まるでわたあめのようなビション・フリーゼは、活発で運動好きな犬種です。
遺伝性の病気は少ないといわれていますが、かかりやすい病気はいくつかあるので、ビション・フリーゼに合ったペット保険を選んでしっかり万が一に備えましょう。

ビションフリーゼ

ビション・フリーゼは活発で社交性が高い犬種

ビション・フリーゼの性格

真っ白で上品な見た目から、上流階級から愛される愛玩犬として人気だったビション・フリーゼ。
でも、その見た目とは裏腹に、実際はとても活発で毎日の運動が必要なほど元気な犬種です。

一度スイッチが入ってしまうと、ドタバタと大興奮し走り回る姿が見られます。
ビション・フリーゼを飼っている飼い主の間では、このことを「ビションブリッツ」呼び、親しまれています。
やんちゃな性格ではありますが、ちゃんと聞くときは聞く、頭の良い犬種です。

また、社交性が高いため、いろいろな人や犬と仲良くすることができるでしょう。
ただ、その社交性の高さから、一人になるのを嫌う寂しがり屋の傾向が強くあります。
つねに誰かといたい、遊びたいという気持ちがあるので、なるべくビション・フリーゼのための時間を作るようにしましょう。

飼い方の注意点

ビション・フリーゼの特徴といえば、あの独特な丸いフォルム(パウダーパフ)ですが、そのカットスタイルを維持するのも、真っ白な被毛を常に綺麗な状態にするのも、非常に難しいと言われています。

定期的にトリミングサロンでのカット、毎日のブラッシングを行うことで被毛を美しく健康な状態を維持できるでしょう。
また、抜け毛もにおいも少ない犬種なので、つい毎日のお手入れをおろそかにしてしまいがちですが、ブラッシングもカットも抜け毛の少ないビション・フリーゼでも非常に重要です。
被毛を定期的にトリミングすることで、毛の絡まりを防ぐ、毛が目に入らないようにするといった効果を得られ、結果として皮膚病や眼病などの病気を防ぐことができます。

さらに、真っ白な被毛におしっこ汚れがつかないよう、おしっこのあとは下半身をタオルで拭いてあげるようにもしましょう。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

丸いフォルムが特徴的なビション・フリーゼですが、気を付けなければならない病気もあります。
ここでは、ビション・フリーゼがかかりやすいといわれる「尿石症」「外耳炎」「膝蓋骨脱臼」についてご紹介します。

尿石症

尿路(腎臓、尿道、尿管、膀胱)のどこかに、尿の中にある物質が固形(尿結石)となってできてしまう病気です。
尿石は大小まちまちですが、共通して言えることは、大きさ問わずおしっこが出にくくなり、膀胱炎などの炎症を起こすということです。

また、尿石が大きい場合、尿管や尿道でできた際に完全におしっこが出なくなる尿路閉塞になりやすくなります。
おしっこが出ない状態が続くと尿毒症など危険な状態に陥ってしまうので要注意です。
尿石症になると、おしっこのときに鳴いたり、おしっこの回数が増える割に量が少なかったり、おしっこのときに変なポーズを取るようになったりします。更に症状が進むと炎症による血尿が見られます。

尿石症は、過剰なミネラル摂取、水分摂取量が少ないことによって発症すると言われているため、飼い主は毎日食事とお水には十分気を付けましょう。

【治療費について】
尿石の成分によって治療法は異なります。尿石を分解させるための投薬治療もあれば、手術で尿石を取り除く方法もあります。
ビション・フリーゼに多く見られる尿石は、シュウ酸カルシウムといい、ほとんどが外科手術での除去になります。

通院(通算3~10回)手術・入院(3~5日)
治療費2,000~1万円/回5~15万円

尿石症は完治までに時間がかかる場合があります。
動物病院への受診頻度や治療方法にもよりますが、通院のみの場合は1~10万円、手術になると5~15万円もかかってしまいます。
そのため、長期的な通院やある程度手術を補償してくれるペット保険を選びましょう。

