保険料が高くなりがちな大型犬のペット保険。保険料を見てペット保険への加入を迷っている方も多いですよね。ここでは、保険料が安く、大型犬に多い病気にも備えられる大型犬におすすめの保険をご紹介します!

大型犬におすすめのペット保険ランキング!

ペット保険の保険料は、犬も猫も一律や品種ごとにこまかく分けているところもありますが、一般的に小型犬・中型犬・大型犬・猫で設定されています。その中で保険料が一番高く設定してあるのが大型犬です。大型犬の飼い主様の中にはペット保険は気になっているものの、保険料の高さに加入を迷われている方もいるのではないでしょうか。
そこで、ここではペット保険の中でも大型犬におすすめのペット保険ランキングを作成しました!

1位
FPCのフリーペット保険
2位
PS保険の50%補償プラン
3位
ガーデンのプラチナ50%プラン

さっそくランキングの詳細を見る

「大型犬の保険料は高い!」というイメージがある

実際に、大型犬の保険料はどのくらい高いのでしょうか?
例として大手保険会社のアニコムとアイペットの50%補償の商品を見てみましょう。

会社名商品名補償割合生涯保険料(大型犬・15歳まで)生涯保険料(中型犬・15歳まで)生涯保険料(小型犬・15歳まで)生涯保険料(猫・15歳まで)
アニコムふぁみりぃ50%プラン50%954,490 円812,570 円699,140 円528,590 円
アイペットうちの子50%プラン50%1,577,340 円905,5400 円975,730 円792,220 円

※表は横にスクロールできます。

0歳~15歳まで保険に加入していた場合、小型犬と大型犬では生涯でどれだけ支払う保険料が違うのか算出してみました。

アニコム

954,490 円(大型犬)-699,140 円(小型犬)=255,350 円(差額)

アイペット

1,577,340 円(大型犬)-905,540 円(小型犬)=671,800 円(差額)

計算してみると、アニコムは255,350 円、アイペットは671,800 円もの差額があります。こんなにも差があると「大型犬の保険料は高い!」というイメージになるのは当たり前ですね。
大型犬は体が大きい分、薬の量が必要になったり手術が大掛かりになったりします。また、小型犬と比べると平均寿命が短く、若いうちから病気やケガをしてしまうこともあります。そのために保険料が高いと思えば納得はできますが、生涯保険料が100万円以上になることを考えると加入を迷ってしまうのが正直なところだと思います。

大型犬でも保険料が安いペット保険もある

アニコムやアイペットは大手保険会社で、ペットショップでもよく見かける保険ですよね。よく見かけるペット保険の大型犬の保険料が高いため、「大型犬の保険料は高い!」というイメージがついてしまったのかもしれません。
でも、視野を広げて探してみると、大型犬でも保険料が安く加入しやすいペット保険はあります。

そういった安いペット保険の保険料が、大手のアニコム・アイペットとどのくらい違うのか、同じ50%補償のプランで比較してみましょう。

会社名商品名補償割合生涯保険料(大型犬・15歳まで)生涯保険料(中型犬・15歳まで)生涯保険料(小型犬・15歳まで)生涯保険料(猫・15歳まで)
アニコムふぁみりぃ50%プラン50%954,490 円812,570 円699,140 円528,590 円
アイペットうちの子50%プラン50%1,577,340 円905,5400 円975,730 円792,220 円
FPCフリーペットほけん50%455,400 円435,950 円392,250 円375,050 円
PS保険50%補償プラン50%537,190 円494,910 円435,950 円383,050 円

※表は横にスクロールできます。

業界最安クラスのFPC・PS保険とアニコム・アイペットとで0歳~15歳までにかかる大型犬の保険料を比較し、どれくらいの違いがあるのか算出してみました。

FPC

954,490 円(アニコム)-455,400 円(FPC)=499,090 円(差額)
1,577,340 円(アイペット)-455,400 円(FPC)=1,121,940 円(差額)

PS保険

954,490 円(アニコム)-537,190 円(PS保険)=417,300 円(差額)
1,577,340 円(アイペット)-537,190 円(PS保険)=1,040,150 円(差額)

算出してみると、一番差額が大きいものではアイペットとFPCで112万円も差があります。同じ補償割合なのにこんなにも差があるなんて驚きですね!

