エジプシャンマウは原種に近い猫で、その歴史は古代エジプトにまでさかのぼります。遺伝的な病気も少ないものの、いくつか気を付けたい病気はあります。エジプシャンマウにおすすめのペット保険もご紹介します。

エジプシャンマウ

エジプシャンマウは賢く甘えん坊なエキゾチック猫

エジプシャンマウの性格

エジプトの猫を意味する名前を持つエジプシャンマウ。
アメリカ原産の猫ですが、元はエジプトにいた個体がヨーロッパ経由で持ち込まれたものが繁殖したと言われています。

最大の特徴である、美しい斑点模様が全身に入っており、長い足とくさび型の小さな頭を持ちます。
古代エジプトの壁画や壺絵などの中にも、これに似た姿の猫らしき絵が描かれていることから、エジプシャンマウの先祖は最古のイエネコではないか、とする説もあります。

短い毛を持ち、毛色はシルバー(灰色)、ブロンズ(茶色)、希少なスモーク(黒)とバリエーションがありますが、瞳の色は共通で、明るい緑色をしています。
その色は独特で、スグリの実であるグーズベリーにも例えられます。

さらに、吊り上がった目じりのアイラインや、スカラベ(フンコロガシ)マークとも呼ばれる額のM字型の模様など、エジプト的なモチーフがエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。

神秘的な見た目に似合わず、性格はとても甘えん坊で、猫には珍しく、常に人間のそばにいたがります。
落ち着いたおとなしい性格で、やや神経質なところがあります。
鳴き声は小さく、クゥッ、クゥッという独特の音を出します。筋肉質で、高い運動能力を持つのも特徴です。

飼い方の注意点

おとなしく、頭もよいため、飼い主を困らせることは少ないのですが、甘えん坊なので、家を空ける時間が長い人には適さないでしょう。
また、神経質で警戒心が強いため、大きな音を嫌い、飼い主以外の人間が頻繁に家にやってくるような環境も苦手です。

短毛ですが、やや抜け毛が多い猫種です。
美しいスポット(まだら)柄を保つためにも、1日1回のブラッシングを行いましょう。

運動量が多いため、室内でたくさん遊べるよう工夫をしてあげましょう。
猫用のおもちゃやキャットタワーなど、高さを生かした遊び場を用意したり、走り回れる広いスペースを用意したりするとよいですね。
飼い主さんが時間をとってたくさん遊んであげることも大切です。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

交配や品種改良があまり行われていないため遺伝病も少なく、比較的健康な猫種であるエジプシャンマウ。
この猫特有というより、一般的な猫がかかりやすい病気に、同様に気を付ける必要があります。
「皮膚炎」「白内障」「尿結石」についてご紹介します。

皮膚炎

猫は種類を問わず、本来抜け毛の多い動物ですが、異常な脱毛が起こっている場合は皮膚炎の可能性があります。
皮膚が透けるほど毛が抜ける、部分的に脱毛する、執拗に体を掻くなどの症状が見られたら、この病気を疑いましょう。
原因として考えられるのは、アレルギーや細菌、ダニなど様々なものがあります。
エジプシャンマウは繊細な性格なので、環境変化など何らかのストレスによって皮膚炎が発症する可能性もあります。

【治療費について】
細菌感染が原因の場合は、抗生物質を含む内服薬や塗り薬を与え、痒みが強い場合は抗炎症剤を投与します。
アレルギーが原因の場合は、アレルゲンを特定する検査も行われます。
暖房器具は綺麗に掃除をし、加湿器などで乾燥を対策してください。

通院(通算5~10回)
治療費3,000~5,000円/回

完治するまで、定期的に通院が必要になり、最終的に1~5万円の治療費が必要になります。
長期の通院を補償してくれるペット保険を選ぶと、家計の負担も抑えられるでしょう。

白内障

目の中にありレンズの役割を果たす水晶体が白く濁る病気を白内障といいます。
外から見て、目の中心が白く濁るという見た目の変化だけでなく、猫自身も目が見えづらくなるため、行動に変化が現れます。
狭い所や暗い所にあまり入らなくなる、慎重に歩くようになる、歩き方がおかしくなる、壁や物にぶつかるといった症状がみられることがあります。
猫の場合、人間のように老齢によって白内障になることはあまりなく、先天性や外傷によって引きおこされることがあります。

