険契約者保護機構あり
(代表的なペット保険会社)
PS保険
FPC
もっとぎゅっと(あんしんペット)
ガーデン
(代表的なペット保険会社)
アニコム
アクサダイレクト
アイペット
au損保

生命保険会社や損害保険会社の場合は金融庁によって免許が与えられて運営できますが、少額短期保険会社の場合は財務局へ登録し、どちらも厳しい基準をクリアして運営しています。

最低資本金についても損害保険・生命保険であれば10億円は必要となりますが、少額短期保険の場合は最低資本金1,000万円でニーズに合った保険商品を販売しているので「ミニ保険」とも呼ばれているようです。

そのほか、「少額短期保険は年間収受保険料が50億円以下」や「取り扱える保険については金額(1,000万円以下)」、「期間(1年以内 ※第2分野は2年以内)」、「生損兼営可否」といった違いがありますが、契約者に関わる大きな違いとしては「損害保険契約者保護機構の有無」が挙げられます。

損害保険契約者保護機構という法人団体に加入していると、万が一経営破たんした場合にこの損害保険契約者保護機構が契約者を保護してくれます。

でも、少額短期保険はこの損害保険契約者保護機構はありません。その代わりに最低資本金とは別に一定(前事業年度の正味収入保険料×5%+1000万円)以上の供託金を預けなければならないという仕組みになっています。

もし少額短期保険会社が破たんした場合は、契約者はこの供託金の中から保証をされることになるので、損害保険契約者保護機構の有無についてもそれほど意識しなくてもいいでしょう。

加入するのに違いはあるの?

少額短期保険の「少額」や「短期」といった言葉に不安を感じる方もいるかもしれませんが、これまでの説明からそれほど気にしなくてもいいことをお分かりいただけたかと思います。

少額短期保険と損害保険のペット保険に加入するのに違いがあるかどうか調べたところ、特に違いは見られませんでした。

「少額短期保険だから審査が厳しい」や「損害保険だから提出書類が多い」というわけではなく、それぞれのペット保険会社が決めた要項で加入できるかどうかは決まるようです。

少額短期保険の方が保険料が安い傾向にある?

少額短期保険は損害保険と比べて保険料が安い傾向にあることは知っていますか?「少額」で「短期」というところが保険料の安さにつながっているようです。
損害保険と大きな違いがないのなら、保険料が家計の負担にならない方がうれしいですよね。

また、損害保険のペット保険を取り扱っている保険会社は数が限られてきます。ペット保険の加入を検討されるのなら、少額短期保険を含めた方が選択肢が増えてより納得のいく商品に出会えます。

少額短期保険と損害保険のどちらの方がいいかというのはそれほど差がないので、それぞれの保険料や補償内容などを比べて選ぶことをおすすめします。

(参考)安くても安心な補償内容のペット保険ランキング

まとめ

少額短期保険会社と損害保険会社ではそんなに違いがないことが分かり、より深くペット保険について理解することができましたね。

少し難しいかもしれませんが、少額短期保険会社の特徴をきちんと知った上で、ペット保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。

  • ペット保険は少額短期保険向き
  • 少額短期保険と損害保険の違いはそれほど影響がない
  • 少額短期保険は損害保険と比べて保険料が安い傾向にある

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