外耳炎

ビション・フリーゼは垂れ耳で、耳の中にも毛が生えています。
この耳の中の環境は雑菌が繁殖するに適しているので、耳掃除をしていないと耳垢に含まれる雑菌が増加してしまいます。

外耳炎になると耳をめくると茶色く汚れた耳垢がこびりついており、悪臭や耳の皮膚の腫れなどの症状が現れます。
また、つらいかゆみが続くため、頭を振る、床に耳をこすりつけるなどの行動が見られます。
強烈なかゆみはビション・フリーゼに大きなストレスを与えてしまいます。

外耳炎にならないためにも、日ごろから耳のチェックをし、汚れてきたら耳掃除をして清潔にしてあげましょう。

【治療費について】
外耳炎は悪化すると、中耳炎や内耳炎を引き起こしてしまい、更に進行すると手術が必要になってしまうので、早急に治療に取り掛からなければなりません。
点耳薬での治療になりますが、完治するのに時間がかかることが多いため、ビション・フリーゼの耳を持ち上げて、風通しよくするなど、飼い主の助けも必要になります。

通院(通算2~5回)
治療費3,000~5,000円/回

通院をする場合、1万~3万円程度かかりますが、症状が悪化している場合は、長期的な投薬治療が必要となってしまいます。
何度も通院をすることになるので、通院補償が手厚いプランを選びましょう。

膝蓋骨脱臼

小型犬に多い膝蓋骨脱臼は、遊ぶことが大好きで少々無茶な運動をしてしまいがちなビション・フリーゼにとって天敵です。

膝の皿がずれてしまう病気で、歩行異常、最終的には歩行困難にまでなってしまいます。
グレード1の症状は、たまに脚をかばう仕草をとりますが、ほとんど無症状であるため、なかなか気づくことができません。
ですが、グレード2、3となると明らかな歩行異常が見られ、グレード4となると歩行困難になり、手術をしても完治不可能、再発の可能性が高まります。

ビション・フリーゼは他の犬種と比べると、遺伝性疾患の少ない犬種ではあるのですが、膝蓋骨脱臼を発症する可能性を考えて、フローリングに絨毯を敷く、階段の昇降させない、などといった膝に負担がかからない環境にすることで、症状を悪化させない必要があります。

【治療費について】
治療には内科療法と外科療法があります。グレードが1~2の場合は関節のサプリメントや鎮痛薬、肥満気味であれば減量を行い、経過を見ていきます。
グレードが3~4の場合は手術を行うようになりますが、グレードが高くなればなるほど骨格のゆがみが出てしまうので、グレードが2の段階でも手術を行う場合もあります。

通院(通算2~5回)手術・入院(2~5日)
治療費3,000 ~ 1万円/回15~35万円

手術をする場合、完治までの治療費は15~30万円と多くの費用が必要です。手術後はリハビリなどをする場合があるのでさらに治療費が増えます。
手術費は高額になるので、手術にも備えられるペット保険に入っておくと安心です。
ただし、ペット保険の中には膝蓋骨脱臼を補償しないものもあるので注意してください。

ビション・フリーゼにおすすめのペット保険びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとビション・フリーゼにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:免責金額が設定されていないこと

ペット保険はプランによって免責金額が設定されているものがあります。免責金額があると、設定されている金額を超えないと補償を受けられません
例えば、免責金額が5,000円で、1回の治療が3,000円なら一切補償が受けられないということになります。そんなことになるとペット保険に入っている意味がないですよね。

 1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

1日にかかる平均治療費を調査したところ、このような結果になりました。
通院の1日にかかる平均治療費は8,000円ですが、通院は診察と処置だけだと1,000~4,000円になることもあります。ビション・フリーゼは尿石症や外耳炎で通院が多くなりがちなので、しっかりと補償を受けるためにも免責金額がないペット保険をおすすめします。