一般的に大型犬の保険料は小型犬に比べると高いのですが、大型犬でも比較的保険料が安く設定してあるペット保険もあります。
ペット保険の会社は大手のアニコムやアイペット以外にもたくさんあるので、愛犬に合ったプランをかしこく選びましょう!

(参考)アニコムやアイペットの保険料が高い理由は「ペット保険の代理店販売制度って何?ペットショップでの保険加入には要注意!」をご覧ください。

大型犬がなりやすい病気は?治療費はどのくらいかかるの?

愛犬に合ったプランを選ぶためには、かかりやすい病気やケガがどんなものがあるのか、あらかじめ知っておくことも大切です。
大型犬が特になりやすい傷病として「股関節形成不全症」「拡張型心筋症」「胃捻転」「腫瘍」「前十字靭帯断裂」などが挙げられます。以下で原因や症状、治療についてご紹介します。

股関節形成不全

成長していく段階で股関節が変形していくことが原因で引き起こされます。発症のほとんどが遺伝によるもので、栄養の偏りなども関与していると言われています。
関節が噛み合わないので歩行異常が現れ、運動を嫌がるようになったり、スキップのような歩き方をしたりします。こういった症状は、体重が急激に増加する生後6か月あたりから多くみられるようになります。

【治療について】
歩き方や股関節の状態を見て、症状の程度を観察します。鎮痛剤の投与や運動制限、食事管理など内科治療を行い、改善がみられない場合は股関節の外科手術を行います。手術には「三点骨盤骨切り術」、「股関節全置換術」、「大腿骨頭切除術」などの方法があり、ペットの状態に合わせて選択されます。

通院(通算3~6回)手術・入院(2~10日)
平均治療費5,000~1万円/回30万~50万円/回

通院のみで症状が改善し、良好な生活を送れるようになることもあります。動物病院にもよりますが通院の場合は1~5万円、手術を行った場合は30~60万円ほどと高額な治療費が必要になります。

拡張型心筋症

心臓の筋肉が伸びてしまい、収縮力が弱まり不整脈を起こす病気です。遺伝が原因と言われていますが、はっきりとしたことは分かっていません。
拡張型心筋症を発症すると元気や食欲がなくなり、呼吸困難を起こすこともあります。軽度の場合は無症状のことが多いですが、重症化すると胸水や腹水がたまったり、不整脈で突然死してしまったりすることもあります。

【治療について】
拡張型心筋症は進行性の病気で、根本的な治療方法はありません。循環不全には血管拡張剤、不整脈には抗不整脈剤というように、症状に合わせて薬を投与する対症療法が取られます。胸水や腹水がたまったときは、それらを抜く処置をします。
日常生活でも激しい運動や塩分を減らすなど、心臓に負担をかけないことも延命につながります。

通院
平均治療費5,000~2万円/回

拡張型心筋症は根本的な治療方法がないので、症状にあわせて一生治療が続きます。そのため、治療費は受診をするたびにかさんでいき高額になります。

胃拡張・胃捻転

胃が拡張することを「胃拡張」、それによって胃がねじれてしまった状態のことを「胃捻転」といい、ショック状態に陥ることもある病気です。
発症の原因として、食後の過度な運動や胃の中のガスや液体が異常に増加することなどが考えられます。胃拡張・胃捻転になると嘔吐症状や大量のよだれなどの症状があらわれます。その後、呼吸困難や脈圧が低くなるなどショック症状を起こし、そのままにしておくと死亡する場合があります。

【治療について】
ガスを抜いて胃の拡張を解消する治療や、食生活を見直すことによって胃拡張の予防を促します。ショック症状の場合はステロイドの投薬や点滴を行い落ち着かせます。
また、重症の場合は、外科手術によって胃を正常な位置に戻す治療を行います。

