バーミーズ

アメリカではショーキャットとしても人気の美猫・バーミーズ。大人しく人懐こいため、飼いやすい猫種です。
遺伝性疾患の多いシャムの血を引くため、特に遺伝的な病気には気を付けましょう。バーミーズにおすすめのペット保険もご紹介します。

才色兼備なムードメーカー・バーミーズ

バーミーズの性格

コビー型といわれる丸みを帯びた筋肉質な体、光沢のあるなめらかな短毛、その高貴な風貌に思わず見とれてしまうバーミーズ。

ピンと伸びた薄い耳や愛らしい眼差しなど見た目の美しさだけでなく、頭が良く誰にでも懐きやすく明るい性格は、まさにクラスに一人はいる才色兼備なムードメーカーのようです。

人と関わることが大好きなバーミーズは飼い主への愛情が深く、主人に甘えることが大好き。
バーミーズは多くの猫が苦手とする子どもともうまく付き合うことができるため、小さい子どもがいる家庭にも高い環境適応力を発揮します。

また、バーミーズは独立心があり一人遊びも得意なため、留守番も可能です。
ただし、さみしがり屋な一面もあるので、あまり長い時間一匹にさせておくのは禁物です。

日本国内では比較的珍しい品種とされるバーミーズですが、アメリカのキャットショーではシャムやペルシャに並ぶ人気の高い品種です。

バーミーズの起源は、1930年代にミャンマーからアメリカの精神科医ジョセフ・トンプソンの手に渡った、ウォルナットブラウンの魅力的な毛色をした1匹の猫。
その雌猫は「ウォンマウ」と名付けられ、サファイアブルーの瞳が美しいシャムとの交配から育種がはじまりました。

現在、猫血統登録団体に登録されているバーミーズの品種は「アメリカンバーミーズ」と「ヨーロピアンバーミーズ」の2種類です。

飼い方の注意点

遊ぶことが大好きなバーミーズは運動量が多いため、キャットタワーやおもちゃを用意し、遊びの環境を整えてあげることが重要です。
基本は室内飼育で、明るく活発な性格ながら鳴き声は小さく物分かりも良い利口な猫のため、マンションやアパートでも安心して遊ばせることができます。

また、バーミーズは運動量が多いため、食事量も多いです。
家を空けることが多い場合は、食事の管理にも注意しましょう。

密度の高い短毛のバーミーズは、皮膚トラブルを防止し美しい毛並みの光沢を維持するためにも1日1回ブラッシングをしてあげましょう。

かりやすい病気とその治療費を知っておこう

遺伝性疾患を多く持つとされるシャムの交配により生まれたバーミーズは、シャムがかかりやすい病気にはやはり注意する必要があります。
ここでは、バーミーズがかかりやすい「皮膚炎」「糖尿病」「猫伝染性腹膜炎(FIP)」についてご紹介します。

皮膚炎

猫は本来抜け毛の多い動物ですが、異常な脱毛が起こっている場合は皮膚炎の可能性があります。
皮膚が透けるほど毛が抜ける、部分的に脱毛する、執拗に体を掻くなどの症状が見られたら、この病気を疑いましょう。

原因としては、アレルギーや細菌、ダニなど様々なものがあります。
バーミーズは体毛が短いため、アレルギー物質を体毛が防ぎきれず、直接皮膚に影響を与えると考えられます。
短毛でも、被毛が密集しているため、ブラッシングなどの手入れをかかさないようにしましょう。

【治療費について】
細菌感染が原因の場合は、抗生物質を含む内服薬や塗り薬を与え、痒みが強い場合は抗炎症剤を投与します。
アレルギーが原因の場合は、アレルゲンを特定する検査も行われます。
暖房器具は綺麗に掃除をし、加湿器などで乾燥を対策してください。

通院(通算5~10回)
治療費3,000~5,000円/回

完治するまで、定期的に通院が必要になり、最終的に1~5万円の治療費が必要になります。
長期の通院を補償してくれるペット保険を選ぶと、家計の負担も抑えられるでしょう。

糖尿病

糖尿病はどの猫種にもかかる可能性があり、加齢とともに発症率が上がります。
糖尿病にかかりやすいシャムの影響を受けているバーミーズも、同様にこの病気への注意が必要です。

糖尿病になると、水を飲む量、食べる量が増える、体重減少、腹部が膨らむ、元気がなくなるといった症状が見られます。
そのほか、腎不全、肝硬変、急性膵炎、糖尿病性ケトアシドーシスという命を脅かす重篤な病気を併発する可能性もあります。
特に糖尿病性ケトアシドーシスは発症してしまえば、助かる可能性は極めて低いので注意が必要です。 

