ペット保険は必要だと思いますか?万一の高額治療費を考えてペット保険に入るべきか?貯金で十分なのか?悩んでいる方も多いのではないでしょうか。それぞれのメリット・デメリットについて考えてみました。

ペット保険vs貯金だと、ペット保険がおすすめ!

ペット保険に加入する必要があるのか?それとも貯金で十分なのか?を様々な観点から検討したところ、「ペット保険には加入したほうが良い」という結論に達しました。
また、選ぶなら、保険料がお手頃で、通院・手術・入院すべて補償するものをおすすめします。
なぜペット保険に入ったほうが良いのか?どのような商品を選ぶと良いのか?以下のポイントをチェックして考えてみてください。

  • ペット保険に加入すると、万一の高額な医療費に対する安心感を買える・気軽に動物病院に行けて病気の早期発見につながる
  • ペット用の貯金では、損をする可能性は無いが、現状の貯蓄額以上の治療費には対応できない
  • 保険は損得のみで言うと損をする可能性が高いが、大きなリスクを小さな負担で回避できる
  • 犬・猫ともに病気が重篤化すると医療費が高額になる
  • ペット保険に入るならなるべく安く幅広い補償が得られるものがおすすめ

こういったポイントについて、以下で詳しく説明します。

ペット保険加入のメリットとデメリット

まずはペット保険に加入した場合のメリットとデメリットを考えてみましょう。

メリット

万が一の高額な治療費に備えられる

ペットの治療費は、全額飼い主さんの負担となります。
大半は数千円で済む少額な治療ですが、場合によっては1万円以上の検査や、数万円~数十万円の手術が必要になることもあります。
ペット保険に加入していれば、このような万が一の高額な治療費に備えることができます。

安心感を得られる

ペットがいつ、どんな病気やケガをするのか、治療費がどれくらい必要になるのかは予測できません。
いつか来るかもしれないその日を思って不安になるよりも、「保険に入っているから大丈夫」という安心感を持って暮らせるというメリットがあります。
保険に加入することは、「安心を買っている」とも言えます。

気軽に動物病院に行けるので病気の早期発見・治療が期待できる

治療費が補償されるという安心感があると、気軽に動物病院に連れて行けるようになります。
ペットの異常を感じたときに「様子を見る」という選択が、ペットを苦しめるかもしれません。
反対に、多少の気がかりでもすぐに動物病気に連れて行くという判断が、病気の早期発見・治療につながり、重症化を防げることもあるのです。

デメリット

掛け捨てなので保険を使わなかった場合は損をする

ペット保険は掛け捨てです。保険を使わなくてもお金は返ってきません。
幸いにもペットがずっと健康で、治療を行うことがなければ、「払い損」になってしまいます。

保険の場合はお金の使い道が限られる

貯金をしていれば治療費に使わなかった場合ほかの費用にあてられますが、ペット保険に支払ったお金はほかに使えません。

貯金のメリットとデメリット

では、貯金のメリットとデメリットは何があるのでしょうか?

メリット

使わなくても損をしない

ペットの治療費として貯金をしていても、ほかの目的でお金が必要になったときにはそちらに充てることができます。ペット保険と違い、たとえ使わなかったとしても、損をするということはありません。

デメリット

貯蓄額以上の治療費の支払いには対応できない

ペットの治療費は予想以上に高額になる場合があります。特に手術や入院は高額になりがちで、数十万円の費用が発生することもあります。
もし、貯金額を超える治療費がかかるようなら、治療を断念することになってしまいます。

まとまった金額になるまで時間がかかる

貯金は急には増えません。ある程度まとまったお金になるまでには時間がかかります。
例えば、毎月5,000円ずつ貯金したとしても、50万円貯めるには、8年4ヶ月もかかってしまいます。
お金が貯まる前に高額な治療を行うことになっても対応できません。