通院(通算1~3回)手術・入院(3~5日)
平均治療費5,000~1万円/回10万~20万円/回

軽度の場合は通院だけで改善することもありますが、重症の場合はショック症状後すぐに手術を行います。動物病院への受診頻度にもよりますが、通院で1~3万円、手術・で入院10~30万円ほど必要になるでしょう。

腫瘍

腫瘍は、進行が遅く転移が少ない「良性腫瘍」と、進行が早く転移の可能性がある「悪性腫瘍」に分けられます。
原因は明らかにされていませんが、良性の場合はゆっくりとシコリや腫れが大きくなっていきます。
悪性(ガン)の場合は腫瘍の場所によって悪性リンパ腫や腺ガン、乳腺腫瘍などと病名が異なり、食欲不振や発熱、嘔吐、下痢などの症状があらわれます。

【治療について】
悪性か良性かの判断をするため、細胞の病理検査が必要になるため、外科手術で腫瘍の切除を行います。体を考慮して手術が難しいと判断された場合は、針生検やレントゲン、部分切除など、さまざまな検査を行うことがあります。また、悪性の場合には抗がん剤の投与による内科治療なども行われます。

通院(通算2~5回)手術・入院(1~5日)
平均治療費5,000~1万円/回5万~10万円/回

腫瘍の大きさ、部位によってかかる治療費は異なります。動物病院への受診頻度にもよりますが、通院で1~5万円、手術・入院で5~10万円ほど必要になるでしょう。
また、悪性腫瘍だった場合は転移の可能性があり、継続して検査や治療が必要になるので、高額な治療費がかかります。

前十字靭帯断裂

太ももにある骨の「大腿骨」とすねにある骨の「脛骨」をつなぐ靭帯が前十字靭帯です。事故や急激な運動による強い衝撃、肥満による負担、老化によって靭帯が弱まることなどが原因で前十字靭帯が切れてしまいます。
靭帯が断裂すると、痛みで足を引きずるなどの歩行異常がみられます。体重が軽い場合は自然に痛みが軽減することもありますが、体重が重い場合は日常的に負荷がかかるので、重症化して慢性的な関節炎につながることや、もう片方の足まで靭帯を切ってしまうことも多くあります。

【治療について】
痛みを抑えるために鎮痛剤やレーザー療法、体重管理などで内科治療を行います。安静にしているうちに炎症が収まり、普通に生活を送れるようになることもありますが、症状が重度の場合や改善が見られないときは手術を行います。

通院(通算2~5回)手術・入院(2~5日)
平均治療費2,000~1万円/回10万~20万円/回

動物病院への受診頻度・治療方法にもよりますが、軽度で通院のみで済む場合は5,000~5万円、手術になった場合は10~20万円ほど必要になるでしょう。

大型犬にはペット賠償責任特約が必要?

大型犬は体が大きいこともあり、ほかのペットや周囲の方とのトラブルも多くなりがちです。そんなときに「ペット賠償責任特約」を付帯していると役立ちます。
ペット賠償責任特約は、ペットが飛びつくなどして、他人にケガをさせたり持ち物を壊したりした場合に備える特約です。治療費や修繕費など経済的に責任を取る際、保険が適用され一定の範囲内で保険会社から保険金が支払われます。

ただ、ペット保険以外の自動車保険や火災保険などの特約として「個人賠償責任保険」という、似たような内容の保険にすでに加入していることがよくあります。その場合に、ペット保険の方でも「ペット賠償責任特約」を付帯すると二重に保険をかけることになってしまいます。
この特約を付けようと思っている方は、他の保険の内容をよく確認し、個人賠償責任保険への加入がないか確認するようにしましょう。

(参考)ペット保険の特約って必要?

大型犬のペット保険選びは5つのポイントをしっかりチェック

大型犬がかかりやすい病気やケガの中には、かなり高額な医療費がかかるものも多くあります。
もしものときに備えてペット保険に入っておけば、治療費の負担が軽減されるので安心ですね。

では、大型犬に合ったペット保険はどうやって選べばいいのでしょうか?選び方のポイントは5つです。

では、実際にこのポイントに沿って、大型犬におすすめのペット保険を選んでいきましょう!

