拡大傾向にある日本の保険市場。ペット保険は今後どうなると思いますか?ここでは、ペット保険の歴史や日本の保険加入率を紹介、ペット保険会社ごとの保険料収入を比較しました。

ペット保険ってどうやって生まれたの?

ペット保険は今から30年ほど前にイギリスで始まったと言われています。犬の飼い主だった女性がペットにかかる治療費の高さに驚いて、自身でペット保険会社を設立したことが始まりとされています。
イギリスではペットを飼っている人が多く、ペット保険の設立者と同じように治療費に困っていた飼い主が多かったため一気に加入者が増えたそうです。そして「ペットの保険」という画期的なアイディアはヨーロッパ全土に広がり、やがてペット大国でもあるアメリカにも波及し人気を集めました。その後、各国にも浸透していき、日本にも普及しました。

日本のペット保険の変遷まとめ

日本のペット保険の歴史

ペット保険が日本で始まった当初は「共済」という、保険とは違い営利を目的としない相互扶助の団体でした。
当時、共済は法律で規制されていなかったので誰でもペット保険を始めることができました。そのため、保険金未払いや資金不足で経営破たんした会社や悪徳業者のトラブルなども多くあったそうです。
そういった問題に対処しようと、2006年4月に法律が改正されました。現在、ペット保険は損害保険会社のほかに少額短期保険会社のみが扱えるようになっています。

(参考)「少額短期保険」って?「損害保険会社」との違いは?

各保険会社の参入時期を比較

保険会社名設立・販売時期営業形態
アニコム損保保険2006年1月設立
2008年1月10日販売
損害保険会社
アイペット損保保険2004年5月設立
2008年4月販売
損害保険会社
もっとぎゅっと少額短期保険2003年1月17日設立
2008年4月販売
少額短期保険会社
ペットメディカルサポート2004年設立
2008年5月2日販売
少額短期保険会社
FPC2008年7月14日設立・販売少額短期保険会社
ペット&ファミリー少額短期保険2003年8月設立
2008年10月販売
少額短期保険会社
ペッツベスト少額短期保険2006年6月8日設立
2009年8月3日販売
少額短期保険会社
アクサ損害保険1998年6月設立
2011年4月1日販売
損害保険会社
ガーデン少額短期保険2012年2月20日設立
2013年1月販売
少額短期保険会社
au損害保険2010年2月23日設立
2014年4月販売
損害保険会社
イーペット少額短期保険2013年8月設立
2014年7月販売
少額短期保険会社
ペティーナ2002年4月設立
販売時期不明
少額短期保険会社
日本アニマル俱楽部不明少額短期保険会社
ペットライフジャパン不明少額短期保険会社

※ペット保険販売時期順

法律改正後、一番初めにペット保険を販売した保険会社が、ペット保険シェアNo.1を誇る「アニコム損害保険」です。いまやペット保険保有契約件数が66万件を超える大手のペット保険会社です。
また、SBIいきいき少額短期保険株式会社が2017年9月にペット保険に新規参入しました。
今後もペット保険の販売会社は増加していくことが予想されます。選択肢が増えるのは加入者にとっては良いことですね。

保険会社の経営状態を知るには?

現在は複数のペット保険があるので加入件数は分散されています。そのため、場合によっては経営不振になる保険会社も出てくるのでは…と少し不安になってしまいますよね。
ペット保険市場が競争化する中で生き残る保険会社を見極めるには保険料収入を確認することも一つの方法です。
各ペット保険の平成28年度の保険料収入を円グラフでまとめてみました。

保険料収入

※そのほかの保険会社については、HPでの発表がなかったため記載していません。

保険料収入が不明の保険会社を除き、実質的に一番保険料収入がある保険会社は「アニコム損保」、次いで「アイペット損保」になります。こう見ると、この2社がずば抜けてペット保険業界のシェアが高いことが分かりますね。
これだけのシェアがあればほかのペット保険より安定していると言えるでしょう。

日本のペット保険市場はますます拡大する予測

ペット保険市場推移

アニコムの調査によると、ペットの先進国であるスウェーデンの次にペット保険加入率が高いイギリスでは、ペット保険の市場が2009年には約800億円にまで成長しています。北米も上昇傾向にあるようです。
日本のペット保険はイギリスや北米といったほかのペットの先進国と比べて10年ほど遅れてスタートしました。
日本のペット保険市場もこれらの国の足跡をたどるように成長していくと予想できるでしょう。

(参考)初心者は必読!ペット保険って何?加入って必要?

日本のペット保険加入率が低い理由って?

スウェーデンのペット保険の加入率は約80%、イギリスでは約20%と言われています。比べて日本のペット保険の加入率は約5%と、まだまだ少ない割合です。ペットの先進国より10年ほど遅れてペット保険がスタートしているにしても、どうしてこんなにも加入率が低いのでしょうか?

① ペット保険の存在が広く認知されていない
加入率が高いスウェーデンでは、ペットは家族の一員という意識が強く「ペットを飼う=ペット保険に加入する」は当たり前です。
一方、日本はペット保険の存在をまだ知らない方が多く、欧米と比べてペットに対する意識の違いもあることから低い加入率になっているようです。

② ペットにかかる医療費が高いことを知らない
最近では医療の高度化で治療費が高額になり、手術で数十万、検査だけでも1万円を超えることも少なくありません。
ペットにかかる医療費が高いことを知らず、「ペットに保険なんて…」とペット保険に必要性を感じていない方も多くいます。

③ 露出の高いペット保険で保険料が高額なイメージになっている
ペット保険に加入することを検討している方の中には、保険料の高さで加入を迷っている方もいます。ペットショップなどで勧められるペット保険の多くは保険料が高いアニコムやアイペットなので、その保険料を見て「ペット保険は高い」というイメージとなっています。
でも実はアニコムやアイペットに知名度は劣るものの、コストパフォーマンスが良く、しっかり補償してくれるペット保険もあるんです!
当サイトでは、数あるペット保険の比較を行っています。よろしければペット保険選びの参考にご覧ください。

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まとめ

最近よく耳にするようになってきたペット保険。その歴史や変遷を確認してみると、これからペット保険がどうなっていくのかも見えてきますね。もしものときの高額な治療費に備えてペット保険への加入を検討されてみてはいかがでしょうか?

  • ペット保険はイギリスで誕生したと言われている
  • 2006年4月の法律改正後、損害保険会社と少額短期保険会社がペット保険を扱える
  • 日本で一番初めにペット保険を販売した保険会社は「アニコム損保」
  • 一番保険料収入がある保険会社は「アニコム損保」
  • 日本のペット保険市場は拡大傾向にある
  • 日本のペット保険加入率が低い理由は「ペット保険の存在が広く認知されていない」「ペットにかかる医療費が高いことを知らない」「露出の高いペット保険で保険料が高額なイメージになっている」

当サイトではさまざまな視点でペット保険について紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。