【治療費について】
血糖値を抑える食事管理と、毎日のインスリンの投与が必要になります。

通院(一生続く)入院治療(7日)
治療費1 ~ 2万円/回4 ~ 10万円

完治する事が出来ない糖尿病は、生涯付き合わなければならない病気であり、治療法はほとんど自宅で行うものばかりです。
最初はインスリンの投与のために、数日の通院が必要になります。
入院治療は稀なので、通院を補償し、保険料をしっかり抑えたプランを選ぶことをおすすめします。
(参考)糖尿病の症状や原因などの詳細はこちら

猫伝染性腹膜炎(FIP)

多くの猫の体内に存在するコロナウイルスというウイルスが突然変異を起こし、FPウイルスに変化することで発症する病気です。
体内の組織を破壊し、慢性的な嘔吐や下痢、腎不全、など様々な不調を引き起こし、高い確率で死に至る恐ろしい病気です。

明確な治療方法が確立されておらず、対症療法が中心となります。
年齢にかかわらず発症し、体力のない子猫は死亡する可能性もありますが、成猫であれば数年生きる場合もあるといいます。

発症の原因は不明ですが、ストレスが一因と考えられているようです。
縄張り意識が強いためか、多頭飼いの猫はストレスから発症しやすいともいわれます。
さらに、血統種のなかでもバーミーズは、ほかの猫よりやや発症しやすいと考えられています。

【治療費について】
基本は通院、あるいは入院で、症状を緩和させる対症療法が中心になります。
腹水がある場合は処置を行う場合もあります。

通院(一生続く)入院治療(1~2日)
治療費3000~1万円/回1~5万円

通院が中心となるため、通院をしっかり補償するプランを選ぶことをおすすめします。

バーミーズにおすすめのペット保険を選ぶポイントは3つ

かかりやすい病気をチェックすると、何に備えればいいか見えてきませんか?
かかりやすい病気から分かった、バーミーズのペット保険選びに大切なポイントをまとめてみました。

ポイント1:通院の日額・日数制限が十分なこと

バーミーズがかかりやすい病気はいずれも、長期の通院が必要となる可能性のある病気です。

ペットの通院にかかる平均治療費を調べたところ、8,000円でした。
最低でも通院の日額制限が8,000円以上、限度日数が20日以上のペット保険を選ぶと安心です。

通院の補償について考えるとき、気を付けなければならないのが免責金額です。
免責金額の設定があるペット保険は、設定されている金額を超えないと補償を受けられないという落とし穴があります。
例えば、免責金額が5,000円で、1回の治療が3,000円なら一切補償が受けられないということになります。
例えば皮膚病は、一回の治療費が3000円程度からと少額になりがちですが、長期にわたる通院が必要になることが予想されます。
積み重なると大きな出費になってしまうため、少額でもきちんと補償されるペット保険、つまり免責金額の設定がないペット保険を選びましょう。

ポイント2:ある程度の入院を補償すること

バーミーズがかかりやすい病気であげた病気はいずれも通院が必要になりそうなものばかりです。しかし、糖尿病による入院治療の可能性もあります。
しかし、入院のみを補償するペット保険はないため、ポイント1の通院に加え、入院、手術と、ペット保険に必要な補償がすべて含まれるペット保険を選ぶことが必要です。

調査によると1度の手術でかかる平均治療費は10万円、入院は1日1万2000円ということでした。
手術補償に限度額が決まっている場合は、最低でも10万円以上補償するペット保険を選ぶとよいでしょう。

さらに、補償の手厚さを表す年間補償上限金額は最低でも50万円以上あると安心です。

ポイント3:補償が手厚いこと

バーミーズが心配な病気はいずれも、一度かかると治療が長期にわたり、高額な医療費がかかるものが多いのが特徴です。

そのため、できるだけ保険料が安く、補償が手厚いペット保険に加入しておくと安心です。

補償の手厚さを知るためにチェックが欠かせないのは「年間補償限度額」です。
これは、年間で支払われる保険金の上限金額のことです。
基本的にこの金額が高いほど補償内容が充実しているといえるので、また、通院・入院・手術の各補償内容に制限がない場合は、この年間補償限度額に達するまで補償が受けられます。

ペット保険の補償割合は、一般的な50%、70%から100%まで幅広くあります。しかし、補償割合が高いほど、保険料も高くなる傾向があります。
保険料が高すぎず、補償とのバランスがよいペット保険を選びましょう。
50%補償だと少し物足りなく感じるため、70%補償タイプを選ぶとよいでしょう。

さらに、70%補償タイプのペット保険の場合、償限度額は最低70万円以上あるものなら、比較的手厚いと言えます。

バーミーズに適したペット保険の補償内容と保険料

それでは実際に、先ほど紹介した3つのポイントでバーミーズにピッタリなペット保険を選んでみましょう!

