ペット保険には「待機期間」が設けられているものがあります。もしこの待機期間に治療をしても、ペット保険の補償は受けられません。
なぜこのような期間があるのでしょうか?各社の待機期間の違いなども含めて少額短期保険募集人の資格を持つ管理人が詳しく説明します!

ペット保険の待機期間って?

こんにちは!ペット保険比較研究所の管理人です!
ペット保険を検討する中で、「待機期間」という言葉をよく耳にしませんか?

この待機期間で補償が受けられるタイミングが左右されるので、チェックしておかないと大変なことになってしまいます。
待機期間は保険契約の中でどこにあたるのか確認してみましょう。

ペット保険は基本的に以下のような流れで契約されます。
①保険会社に加入申込書や告知書などの必要書類が届く
②契約が承認される
③保険料が保険会社に受領された日に契約開始
(ペットショップで子犬・子猫購入時に加入できる、お迎え日から保険契約が開始となる一部の保険商品は除きます。)

ところが、保険会社によって契約開始後に「待機期間」という、動物病院を受診しても補償が受けられない期間が設定されている場合があります。

待機期間

図からも分かるように、新規で加入するペット保険に待機期間がある場合は「契約成立日=補償開始日」ではありません。

また、待機期間は初年度契約のみ対象です。2年目以降に継続契約する場合、待機期間はないので安心してください。

待機期間が設けられている理由

そもそもなぜこのような期間が設けられていると思いますか?

保険に加入・契約開始後すぐに保険金が支払われる仕組みになっていると、保険契約開始前に発症している・原因があるような病気やケガにも保険金を支払うことになってしまう恐れがあるからです。

「ペットが病気になったからペット保険に入ろう」と考えて病気・ケガになってから保険に入ることは、「保険契約期間内の病気・ケガを補償する」というペット保険の大原則から外れ、ペット保険会社にとっても損失となってしまいます。

あくまでも、「病気やケガになるかもしれないというリスクを考えて」加入するのがペット保険なので、「病気・ケガになったからペット保険に入る」というのでは補償は行われないのです。

でも、病気・ケガになっているとはいっても保険加入ができないわけではありません。治療中でもその旨を告知すれば保険加入は認められます。その場合、加入前からの病気・ケガに関しては補償の対象外となる場合があるので、できれば早めに加入することをおすすめします。

待機期間ってどのくらい?

ペット保険の待機期間の日数は、保険会社によってさまざまです。

基本的に病気・ケガの2つに分けて待機期間を設定し、ケガには待機期間なし(保険契約開始日から補償)としているところもあります。
これは、ケガの場合、病気と比べていつケガをしたのかが判断しやすいためです。

通常の病気の場合は一般的に30日程度の待機期間が設けられています。ただし潜伏期間が長い「がん」に関しては60~120日ほど設けている保険会社もあるようです。

待機期間の注意点

待機期間のあるペット保険で注意をしなければならないのは、保険金が支払われない期間があるということだけではありません。

待機期間も保険料の支払いは発生することも頭に入れておく必要があります。

待機期間は保険契約の開始後に設けられている期間なので、保険会社によってはケガは契約日から補償されることもあるので、契約者は待機期間中も保険料を支払わなくてはなりません。

また、ペットの体調が悪くても待機期間を待って病院に行けば保険金を支払われると思っていませんか?
例えば、待機期間が終わって動物病院に行き、大きな病気が見つかった場合、補償対象外になる可能性があります。

どこのペット保険でも初年度に見つかった病気は「契約前に発症していた」と認識することが多くあるようです。

各社の待機期間一覧

これまで待機期間について説明してきましたが、実際にどのように設定されているのか気になりますよね。待機期間が設定されているペット保険をまとめたので確認してみましょう。

