耳が後ろに反り返っている特徴があるアメリカンカールは、賢くていたずらもあまりしません。
特徴的な耳だからこそかかりやすい病気もあるので、もしものときに備えられるよう、アメリカンカールに合ったペット保険を選んでみようと思います。

アメリカンカール

アメリカンカール賢くて愛嬌のある猫

アメリカンカールの性格

立ち耳が後ろに沿っている状態の、一見変わった風貌をしたアメリカンカールの歴史は浅く、発見されたのも1981年と最近のことなので、特徴を詳しく知っている方は少ないでしょう。

人と接することを好み、愛嬌のあるアメリカンカールは、賢いためしつけもしやすい猫種です。
猫独特の気の強さもほとんど見られないので、猫を初めて飼う・猫が苦手という方でも非常に飼いやすいでしょう。

また、人に甘えることが好きなので、人がいない状態になるといたずらをするかと思いきや、もともとの大人しい性格もあって留守番中いたずらをすることはありません。
一人暮らしの方やマンション住まいの方におすすめできる非常に優秀な猫種です。

飼い方の注意点

まず、他の猫種にはない後ろに反り返った耳は、興味本位で触りたくなってしまいますが、過度な触り過ぎは軟骨を傷つけるほか、カールそのものがなくなってしまう恐れがあります。
そのため、耳はむやみに触らないようにしなければなりません。

また、その耳の特徴上、外耳炎になりやすいと言われています。
外側に向いているから外耳炎になりにくいと思われがちですが、アメリカンカールの耳の軟骨は固く、内部が複雑になっているため、耳掃除は欠かせません。

耳の軟骨が固いということもあって耳掃除もしにくいと言われています。
仔猫のころから耳掃除に馴れさせておく必要がありますが、馴れていない子は少しずつ馴れさせるか、動物病院で耳掃除をしてもらいましょう。
耳掃除は一週間に二回のペースで行うのが望ましいです。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

アメリカンカールにはかかりやすい病気がいくつか挙げられます。
ここでは、その中で「外耳炎」「糖尿病」「毛球症」についてご紹介します。

外耳炎

アメリカンカールの耳は、ただ後ろに反り返っているというだけではなく、軟骨が固く、内部のヒダが複雑になっていることも特徴の一つです。
内部のヒダが複雑な構成になっているため、通気性が悪く、少しでも耳のケアを怠ってしまうものならばすぐに外耳炎を発症してしまいます。

悪臭がしたり、耳をかこうとしたり、頭を振ったりする様子が頻繁に見られた場合はすぐに耳の中を確認してみましょう。

アメリカンカールの外耳炎は再発率が高いため、飼い主が日ごろから耳のケアをして気を付けることがポイントです。
日ごろからの耳掃除で予防できる病気なので、こまめに耳掃除を行いましょう。

【治療費について】
外耳炎になってしまったら、自宅での耳掃除で治すことはできません。
必ず動物病院へ行き、専用の薬品で洗浄、点耳薬も処方してもらいましょう。

進行してしまうと中耳炎を起こしてしまい、悪化すると鼓膜が破れてしまうこともあるので早期発見が重要です。

通院(通算2~5回)
治療費3,000 ~ 5,000万円/回

通院をする場合、1万~3万円程度かかりますが、症状が悪化している場合は、長期的な投薬治療が必要となってしまいます。
何度も通院をすることになるので、通院補償が手厚いプランを選びましょう。

糖尿病

糖尿病はどの猫種にもかかる可能性があり、加齢とともに発症率が上がります。
もちろん、アメリカンカールも例外ではありません。
特に体格が意外と筋肉質でがっちりしているため、食事量も多くなってしまうことがあるので気を付けましょう。

糖尿病の最大の敵は食生活です。バランスの悪い食生活は肥満にもなりやすく、様々な病気を発症しかねません。
糖尿病になると、水を飲む量、食べる量が増える、体重減少、腹部が膨らむ、元気がなくなるといった症状が見られます。
そのほか、腎不全、肝硬変、急性膵炎、糖尿病性ケトアシドーシスという命を脅かす重篤な病気を併発する可能性もあります。
特に糖尿病性ケトアシドーシスは発症してしまえば、まず助かる可能性は極めて低いので注意が必要です。 

【治療費について】
インスリンというホルモンが正常に機能しなくなることで、身体のあちこちに異常が起こる病気なので、治療法は毎日のインスリン投与と食事療法をするというものになります。
完治することはまずないため、飼い主がアメリカンカールと上手に付き合っていけるようにこの病気について理解しておく必要があるでしょう。

通院(通算10~20回)
治療費5,000~2万円/回

糖尿病は、長く付き合っていかなければならない病気です。数十回と継続的に通院を行うので、最終的に5~40万円もかかってしまいます。
そのため、通院補償をしっかりと補償してくれるペット保険がおすすめです。

毛球症

アメリカンカールの長毛タイプの子がかかる毛球症は、外耳炎の次にかかりやすいと言っても良い病気です。
毛づくろいを行うことで自身の被毛を清潔に保つ猫ですが、毛づくろいの際に飲み込んだ毛は、吐いたり排便したりすることで体内から出します。
しかし、毛球症になってしまうと、このときの毛を消化することができずに体内に残り、吐けない、食欲不振、便秘などといった症状を見せます。

毛球症は、主に飲み込んだ毛の量が多すぎてキャパオーバーしてしまっているときによく見られます。
ブラッシングを怠っているアメリカンカールに多く見られるでしょう。
また、ストレスが溜まっていると、必要以上に毛づくろいを行い、結果として毛球症を起こしやすくなります。