【治療費について】
症状が軽度でまだ視力が残っている場合は、内服薬と点眼薬の投与によって進行を抑えます。
視力がほとんど失われてしまった場合は、視力を取り戻す外科手術を行うことがあります。
手術後の合併症やケアなど、獣医師とよく相談することが大切です。

通院手術・入院(2~5日)
治療費3,000 ~ 5,000円/回8 ~ 15万円

内服薬の投与は一度で3,000~5,000円程度ですが、通院は一生続けなければなりません。手術をする場合は、入院費など含めて10万~20万円と高額になってしまいます。
手術だけでなく、長期的な通院も補償してくれるプランを選ぶことが、大切になります。

尿結石

尿の中に含まれる成分が固まった尿石(尿結石)が、尿の通り道である膀胱、尿道、腎臓、尿管などにできる病気です。
主に、尿にきらきらしたものや異物が混ざる、血尿が出る、尿が出にくい、あるいは出ないという排尿障害が見られます。

原因ははっきりしていませんが、猫はあまり水を飲まないため、排出されなかったミネラルなどが固まり、結石になりやすいためと考えられています。
尿道に尿石が詰まり、排尿がまったくできなくなると、尿毒症となり1日~2日程度で死に至る可能性があります。

尿の状態がいつもと違う、トイレに行っても尿が出ない、元気がない、うろうろと歩き回るなどの症状がみられたら、すぐに動物病院に連れて行きましょう。

【治療費について】
程度が軽い場合は、薬で体内にできた尿石を溶かして排出する治療方法がとられます。
ただし、尿石の成分や大きさによっては外科手術を行う場合もあります。

通院(通算3~10回)手術・入院(3~5日)
治療費2,000 ~ 1万円/回5万 ~ 15万円

尿石症は完治までに時間がかかる場合があります。動物病院への受診頻度や治療方法にもよりますが、通院のみの場合は1万~10万円、手術になると5万~15万円もかかってしまいます。
そのため、長期的な通院やある程度手術を補償してくれるペット保険を選ぶことがポイントです。

エジプシャンマウにおすすめのペット保険を選ぶポイントは3つ

かかりやすい病気をチェックすると、何に備えればいいか見えてきませんか?
かかりやすい病気から分かった、エジプシャンマウのペット保険選びに大切なポイントをまとめてみました。

ポイント1:長期の通院に対応できること

エジプシャンマウがかかりやすい病気で紹介した皮膚炎は、治療には長期的な通院が必要になる可能性の高い病気です。

皮膚炎の治療費は一回3000円程度からと、あまり高額ではありません。
しかし、特に皮膚炎のような慢性疾患は、長期にわたり何度も通院することになる可能性が高く、結果的に高額になってしまいます。

また、当研究所でペットの通院にかかる平均治療費を調べたところ、8,000円でした。
そのため、最低でも通院の日額制限が8,000円以上、限度日数が20日以上のペット保険を選ぶと安心です。

ポイント2:手術をある程度補償すること

ペット保険の補償に必要なのは通院だけではありません。
エジプシャンマウは、尿石症や白内障で手術を行う可能性もあるため、手術もある程度補償するペット保険がおすすめです。

調査によると1度の手術でかかる平均治療費は10万円なので、手術補償に限度額が決まっている場合は、最低でも10万円以上補償するペット保険を選ぶとよいでしょう。

さらに、手術は一回が高額になる恐れもあるため、補償の手厚さを表す年間補償上限金額は最低でも50万円以上あると安心です。

1日にかかる平均治療費
通院8,000 円
入院12,000 円
手術100,000 円

ポイント3:免責金額が設定されていないこと

ペット保険はプランによって免責金額が設定されているものがあります。
免責金額があると、設定されている金額を超えないと補償を受けられません。

例えば、免責金額が5,000円で、1回の治療が3,000円なら一切補償が受けられないということになります。

通院治療は比較的少額な治療費が長く続きます。
通院治療が多くなることが予想されるエジプシャンマウは、免責金額が設定されていないペット保険を選ぶようにしましょう。

エジプシャンマウに適したペット保険の補償内容と保険料

それでは実際に、先ほど紹介した3つのポイントでエジプシャンマウにピッタリなペット保険を選んでみましょう!