会社名待機期間
アイペット損害保険株式会社待機期間はなし
ペッツベスト少額短期保険株式会社保険開始後、けがの場合は始期日より補償を開始。病気の場合は、始期日より14日間の待機期間がある。
ペットメディカルサポート株式会社待機期間はなし
ガーデン少額短期保険株式会社責任開始日から、ケガの治療は補償開始となる。病気(ガン以外)の場合は、責任開始日の31日目以降、ガンの場合は61日目以降から補償開始。なお、契約日は責任開始日の翌月1日となり、契約日より1年間の保険解約がスタートする。
au損害保険株式会社保険開始日から30日は待機期間としていて、病気による治療費は支払われない。ケガによる治療費は、保険開始日から補償の対象となる。
ペット&ファミリー少額短期保険株式会社ケガの場合、保険期間の初日から15日、病気(ガンを除く)の場合、保険期間の初日から30日、ガンの場合、保険期間の初日から90日間は待機期間として設定されている。
アニコム損害保険株式会社保険契約の始期日(補償開始日)から30日間は待機期間となり、病気に関しては31日目以降が保険の対象。ケガは待機期間がなく、始期日より保険の対象となる。
もっとぎゅっと少額短期保険株式会社病気の場合は、契約日から15日間の免責期間がある。がんによる支払事由については、契約日より起算して30日間の免責期間がある。ケガの場合は契約日の初日から補償開始となる。
日本アニマル倶楽部株式会社ガンの場合は責任開始から45日間の待機期間後、46日目から保障を開始する。
アクサ損害保険株式会社新規加入の場合、病気に関しては、保険始期日から30日間の待機期間がある。ガンの場合は待機期間120日間。
株式会社FPC待機期間はなし
あんしんペット少額短期保険株式会社責任開始日から30日間は病気(ガン以外)に対する補償は対象外、責任開始日から60日間はガンに対する補償は対象外、ケガは責任開始日より補償の対象となる。
イーペット少額短期保険株式会社保険契約始期日から15日間は待機期間となり、待機期間中の病気に関しては補償の対象外となる。ただし、待機期間中のケガに関しては補償の対象となる。
日本ペット共済但し、病気は30日間、ガンによる支払い事由については90日間の免責期間がある。
株式会社ペティーナ待機期間はなし
ペットライフジャパン待機期間はなし

表からも分かるように、すべてのペット保険に待機期間があるわけではありません。

アイペットやFPCなどは待機期間がなく、その代わりに申し込みから保険契約開始日までに一定の期間が設定してあります。こちらも補償開始時期に関わってくることなので確認しておくようにしましょう。

会社名保険契約(補償)開始までの期間
アイペット損害保険株式会社<口座登録>
申込受付日※の翌月の同じ日(31日などで同じ日がない場合は翌月末日)の午前0時から補償が開始します。
<クレジットカード>
申込受付日※の属する月の翌々月1日の午前0時から補償が開始します。
ペットメディカルサポート株式会社・通常はお申込みいただいた日の翌々月の1日となります。(例:8月20日申込→10月1日補償開始)
・ただし毎月1日にお申し込みいただいた場合のみ翌月の1日となります。(例:8月1日申込→9月1日補償開始)
株式会社FPC<口座登録>
初回引き落とし日
・当月15日までにFPC到着の場合、翌月27日が初回引き落とし日(補償開始日)となります。
・当月15日以降にFPC到着の場合、翌々月27日が初回引き落とし日(補償開始日)となります。
<クレジットカード>
申込日より21日後
株式会社ペティーナ毎月15日までに事務局着の申込書は審査のうえ承認後、翌月1日から保障開始となります。
ペットライフジャパン毎月20日までにクラブ事務局で受理された申し込み書類は、審査のうえ加入承認された後、翌月の27日に入会金1,000円とあわせて初回掛け金の口座振替をいたします。
(27日が金融機関休業日の場合は翌営業日)
振替が確認された時点で振替日より保障開始となります。

まとめ

待機期間は新規で加入する際に気を付けなければならない項目の一つです。

同じ保険会社で継続契約するならそれ以降は待機期間を気にする必要はないですが、別の保険会社に乗り換える場合は新規契約になるので再び待機期間に注意しなければいけません。

新規契約するときは以下のポイントを理解しておきましょう。

  • 待機期間は初年度契約のみ対象
  • ペット保険に待機期間がある場合は「契約成立日=補償開始日」ではない
  • 保険契約開始前に発症・原因があるような傷病と区別するために待機期間がある
  • 一般的に通常の病気の場合は30日程度の待機期間が設けられている
  • 待機期間中も保険料を支払わなくてはならない
  • 待機期間がない保険会社もあるが、別のかたちで期間が設けられている

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