「チェシー」とも呼ばれ親しまれているチェサピーク・ベイ・レトリーバーは、高い運動能力と知性を持っている犬種です。
ここでは、そんなチェサピーク・ベイ・レトリーバーがかかりやすい病気をチェックして、適切なペット保険を選んでいきます。

チェサピーク・ベイ・レトリーバーは賢く愛情深い犬

チェサピーク・ベイ・レトリーバーの魅力

アメリカ原産のチェサピーク・ベイ・レトリーバーは、レトリーバー種の中で唯一イギリス以外で作り出された犬種です。

耐水性のある被毛と高い運動能力・知性を生かし、猟師が撃ち落とした鳥を回収する猟犬として活躍していたと言われています。
日本ではあまり見かけない犬種ではありますが、愛好家からは「チェシー」と呼ばれ親しまれています。

チェサピーク・ベイ・レトリーバーは温厚で明るい性格をしています。
家族に対して愛情深く接し、賢いので良いパートナーとなるでしょう。家族と過ごすことを喜びに感じるところもあるので、室内で一緒に過ごすようにすることをおすすめします。
また、独立心と判断力も兼ね備えているので、番犬としても活躍してくれるはずです。

飼い方の注意点

チェサピーク・ベイ・レトリーバーはもともと猟犬だったこともあり、活発で体力もあるので運動量が多く必要な犬種です。
ただ散歩するだけではなく、ボールやフリスビーなどで頭を使いながら体を動かすことも良いでしょう。水遊びも好きなので、思いっきり泳がせてあげると喜びます。

また、チェサピーク・ベイ・レトリーバーの短い被毛はウェーブかかり、抜け毛が多い特徴があります。
下毛は油分が多く、抜け毛が残りやすい場合もあるので定期的にブラッシングをしてください。抜け毛が残っていると皮膚炎を引き起こしてしまう可能性があるため注意しましょう。

さらに、寒さに強く暑さに弱い犬種でもあります。環境管理を行い、熱中症などにもならないよう気を付けてください。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

チェサピーク・ベイ・レトリーバーはかかりやすい病気がいくつかあります。
ここでは、チェサピーク・ベイ・レトリーバーがかかりやすいといわれる「股関節形成不全」「胃拡張・胃捻転」「進行性網膜萎縮症」についてご紹介します。

股関節形成不全

太ももの骨と骨盤をつなぐ股関節に異常が起きた状態を「股関節形成不全」といいます。
健康な犬は成長とともに骨盤も大きくなりますが、発症している犬は骨が不完全で、太ももの骨とうまく連結できないために起こります。

股関節形成不全は大型犬に多く、チェサピーク・ベイ・レトリーバーも注意しなければなりません。
毎日運動し筋肉量を増やしたり、肥満による股関節への負担をかけないように食事の管理をしたり気を付けましょう。
運動を嫌がる、スキップのような特徴的な歩き方をしている場合は動物病院を受診してください。

【治療費について】
骨が発達していない成長期の段階や、症状が軽度の場合は、股関節の正常な成長や悪化の防止のため安静療法をとります。
症状が進み、痛みが生じている場合は、鎮痛剤や抗炎症剤などの投薬治療を行います。さらに症状が進行している場合は、外科手術が必要になることもあります。

通院(通算5~10日)手術・入院(2~5日)
治療費2,000~5,000円/回10~55万円

内服薬の投与や症状の緩和には時間がかかるため、通院の場合は1~5万円の治療費が必要となります。また手術を行う場合の治療費は、手術内容によって異なりますが、入院費を含めて10~55万円と高額になる可能性があります。
治療に専念するためにも、手術にしっかり備えることができ、補償割合が高いプランを選びましょう。

胃拡張・胃捻転

胃の中のガスや空気が異常に膨らんでしまった状態を「胃拡張」といい、それがねじれてしまった状態や、胃の出口とつながっている十二指腸が胃を締め付けてしまう状態を「胃捻転」といいます。
その結果、血流が悪くなったり、周りの臓器を圧迫したりすることがあります。
食事のとりすぎや水の飲みすぎ、食後すぐの運動などによって胃拡張・胃捻転を発症する場合があります。
発症の原因は遺伝やストレス、高齢などさまざまなものが挙げられます。主に大型犬に多く見られ、チェサピーク・ベイ・レトリーバーも発症しやすいといわれています。

【治療費について】
X線検査によって、胃の状態を確認します。胃拡張の段階では、胃にカテーテルを入れ、ガスや内容物を除去して洗浄します。
胃捻転の場合は、ねじれた胃を正常に戻し、胃が動かないように固定する胃固定術を行います。この場合、早急な外科手術が必要となります。

通院(通算2~5回)手術・入院(3~5日)
治療費2,000~5,000円/回15~20万円

通院の場合は5,000~3万円、手術をする場合は、検査費や入院費を含めて15~20万円と高額になる場合があります。
また再発する可能性が高い病気といわれているため、長期的な通院が必要となることがあります。通院・手術・入院補償の限度額・限度回数を確認して、ペット保険を選ぶことが大切です。

進行性網膜萎縮症

別名PRAとも言われている、チェサピーク・ベイ・レトリーバーがかかりやすい眼の病気です。
「進行性」という名がつく通り、一度発症してしまえばどんどん病状が進行していき、最終的には失明に至ります。遺伝性疾患であるため、この病気の遺伝子を持っている子は早くて1歳、遅くて7歳頃から症状が現れます。
初期症状は、夜に目が見えなくなるという「夜盲症」から始まります。歩くのを怖がる、何かにぶつかるといったなんらかの異常な行動が見られるため、大体はこの時点で気づくでしょう。やがて昼でも見えづらくなってしまうので、日常的な生活が困難になってきます。

