4種類の被毛のタイプに分けられるベルジアン・シェパード・ドッグは、警察犬としても活躍する犬種です。かかりやすい病気をチェックして、ベルジアン・シェパード・ドッグに合ったペット保険を選んで万が一に備えましょう。

ベルジアン・シェパード・ドッグは愛情深く運動量が多い犬種

ベルジアン・シェパード・ドッグの魅力・飼い方

ベルジアン・シェパード・ドッグは牧羊犬として活躍していたベルギー原産の犬種です。
4種類の被毛のタイプがあり、「グローネンダール」「タービュレン」「ラケノア」「マリノア」に分けられます。

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダール

ベルジアン・シェパード・ドッグの中で一番人気のある種類で、真っ黒の長い被毛と大きな立ち耳が特徴です。陽気で忠誠心が強い性格をしています。
遊び好きで運動能力も高いですが、その真っ黒の被毛が原因で高温多湿に弱い傾向があります。熱中症にならないように夏の季節は注意して遊ばせましょう。

ベルジアン・シェパード・ドッグ・タービュレン

イエローと黒の長毛の被毛と長い脚が魅力のタイプです。ベルジアン・シェパード・ドッグの中で最も穏やかで有効的な性格で、愛情深い一面もあるので家庭犬として親しまれています。
運動量は多く、散歩のほか優秀なのでドッグスポーツを取り入れるとより豊かな暮らしとなるでしょう。

ベルジアン・シェパード・ドッグ・ラケノア

巻き毛で雨風に強いワイヤーコートをしており、飼育数が少ない希少なタイプです。ラケノアのほとんどはオランダで飼育されています。
警戒心が強い傾向がありますが、家族には愛情深く接します。しつけすることでフレンドリーに接してくれるでしょう。運動量は多いので、散歩などに時間がさけない家庭は向いていない犬種と言えます。

ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア

ベルジアン・シェパード・ドッグで唯一の短毛で筋肉質な身体をしています。警察犬や軍用犬として活躍しており、あまり家庭犬としては見かけません。
飼い主には従順ですが、警戒心が強い性格をしています。子犬のころから社会性を身につけておくと友好的に接することができます。運動能力に優れているのでドッグスポーツなども取り入れると良いでしょう。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

ベルジアン・シェパード・ドッグですが、気を付けなければならない病気もあります。
ここでは、ベルジアン・シェパード・ドッグがかかりやすいといわれる「股関節形成不全」「進行性網膜萎縮」「皮膚炎」についてご紹介します。

股関節形成不全

太ももの骨と骨盤をつなぐ股関節に異常が起きた状態を「股関節形成不全」といいます。
健康な犬は成長とともに骨盤も大きくなりますが、発症している犬は骨が不完全で、太ももの骨とうまく連結できないために起こります。
股関節形成不全は大型犬に多いですが、ベルジアン・シェパード・ドッグも注意しなければなりません。
毎日運動し筋肉量を増やしたり、肥満による股関節への負担をかけないように食事の管理をしたり気を付けましょう。
運動を嫌がる、スキップのような特徴的な歩き方をしている場合は動物病院を受診してください。

【治療費について】
骨が発達していない成長期の段階や、症状が軽度の場合は、股関節の正常な成長や悪化の防止のため安静療法をとります。
症状が進み、痛みが生じている場合は、鎮痛剤や抗炎症剤などの投薬治療を行います。さらに症状が進行している場合は、外科手術が必要になることもあります。

通院(通算5~10日)手術・入院(2~5日)
治療費2,000~5,000円/回10~55万円

内服薬の投与や症状の緩和には時間がかかるため、通院の場合は1~5万円の治療費が必要となります。
また手術を行う場合の治療費は、手術内容によって異なりますが、入院費を含めて10~55万円と高額になる可能性があります。
治療に専念するためにも、手術にしっかり備えることができるプランを選びましょう。

進行性網膜萎縮症

別名PRAとも言われている、ベルジアン・シェパード・ドッグがかかりやすい眼の病気です。
「進行性」という名がつく通り、一度発症してしまえばどんどん病状が進行していき、最終的には失明に至ります。遺伝性疾患であるため、この病気の遺伝子を持っている子は早くて1歳、遅くて7歳頃から症状が現れます。
初期症状は、夜に目が見えなくなるという「夜盲症」から始まります。
歩くのを怖がる、何かにぶつかるといったなんらかの異常な行動が見られるため、大体はこの時点で気づくでしょう。やがて昼でも見えづらくなってしまうので、日常的な生活が困難になってきます。

【治療費について】
有効な治療法は見つかっておらず、主に進行を遅くするために薬を服用することがほとんどです。
この病気にかかると、白内障や緑内障を発症する恐れがあるため、定期的な通院や検査が必要になります。

通院
治療費5,000~1万円/回

進行性網膜萎縮は、定期的な通院が長期間続く可能性があります。
そのため、通院回数に制限がない、あるいは回数が多めに(20日以上~)設定してあるペット保険を選ぶことがポイントです。

皮膚炎

ベルジアン・シェパード・ドッグは皮膚疾患が起こりやすいと言われています。
原因として添加物が多く含まれたドッグフードによるアレルギー、エアコンなどの機械から排出されるハウスダストといったものが特に多く、飼育する上では環境の管理に配慮しなければなりません。
激しいかゆみと痛みがあるため、しきりに同じ個所を気にしているようでしたら皮膚疾患を疑ってみましょう。
基本的に原因が幅広い皮膚疾患は、はっきりと原因を特定することが難しく完治に時間がかかることが多いので、早期発見が重要となります。
毎日手入れをすることで皮膚を清潔に保てるほか、早期発見にもつながります。ストレスでも発症する場合があるので、しっかりとケアを心がけましょう。

