オーストラリアン・ケルピー

引き締まった体と大きな耳が特徴的なオーストラリアン・ケルピーは、運動能力が高く牧羊犬として活躍する犬種です。
かかりやすい病気をチェックして、オーストラリアン・ケルピーに合ったペット保険を選んで万が一に備えましょう。

オーストラリアン・ケルピーは活発で判断力がある犬種

オーストラリアン・ケルピーの性格

オーストラリアン・ケルピーは牧羊犬として生み出されたオーストラリア原産の犬種です。今でもオーストラリアでは牧羊犬のほか、ショードッグとしても活躍しています。

オーストラリアン・ケルピーは牧羊犬らしく、判断力があり活発な性格をしています。服従心も強いので与えられた仕事を熱心にこなします。そのため、比較的簡単にしつけができ、物覚えも早いでしょう。

また、警戒心から家族や仲間と認めていないものには、距離を置くことがあります。いつもは大人しく争いを好まない犬種ですが、警戒して吠えることもあるので番犬としても向いているでしょう。

飼い方の注意点

オーストラリアン・ケルピーは牧羊犬として生み出されたこともあり、運動量が必要な犬種です。
運動が不足しているとストレスとなり、無駄吠えなどをする場合があります。
そのため、十分な運動ができない家庭にはあまりおすすめではありません。
散歩だけではなく、ドッグスポーツをしたりドッグランで走らせたりすると喜ぶでしょう。
ただし、オフリードにするとどこまでも走って行ってしまうので気をつけてください。

また、艶やかな被毛の手入れも欠かせません。
短毛なので手入れは楽ですが、換毛期は下毛が大量に抜けます。定期的にシャンプーやブラッシングをしてあげましょう。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

たくましいオーストラリアン・ケルピーですが、気を付けなければならない病気もあります。
ここでは、オーストラリアン・ケルピーがかかりやすいといわれる「股関節形成不全」「拡張型心筋症」「進行性網膜萎縮」についてご紹介します。

股関節形成不全

太ももの骨と骨盤をつなぐ股関節に異常が起きた状態を「股関節形成不全」といいます。
健康な犬は成長とともに骨盤も大きくなりますが、発症している犬は骨が不完全で、太ももの骨とうまく連結できないために起こります。
股関節形成不全は大型犬に多いですが、オーストラリアン・ケルピーも注意しなければなりません。
毎日運動し筋肉量を増やしたり、肥満による股関節への負担をかけないように食事の管理をしたり気を付けましょう。
運動を嫌がる、スキップのような特徴的な歩き方をしている場合は動物病院を受診してください。

【治療費について】
骨が発達していない成長期の段階や、症状が軽度の場合は、股関節の正常な成長や悪化の防止のため安静療法をとります。
症状が進み、痛みが生じている場合は、鎮痛剤や抗炎症剤などの投薬治療を行います。さらに症状が進行している場合は、外科手術が必要になることもあります。

通院(通算5~10日)手術・入院(2~5日)
治療費2,000~5,000円/回10~55万円

内服薬の投与や症状の緩和には時間がかかるため、通院の場合は1~5万円の治療費が必要となります。
また手術を行う場合の治療費は、手術内容によって異なりますが、入院費を含めて10~55万円と高額になる可能性があります。
治療に専念するためにも、手術にしっかり備えることができるプランを選びましょう。

拡張型心筋症

心筋症は肥大型心筋症、拘束型心筋症、拡張型心筋症の3つに分類されますが、遺伝的に拡張型にかかりやすい傾向があります。
心臓を取り巻く筋肉が薄くなることで、心臓が肥大化する病気で、呼吸困難や咳などの症状が起こります。
根本的な治療方法はなく、血管拡張剤や強心剤などを用いて症状の進行を防ぎます。
タウリンの不足が原因のひとつともいわれていますが、なぜこの病気になるのかはよくわかっていません。早期に発見し、治療を開始することが重要です。

【治療費について】
心筋症は進行性の病気で、根本的な治療法がないため、症状をやわらげることが治療の目的となります。血栓を防ぐ薬や、水分を体外に排出する利尿剤、肥大を抑制する薬などを投与します。

通院
治療費2,000~1万円/回

長期の通院と投薬が必要になるため、通院回数に制限がない、あるいは回数が多めに(20日以上~)設定してあるペット保険を選ぶと良いでしょう。

進行性網膜萎縮症

別名PRAとも言われている、オーストラリアン・ケルピーがかかりやすい眼の病気です。
「進行性」という名がつく通り、一度発症してしまえばどんどん病状が進行していき、最終的には失明に至ります。遺伝性疾患であるため、この病気の遺伝子を持っている子は早くて1歳、遅くて7歳頃から症状が現れます。
初期症状は、夜に目が見えなくなるという「夜盲症」から始まります。
歩くのを怖がる、何かにぶつかるといったなんらかの異常な行動が見られるため、大体はこの時点で気づくでしょう。やがて昼でも見えづらくなってしまうので、日常的な生活が困難になってきます。

【治療費について】
有効な治療法は見つかっておらず、主に進行を遅くするために薬を服用することがほとんどです。
この病気にかかると、白内障や緑内障を発症する恐れがあるため、定期的な通院や検査が必要になります。