保険は保険会社が儲かる仕組みになっている

ペット保険への加入を迷う一番の理由は「損をしたくない」からではないでしょうか。

保険は、保険会社が販売する「商品」である以上、基本的に保険会社が儲かる仕組みになっています。保険金を支払う割合と、加入者が支払う保険料とを天秤にかけて、きちんと利益が出るように商品設計をしています。

保険会社だけではありません。保険は「相互扶助」の精神で成り立っている、と言われます。たくさんの人がお金を出し合い、万が一のときはお互いを助け合うというものです。しかし実際は、保険をたくさん使った加入者が得をして、使わなかった加入者は損をするのでは、と感じるのは当然です。

そして、保険を使うかどうかは、実際にその時が来るまでわかりません。高額な治療費が本当に発生するかどうかは誰にもわからないのです。
その「もしも」に備えるために保険に加入すると考えるなら、「損か、得か」で判断するのはあまり意味がないのです。

掛け捨ての保険に入る心理とは

ペット保険は「掛け捨て」です。保険金を受け取らなくても、掛け金は戻ってきません。
それでも、ペット保険に入る人の心理とはどのようなものが考えられるでしょうか。

① 大きなリスクより小さな負担の方が受け入れやすいから

「大きなリスクを小さな負担で回避できるなら小さな負担の方を選ぶ」というのが人間の心理です。
万が一の高額な費用がかかる可能性を考えると、決まった保険料を少しずつ負担しておく方が受け入れやすくなるのです。

② 保険は安心を買うためのものと割り切っているから

もしもの高額な費用に備えて加入したものの、保険を使わないと保険料が無駄になってしまいます。
でも、保険に入っていると、安心感を持って生活できます。その安心を保険料で買っていると思って割り切っている方が多いようです。

犬にペット保険は必要か?

実際に愛犬の医療費はどれくらいかかるのでしょうか。
次の表は、ペット保険会社のアイペットが発表した犬がかかりやすい傷病トップ5と、当研究所が調べた治療費の目安です。

順位傷病名治療区分と治療費の目安
1位皮膚炎通院10,000円
2位外耳炎通院8,000円
3位下痢通院8,500円
4位腫瘍手術95,000円
5位異物誤飲手術100,000円
6位胃腸炎通院11,000円
7位骨折手術150,000円
8位嘔吐通院14,000円
9位膝蓋骨脱臼手術170,000円
10位アレルギー性皮膚炎通院12,000円

1位の皮膚炎や、2位の外耳炎、10位のアレルギー性皮膚炎は、治療しても繰り返し発症する可能性のある傷病です。治療区分は「通院」となっているので、例えば1か月に数回の通院が数か月~数年続くことも考えられます。知らぬ間に治療費が高額になる恐れがあります。

3位の下痢や8位の嘔吐は、比較的よく見られる症状なので、放っておいても良くなるだろう、と考えてしまいがちです。ただし、大きな病気のサインである可能性も否定できない、甘く見てはいけない症状でもあります。このような時も、ペット保険に入っていれば気軽に動物病院に連れて行くことができるため、万が一の場合も重症化を防げることが期待できます。

手術はいずれも10万円前後~20万円近くと、かなり高額になることがわかります。さらに、手術の場合は入院も伴うことが多いため、これ以上の費用がかかると考えられます。

猫はペット保険に入るべきか?

猫は比較的病気になりにくいとは言われていますが、実際のところ愛猫の医療費はどれくらいかかるのでしょうか。
次の表は、ペット保険会社のアイペットが発表した猫がかかりやすい傷病トップ5と、当研究所が調べた治療費の目安です。

順位傷病名治療区分と治療費の目安
1位下痢通院8,500円
2位皮膚炎通院10,000円
3位外耳炎通院8,000円
4位膀胱炎手術15,000円
5位肝不全手術13,000円
6位嘔吐通院14,000円
7位異物誤飲手術100,000円
8位尿結石手術90,000円
9位腫瘍手術95,000円
10位膝蓋骨脱臼手術170,000円

2位の皮膚炎や、3位の外耳炎は、治療しても繰り返し発症する可能性のある傷病です。治療区分は「通院」となっているので、例えば1か月に数回の通院が数か月~数年続くことも考えられます。知らぬ間に治療費が高額になる恐れがあります。