① 通院・入院・手術を補償するトータル補償型を選ぶ

大型犬がかかりやすい傷病を見てみると、通院・手術どちらもリスクが高いことが分かります。どんな治療にも備えられるように免責金額の設定がなく、通院・入院・手術をトータルで補償するペット保険を選ぶことをおすすめします。

(参考)ペット保険の補償タイプって?自分にはどれが合ってる?
(参考)ここは必ずチェック!ペット保険にある「免責」って何?

今回はペット保険の中でも保険料が安く抑えられて十分な補償が受けられる50%補償の商品に絞って比較していきます。
50%補償で通院・入院・手術をトータルで補償するペット保険は以下の11種類です。

会社名商品名補償割合
アイペット損保うちの子50%プラン50%
PS保険50%補償プラン
ガーデンプラチナ50%プラン
ペット&ファミリーげんきナンバーわん プラン50
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン
アクサ損保いぬのきもち保険 プラン50
FPCフリーペットほけん
イーペットe-ペット50
ペティーナまとめてプラン
au損保通院ありタイプ 50%コース
SBIいきいき少短プラン50スタンダード

② 生涯を通してかかる保険料が安く、終身で継続可能な保険を選ぶ

基本的にペット保険の保険料は年齢が若いときは安く設定してあり、3~5歳以降になると値上がりするようになっています。保険会社によって保険料の値上がり幅が違い、「こんなに高くなるとは思わなかった…」「これだけ値上がりするなら継続できない!」となる飼い主様も少なくありません。
また、大型犬は保険料が高めになる傾向があることを考えると、若いころだけではなく生涯を通して保険料が安いペット保険を選ぶことが大切です。

(参考)ペット保険は一生涯にかかる保険料でチェックしよう
(参考)高齢犬、高齢猫でもペット保険に入れる?高齢ペットにおすすめの保険

では、先ほど選んだ11種類のペット保険の生涯保険料はどのようになっているのでしょうか?

会社名商品名生涯保険料(大型犬・15歳まで)
ペティーナまとめてプラン451,000 円
FPCフリーペットほけん455,400 円
PS保険50%補償プラン537,190 円
ガーデンプラチナ50%プラン575,010 円
アクサ損保いぬのきもち保険プラン50675,160 円
SBIいきいき少額プラン50スタンダード705,050 円
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン50815,830 円
イーペットe-ペット50774,430 円
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン904,520 円
au損保通院ありタイプ50%コース756,720 円
アイペット損保うちの子50%プラン1,577,340 円

※au損保の「通院ありタイプ50%コース」は10歳までの保険料しか公開されていなかったため、0歳から10歳までの年間保険料の合計を表示しています。11歳から15歳までのおおよその年間保険料を加えた位置にしています。

補償内容が同じ50%補償で内容が似ているなら保険料も似たようなものだと思うかもしれませんが、例えば、一番高いアイペットと一番安いペティーナの生涯保険料を比較してみると、アイペットの方が100万円以上も高くなることが分かります。

以上の表を見てみると、生涯保険料が60万円以下のペット保険が「保険料が安い保険」と言えそうです。
この基準をクリアする保険は、保険料の部分を赤字で記しています。

それでは次に、保険料が安い4つの保険の補償の手厚さについて比較していきましょう。

③ 年間に支払われる保険金の限度額「年間補償上限金額」で補償の手厚さを比較する

補償の手厚さを比較する際、年間に支払うことができる保険金の限度額「年間補償上限金額」を比較することが重要です。
年間補償上限金額が高いとその分補償を多く受けられるので、年間補償上限金額があまり低すぎるペット保険には注意が必要です。

では、生涯保険料の安さで選んだ4つの保険の年間補償上限金額はどのようになっているのでしょうか?