通院
治療費5,000~1万円/回

進行性網膜萎縮は、定期的な通院が長期間続く可能性があります。
そのため、通院回数に制限がない、あるいは回数が多めに(20日以上~)設定してあるペット保険を選ぶことがポイントです。

オーストラリアン・ケルピーにおすすめのペット保険を選びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとオーストラリアン・ケルピーにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:免責金額が設定されていないこと

ペット保険はプランによって免責金額が設定されているものがあります。

免責金額があると、設定されている金額分は補償されません

例えば、免責金額が5,000円で、1回の治療が3,000円なら一切補償が受けられないということになります。そんなことになるとペット保険に入っている意味がないですよね。

 1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

1日にかかる平均治療費を調査したところ、このような結果になりました。

通院の1日にかかる平均治療費は8,000円ですが、通院は診察と処置だけだと1,000~4,000円になることもあります。
オーストラリアン・ケルピーは拡張型心筋症や進行性網膜萎縮で通院が多くなりがちなので、しっかりと補償を受けるためにも免責金額がないペット保険をおすすめします。

ポイント2:長期の通院・ある程度の手術を補償すること

ペット保険の補償内容には1日に支払える限度額と1年に補償できる限度回数が決められているものがあります。
その場合、目安として通院の限度額は平均治療費の8,000円以上、何度も通院することを考えて限度回数は20日以上あるといいでしょう。

また、股関節形成不全で手術をすることを考えて、手術補償は最低でも1回につき10万円以上補償するペット保険がおすすめです。

さらに、年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償限度額」のチェックも欠かせません。
限度額・限度回数に制限がないペット保険の場合は、年間補償限度額まで補償を受けることができます。
基本的に年間補償限度額が高いほど補償が手厚いといえるので、最低でも50%補償の場合は50万円以上の設定になっているペット保険を選びましょう。

ポイント3:股関節形成不全を補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。
もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。

今回紹介したオーストラリアン・ケルピーがかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみたところ、「股関節形成不全」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることがわかりました。
受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<股関節形成不全を補償対象外にしている保険会社>

  • あんしんペット
  • 日本ペットプラス(ガーデン)
  • アニマル俱楽部

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

オーストラリアン・ケルピーに適したペット保険の補償内容と保険料

オーストラリアン・ケルピーに合うペット保険はどれなのでしょうか?先ほど紹介した3つのポイントで探してみましょう。

オーストラリアン・ケルピーがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院や手術での治療が必要になります。
通院・入院・手術の全てを補償し、ポイント1の「免責金額がないペット保険」がおすすめです。その中でも今回は保険料が安く抑えられて十分な補償が受けられる50%補償のペット保険から選んでみましょう。

ポイント2の「通院は限度額が8000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上、年間補償上限金額が50万円以上」は、すべてのペット保険が満たしています。

ポイント3の「股関節形成不全を補償する」では、あんしんペットと日本ペットプラスが補償対象外項目に指定しているので除外できます。

候補のペット保険を15歳までに支払う生涯保険料の安い順に並べた一覧がこちらです。

会社名商品名補償割合生涯保険料(中型犬・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50%補償プラン50%435,950 円85万円12500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%494,910 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%521,450 円50万円制限なし制限なし制限なし
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ50%プラン50%499,320 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050%563,290 円60万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%626,350 円50万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン5050%661,340 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%699,140 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子50%プラン50%905,540 円72.8万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50%920,160円50万円制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

3つのポイントで絞った結果、9種類の候補が残りました。
これらは補償内容を数字で見るとすべて十分な内容であるといえるので、もう一つ重要なポイント「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は、若いときは安く高齢になるほど高くなります。
そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、50万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えます。

生涯保険料が50万円以下のペット保険は下の表の2つです。

会社名商品名補償割合生涯保険料年間補償上限額通院入院通院
FPCフリーペットほけん50%435,950 円85万円12500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%494,910 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

補償内容・保険料ではこの2つがおすすめのペット保険ですが、PS保険は気になるデメリットがあります。

PS保険の50%補償プラン

PS保険のデメリットは「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。

病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による皮膚炎などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があります。

オーストラリアン・ケルピーがかかりやすい拡張型心筋症や進行性網膜萎縮は、長期の通院が続くことが多い病気のため、これらを発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。
たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なおFPCについては、オーストラリアン・ケルピーがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

オーストラリアン・ケルピーにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん」の特徴

オーストラリアン・ケルピーにおすすめのペット保険として選ばれた「FPCのフリーペットほけん」は、どんな特徴があるのでしょうか?
ポイントをまとめたので、こちらも保険選びの参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ
  • 年間補償上限金額が85万円と高額に設定してある
  • カスタマーサービスにも定評がある

まとめ

ペット保険の種類が多くどれにするか決めかねているという方は、ペットがかかりやすい病気に合わせてペット保険を選んでみてもいいかもしれません。以下のポイントを参考に、オーストラリアン・ケルピーに合ったペット保険を探してみてください!

免責金額が設定されていないこと

長期の通院・ある程度の手術を補償すること

股関節形成不全を補償すること

オーストラリアン・ケルピーにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。