印象的な容姿のブリュッセル・グリフォンですが、実は朗らかで人好きな飼いやすい犬種です。
短い鼻や長い毛のため注意したい病気もあります。そこで、ブリュッセル・グリフォンに合ったペット保険を考察してみようと思います。

ブリュッセルグリフォン

ブリュッセル・グリフォンはインパクトNo1の小型犬

ブリュッセル・グリフォンの性格

日本ではあまりなじみのない、ブリュッセル・グリフォンは、一度見たら忘れられないような小型犬です。
豊かな口ひげと小柄で華奢な体型は、ヨークシャーテリアに似ていますが、特徴的なのはその顔立ちです。極端につぶれた鼻と、突き出た下顎、体に対して大きな頭の上には三角の耳が前に垂れています。顔立ちはパグに似ているかもしれませんね。

この印象的なビジュアル、どこかで見たことが…。
実は、映画スターウォーズに出てくる主人公の相棒チューバッカのモデルになった犬種だという説があります。赤茶色の長い被毛や、つぶれた鼻、下あごの牙など、インスパイアされたであろう要素がみられますね。

ブリュッセル・グリフォンの先祖はベルギーでねずみ駆除のために飼われていたといいます。その後、上流階級の女性の間でこの犬を飼うことが流行ったことにより、可愛いぺちゃ鼻で小型になるよう、改良されました。この過程で、パグやヨークシャーテリアとも交配されたと言われます。

性格は害獣駆除の作業犬と愛玩犬としての歴史を持つため、どちらの性質も持っています。警戒心が強く、活発で勇敢、ちょっと頑固な面と、明るく人好きで、穏やかな面が同居しており、魅力的な性格を作っています。
飼い主の言うことも良く聞くため、しつけのしやすい犬であると言えるでしょう。

飼い方の注意点

ブリュッセル・グリフォンは鼻が短いため呼吸が苦手で、体温調節がうまくできません。そのため、温度の変化に弱く、寒さにも、暑さにも弱いので注意が必要です。室内の温度調整をし、散歩の際は外気温を気にするようにしましょう。
熱中症にもかかりやすいため、暑い季節の散歩は、涼しい時間帯を選びましょう。

ブリュッセル・グリフォンの毛は硬い針金のような毛質が特徴です。しかし、保温の役割を果たす、アンダーコートという柔らかい毛が生えてくると、その質感が失われてしまいます。
そこで、トリミングではなくプラッキングという方法でアンダーコートのみを取り除く方法がおすすめです。コツがいるため、お家で行うには少し練習が必要かもしれませんが、頻繁に必要になるお手入れなので、是非覚えることをおすすめします。
プラッキングを行うことで、この犬らしい風貌を保てるだけでなく、皮膚の健康にも役立ちます。
また、長い毛には汚れが付きやすいため、特に散歩や食事のあとはきれいに拭きとり、清潔に保ちましょう。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

病気になりにくい犬種と言われるブリュッセル・グリフォンですが、その体の構造上、気を付けなければならない病気やケガがあります。
ここでは、ブリュッセル・グリフォンがかかりやすいといわれる「膝蓋骨脱臼」「軟口蓋過長症」「アレルギー性皮膚炎」についてご紹介します。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨とは、後足の膝前面にある骨のことで、いわゆる「膝のお皿」です。
これが正常な位置からずれる状態が膝蓋骨脱臼です。

膝蓋骨脱臼の状態になると、足を触ると痛がったり、脱臼した側のうしろ足を地面に付けずに、ぴょんぴょんと飛び跳ねるように歩いたりします。
症状が軽いうちは、自然にもとに戻るため、飼い主もさほど気に留めずに放置してしまい、重症化して手術が必要になることがあります。

転倒などの外的要因で脱臼を起こすこともありますが、小型犬の場合、生まれつき膝周りが脱臼しやすいつくりになっている場合が多いため、より注意が必要です。

小型犬であるブリュッセル・グリフォンもこの病気には気を付けたい犬種です。
また、とても活発なので、高いところへの上り下りの失敗や、フローリング上での滑倒など、外的要因による脱臼にも注意しましょう。

膝蓋骨脱臼は症状の重症度が4段階に分けられ、「グレード1」では普段の生活にはあまり影響は出ませんが、「グレード4」になると常に脱臼した状態になるので歩行困難になります。