会社名商品名年間補償上限額通院入院手術生涯保険料(大型犬・15歳まで)
PS保険50%補償プラン100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
537,190 円
FPCフリーペットほけん85万円12,500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
455,400 円
ガーデンプラチナ50%プラン50万円制限なし制限なし制限なし575,010 円
ペティーナまとめてプラン20万円100,000 円/請求100,000 円/請求100,000 円/請求451,000 円

※表は横にスクロールできます。

ペティーナの「まとめてプラン」は他のペット保険の年間補償上限が50万円~100万円で設定されているのに対し、年間補償上限額が20万円と低いので比較から外しました。

その他の3社を比較すると、「FPCのフリーペットほけん」「PS保険の50%補償プラン」がより手厚く、「ガーデンのプラチナ50%プラン」は一般的なプランということになります。

なお、「FPCのフリーペットほけん」「PS保険の50%補償プラン」のような支払限度額(1日当たりに支払われる保険金の限度額)、支払限度日数(年間で補償の対象となる日数)が通院・入院・手術のそれぞれの補償に制限があるペット保険の場合は、1日にかかる平均治療費以上の補償内容になっている商品がおすすめです。

支払限度額や支払限度日数の制限があまりにも低いと、通院・入院・手術をトータルで補償すると言っても意味がありません。

1日にかかる平均治療費
通院8,000 円
入院12,000 円
手術100,000 円

1日にかかる平均治療費を調査したところ、このような結果になりました。
診察内容によっては算出した平均治療費を上回ることもありますが、補償に制限がある場合は目安としてこの1日にかかる平均治療費以上の支払限度額を設定しているペット保険を選ぶと良いでしょう。
また、支払限度日数は皮膚炎などの何度も通院が必要になる場合を考えて通院は最低でも20日以上あると安心です。

「FPCのフリーペットほけん」「PS保険の50%補償プラン」は支払限度額も支払限度日数もクリアしていますね。

④ 補償されない傷病があるのか確認する

保険には思わぬ落とし穴が付きものですが、ペット保険の場合は補償対象外項目をチェックすることが大切です。補償対象外項目はパンフレットやホームページなどで大々的に表記していない商品も多く、約款を隅々まで確認して補償対象外項目がないか確認する必要があります。
申し込む前に大型犬がなりやすい傷病がこの項目に入っていないか確認しておきましょう。

FPCPS保険ガーデン
股関節形成不全×
拡張型心筋症
胃拡張・胃捻転
腫瘍
前十字靭帯断裂

※○→対象外と明記なし、×→対象外と明記

ただし、補償対象外項目に記載がなくても、審査によって保険金が支払いされない場合もあるのでご注意ください。

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

ガーデンには対象外項目があり、一方FPCとPS保険には対象と明記された項目はありませんでした。
ガーデンに加入を検討する方は、この点をきちんと理解して加入するようにしましょう。

⑤ それぞれの保険会社のデメリットを確認する

最後に選び抜いたペット保険のあまり知られていないデメリットを確認してみましょう。

FPCのフリーペット保険

  • 手術が年間1回までしか補償されない

1年に2回も手術をするケースは稀だとは思いますが、手術では1回あたりにかかる医療費が高額になりがちなので、年間1回までしか補償がされないのは欠点といえるでしょう。

PS保険の50%補償プラン

  • 同一原因による手術は、2回目以降は補償の対象外になる

例えば、腫瘍など同じ原因で2回目の手術が必要になった場合には、例え年度をまたいでいたとしても補償されません。ガンなど転移・再発する病気の場合については、同一原因かどうかの審査によりますが補償されない可能性が高いでしょう。
(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の手術補償の落とし穴

  • 同一原因による通院治療は、一生涯に20日までしか補償されない

例えば、心臓病などの生涯にわたって継続的に治療を行う必要がある病気を発症した場合、例え年度をまたいでいたとしても20日までしか補償されません。病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、根本的な治療方法のない心臓病や腎臓病などを発症した場合には十分な補償が受けられないことがありますので、注意しましょう。
(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

ガーデン

  • 病気については補償開始日から1ヶ月、ガンだと2ヶ月の待機期間がある

補償が開始されてから1ヶ月以内に発症した病気の治療費の保険金は支払われません。また、この待機期間中に発症した病気は、完治するまで補償の対象外となります。なお、ケガの場合には待機期間はありませんが、ガンの待機期間は2ヶ月と長いので注意が必要です。
(参考)ペット保険には補償までの待機期間がある?

