全身の巻き毛が特徴的なカーリーコーテッド・レトリーバーは、温厚で学習能力が高い犬種です。
ここでは、カーリーコーテッド・レトリーバーがかかりやすい病気をチェックして、適切なペット保険を選んでいきます。

カーリーコーテッド・レトリーバーは知的で愛情深い犬

カーリーコーテッド・レトリーバーの性格

レトリーバー種の中でも珍しいと言われるカーリーコーテッド・レトリーバーは、最も古いレトリーバー種の説もあるイギリス原産の犬種です。
ラブラドール・レトリーバーやスタンダード・プードルとの交配で鳥猟犬や水猟犬という陸上と水中のどちらでも活躍していました。
特徴的な全身の巻き毛は猟をするときの外部からの刺激や寒さから身を守るために役立っていたとされています。

カーリーコーテッド・レトリーバーは賢く、飼い主様に忠実な性格をしています。
愛情深い一面もあるので、家族や子供、他の人や犬にも仲良く接することができるでしょう。
ただし、場合によっては見知らぬ人を警戒して、少し距離をとることもあります。

飼い方の注意点

カーリーコーテッド・レトリーバーはもともと猟犬だったこともあり、身体を動かすことが大好きです。
フリスビーなどのドッグスポーツのほか、泳ぐことが得意なので水の中にボールを投げて拾ってこさせる遊びも喜ぶでしょう。
遊んでいると夢中になって周りが見えなくなることがあるので、安全には十分配慮してください。

また、賢く学習能力が高いのでしつけは難しくはありません。運動を通して信頼関係を築きながらしつけを行うと良いでしょう。

魅力でもある巻き毛はシングルコートで抜け毛は少ないため比較的手入れは簡単です。
換毛期はしっかりとブラッシングが必要ですが、ブラッシングをし過ぎると独特な巻き毛がほどける場合があるので気を付けましょう。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

カーリーコーテッド・レトリーバーのかかりやすい病気はいくつかあり、飼う上で注意する必要があります。
ここでは、カーリーコーテッド・レトリーバーがかかりやすいといわれる「股関節形成不全」「胃拡張・胃捻転」「白内障」についてご紹介します。

股関節形成不全

太ももの骨と骨盤をつなぐ股関節に異常が起きた状態を「股関節形成不全」といいます。
健康な犬は成長とともに骨盤も大きくなりますが、発症している犬は骨が不完全で、太ももの骨とうまく連結できないために起こります。
中型犬や大型犬に多く、カーリーコーテッド・レトリーバーも注意しなければなりません。毎日運動し筋肉量を増やしたり、肥満による股関節への負担をかけないように食事の管理をしたり気を付けましょう。運動を嫌がる、スキップのような特徴的な歩き方をしている場合は動物病院を受診してください。

【治療費について】
骨が発達していない成長期の段階や、症状が軽度の場合は、股関節の正常な成長や悪化の防止のため安静療法をとります。
症状が進み、痛みが生じている場合は、鎮痛剤や抗炎症剤などの投薬治療を行います。さらに症状が進行している場合は、外科手術が必要になることもあります。

通院(通算5~10日)手術・入院(2~5日)
治療費2,000~5,000円/回10~55万円

内服薬の投与や症状の緩和には時間がかかるため、通院の場合は1~5万円の治療費が必要となります。また手術を行う場合の治療費は、手術内容によって異なりますが、入院費を含めて10~55万円と高額になる可能性があります。
治療に専念するためにも、手術にしっかり備えることができ、補償割合が高いプランを選びましょう。

胃拡張・胃捻転

胃の中のガスや空気が異常に膨らんでしまった状態を「胃拡張」といい、それがねじれてしまった状態や、胃の出口とつながっている十二指腸が胃を締め付けてしまう状態を「胃捻転」といいます。その結果、血流が悪くなったり、周りの臓器を圧迫したりすることがあります。
食事のとりすぎや水の飲みすぎ、食後すぐの運動などによって胃拡張・胃捻転を発症する場合があります。発症の原因は遺伝やストレス、高齢などさまざまなものが挙げられます。主に大型犬に多く見られ、カーリーコーテッド・レトリーバーも発症しやすいといわれています。

【治療費について】
X線検査によって、胃の状態を確認します。胃拡張の段階では、胃にカテーテルを入れ、ガスや内容物を除去して洗浄します。
胃捻転の場合は、ねじれた胃を正常に戻し、胃が動かないように固定する胃固定術を行います。この場合、早急な外科手術が必要となります。

通院(通算2~5回)手術・入院(3~5日)
治療費2,000~5,000円/回15~20万円

通院の場合は5,000~3万円、手術をする場合は、検査費や入院費を含めて15~20万円と高額になる場合があります。また再発する可能性が高い病気といわれているため、長期的な通院が必要となることがあります。通院・手術・入院補償の限度額・限度回数を確認して、ペット保険を選ぶことが大切です。

白内障

目の水晶体が白く濁り、視力が低下してしまう病気を「白内障」といいます。症状が軽度の場合は白濁の状態を確認でき、歩くことを嫌がったり、周りのものにぶつかったりと、視覚障害があらわれます。
白内障には先天性と後天性があり、後天性の白内障は外傷や糖尿病などが原因になる場合がありますが、加齢性のものが多い傾向にあります。先天性の場合は生まれつき水晶体の濁りがあり、若年性の場合は遺伝の影響が強く生後数か月~数年で水晶体が白濁してしまう場合があります。カーリーコーテッド・レトリーバーは白内障にかかりやすい傾向があるので、眼に異常がないか常にチェックするようにしましょう。