6位の嘔吐は、猫には日常的に見られる症状なので、放っておいても良くなるだろう、と考えてしまいがちです。1位の下痢もそうですが、大きな病気のサインである可能性も否定できません。このような時も、ペット保険に入っていれば気軽に動物病院に連れて行くことができるため、万が一の場合も重症化を防げることが期待できます。

手術はいずれも10万円前後~20万円近くと、かなり高額になることがわかります。さらに、手術の場合は入院も伴うことが多いため、これ以上の費用がかかると考えられます。

加入するなら、安くて通院・手術・入院すべて補償されるペット保険を選ぶ

結局のところ、ペット保険に加入するか、ペットのために貯金しておくかは飼い主さんの考え方次第です。

一度でも大きな病気やケガをした場合には、補償金額が生涯で支払う保険料を超える可能性もありますし、一度も使わないまま保険料を支払い続ける可能性もあります。
万一の高額な医療費のリスクを抱えたまま生活をするか、月々の支払いで安心を買うか、どちらを選ぶかは個々の選択になります。

しかし、大切なペットのことを考えると、ペット保険に入っている方がおすすめです。
仮に、ペット用に貯金をしていたとしても、ペット保険のように「保険があるから気軽に病院に行こう」とは思えないのではないでしょうか。
大切なペットのことを思えば治療費を気にせずに病院に行けて、突然の病気やケガに十分備えられるのが一番だと思います。

では、ペット保険に入ることを選んだ場合、どのようなペット保険を選べばいいのでしょうか?

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※アニコム調べ

1年間で通院・入院・手術のそれぞれにどれくらい治療費がかかったかアンケートをとりました。高額になる手術や入院の割合が多くなるかと思いましたが、実際は通院での請求が9割を占めていました。
1度の受診にかかる治療費は少額ですが、通院での利用頻度が多いのが原因でしょう。
しかし、通院だけに備えればよい、ということではありません。万が一の手術や入院で高額な治療費にも対応する必要があります。

1日にかかる平均治療費
通院8,000 円
入院12,000 円
手術100,000 円

「1日にかかった治療費」についてアンケートを取ったところ、手術の平均治療費は10万円となりました。
骨折で40万円、椎間板ヘルニアでは50万円もかかったケースもあったそうで、平均治療費以上の金額がかかることも少なくありません。
やはりもしものときの手術や入院にも備えておきたいところですね。
(参考)犬猫の治療費の実態は?何に一番お金がかかるの?

そこでおすすめしたいのは、通院・入院・手術をすべて補償するペット保険です。
さらに、ペット保険が掛け捨てであることを考えると、保険料の安いものから選ぶのが良いと思います。
当サイトでは、保険料が安くても補償内容が安心のペット保険をランキングにしていますので、参考にしてみてください!

(参考)安い保険料でも安心の保険はこれだ!最安クラスのペット保険を徹底比較!

まとめ

「うちのペットはまだ大丈夫」と思っていても、突然病気になって高額な治療費が必要になることがあります。
そんなとき、数十万円の治療費をすぐ出せる、という方でなければ、費用が原因で治療の決断がすぐできないことがあるかもしれません。そんな飼い主さんには、是非ペット保険の加入をおすすめします。
大切なペットにはペット保険は必要なのか、以下のポイントをチェックして考えてみてください。

  • ペット保険に加入すると、万一の高額な医療費に対する安心感を買える・気軽に動物病院に行けて病気の早期発見につながる
  • ペット用の貯金では、損をする可能性は無いが、現状の貯蓄額以上の治療費には対応できない
  • 保険は損得のみで言うと損をする可能性が高いが、大きなリスクを小さな負担で回避できる
  • 犬・猫ともに病気が重篤化すると医療費が高額になる
  • ペット保険に入るならなるべく安く幅広い補償が得られるものがおすすめ

当サイトではさまざまな視点でペット保険について紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。