【治療費について】
有効な治療法は見つかっておらず、主に進行を遅くするために薬を服用することがほとんどです。この病気にかかると、白内障や緑内障を発症する恐れがあるため、定期的な通院や検査が必要になります。

通院
治療費5,000~1万円/回

進行性網膜萎縮は、定期的な通院が長期間続く可能性があります。そのため、通院回数に制限がない、あるいは回数が多めに(20日以上~)設定してあるペット保険を選ぶことがポイントです。

チェサピーク・ベイ・レトリーバーにおすすめのペット保険を選びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとチェサピーク・ベイ・レトリーバーにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
そこで、ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:通院・入院・手術を高い割合で補償すること

チェサピーク・ベイ・レトリーバーがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院や手術での治療が行われます。
そのため、通院のみや手術のみといった補償を一つに絞らず、通院・入院・手術を幅広く補償するペット保険を選ぶのがおすすめです。

その中でも、チェサピーク・ベイ・レトリーバーは股関節形成不全や胃拡張・胃捻転といった手術が必要になる病気にかかりやすいので、もしものときの高額な治療費をカバーできるよう高い補償割合のプランを選んだ方がいいでしょう。

ただし、補償割合が高過ぎると支払う保険金も高額になってしまいます。進行性網膜萎縮症で継続的な治療が必要になることも考えると70%の補償割合がおすすめです。

ポイント2:高額な手術・長期の通院にしっかり備えられること

1日にかかる平均治療費を調査したところ、このような結果になりました。

 1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

ペット保険の補償内容には1日に支払える限度額と1年に補償できる限度回数が決められているものがあります。
シェパードが股関節形成不全や胃拡張・胃捻転で手術をすることを考えて、手術補償は最低でも1回につき10万円以上を補償するペット保険がおすすめです。
また、進行性網膜萎縮症で通院をすることも考えると、通院の場合の限度額は平均治療費の8,000円以上、何度も通院することを考えて限度回数は20日以上あるといいでしょう。

さらに、年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償限度額」のチェックも欠かせません。
限度額・限度回数に制限がないペット保険の場合は、年間補償限度額まで補償を受けることができます。
基本的に年間補償限度額が高いほど補償が手厚いといえるので、最低でも70%補償の場合は70万円以上の設定になっているペット保険を選びましょう。

ポイント3:股関節形成不全を補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。
もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。

今回紹介したチェサピーク・ベイ・レトリーバーがかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみたところ、「股関節形成不全」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることがわかりました。
受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<股関節形成不全を補償対象外にしている保険会社>

  • あんしんペット
  • 日本ペットプラス(ガーデン)
  • アニマル俱楽部

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

チェサピーク・ベイ・レトリーバーに適したペット保険の補償内容と保険料

紹介した3つのポイントでシェパードに合うペット保険を選んでみましょう。
まず、ポイント1の「通院・入院・手術を70%以上で補償するペット保険」は11種類ありました。0~15歳までに支払う保険料の合計金額が安い順に一覧にしています。

そこから残りのポイントで絞っていきます。
ポイント2の「手術の限度額が10万円以上、通院の限度額が8000円以上・限度回数20日以上、年間補償上限金額が70万円以上」ではイーペットが候補から外せます。

ポイント3の「股関節形成不全を補償する」では、あんしんペットとガーデンが補償対象外項目に指定しているので除外できます。

保険会社名商品名割合生涯保険料(大型犬・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
FPCフリーペットほけん70%補償プラン70568,900 円85万円12,000円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000 円/回
年間1回まで
PS保険70%補償プラン70685,890円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ70%プラン70804,710円70万円制限なし制限なし制限なし
あんしんペットL70840,910円70万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン7070894,050円70万円制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン70スタンダード70987,070円70万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット70701,073,750円60万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン70701,089,130円70万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ70%プラン701,322,010円84万円14,000円/日
年間20日まで
14,000円/日
年間20日まで
140,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子70%プラン702,132,870円122万円12,000円/日
年間22日まで
30,000円/日
年間22日まで
150,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ70%コース702,312,570円70万円制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

3つのポイントで絞った結果、8種類の候補が残りました。
これらは補償内容を数字で見るとすべて十分な内容であるといえるので、もう一つ重要なポイント「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は、若いときは安く高齢になるほど高くなります。
そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、70万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えます。
その金額で比較すると、比較的保険料が安い保険はFPC、PS保険という結果になります。

ただし、PS保険のペット保険は「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というデメリットがあります。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、チェサピーク・ベイ・レトリーバーは継続的な治療が必要になる進行性網膜萎縮症などの慢性疾患にかかりやすいので、発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。
(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なおFPCについては、チェサピーク・ベイ・レトリーバーがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

チェサピーク・ベイ・レトリーバーにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん70%補償プラン」の特徴

最後に、チェサピーク・ベイ・レトリーバーにおすすめのペット保険に選ばれた「FPCのフリーペットほけん」の特徴を確認してみましょう。
こちらも検討の際に参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん 70%補償プラン

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい。
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ。
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある。
  • カスタマーサービスにも定評がある。

まとめ

かかりやすい病気に合わせてペット保険を選ぶと納得のできるプランを見つけやすくなります。以下のポイントを参考に、チェサピーク・ベイ・レトリーバーに合った商品を探してみてください!

通院・入院・手術を高い割合で補償すること

高額な手術・長期の通院にしっかり備えられること

股関節形成不全を補償すること

チェサピーク・ベイ・レトリーバーにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん70%補償プラン」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。