ポイント2から、通院・手術・入院すべてを補償してくれる70%補償のペット保険のみをピックアップしました。
さらに、ポイント1の「免責金額が設定されていないペット保険」だけを選びました。

会社名商品名補償割合生涯保険料(猫・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
あんしんペットずっといっしょL70%443,870 円70万円制限なし制限なし制限なし
FPCフリーペットほけん70%補償プラン 70%468,700 円85万円12,500円/日125,000円/入院100,000円/回
SBIいきいき少短プラン70スタンダード70%478,450 円70万円制限なし制限なし制限なし
PS保険70%補償プラン70%488,190 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
アクサ損保ねこのきもち保険プラン7070%556,140 円70万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット7070%531,140 円60万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン7070%584,210 円70万円制限なし制限なし制限なし
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ70%プラン70%552,020 円70万円制限なし制限なし制限なし
ペティーナゆとりプラン70%497,200 円30万円100,000 円/請求100,000 円/請求100,000 円/請求
ペットライフジャパンプレミアム7070%691,725 円115万円15,000円/日
年間37.5万円まで
15,000円/日
年間37.5万円まで
200,000円/回
年間40万円まで
アニコム損保ふぁみりぃ70%プラン70%725,190 円84万円14,000円/日
年間20日まで
14,000円/日
年間20日まで
140,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ70%コース70%955,150円70万円制限なし制限なし制限なし
アイペット損保うちの子70%プラン70%1,038,970 円122万円12,000円/日
年間22日まで
30,000円/日
年間22日まで
150,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

ポイント1~3をまとめると「通院は限度額が8,000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上、年間補償上限金額が70万円以上」のものを選びます。これはすべてのペット保険が条件を満たしていました。

次に、それぞれのペット保険で生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみます。
一番安いあんしんペットと、一番高いアイペットを比較すると、生涯保険料に倍以上の差がついていることがわかります。
補償内容については、どのペット保険もポイント1~3を満たしていることは確認できているため、できるだけ安いものを選びましょう。
生涯保険料については、50万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすい商品と言えるでしょう。

この一覧で保険料が安いペット保険は、あんしんペット、FPC、SBI、PS保険という結果になりました。

しかし、PS保険のペット保険は「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というデメリットがあります。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、バーミーズが皮膚炎や糖尿病にかかった場合、長期にわたる治療が必要になる可能性があります。
十分な補償が受けられないことがあるため、たとえ保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

残りのFPC、SBI、あんしんペットについては、バーミーズがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

バーミーズにおすすめ!「SBIのいきいき少短のプラン70スタンダード」「FPCのフリーペットほけん70%補償プラン」「あんしんペットのずっといっしょL」の特徴

エジプシャンマウにおすすめのペット保険として選んだ「SBIのいきいき少短」「FPCのフリーペットほけん」「あんしんペット」はどういった特徴があるのでしょうか?
最後に確認しておきましょう!

SBIいきいき少短

  • 保険料が安く、気軽に加入しやすい
  • 回数や金額を気にせず自由に請求できるが、年間補償上限金額は最低ラインの50万円に設定してある
  • 膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニアは補償対象外項目に指定されている
  • 病気の場合は補償開始日から1ヶ月の待機期間がある

(参考)ペット保険には補償までの待機期間がある?

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい
  • 特に通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ
  • 年間補償上限金額が85万円と高額に設定してある
  • カスタマーサービスにも定評がある

あんしんペットのずっといっしょL

  • 保険料は3歳までは値下がりするが、4歳以降から値上がりする
  • 膝蓋骨脱臼や涙やけ、股関節形成不全、てんかん、チェリーアイ、気管虚脱などが補償されない
  • 低価格でペット賠償責任特約を付けることができる

(参考)ペット保険の特約って必要?

まとめ

かかりやすい病気の治療方法に合わせてペット保険を選ぶのも一つの方法です。バーミーズのペット保険選びのポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください!

  • 通院の日額・日数制限が十分なこと
  • ある程度の入院を補償すること
  • 補償が手厚いこと
  • バーミーズにおすすめ!「SBIのいきいき少短のプラン70スタンダード」「FPCのフリーペットほけん70%補償プラン」「あんしんペットのずっといっしょL」の特徴

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。