ハバナブラウンは、イギリス生まれの世界的に見ても希少な猫種です。希少な猫種であることから、迎え入れるまでハバナブラウンの名前を知らなかった方は多いのではないでしょうか?
艶のあるチョコレート色の被毛とクリっとした緑の瞳が特徴のハバナブラウンは、猫らしい性格と飼い主への深い愛情を併せ持つ、とても魅力的な猫です。

ハバナブラウンは気まぐれで甘えん坊、嫉妬深いところも

ハバナブラウンは、イギリスで偶然誕生したといわれている、シャムから派生した猫種です。チョコレート色の艶やかな被毛と緑色の瞳、「トウモロコシのひげ」と呼ばれる長くて茶色いひげが特徴的ですよね。

「ハバナ」という名前ではあるものの、原産国はイギリス。
ではなぜこのような名前になったかというと、

  • 質の高いハバナ葉巻の色に似た、高級感あるブラウンカラーにちなんで名付けられた
  • ハバナ葉巻に似た美しいブラウンの被毛を持つハバナウサギが由来

という、2つの説があります。

過去には「スイスマウンテンキャット」や「チェスナットフォーリンショートヘア」と呼ばれていた時期もありました。

1964年には、ハバナブラウンは世界中でも100頭ほどしかいないとても希少な猫種だったため、CFAをはじめとするアメリカの猫血統登録団体は、ロシアンブルーやシャム猫との交雑を認め、個体数を増やすことに尽力しました。

その結果、ライラック色の猫が産まれるようになり、1980年代には名前からブラウンを外し、正式名称が「ハバナ」になりました。

ハバナブラウンの性格

ハバナブラウンは、シャムの血を引いているため、性格の面でもシャムに似ているところがあり、明るくて活発な性格です。少しわがままな一面もあり、飼い主への愛情が深くとても甘えん坊な性格ですが、家族によって態度を変えることもあります。

ハバナブラウンは知能が高いと言われており、猫にしては珍しく芸を覚えるという話もあります。また、好奇心が強く、家族が何かしていると自分も混ぜてほしそうに近寄ってきます。

ある程度言葉を理解し反応するほどの賢さがあるので、しつけはしやすく非常に飼いやすいタイプの猫種といえるでしょう。

ハバナブラウンを飼育する上で気を付けたいこと

ハバナブラウンは活発で、運動好き・遊び好きな猫です。そのため、室内で十分に運ができるよう、キャットタワーなどのおもちゃを用意してあげ、定期的に遊んであげるようにしましょう。

また猫にしては珍しく常に飼い主と一緒にいたがる傾向があり、嫉妬深いところがあるため、多頭飼いには不向きです。

放っておかれると、寂しさからストレスを抱えてしまうこともあるので注意しましょう。

平均寿命は11~14歳と、一般的な猫の平均寿命とされている15歳前後よりも、少し短めと言えます。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

ハバナブラウンは、比較的病気にはなりにくい健康的な猫種と言われています。個体数が少なく患いやすい病気の傾向は判明していませんが、シャムの血を濃く引いているため、シャムの遺伝疾患を引き継いでいる可能性があります。

そんなハバナブラウンの気をつけたい病気は、「尿石症」「腎不全」「糖尿病」の3つです。

尿石症

尿石症は、尿の中に含まれる成分が固まってできた尿石(尿結石)が、尿の通り道である膀胱、尿道、腎臓、尿管を塞いでしまい、尿の排出を妨げる泌尿器系の病気です。

できた尿石の大きさによって、「尿が出にくい」もしくは「まったく出ない」、「血尿が出る」といった排尿障害が見られ、悪化すると腎不全を引き起こすこともあります。

尿石症が起こる原因は様々ですが、ご飯のミネラルバランスが体質に合わなかったり、飲水量が少なかったりすることが主な原因と言われています。ハバナブラウンを飼うなら、この点に注意しましょう。