【治療費について】
症状が軽度でまだ視力が残っている場合は、内服薬と点眼薬の投与によって進行を抑えます。視力がほとんど失われてしまった場合は、視力を取り戻す外科手術を行うことがあり、手術後の合併症やケアなど、獣医師とよく相談することが大切です。

通院手術・入院(2~5日)
治療費3,000~5,000円/回8~15万円

内服薬の投与は一度で3,000~5,000円程度ですが、通院は一生続けなければなりません。手術をする場合は、入院費など含めて10~20万円と高額になってしまいます。
手術だけでなく、通院も補償してくれるプランを選ぶことが、大切になります。

カーリーコーテッド・レトリーバーにおすすめのペット保険を選びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとカーリーコーテッド・レトリーバーにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
そこで、ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:通院・入院・手術を高い割合で補償すること

カーリーコーテッド・レトリーバーがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院や手術での治療が行われます。
そのため、通院のみや手術のみといった補償を一つに絞らず、通院・入院・手術すべてを幅広く補償するペット保険を選ぶのがおすすめです。

その中でも、カーリーコーテッド・レトリーバーは股関節形成不全や胃拡張・胃捻転といった手術が必要になる病気にかかりやすいので、もしものときの高額な治療費をカバーできるよう80~100%の高い補償割合のプランを選んだ方がいいでしょう。

ポイント2:特に手術の補償が充実していること

手術をする可能性が高いことから、高い補償割合だけでなくその中でも手術の補償内容が充実しているプランを選ぶ必要があります。

ペット保険の中には「1日に支払う保険金の限度額」と「1年に支払う保険金の限度回数」が決まっているものがあります。手術費は数十万円と高額な費用がかかってくるので、それらの制限が低いと十分に補償してもらえません。

手術の補償を充実させたい場合には、最低でも手術の日額制限が10万円以上、限度回数が2回以上の補償があるプランがおすすめです。

また、限度額・限度回数に制限がない商品の場合は、年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償限度額」まで補償を受けることができます。

基本的にこの「年間補償限度額」が高いほど補償が手厚いといえるので、80~100%補償のプランの場合は最低でも80万円以上の設定になっているペット保険を選ぶといいでしょう。

ポイント3:股関節形成不全を補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。
もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。

今回紹介したカーリーコーテッド・レトリーバーがかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみたところ、「股関節形成不全」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることがわかりました。
受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<股関節形成不全を補償対象外にしている保険会社>

  • あんしんペット
  • 日本ペットプラス(ガーデン)
  • アニマル俱楽部

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

カーリーコーテッド・レトリーバーに適したペット保険の補償内容と保険料

紹介した3つのポイントでカーリーコーテッド・レトリーバーに合うペット保険を選んでみましょう。
まず、ポイント1の「通院・入院・手術を80%以上で補償するペット保険」は7つありました。0~15歳までに支払う保険料の合計金額が安い順に一覧にしています。

そこから残りのポイントで絞っていきます。
ポイント2の「手術の限度額が10万円以上、限度回数が2回以上、年間補償限度額が80万円以上」ではアニマル俱楽部の各プランが候補から外せます。

ポイント3の「股関節形成不全を補償する」では、日本ペットプラス(ガーデン)が補償対象外項目に指定しているので除外できます。

会社名商品名補償割合生涯保険料(大型犬・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
PS保険100%補償プラン100895,000 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ90%プラン901,034,710 円90万円制限なし制限なし制限なし
アニマル俱楽部オレンジプランⅡ100692,760 円63万円5,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間30日まで
30,000円/回
年間2回まで
アニマル俱楽部プレミアムオレンジプランⅡ100766,320 円72万円5,000円/日
年間60日まで
10,000円/日
年間30日まで
60,000円/回
年間2回まで
アニマル俱楽部グリーンプランⅡ100917,640 円126万円6,000円/日
年間60日まで
12,000円/日
年間60日まで
90,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。
※アニマル俱楽部の各プランは11歳までの保険でその後別プランに移行されるため、0歳から11歳までの年間保険料の合計を表示しています。12歳から15歳までのおおよその年間保険料を加えた位置にしています。

ペット保険選びの3つのポイントで考えると、PS保険の100%補償プランに絞ることができました!PS保険は手術を手厚く補償してくれるほか、通院や入院の補償も十分なのでおすすめです。
では最後に、PS保険はどんな特徴があるのか確認してみましょう。

カーリーコーテッド・レトリーバーにおすすめ!「PS保険の100%補償プラン」の特徴

PS保険の特徴をまとめてみたところ、注意する点もあることが分かりました。メリット・デメリットを理解したうえで、ペット保険を選ぶようにしましょう。

PS保険の100%補償プラン

  • 手術を年2回まで補償するので安心。通院も補償するが少し控えめな設定。
  • 年間補償上限金額が100万円と業界トップクラス。
  • 保険金の支払いが早い。
  • 同一原因による手術は、2回目以降は補償の対象外。
  • 生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病、皮膚炎など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償。

(参考)PS保険の補償の落とし穴

※PS保険は「同一原因による手術は、2回目以降は補償の対象外」「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」という制約があります。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、根本的な治療方法のない心臓病や腎臓病や再発しやすい外耳炎などを発症した場合には十分な補償が受けられないことがありますので、それを理解したうえで選んだ方が良さそうですね。

まとめ

かかりやすい病気に合わせてペット保険を選ぶと納得のできるプランを見つけやすくなります。以下のポイントを参考に、カーリーコーテッド・レトリーバーに合った商品を探してみてください!

通院・入院・手術を高い割合で補償すること

特に手術の補償が充実していること

股関節形成不全を補償すること

カーリーコーテッド・レトリーバーにおすすめのペット保険は「PS保険の100%補償プラン」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。