【治療費について】
症状が軽ければ、痛み止めの投与など、内科的治療を行うこともありますが、グレード3以上になると基本的に手術を行います。

通院(投薬治療)手術・入院(4日)
治療費2,000~1万円/月15万~30万円

手術をする場合、完治までの治療費は15万~30万円と多くの費用が必要です。
手術後はリハビリを行う場合もあるので、治療費は多めに見積もる必要があります。

手術費は高額になるので、手術にも備えられるペット保険に入っておくと安心です。しかし、膝蓋骨脱臼を補償しないペット保険もあるので注意してください。

軟口蓋過長症

上あごの奥にある骨、軟口蓋が長くなり、呼吸がしづらい、食べ物を飲み込みづらいなどの症状が現れます。ブリュッセル・グリフォンのような鼻の短い犬種は、特に軟口蓋が変形しやすいと言います。
多くの場合先天性のため、予防方法はありません。
軟口蓋過長症になると呼吸がしづらくなります。呼吸やいびきの音や質に変化がないか日頃から観察が必要です。

【治療費について】
外科手術により軟口蓋を切除することが基本の治療方法です。呼吸困難の症状が出ている場合は、酸素吸入などの措置を行うこともあります。

通院(通算2~5回)手術・入院(1~5日)
治療費2,000~1万円/回5~20万円

高齢になると麻酔によるリスクが上がるため、手術を考えるなら、若いうちに行うのがよさそうです。
手術には5~20万円かかってしまうこともあります。時間がたてば解消するものではないため、念のための手術に備える保険に加入するとよいでしょう。

アレルギー性皮膚炎

アレルゲンとの接触により、かゆみをはじめとするアレルギー反応を起こすことです。
アレルゲンとなるのは、ハウスダストや花粉、食品や化学物質など様々で、一度発生すると、その原因に近づくだけで反応が起こる体質になってしまいます。動物病院で検査を行い、アレルゲンを特定して遠ざけることが必要です。

体をかゆがるしぐさをしたら、皮膚をよく観察しましょう。赤みや、かさぶた、ふけ、湿疹などがないか、特に見逃しがちな足の指の間やわきの下は注意してみます。

【治療費について】
かゆみを抑えるための内服薬や外用薬の投薬により治療をします。また、アレルゲンを見極める場合には時間もお金もかかり、愛犬にも痛みやストレスを与えることにもなります。

そのため、原因を追究せず、完治を目指して治療を行う場合もあるそうです。獣医師と話し合い、治療方法を決めるようにしましょう。

通院
治療費7,000~2万円/回

一定期間で治療が終わることもあれば、長期にわたって継続的に治療や皮膚のケアを行わなければならないこともあり、治療の期間はさまざまです。
一回の治療費も高額になりがちなので、長期の通院をしっかり補償するペット保険を選ぶようにしましょう。

ブリュッセル・グリフォンにおすすめのペット保険を選びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとブリュッセル・グリフォンにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1::通院・入院・手術をすべて補償すること

ブリュッセル・グリフォンがかかりやすい病気の治療方法では、通院や手術での治療が必要になります。そのため、通院・入院・手術を幅広く補償する保険が適しています。

選び方として、年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償限度額」のチェックをしてみてください。
限度額・限度回数に制限がない商品の場合は、年間補償限度額まで補償を受けることができるため、基本的に年間補償限度額が高いほど補償が手厚いといえます。最低でも50万円以上の設定になっているペット保険を選びましょう。

ポイント2:手術をある程度補償すること

ブリュッセル・グリフォンがかかる可能性のある、膝蓋骨脱臼や、軟口蓋過長症は症状によって手術を行う可能性があります。そのため、通院だけでなく手術もある程度補償するペット保険がおすすめです。
1度の手術でかかる平均治療費は10万円と言われます。ペット保険の手術補償に限度額が定められている場合は、最低でも10万円以上補償するペット保険を選んでください。

ポイント3:膝蓋骨脱臼を補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。
そこで、ブリュッセル・グリフォンがかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみました。すると「膝蓋骨脱臼」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることが分かりました。膝蓋骨脱臼で受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<膝蓋骨脱臼を補償対象外にしている保険会社>

  • ペット&ファミリー(げんきナンバーわん)
  • あんしんペット
  • 日本ペットプラス(ガーデン)
  • アニマル俱楽部
  • SBIいきいき少短

ブリュッセル・グリフォンに適したペット保険の補償内容と保険料

では早速、先ほど紹介した3つのポイントで、ブリュッセル・グリフォンに最適なペット保険を選んでみましょう!