【治療費について】
細菌感染が原因の場合は、抗生物質を含む内服薬や塗り薬を与え、痒みが強い場合は抗炎症剤を投与します。
アレルギーが原因の場合は、アレルゲンを特定する検査も行われます。
暖房器具は綺麗に掃除をし、加湿器などで乾燥を対策してください。

通院(通算5~10回)
治療費3,000~5,000円/回

完治するまで、定期的に通院が必要になり、最終的に1~5万円の治療費が必要になります。
免責金額がなく長期の通院を補償してくれるペット保険を選ぶと、家計の負担も抑えられるでしょう。

ベルジアン・シェパード・ドッグにおすすめのペット保険を選びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとベルジアン・シェパード・ドッグにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:免責金額が設定されていないこと

ペット保険はプランによって免責金額が設定されているものがあります。

免責金額があると、設定されている金額分は補償されません。

例えば、免責金額が5,000円で、1回の治療が3,000円なら一切補償が受けられないということになります。そんなことになるとペット保険に入っている意味がないですよね。

 1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

1日にかかる平均治療費を調査したところ、このような結果になりました。

通院の1日にかかる平均治療費は8,000円ですが、通院は診察と処置だけだと1,000~4,000円になることもあります。
ベルジアン・シェパード・ドッグは進行性網膜萎縮や皮膚炎で通院が多くなりがちなので、しっかりと補償を受けるためにも免責金額がないペット保険をおすすめします。

ポイント2:長期の通院・ある程度の手術を補償すること

ペット保険の補償内容には1日に支払える限度額と1年に補償できる限度回数が決められているものがあります。
その場合、目安として通院の限度額は平均治療費の8,000円以上、何度も通院することを考えて限度回数は20日以上あるといいでしょう。

また、股関節形成不全で手術をすることを考えて、手術補償は最低でも1回につき10万円以上補償するペット保険がおすすめです。

さらに、年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償限度額」のチェックも欠かせません。
限度額・限度回数に制限がないペット保険の場合は、年間補償限度額まで補償を受けることができます。
基本的に年間補償限度額が高いほど補償が手厚いといえるので、最低でも50%補償の場合は50万円以上の設定になっているペット保険を選びましょう。

ポイント3:股関節形成不全を補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。
もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。

今回紹介したベルジアン・シェパード・ドッグかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみたところ、「股関節形成不全」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることがわかりました。
受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<股関節形成不全を補償対象外にしている保険会社>

  • 楽天少短(あんしんペット)
  • 日本ペットプラス(ガーデン)
  • アニマル俱楽部

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

ベルジアン・シェパード・ドッグに適したペット保険の補償内容と保険料

ベルジアン・シェパード・ドッグに合うペット保険はどれなのでしょうか?先ほど紹介した3つのポイントで探してみましょう。

ベルジアン・シェパード・ドッグがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院や手術での治療が必要になります。
通院・入院・手術の全てを補償し、ポイント1の「免責金額がないペット保険」がおすすめです。その中でも今回は保険料が安く抑えられて十分な補償が受けられる50%補償のペット保険から選んでみましょう。

ポイント2の「通院は限度額が8000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上、年間補償限度額が50万円以上」は、すべてのペット保険が満たしています。

ポイント3の「股関節形成不全を補償する」では、日本ペットプラスが補償対象外項目に指定しているので除外できます。

候補のペット保険を15歳までに支払う生涯保険料の安い順に並べた一覧がこちらです。

会社名商品名補償割合生涯保険料(大型犬・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50%補償プラン50%455,400 円85万円12500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%537,190 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラスプラチナ50%プラン50%575,010 円50万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン5050%675,160 円50万円制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%705,050 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050%774,430 円60万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%815,830 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%904,520 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子50%プラン50%1,577,340 円72.8万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50%1,683,460円50万円制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

3つのポイントで絞った結果、9種類の候補が残りました。
これらは補償内容を数字で見るとすべて十分な内容であるといえるので、もう一つ重要なポイント「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は、若いときは安く高齢になるほど高くなります。
そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、60万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えます。

補償内容・保険料ではFPCとPS保険がおすすめのペット保険ですが、PS保険は気になるデメリットがあります。

PS保険の50%補償プラン

PS保険のデメリットは「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。

病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による皮膚炎などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があります。

ベルジアン・シェパード・ドッグがかかりやすい進行性網膜萎縮や皮膚炎は、長期の通院が続くことが多い病気のため、これらを発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。
たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なおFPCについては、ベルジアン・シェパード・ドッグがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

ベルジアン・シェパード・ドッグにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん」の特徴

ベルジアン・シェパード・ドッグにおすすめのペット保険として選ばれた「FPCのフリーペットほけん」は、どんな特徴があるのでしょうか?
ポイントをまとめたので、こちらも保険選びの参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい。
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ。
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある。
  • カスタマーサービスにも定評がある。

まとめ

ペット保険の種類が多くどれにするか決めかねているという方は、ペットがかかりやすい病気に合わせてペット保険を選んでみてもいいかもしれません。以下のポイントを参考に、ベルジアン・シェパード・ドッグに合ったペット保険を探してみてください!

免責金額が設定されていないこと

長期の通院・ある程度の手術を補償すること

股関節形成不全を補償すること

ベルジアン・シェパード・ドッグにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。