ポイント2:長期の通院・ある程度の手術を補償すること

ペット保険の補償内容には1日に支払える限度額と1年に補償できる限度回数が決められているものがあります。
その場合、目安として通院の限度額は平均治療費の8,000円以上、何度も通院することを考えて限度回数は20日以上あるといいでしょう。

また、尿石症や膝蓋骨脱臼で手術をすることを考えて、手術補償は最低でも1回につき10万円以上補償するペット保険がおすすめです。

さらに、年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償限度額」のチェックも欠かせません。
限度額・限度回数に制限がない商品の場合は、年間補償限度額まで補償を受けることができるうえ、基本的に年間補償限度額が高いほど補償が手厚いといえるので、最低でも50%補償の場合は50万円以上の設定になっているペット保険を選びましょう。

ポイント3:膝蓋骨脱臼を補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。
もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。

そこで、ビション・フリーゼがかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみました。すると「膝蓋骨脱臼」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることが分かりました。
膝蓋骨脱臼で受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<膝蓋骨脱臼を補償対象外にしている保険会社>

  • ペット&ファミリー(げんきナンバーわん)
  • あんしんペット
  • 日本ペットプラス(ガーデン)
  • アニマル俱楽部
  • SBIいきいき少短

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

ビション・フリーゼに適したペット保険の補償内容と保険料

ビション・フリーゼに合うペット保険はどれなのでしょうか?先ほど紹介した3つのポイントで探してみましょう。

ビション・フリーゼがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院や手術での治療が必要になります。
通院・入院・手術の全てを補償し、ポイント1の「免責金額がない商品」がおすすめです。その中でも今回は保険料が安く抑えられて十分な補償が受けられる50%補償のペット保険から選んでみましょう。

ポイント2の「通院は限度額が8000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上、年間補償限度額が50万円以上」では、すべてのペット保険がクリアしています。

ポイント3の「膝蓋骨脱臼を補償する」では、膝蓋骨脱臼を補償対象外項目に指定しているSBIのいきいき少短、日本ペットプラス(ガーデン)、ペット&ファミリーは除外できます。

候補のペット保険を15歳までに支払う生涯保険料の安い順に並べた一覧がこちらです。

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50%392,250 円85万円12500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%435,950 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%442,400円50万円制限なし制限なし制限なし
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ50%プラン50%455,150 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050%563,290 円60万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%584,660 円50万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保いぬのきもち保険プラン5050%619,260 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%699,140 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子50%プラン50%905,540 円72.8万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50%920,160円50万円制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

3つのポイントで絞った結果、7種類の候補が残りました。
これらは補償内容を数字で見るとすべて十分な内容であるといえるので、もう一つ重要なポイント「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は、若いときは安く高齢になるほど高くなります。
そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、50万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えます。

生涯保険料が50万円以下のペット保険は下の表の2つです。

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50%392,250 円85万円12500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%435,950 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

補償内容・保険料ではおすすめの2つのペット保険ですが、PS保険は気になるデメリットがあります。

PS保険の50%補償プラン

PS保険のデメリットは「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。

病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による外耳炎などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があります。

ビション・フリーゼがかかりやすい尿石症や外耳炎は、長期の通院が続くことが多い病気のため、これらを発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。
たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の落とし穴

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なおFPCについては、ビション・フリーゼがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

ビション・フリーゼにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん」の特徴

ビション・フリーゼにおすすめのペット保険として選ばれた「FPCのフリーペットほけん」は、どんな特徴があるのでしょうか?
ポイントをまとめたので、こちらも保険選びの参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある
  • カスタマーサービスにも定評がある

まとめ

ペット保険の種類が多くどれにするか決めかねているという方は、ペットがかかりやすい病気に合わせてペット保険を選んでみてもいいかもしれません。以下のポイントを参考に、ビション・フリーゼに合った商品を探してみてください!

  • 免責金額が設定されていないこと
  • 長期の通院・ある程度の手術を補償すること
  • 膝蓋骨脱臼を補償すること
  • ビション・フリーゼにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。