チンチラは美しい見た目と温厚な性格で、世界中から人気を集める猫種です。また他の猫種と比べて健康的で、平均寿命が長いといわれています。
そんなチンチラはどんな病気にかかりやすいのでしょうか?かかりやすい病気を確認しながら、チンチラにピッタリのペット保険を選んでいこうと思います!

チンチラ(ペルシャ)はゴージャスで美しく温厚な猫

チンチラの魅力

シルバーの美しい長い毛が特徴的なチンチラですが、実は「チンチラ」という猫種は存在せず、「ペルシャ」の一種であることをご存知でしょうか?
シルバータビー色とスモーク色のペルシャを交配させた結果、シルバーの美しい猫が生まれ、ペルシャの中でもこの特定の毛色を持つ猫がチンチラと名付けられました。
ペルシャと同じく鼻が低く丸顔で、毛色はシルバーの他にゴールドなどもみられ、ブルーやグリーンの美しい目をしているのも特徴です。

その高貴な見た目から、気が強く人になつかない高根の花のような気難しい性格かと思われる方もいるでしょうが、実際はたいへん温厚で穏やかな性格の持ち主です。とても優しく落ち着いていて、飼い主様には甘えん坊で忠実な性格をしています。
マイペースでおっとりしており、鳴き声も少ない為、ペット飼育可のマンションなどでも飼いやすいと言われております。利口である為、しつけも比較的しやすいでしょう。
しかし、デリケートな一面も持ち合わせておりますので、しつけの際にあまりしつこくするとストレスを感じてしまいがちです。適度な距離を保って接するのがベストでしょう。

飼育する上で気を付けたいこと

チンチラはその落ち着いた性格ゆえに運動をあまりしたがらないため、肥満になりやすいといわれています。オモチャなどで一緒に遊んだり、食事の量や質などに気を配ってあげたりしましょう。
また長毛種で毛量も多いため、こまめにブラッシングやシャンプーをすることも大切です。毛玉を取り除いたり、皮膚の汚れを落としたりするだけでなく、毛球症(毛づくろいをしたときに飲み込んだ毛が胃の中に留まってしまった状態)を防ぐことができます。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

健康な猫種といわれるチンチラですが、どんな病気にかかりやすいのでしょうか?
ここでは、チンチラがかかりやすいといわれる「脂漏性皮膚炎」「流涙症」「眼瞼(がんけん)内反」についてご紹介します。

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎は、皮膚に常在している酵母菌によって発症する皮膚病です。症状として痒みやフケ、脱毛などがあらわれます。発症の原因は細菌の感染や免疫力の低下、肥満、栄養の偏りなどが挙げられますが、チンチラはとくに肥満になりやすい猫種のため、発症しやすいといわれています。

【治療費について】
まず、発症の原因を特定します。細菌感染が原因の場合は抗炎症剤や抗生物質の投与による内科治療を行い、他の気管の病気(内臓にできた腫瘍など)によって併発した場合はその治療をします。栄養の偏りがみられる場合は栄養素の補給をし、抗脂漏シャンプーを使った薬浴も効果的といわれています。

通院(通算3~10回)
治療費2,000~5,000円/回

完治までに数回の通院が必要なので、総額で1~5万円程度の費用がかかってしまう可能性があります。
そのため、長期の通院に備え、年間補償上限金額が高いペット保険を選ぶようにしましょう。

流涙症

涙が涙管からきちんと排出されず、常に涙目になってしまう状態を流涙症といいます。目に痛みや腫れ、まばたきの回数が増加するなどの症状があらわれます。目に異物が入ったことや目の周りの毛による炎症、涙管の詰まり、涙の過剰分泌、遺伝などがさまざまな原因が挙げられますが、チンチラは鼻が低く涙管が押しつぶされている顔の構造をしているので発症しやすいといわれています。
目の周りが茶色く変色する涙やけの症状になることもあるので、清潔なウェットティッシュなどで目の周りを拭いてあげるようにしましょう。

【治療費について】
目に異物が入ったことにより発症した場合はその異物の除去をします。目の周りの毛が原因の場合はムダ毛をカットすることで症状の緩和が望めます。
症状が軽度の場合は内服薬の投与によって炎症を抑え、目や鼻の病気が原因の場合はその治療をします。遺伝的に鼻に異常がみられる場合は、外科手術を行うこともあります。

通院(通算3~10回)手術・入院(1~3日)
治療費2,000~5,000円/回3万~10万円

動物病院への受診頻度や治療方法にもよりますが、通院のみの場合は1~3万円、手術になると3~10万円もかかってしまいます。
そのため、ある程度通院や手術を補償してくれるペット保険を選ぶことが大切です。

眼瞼(がんけん)内反

眼瞼内反は眼瞼(=まぶた)が内側に曲がった状態をいいます。まばたきをするたびに角膜を傷つけてしまうので、目に痛みや痒み、目ヤニ、涙などが出るほか、悪化すると痙攣が起き、角膜炎や結膜炎などの病気を併発してしまう可能性があります。鼻が低い描種に発症しやすいですが、とくにチンチラは顔を拭く仕草を多くするため、発症しやすいといわれています。

【治療費について】
目の炎症を抑えるために点眼薬を投与し、内側に曲がっているまぶたを正常に戻す外科手術を行います。症状が重度の場合や痙攣が長く続く場合は、手術を数回行う場合もあります。

通院(通算1~5回)手術・入院(2~4日)
治療費3,000~1万円/回5万~10万円

通院の場合は3,000円~5万円、手術をする場合は入院費も含めて5~10万円もかかってしまいます。
そのため、通院から入院・手術まで幅広く補償してくれるペット保険をおすすめします。