【治療費について】
症状がまだ初期段階で結石がまだ小さい場合は、投薬によって体内にできた尿石を溶かして排出させる方法がとられます。症状が進行してしまうと尿石が大きくなり、外科手術で取り除かなくてはなりません。

さらに症状が進行してしまうと、膀胱炎や尿道閉塞を起こすこともあり、最悪の場合、腎不全により死に至ってしまう可能性もあります。

通院(通算3~10回) 手術・入院(3~5日)
治療費 2,000~1万円/回 5万~15万円

尿石症は、通院による治療が中心になります。動物病院への受診頻度や治療方法にもよりますが、完治までに時間がかかる場合があります。通院では2,000円~1万円、手術・入院となると5万円~15万円ほどになるでしょう。

尿石症の治療には、継続的な通院が必要になるので、ペット保険に加入する場合は長期的な通院やある程度手術を補償してくれるペット保険に選ぶようにしましょう。

猫の尿石症について、もっと詳しく知りたいという方はこちらのページをご参照ください。
【獣医が解説】犬・猫の尿石症の症状・原因・予防・対策・治療方法と治療費まとめ

腎不全

腎不全は、大きく分けて「急性」と「慢性」の症状がある病気です。急性の腎不全は、尿道閉塞で急激に尿が排泄ができなくなったり、腎臓への血液流入が急激に減ってしまったりすることで発症する病気です。慢性の場合は、加齢などが要因になり徐々に腎臓の機能が落ちて症状が現れるようになります。

発症すると、おしっこの回数が増加、水をよく飲む、体重減少、食欲低下、口臭などの症状が見られます。慢性腎不全の場合、腎臓が約7割以上破壊されると症状が出てくると言われており、気づいた頃にはかなり病状が悪くなっていることが珍しくありません。

症状が悪化して末期になると、血中内に老廃物が溜まってしまう尿毒症という状態になります。尿毒症は、最悪の場合死に至る危険性があるので、そうなる前に早期発見・治療することが重要です。

慢性腎不全は、猫種を問わず全ての猫が患う可能性がある病気です。明確な予防策はなく、加齢によりリスクが上昇していくため、6歳頃を境に気を付けるようにしましょう。

【治療費について】
腎不全は、「点滴」「投薬」「処方食」が治療の中心となります。症状が軽い場合は通院や投薬で経過観察になりますが、症状が重くなると入院が必要になることもあるでしょう。

全く尿が出ない場合は人工透析を行う場合もありますが、透析に対応している病院は限られているので注意が必要です。処方食は低タンパク質、塩分調節されたものになります。

通院
治療費 3,000~1万円/回

急性腎不全の場合、早期に治療を始めれば、1~3週間程度で回復が見込め、受診頻度や治療方法にもよりますが5万~15万円ほどの治療費が必要になります。
慢性腎不全の場合、腎機能の回復は見込めないため、嘔吐や脱水症状を抑える対症療法を生涯続けなくてはなりません。そのため、長期的な通院をしっかり補償してくれるペット保険を選びましょう。

猫の腎不全について、下記から詳しいページに飛ぶことができます。
【獣医が解説】犬・猫の腎不全の症状・原因・予防・対策・治療方法と治療費まとめ

糖尿病

人間が患う病気としてよく聞く糖尿病は、猫もかかりやすい病気の一つです。
糖尿病自体が重大な病気ですが、腎不全や肝硬変、急性膵炎、糖尿病性ケトアシドーシスなど、命を脅かす重篤な合併症を併発する可能性がある注意の必要な病気です。

糖尿病になると、インスリンというホルモンが正常に機能しなくなり、必要なブドウ糖を細胞内に取り込むことができなくなり、「水を飲む量や食事を取る量が増える」「腹部が膨らむ」「元気がなくなる」といった様々な症状が現れます。

猫の糖尿病は、加齢とともに発症リスクが上がり、特に去勢後のオスが発症する確率が高いと言われています。

【治療費について】
糖尿病の治療は、インスリン注射と食事療法が中心になります。インスリン注射は一生続ける必要があり、血糖値のチェックのための定期健診を受けながら生涯継続していかなければなりません。