  • 終身で保険を継続することができない

他のペット保険は終身で保険を継続できるところが多いですが、ガーデンは継続が満20歳までとなっています。ペットの平均寿命が15歳程度とはいえ、終身で入れないのは少し不安ですね。
(参考)高齢犬、高齢猫でもペット保険に入れる?高齢ペットにおすすめの保険

ペット保険にはこういったデメリットがつきものです。しかしその内容によっては補償を十分に受けられなくなってしまいます。
それぞれのペット保険のデメリットをきちんと理解した上で加入するようにしましょう。

ランキング1位はFPC、2位はPS保険

選び方のポイントに沿ってペット保険を比較してみると、何が一番おすすめなのか見えてきました。

ガーデンは年間補償上限金額が低く補償対象外項目がある・終身継続できないことを考えると、FPCとPS保険のどちらかが一番おすすめのペット保険になりそうです。

それでは、FPCとPS保険ではどちらの方が補償内容は手厚いのでしょうか?
通院・入院・手術それぞれに対する補償内容を比較していきます。

1日にかかる平均治療費
通院8,000 円
入院12,000 円
手術100,000 円

※アニコム調べ

1日にかかる平均治療費を見ると一見、入院と手術が高く思えますが、治療費の割合を見ると通院での請求が9割を占めています。1度の受診にかかる治療費は少額でも、生涯で支払う金額を考えると「通院」が一番高額になると言えるでしょう。

それに対して、FPCとPS保険の補償内容はどうでしょうか?

注目すべきは、一番治療費がかかる通院において、FPCの方が手厚い補償内容となっている点です。
PS保険は、一番治療費がかからない入院に年間60万円の補償としている一方で、一番治療費がかかる通院の上限は年間20万円までです。年間の補償上限額が100万円と一見手厚そうに見えますが、治療費の実態とはかけ離れた補償内容となっているので注意が必要です。

では、これまで見てきた点を整理して、ランキングを決めてみましょう。

  • ガーデンは年間補償上限金額が低く補償の手厚さでは劣る。また関節形成不全が補償対象外で、終身で契約できない
  • PS保険は年間補償上限金額が一番高いが、同一原因の病気の補償回数に関して重大なデメリットがある
  • FPCは生涯保険料と年間補償上限金額のバランスが良い。手術が年間1回までしか補償されないというデメリットがある
  • FPCとPS保険を比べると、支払限度額や支払限度日数の制限が治療費の実態にあっているのはFPC

これらのポイントで総合的に考えると、1位がFPC、2位がPS保険、3位がガーデンとなります。
ただし、FPCとPS保険はペット賠償責任特約がありません。他の保険で個人賠償責任保険に加入しておらず、ペット賠償責任特約を付帯したいという方にはガーデンがおすすめです。

1位
FPCのフリーペット保険
2位
PS保険の50%補償プラン
3位
ガーデンのプラチナ50%プラン

まとめ

大型犬の保険料は小型犬に比べると高くなってしまいます。しかし、大型犬でも保険料を抑えたペット保険もあります。もしもの病気やケガのときにしっかり治療ができるよう、保険料や補償内容をしっかり比較してお家のペットに合ったペット保険を選ぶようにしましょう。

  • 大型犬の保険料は高いイメージがあるが、安いペット保険もある
  • 大型犬がかかりやすい傷病を把握しておく
  • ペット賠償責任特約が必要な場合もある
  • 選び方のポイントを理解してペット保険を比較する
  • 「FPCのフリーペットほけん」「PS保険の50%補償プラン」「ガーデンのプラチナ50%プラン」の順でおすすめ

当サイトではさまざまな視点でペット保険について紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。