子犬をお迎えしたときに、お店の人に勧められて加入したそのペット保険。本当にあなたに最適な商品でしょうか?ペット保険の「代理店制度」を知ると、その保険を勧められた本当の理由がわかります。

保険の代理店販売って?

まず、保険の代理店販売について説明しておきましょう!
保険の代理店は、保険会社の商品を取り扱うお店です。この代理店から保険に加入することができるので、保険会社と契約者の間を取り持つのが仕事です。
保険会社にとってはホームページ経由の加入だけではなく、顧客との接点を持っている代理店に商品を販売してもらうことで加入数が増えるという仕組みとなっています。
保険会社の公式サイトから直接加入する方法と代理店から加入する方法とでは、商品の内容に違いはありません。
ただ、保険会社の公式サイトから加入することで割引制度を用意している保険会社があるので、加入前に調べてみるのもいいかもしれませんね。
(参考)ペット保険の保険料の割引制度って?

ペット保険の代理店になるのはどこ?

ペット保険における代理店は、基本的に「ペットショップ」「ブリーダー」です。お客様がペットを迎え入れるのと同時に、ペット保険に入るようにしています。飼い主はペットショップの店員やブリーダーから直接ペット保険への加入を勧められます。
現在、ペット保険が広く知られるようになったのは、アイペットやアクサ損保などのCMの影響もありますが、このペットショップやブリーダーとの連携も大きく関わっていると言えるでしょう。

ペットショップやブリーダー以外の代理店もあります。それは、web上にたくさんある「ペット保険の比較サイトの運営元」です。
ペット保険にもたくさんの種類があり、迷ってしまうので、比較するのに役立つのがインターネットの情報ですよね。
ペット保険について調べると、ペット保険を紹介し、比較するサイトが多数ヒットします。そこでおすすめされている保険に加入する人も多いでしょう。その中には、実は保険会社と提携しているサイトがあり、保険会社に有利な情報だけを紹介しているものもあるので気を付けなければいけません。

代理店に支払われるマージンの仕組み

保険会社と代理店(ペットショップ・ブリーダー・比較サイト運営会社)が提携していることは分かりましたが、保険商品を代わりに売ってくれる代理店にとってのメリットは何があるのでしょうか?

マージンの仕組み

実は、保険会社と代理店の間にマージン(成約手数料)が発生しています。代理店が保険商品を販売したら、保険会社が一定のマージン(成約手数料)を支払うという契約を交わしているのです。

ペット保険は1年契約なので、新規加入の保険料の●%と、継続時の保険料の▲%で成約手数料が払われるのが一般的な仕組みになっています。
代理店にとってはマージンが受け取れ、保険会社にとっては販売数が増えるので、お互いにメリットがあるというわけです。

代理店はどんな保険を売りたい?

ペット保険は大きく2種類に分けられます。

① 保険料が高いペット保険
② 保険料が安いペット保険

代理店にとって望ましいのは、当然、よりマージンが多くもらえる商品です。
先ほど説明したように、代理店は保険を契約するたびにマージンがもらえます。となると、「①保険料が高いペット保険」の方が安い商品と比べてマージンが割高なのでおいしい商品と言えますよね。
実際に多くの代理店が販売しているアニコムやアイペットといったペット保険は保険料が高い商品です。
保険料収入のシェアで見ると、アニコムが約50%、アイペットが約20%を占めています。
このシェアの高さは、保険料自体が高いことに加えて、代理店での取り扱いが多く認知度が高いことが要因だと考えられます。
代理店で勧められているペット保険は保険会社が大手だから・補償内容が充実しているからといった理由だけではないことを理解しておきましょう。

<保険料が高いペット保険一例>

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬/15歳まで)生涯保険料(中型犬/15歳まで)生涯保険料(大型犬/15歳まで)生涯保険料(猫/15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
アニコムふぁみりぃ50%プラン50%699,140 円699,140 円954,490 円528,590 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
アイペットうちの子50%プラン50%905,540 円905,540 円1,577,220 円792,220 円72.8万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

一方で、保険を利用する加入者にとっては「②保険料が安いペット保険」の方が加入しやすく継続もしやすい保険ですよね。

<保険料が安いペット保険一例>

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬/15歳まで)生涯保険料(中型犬/15歳まで)生涯保険料(大型犬/15歳まで)生涯保険料(猫/15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
FPCフルーペットほけん50%392,250 円435,950 円455,400 円375,050 円85万円12,500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%435,950 円494,910 円537,190 円383,050 円100万円10,000円/日
年間20日まで
02,000円/日
年間30日まで
100,000円/日
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