通院(通算10~20回)
治療費 5,000~2万円/回

糖尿病は、一度なってしまうと完治が見込めず、生涯通院治療を継続しなければなりません。一回の治療費はそれほどではないものの、何十回も通院を繰り返すので最終的には5万~40万円もの治療費がかかってしまいます。

入院による治療がい行われることは稀なので、通院補償をしっかりと備えてくれるペット保険を選びましょう。

糖尿病について詳しく掲載しているページになります。ぜひご覧ください。
【獣医が解説】犬・猫の糖尿病の症状・原因・予防・対策・治療方法と治療費まとめ

ハバナブラウンにおすすめのペット保険選び3つのポイント

ハバナブラウンがかかりやすい病気の治療方法から必要となる補償を考え、加入するべきペット保険を3つのポイントで選びたいと思います。必要な補償とそうでもない補償を理解することで、コストを抑えて満足のいく補償を受けましょう。

ポイント1:通院補償が充実している

長期の通院を必要とする病気になりやすいハバナブラウンは、通院を重点的に補償する通院重視型のペット保険への加入がおすすめです。
尿石症は、重篤化すると手術や入院が必要になることもあるので、通院だけでは不安という方もいるでしょう。しかし、補償を通院のみに絞れば保険料を抑えることができるので、回数が多い通院はペット保険対応し、手術・入院は貯金で対応するというのも、一つの方法といえます。

ポイント2:通院の日額・日数制限が十分

ハバナブラウンがかかりやすい病気である尿石症・慢性腎不全・糖尿病は、どれも通院での治療が中心の病気です。なので、長期の通院が必要となる可能性があります。

当研究所の調査によると、1回の通院にかかる平均治療費を調べたところ、8,000円でした。この調査結果から、最低でも通院の日額制限が8,000円以上、限度日数が20日以上のペット保険を選びたいところです。

通院の補償で気をつけなければならないのが、免責金額です。
免責金額がある場合、設定されている金額を超えないと補償を受けられません。例えば、免責金額が5,000円で、1回の治療が3,000円なら一切補償が受けられないということになります。

通院は一回の治療費はそれほどでもありませんが、回数を重ねると決して無視できない金額になってしまいます。そのため、少額でもきちんと補償されるペット保険、つまり免責金額の設定がないペット保険を選ぶといいでしょう。

ポイント3:免責金額が設定されていない

ペット保険は、プランによって免責金額が設定されているものがあります。免責金額があると、設定されている金額を超えないと補償を受けることができません。
例えば、免責金額が5,000円で1回の治療が3,000円なら、免責金額内なので補償を受けることはできないのです。
継続的な通院治療は、比較的少額な治療費が長く続きます。病気を患うと通院治療が多くなることが予想されるハバナブラウンは、免責金額が設定されていないペット保険を選ぶようにしましょう。

ここは必ずチェック!ペット保険にある「免責」って何?

ハバナブラウンに適したペット保険の補償内容と保険料

ペット保険には保険会社ごとに様々なプランがありますが、ポイント1の「通院補償が充実している」ペット保険は4種類のみ。
なお、アニマル俱楽部のブループランⅡは12歳まで更新可能で、それ以降はシニア専用プランに切り替わる保険です。それに合わせてガーデンの各プランも12歳までの保険料を合計し比較しています。

会社名 商品名 補償割合 生涯保険料
(猫・12歳まで)
年間補償限度額 通院 入院 手術 免責
日本ペットプラス
(ガーデン)
ゴールド50%プラン 50% 175,670円 50万円 制限なし なし
ゴールド70%プラン 70% 245,900円 70万円 制限なし なし
ゴールド90%プラン 90% 316,160円 90万円 制限なし なし
アニマル倶楽部 ブループランⅡ 100% 266,370円 39万円 5,000円/日
年間30日まで
8,000円/日
年間20日まで
なし

※表は横にスクロールできます。

表の内容を踏まえた上で、ポイント2の「限度額8,000円以上、限度日数20日以上」を見ると、アニマル俱楽部は通院が日額5,000円までしか補償しないので、候補から外します。

また、ポイント3の「免責金額の有無」はどの保険も免責金額は設定されていませんでした。

3つのポイントで比較した結果、日本ペットプラスのゴールドプランが良さそうということが分かりました。では、50%・70%・90%と3種類用意されている補償割合の内、どれがいいのでしょう?