ポイント1で「通院・入院・手術を幅広く補償する」ペット保険をおすすめしています。そこで、この条件を満たす50%補償と70%補償のペット保険を探しました。
候補のペット保険を15歳までに支払う生涯保険料の安い順に並べました。

50%補償するペット保険

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50%392,250 円85万円12500円/日
年間30日まで
125,000円/日
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%435,950 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%442,400円50万円制限なし制限なし制限なし
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ50%プラン50%455,150 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050%563,290 円60万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%584,660 円50万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保いぬのきもち保険プラン5050%619,260 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%699,140 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子50%プラン50%905,540 円72.8万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50%920,160円50万円制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

70%補償するペット保険

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
FPCフリーペットほけん70%補償プラン70%490,700 円85万円12,000円/日
年間30日まで
125,000円/日
年間3入院まで
100,000 円/回
年間1回まで
PS保険70%補償プラン70%555,250 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
SBIいきいき少短プラン70スタンダード70%619,360 円70万円制限なし制限なし制限なし
あんしんペットずっといっしょL70%635,260 円70万円制限なし制限なし制限なし
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ70%プラン70%637,040 円70万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン7070%740,550 円70万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット7070%760,140 円60万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保いぬのきもちプラン7070%815,770 円70万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ70%プラン70%964,770 円84万円14,000円/日
年間20日まで
14,000円/日
年間20日まで
140,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子70%プラン70%1,192,240 円122万円12,000円/日
年間22日まで
30,000円/日
年間22日まで
150,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ70%コース70%1,243,960円70万円制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

この中で、条件に当てはまらないものを除外します。
ポイント1の「年間補償限度額が50万円以上」、ポイント2の「手術補償の上限額が10万円以上」ですが、これはすべての商品が満たしています。
さらに、ポイント3の「膝蓋骨脱臼を補償する」によって、ペット&ファミリー(げんきナンバーわん)、あんしんペット、日本ペットプラス(ガーデン)、アニマル俱楽部、SBIいきいき少短は除外します。

ここからは、ペット保険選びでもう一つ重要なポイントである「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は、若いときは安く高齢になるほど高くなります。そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、50%補償タイプは50万円以下、70%補償タイプは70万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えます。

生涯保険料が50万円以下、70万円以下のペット保険は下の表の3つです。

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50%392,250 円85万円12500円/日
年間30日まで
125,000円/日
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%435,950 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
FPCフリーペットほけん70%補償プラン70%490,700 円85万円12,000円/日年間30日まで125,000円/入院年間3入院まで100,000 円/回年間1回まで
PS保険70%補償プラン70%555,250 円100万円10,000円/日年間20日まで20,000円/日年間30日まで100,000円/回年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

補償内容・保険料ではおすすめの3つのペット保険ですが、PS保険には気になるデメリットがあります。

PS保険のデメリットは「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による膿皮症などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があるため、注意が必要です。

たとえば、ブリュッセル・グリフォンがかかりやすいアレルギー性皮膚炎は、長期に渡る通院が必要になりそうな疾患のため、途中で補償対象外になる可能性があります。
保険料が安いため、その点を踏まえて加入するかどうかを決めるとよいですね。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の落とし穴

50%補償: FPCのフリーペットほけん、PS保険
70%補償: FPCのフリーペットほけん、PS保険

補償割合については、スタンダードな50%か、より補償の手厚い70%か、お好きな方を選んでみてくださいね。

ブリュッセル・グリフォンにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん50%・70%補償プラン」「PS保険50%・70%補償プラン」の特徴

FPCのフリーペットほけん50%・70%補償プラン

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある
  • カスタマーサービスにも定評がある

PS保険の50%・70%補償プラン

  • 手術を年2回まで補償するので安心。通院も補償するが少し控えめな設定
  • 年間補償限度額が100万円と業界トップクラス
  • 保険金の支払い速度が早い
  • 同一原因による手術は、2回目以降は補償の対象外
  • 生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病、皮膚炎など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償

(参考)PS保険の補償の落とし穴

まとめ

ペットがかかりやすい病気を把握しておくと、何に備えればいいのか見えてきますね。以下のポイントを参考に、ブリュッセル・グリフォンに合ったペット保険を探してみてください!

  • 通院・入院・手術すべてを補償すること
  • 手術をある程度補償すること
  • 膝蓋骨脱臼を補償すること
  • ブリュッセル・グリフォンにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん50%・70%補償プラン」「PS保険50%・70%補償プラン」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。