エジプシャンマウは通院も手術も行う可能性があるため、通院・手術・入院すべてを補償してくれるペット保険がおすすめです。

今回はペット保険で一般的な補償割合50%と70%で比較していきます。

まずはポイント3の「免責金額が設定されていないペット保険」を選び、生涯保険料が安い順に並べてみました。

50%補償するペット保険

会社名商品名補償割合生涯保険料(猫・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%341,750 円50万円制限なし制限なし制限なし
FPCフリーペットほけん50%375,050 円85万円12,500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%383,050 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ50%プラン50%394,190 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050%419,440 円60万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保ねこのきもち保険プラン5050%433,810 円50万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%490,180 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%520,510 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50%713,900円50万円制限なし制限なし制限なし
アイペット損保うちの子50%プラン50%792,220 円73万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

70%補償するペット保険

会社名商品名補償割合生涯保険料(猫・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
あんしんペットずっといっしょL70%443,870 円70万円制限なし制限なし制限なし
FPCフリーペットほけん70%補償プラン 70%468,700 円85万円12,500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
SBIいきいき少短プラン70スタンダード70%478,450 円70万円制限なし制限なし制限なし
PS保険70%補償プラン70%488,190 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
アクサ損保ねこのきもち保険プラン7070%556,140 円70万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット7070%531,140 円60万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン7070%584,210 円70万円制限なし制限なし制限なし
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ70%プラン70%552,020 円70万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ70%プラン70%725,190 円84万円14,000円/日
年間20日まで
14,000円/日
年間20日まで
140,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ70%コース70%955,150円70万円制限なし制限なし制限なし
アイペット損保うちの子70%プラン70%1,038,970 円122万円12,000円/日
年間22日まで
30,000円/日
年間22日まで
150,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

ポイント1、2をまとめると「通院は限度額が8,000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上、年間補償上限金額は50万円以上」です。
この条件は、すべてのペット保険が満たしています。

次にそれぞれのペット保険で生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、50%補償では40万円以下・70%補償では50万円以下のものが、比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えるでしょう。

比較的保険料が安い保険は、
50%補償ではFPC、SBI、PS保険
70%補償ではあんしんペット、FPC、SBI、PS保険という結果になりました。

さらに、PS保険のペット保険は「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というデメリットがあります。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、エジプシャンマウは皮膚炎にかかった場合、長期にわたる治療が必要になる可能性があります。
十分な補償が受けられないことがあるため、たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

残りのFPC、SBI、あんしんペットについては、シンガプーラがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

補償割合については、スタンダードな50%か、より補償の手厚い70%か、お好きな方を選んでみてくださいね。

50%補償

SBIいきいき少短のプラン50スタンダード、FPCのフリーペットほけん50%補償プラン

70%補償

あんしんペットのずっといっしょL、FPCのフリーペットほけん70%補償プラン、SBIいきいき少短のプラン70スタンダード

エジプシャンマウにおすすめ!「SBIのいきいき少短のプラン50スタンダード・プラン70スタンダード」「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン、70%補償プラン」「あんしんペットのずっといっしょL」の特徴

エジプシャンマウにおすすめのペット保険として選んだ「SBIのいきいき少短」「FPCのフリーペットほけん」「あんしんペット」はどういった特徴があるのでしょうか?最後に確認しておきましょう!

SBIいきいき少短のプラン50スタンダード・プラン70スタンダード

  • 保険料が安く、気軽に加入しやすい
  • 回数や金額を気にせず自由に請求できるが、年間補償上限金額は最低ラインの50万円に設定してある
  • 膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニアは補償対象外項目に指定されている
  • 病気の場合は補償開始日から1ヶ月の待機期間がある

(参考)ペット保険には補償までの待機期間がある?

FPCのフリーペットほけんの50%補償プラン、70%補償プラン

  • 保険料が安く、高齢になっても値上がりしにくいので継続しやすい
  • 通院を特に手厚く補償する。手術補償は年間1度のみ
  • 年間補償上限金額が85万円と高額に設定してある
  • カスタマーサービスにも定評がある

あんしんペットのずっといっしょL

  • 保険料は3歳までは値下がりするが、4歳以降から値上がりする
  • 膝蓋骨脱臼や涙やけ、股関節形成不全、てんかん、チェリーアイ、気管虚脱などが補償されない
  • ペット賠償責任特約を付けることができる

まとめ

かかりやすい病気の治療方法に合わせてペット保険を選ぶのも一つの方法です。
エジプシャンマウのペット保険選びのポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください!

  • 長期の通院に対応できること
  • 手術をある程度補償すること
  • 免責金額が設定されていないこと
  • エジプシャンマウにおすすめ!「SBIのいきいき少短のプラン50スタンダード・プラン70スタンダード」「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン、70%補償プラン」「あんしんペットのずっといっしょL」の特徴

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。