チンチラ(ペルシャ)におすすめのペット保険選びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとチンチラにどんなペット保険がおすすめなのか見えてきませんか?ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:長期の通院・ある程度の手術を補償すること

ペット保険の補償内容には1日につき●円まで・1年に▲回までと限度額・限度回数が決められているものがあります。その金額があまりにも低いと、せっかくペット保険に入っているのに十分な補償を受けられなくなってしまいます。

1日にかかる平均治療費
通院8,000 円
入院12,000 円
手術100,000 円

補償内容に制限がある場合は、目安として通院の限度額は平均治療費の8,000円以上、脂漏性皮膚炎で何度も通院することを考えて限度回数は20日以上あると安心です。
また、流涙症や眼瞼内反では手術をすることがあるので、手術補償もある程度必要です。1度の手術でかかる平均治療費は10万円なので、手術補償に限度額が決まっている場合は、最低でも10万円以上補償するペット保険を選ぶことをおすすめします。

ポイント2:年間補償上限金額が高いこと

ペット保険には年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償上限金額」があります。限度額や限度日数が制限されていない商品は、この年間補償上限金額まで補償を受けることができます。
基本的にこの金額が高いほど補償内容が充実しているといえるので、補償の手厚さを知るためにもチェックは欠かせません。最低でも50万円以上の設定になっているペット保険を選ぶといいでしょう。

ポイント3:流涙症(涙やけ)を補償すること

ペット保険に入るならチンチラがかかりやすい病気を補償してくれる商品を選びたいですよね。それぞれの保険会社には補償対象外項目が設定されているものがあるので、加入前には必ず約款を確認する必要があります。
今回、チンチラのかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみたところ、流涙症で症状として現れる「涙やけ」がガーデンのペット保険では補償対象外になっていることがわかりました。涙やけで受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

チンチラ(ペルシャ)に適したペット保険の補償内容と保険料

では早速、3つのポイントをふまえてチンチラに合うペット保険を探してみましょう!

今回は保険料が安く抑えられて十分な補償が受けられる50%補償のペット保険の中で、通院・入院・手術のすべてを補償してくれるプランを、生涯保険料の安い順に並べてみました。

ここからは、3つのポイントをそれぞれチェックしてみましょう!

まずポイント1の「通院は限度額が8,000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上」は全ての商品が条件を満たしています。
ポイント2の「年間補償上限金額が50万円以上」では、ペティーナの年間補償上限金額が20万円なので候補から外せます。
ポイント3の「流涙症(涙やけ)を補償すること」では、ガーデンの補償対象外項目に涙やけが指定されているので、ガーデンも候補から除外できます。

会社名商品名補償割合生涯保険料(猫・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%341,750 円50万円制限なし制限なし制限なし
FPCフリーペットほけん50%375,050 円85万円12,500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
ペティーナまとめてプラン50%380,600 円20万円100,000 円/請求100,000 円/請求100,000 円/請求
PS保険50%補償プラン50%383,050 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
ガーデンプラチナ50%プラン50%394,190 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050%419,440 円60万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保ねこのきもち保険プラン5050%433,810 円50万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%490,180 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%520,510 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50%328,360 円50万円制限なし制限なし制限なし
アイペット損保うちの子50%プラン50%792,220 円73万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。
※au損保の「通院ありタイプ50%コース」は10歳までの保険料しか公開されていなかったため、0歳から10歳までの年間保険料の合計を表示しています。11歳から15歳までのおおよその年間保険料を加えた位置にしています。

3つのポイントで考えると、9種類まで絞ることができました。
補償内容を数字で見るとすべて十分な内容であるといえるので、もう一つ重要なポイントである「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は若い時は安く、高齢になるほど高くなります。そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、40万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすい商品と言えます。

生涯保険料が40万円以下のペット保険は下の表の3つになります。

会社名商品名補償割合生涯保険料(猫・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%341,750 円50万円制限なし制限なし制限なし
FPCフリーペットほけん50%375,050 円85万円12,500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%383,050 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

補償内容・保険料ではおすすめの3つのペット保険ですが、PS保険については気になるデメリットがあります。

PS保険のデメリットは、「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の通院治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による皮膚病などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があります。
チンチラは脂漏性皮膚炎や流涙症といった通院が多くなりがちな病気にかかりやすいので、これらを発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

FPC、SBIについては、チンチラがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。それぞれの特徴をよく確認したうえで、お好きな方を選んでみてください!

チンチラ(ペルシャ)におすすめ!「SBIのいきいき少短のプラン50スタンダード」「FPCのフリーペットほけん」の特徴

では、チンチラにおすすめのペット保険として選ばれた「SBIのいきいき少短のプラン50スタンダード」「FPCのフリーペットほけん」はどんなものなのでしょうか?
それぞれの特徴をまとめたので保険選びの参考にしてみてください!

SBIいきいき少短のプラン50スタンダード

  • 保険料が安く、気軽に加入しやすい
  • 回数や金額を気にせず自由に請求できるが、年間補償上限金額は最低ラインの50万円に設定してある
  • 膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニアは補償対象外項目に指定されている
  • 病気の場合は補償開始日から1ヶ月の待機期間がある
    (参考)ペット保険には補償までの待機期間がある?

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ
  • 年間補償上限金額が85万円と高額に設定してある
  • カスタマーサービスにも定評がある

まとめ

かかりやすい病気に合わせて補償内容を選択することもペット保険選びには大切です。以下のポイントを参考に、チンチラに合った商品を探してみてください!

  • 長期の通院・ある程度の手術を補償すること
  • 年間補償上限金額が高いこと
  • 流涙症(涙やけ)を補償すること
  • チンチラにおすすめのペット保険は「SBIのいきいき少短のプラン50スタンダード」「FPCのフリーペットほけん」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。