適切なブラッシング、毛を排出しやすくする植物繊維が多く含まれた食事内容にするなど、少し改善するだけでこの病気になる可能性は低くなります。

【治療費について】
体内で溜まってしまった毛は、そのまま塊となってしまい、腸閉塞を起こしてしまうこともまれにあるため、油断はできません。早急に病院での治療をすることが望ましいでしょう。

軽症の場合は、毛球を排出させるための薬を服用しますが、あまり効果がなく、重症の場合は開腹手術をする必要があります。

通院(通算2~5回)手術・入院治療(2~3日)
治療費2,000~1万円/回10~25万円

毛球症は日頃のケアで予防ができる病気ですが、換毛期などは気づかずたくさんの毛を飲み込んでしまうこともあるでしょう。

軽度で通院のみで治療できる場合でも5,000~5万円、重度で手術になると10~25万円もかかってしまいます。
そのため、通院と手術をバランスよく補償してくれるペット保険を選ぶことがポイントです。

アメリカンカールにおすすめのペット保険選びのポイントは3つ

ペット保険にはいろいろ補償タイプがあるので、その中からかかりやすい病気に備えられるものを見つけることが大切です。

ここでは、アメリカンカールにおすすめのペット保険を選ぶポイントをまとめてみました!

ポイント1:免責金額が設定されていないこと

免責金額があると、設定されている金額分は補償を受けられません。

例えば、免責金額が5,000円で、1回の治療が3,000円なら一切補償が受けられないということになります。そんなことになるとペット保険に入っている意味がないですよね。

 1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

1日にかかる平均治療費を調査したところ、このような結果になりました。
通院の1日にかかる平均治療費は8,000円です。でも、通院は診察と処置だけだと1,000~4,000円になることもあるので、しっかりと補償を受けるためにも免責金額がないペット保険を選びましょう。

ポイント2:長期の通院・ある程度の手術を補償すること

ペット保険の補償内容には1日あたりに支払われる限度額と、1年あたりに支払われる限度回数が決められているものがあります。
その金額があまりにも低いと、せっかくペット保険に入っているのに十分な補償を受けられなくなってしまいます。

補償内容に制限がある場合は、通院の限度額は平均治療費の8,000円以上、限度回数は20日以上あるのが望ましいでしょう。

また、手術の補償もある程度必要です。
1度の手術でかかる平均治療費は10万円なので、手術補償に限度額が決まっている場合は、最低でも10万円以上補償するペット保険を選ぶといいと思います。

ポイント3:年間補償限度額が高いこと

年間補償限度額とは、年間で支払われる保険金の上限金額のことです。
基本的にこの金額が高いほど補償内容が充実しているといえるので、補償の手厚さを知るためにチェックは欠かせません。

また、通院・入院・手術の各補償内容に制限がない場合は、この年間補償限度額に達するまで補償が受けられます。
年間補償限度額は50%補償の場合、最低でも50万円以上あると安心でしょう。

アメリカンカールに適したペット保険の補償内容と保険料

それでは実際に、先ほど紹介した3つのポイントでアメリカンカールにピッタリなペット保険を選んでみましょう!
アメリカンカールは通院・入院・手術をする病気になりがちなので、すべてを補償してくれるペット保険がおすすめです。
今回はペット保険で一般的な補償割合50%で比較していきます。

まずはポイント1の「免責金額が設定されていないペット保険」を選び、生涯保険料が安い順に並べてみました。

保険会社名商品名補償割合生涯保険料(猫・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%341,750 円50万円制限なし制限なし制限なし
FPCフリーペットほけん50%375,050 円85万円12500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%383,050 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ50%プラン50%394,190 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050%419,440 円60万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保ねこのきもち保険プラン5050%433,810 円50万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%490,180 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%520,510 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50%713,900円50万円制限なし制限なし制限なし
アイペット損保うちの子50%プラン50%792,220 円73万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

ポイント2・3をまとめると「通院は限度額が8000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上、年間補償限度額は50万円以上」です。
この基準については、すべてのペット保険が満たしています。

3つのポイント以外にそれぞれのペット保険で生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)も比べてみましょう。
50%補償では40万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすい商品と言えます。
比較的保険料が安い保険は、FPC、SBI、PS保険という結果になります。

ただし、PS保険のペット保険は「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というデメリットがあります。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、アメリカンカールは継続的な治療が必要になる糖尿病などの慢性疾患にかかりやすいので、発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。
(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の落とし穴

残りのFPC、SBIについては、アメリカンカールがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

アメリカンカールにおすすめ!「SBIのいきいき少短のプラン50スタンダード」「FPCのフリーペットほけん」の特徴

最後に、アメリカンカールにおすすめのペット保険に選ばれた「SBIのいきいき少短のプラン50スタンダード」「FPCのフリーペットほけん」の特徴を確認してみましょう。
こちらも検討の際に参考にしてみてください!

SBIいきいき少短のプラン50スタンダード

  • 保険料が安く、気軽に加入しやすい。
  • 回数や金額を気にせず自由に請求できるが、年間補償限度額は最低ラインの50万円に設定してある。
  • 膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニアは補償対象外項目に指定されている。
  • 病気の場合は補償開始日から1ヶ月の待機期間がある。

(参考)ペット保険には補償までの待機期間がある?

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある
  • 約款にもデメリットになるような項目はなく、カスタマーサービスにも定評がある

SBIの特徴として、「猫エイズが補償されない」という点があります。
今回なりやすい病気としてご紹介した3種類には入っていませんが、外飼い猫や元野良猫の場合には気を付けたい病気です。
その場合には、特に補償対象外の傷病が設けられていないFPCがおすすめです。

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

まとめ

ペット保険の種類が多くて悩まれている方はかかりやすい病気に合わせてペット保険を選ぶのも一つの手です。以下のポイントを参考にしてアメリカンカールに合ったペット保険を見つけてみましょう。

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。