補償割合が違うペット保険を比較する場合、単純に保険料の安さだけ見ても意味がありません。価格と補償内容のバランスが取れた商品を選びましょう。保険料と比べて補償割合が高い商品を選ぶための指標として、コストパフォーマンスがあります。

求め方は、生涯保険料を補償割合で割ったコスパ(補償割合1%あたりの生涯保険料)で算出しています。この金額が小さいほど、よりコスパが高いことになります。同じ補償内容ならできるだけコストが低く、パフォーマンスに優れた商品を選びたいところです。
以下の表で、ガーデンの各プランのコストパフォーマンスを確認してみましょう。

会社名 商品名 補償割 生涯保険料
(猫・12歳まで)
年間補償限度額 コスパ
(補償割合1%あたりの保険料)
日本ペットプラス
(ガーデン)
ゴールド50%プラン 50% 175,670円 50万円 3,513円
ゴールド70%プラン 70% 245,900円 70万円 3,513円
ゴールド90%プラン 90% 316,160円 90万円 3,513円

※表は横にスクロールできます。

各プランのコスパを比べてみると、どれも同じということが分かりました。つまり、どの補償割合を選んでも、補償に対する保険料の割合に違いはありません。コスパが変わらないのなら、生涯保険料が安く家計の負担にならない「ゴールド50%プラン」がいいでしょう。

もちろん、より高い補償割合を求める場合には、予算に合わせて70%や90%のプランも検討してみてください。
しかし、「尿石症になったときのことを考えて、通院だけでなくは不安だから手術や入院にも備えたい…」という方には、通院・手術・入院すべてを補償してくれるペット保険がおすすめです!

例えば、通院・手術・入院すべてを補償するペット保険のランキングで1位のFPCの50%補償プランとガーデンの「ゴールド50%プラン」を比較すると、

  • FPC の「フリーペットほけん」の0~12歳までの生涯保険料291,200円
  • ガーデンの「ゴールド50%プラン」の0~12歳までの生涯保険料175,670円

となり、この2つのプランの保険料の差は、13年間で115,530円。つまり、月々平均して741円プラスするだけで、手術や入院の補償を追加することができます。

通院だけでなく手術や入院にも備えたいという方は、こちらの比較ページも参考にしてください。
【数字で徹底比較】通院・入院・手術を補償するペット保険ランキング

ハバナブラウンにおすすめはコレ!「日本ペットプラス(ガーデン)のゴールド50%プラン」の特徴

ハバナブラウンを飼う際におすすめのペット保険として、「日本ペットプラス(ガーデン)のゴールド50%プラン」を選びました。
この保険商品には、以下4つの特徴があります。

日本ペットプラス(ガーデン)のゴールド50%プラン

  • 日額制限・回数制限がなく、年間補償限度額の50万円まで補償が受けられる
  • インターネット割引や無事故割引など多彩な割引がある
  • ペット賠償責任特約を付けられる
  • 膝蓋骨脱臼など、特定のケガや病気が補償されない

まとめ

ペット保険を選ぶ際は、飼っている猫がかかりやすい病気の治療方法も重要です。
ハバナブラウンがかかりやすい病気やケガをもとにした、おすすめのペット保険選びのポイントはこちらになります。

  • 通院補償が充実している
  • 通院の日額・日数制限が十分
  • 免責金額が設定されていない
  • ハバナブラウンにおすすめのペット保険は「日本ペットプラス(ガーデン)のゴールド50%プラン」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。

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