FPCやPSなどの保険料が安いペット保険は、代理店を通さずにインターネットで保険を販売することが多いため、代理店に支払うマージンが発生せず、保険料が安くなっています。
アニコムやアイペットとFPCを比べてみても、同じ補償割合50%でも生涯保険料が30万~50万円も安くなるので驚きですね!
代理店でペット保険に入る場合は代理店にとっておいしい保険(=加入者にとって損な保険)に加入を促されていないか注意してください。

代理店での保険加入のメリット

ペットショップやブリーダーといった代理店でペット保険に加入するのはメリットがないわけではありません。
例えば、ペットショップでペットを迎えると同時にペット保険に入ると、待機期間なしでその日から補償を受けられる特別なプランに加入できることがあります。

例えば、アニコムには「どうぶつ健保べいびぃ」というペットショップなどの代理店のみで取り扱っている特別なプランがあります。
「どうぶつ健保べいびぃ」は初年度のみの契約ですが、ペットを迎えた日から1カ月間にかかった治療費が100%補償され、残りの11ヵ月は治療費の50%・70%が補償されます。
なお、2年目以降に継続して契約する場合は、「どうぶつ健保ふぁみりぃ」に継続することで終身まで加入できるようになります。

どうぶつ健保べいびぃ

もしインターネット経由で加入申し込みをすると、保険会社によっては「待機期間」が発生することがあります。この待機期間に動物病院を受診しても補償は受けられません。
待機期間がなくても申し込みから補償開始まで日にちがかかってしまうので、すぐにペット保険を始めたい方はペットショップやブリーダーでペット保険に加入することをおすすめします。
(参考)ペット保険には補償までの待機期間がある?

ペットを迎えるときにもっともおすすめのペット保険加入方法

ペットショップやブリーダーからペットを迎えるとき、おすすめのペット保険の加入方法は「最初はペットショップなどから待機期間のないペット保険に入り、その後すぐに乗り換えること」です。
子犬や子猫は環境が変化すると体調を崩しやすいので、いったん待機期間のない保険に入る方が良いでしょう。

ペットショップなどの代理店には、通常一年契約のところ、迎えた日から30日間や60日間を補償する代理店限定のペット保険を用意している場合があります。その場合は短い期間の保険に加入して、すぐに保険料の安いペット保険に乗り換えるのが賢いやり方です。

代理店に一年契約の保険しかなかった場合は、次年度の更新時に乗り換えになります。
ただ、アニコムはペットの年齢が若いときの保険料が安いので問題ないのですが、アイペットは若いときの保険料も高めなので待機期間があったとしても初めから他の保険商品(または他社)への加入を検討したほうがよいかもしれません。

ペットショップやブリーダーで扱われていない良いペット保険はたくさんあります。ペット保険を乗り換えるときは、きちんと納得のいくまで比較することが大切です。また、乗り換える際は新しく入る保険の審査期間も考えて、2~3カ月前には保険の申し込みをするようにしましょう。
当サイトでは、それぞれのペット保険の比較を行っています。よろしければペット保険選びの参考にご覧ください。

トータル補償

【50%補償】トータル補償型のおすすめペット保険ランキング
【70%補償】トータル補償型のおすすめペット保険ランキング
【80%補償以上】トータル補償型のおすすめペット保険ランキング
【総合】トータル補償型のおすすめペット保険ランキング

手術重視型

【50%補償】手術重視型のおすすめペット保険ランキング
【70%補償】手術重視型のおすすめペット保険ランキング
【80%補償以上】手術重視型のおすすめペット保険ランキング
【総合】手術重視型のおすすめペット保険ランキング

通院重視型

【総合】通院重視型のおすすめペット保険ランキング

まとめ

代理店が勧めるままにペット保険を選んでしまうと、保険料が高過ぎて継続が大変になることがあります。
ペット保険の代理店の仕組みを理解したうえで、しっかり比較をしてペット保険を選ぶようにしましょう!

  • ペット保険の代理店は保険会社の商品を取り扱う「ペットショップ」「ブリーダー」「比較サイトの運営会社」
  • 保険会社と代理店の間にはマージン(成約手数料)が発生している
  • 代理店は保険料が高い商品を売りがち
  • 代理店でペット保険に加入するとすぐに補償が開始される
  • 代理店経由での加入は乗り換えを意識してきちんと商品を比較しておく

当サイトではさまざまな視点でペット保険について紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。