ソフトバンクの「お父さん」でおなじみの北海道犬は、柴犬によく似た日本犬の一種です。
北海道犬は「皮膚炎」「白内障」「関節炎」になりやすいので、注意が必要です。
ここでは北海道犬がかかりやすい病気から、おすすめのペット保険を紹介します。

北海道犬は穏やかで落ち着きのある犬

北海道犬の魅力

名前の通り、北海道犬は北海道で飼育されていた犬種です。北海道の原住民族であるアイヌ民族と暮らしてきたことから以前は「アイヌ犬」と呼ばれていました。

三角形の耳やくるりと巻いた尻尾などの見た目は昔からのままで、改良されることなく今の姿を保ってきたと言われています。
北海道の寒さに耐えるために、毛量が多いダブルコートになっており、筋肉質な体型なのも特徴です。

もともと狩猟犬として活躍していたこともあり、勇敢で飼い主には忠実な性格をしています。
飼い主以外には興味を持たず、警戒心も強いことから知らない人や犬に対して攻撃的になることがあります。
家庭内では穏やかですが、気性が荒い一面もあるのできちんとしつけをするように心がけてください。

飼い方の注意点

北海道犬は狩猟犬だったこともあり、運動量が必要な犬種です。
体を動かすことが大好きなので散歩はもちろん、ドッグランなどで自由に走らせてあげると喜ぶでしょう。
運動が不足しているとストレスになり、より攻撃的になってしまいます。病気にもつながるので、十分に運動できる時間をさける家庭に向いています。

また、北海道犬の被毛は毛量が多いダブルコートになっており、寒さには強いですが暑さに弱い傾向があります。
そのため、暑すぎる地域での飼育はあまりおすすめではありません。温度調節をするなど、室内でも涼しい環境を作ってあげましょう。
定期的なブラッシングやシャンプーなども行い、皮膚炎の予防をすることも大切です。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

北海道犬にはかかりやすい病気がいくつか挙げられます。
ここでは、その中で「皮膚炎」「白内障」「関節炎」についてご紹介します。

皮膚炎

北海道犬は皮膚疾患が起こりやすいと言われています。
原因として添加物が多く含まれたドッグフードによるアレルギー、エアコンなどの機械から排出されるハウスダストといったものが特に多く、飼育する上では環境の管理に配慮しなければなりません。
激しいかゆみと痛みがあるため、しきりに同じ個所を気にしているようでしたら皮膚疾患を疑ってみましょう。
基本的に原因が幅広い皮膚疾患は、はっきりと原因を特定することが難しく完治に時間がかかることが多いので、早期発見が重要となります。
毎日ブラッシングなどの手入れをすることで皮膚を清潔に保てるほか、早期発見にもつながります。ストレスでも発症する場合があるので、しっかりとケアを心がけましょう。

【治療費について】
細菌感染が原因の場合は、抗生物質を含む内服薬や塗り薬を与え、痒みが強い場合は抗炎症剤を投与します。
アレルギーが原因の場合は、アレルゲンを特定する検査も行われます。
暖房器具は綺麗に掃除をし、加湿器などで乾燥を対策してください。

通院(通算5~10回)
治療費3,000~5,000円/回

完治するまで、定期的に通院が必要になり、最終的に1~5万円の治療費が必要になります。
免責金額がなく長期の通院を補償してくれるペット保険を選ぶと、家計の負担も抑えられるでしょう。

白内障

目の水晶体が白く濁り、視力が低下してしまう病気を「白内障」といいます。症状が軽度の場合は白濁の状態を確認でき、歩くことを嫌がったり、周りのものにぶつかったりと、視覚障害があらわれます。
白内障には先天性と後天性があり、後天性の白内障は外傷や糖尿病などが原因になる場合がありますが、加齢性のものが多い傾向にあります。先天性の場合は生まれつき水晶体の濁りがあり、若年性の場合は遺伝の影響が強く生後数か月~数年で水晶体が白濁してしまう場合があります。北海道犬は白内障にかかりやすい傾向があるので、眼に異常がないか常にチェックするようにしましょう。

【治療費について】
症状が軽度でまだ視力が残っている場合は、内服薬と点眼薬の投与によって進行を抑えます。視力がほとんど失われてしまった場合は、視力を取り戻す外科手術を行うことがあり、手術後の合併症やケアなど、獣医師とよく相談することが大切です。

通院手術・入院(2~5日)
治療費3,000~5,000円/回8~15万円

内服薬の投与は一度で3,000~5,000円程度ですが、通院は一生続けなければなりません。手術をする場合は、入院費など含めて10~20万円と高額になってしまいます。
手術だけでなく、通院も補償してくれるプランを選ぶことが、大切になります。

関節炎

関節炎とは膝関節や肘関節、後ろ足の付け根にある股関節など、体の節々にある関節が炎症を起こす病気です。この病気は、性別や年齢を問わず発症してしまいます。発症の原因としては、加齢によるものや肥満、先天性のものなどが挙げられます。北海道犬は発症しやすい傾向があるので気を付けてください。
関節炎にかかると関節に傷みが生じる、関節が動かしづらくなる、骨が変形するなどの症状が起こります。同時に歩くことを嫌がる、足を引きずるようになる、散歩中に座り込むなどの行動も見られるようになります。このような行動が頻繁に見られる場合は、すぐに動物病院へ連れていきましょう。
血液の循環が悪くなる冬場は、関節炎が悪化しやすいといわれているため注意が必要です。

【治療費について】
関節炎の治療には、内服薬を使用した治療や食事療法などが挙げられます。痛みがひどい場合には鎮痛剤を投与します。関節炎が重症化してしまうと薬の治療だけでなく、手術が必要になります。手術には様々なリスクが伴うため、獣医師とよく相談してから決めましょう。

通院(通算2~10回)手術・入院(1~5日)
治療費2,000~1万円/回3~15万円

関節炎は慢性的な病気であるため、継続的な通院が必要になります。さらに、骨が変形してしまった場合は手術や入院が必要になります。
これら全ての費用を合計すると、かなり高額な治療費になります。そのため、長期の通院を補償してくれることに加え、手術や入院にも備えられるペット保険を選びましょう。

北海道犬におすすめのペット保険選びのポイントは3つ

ペット保険にはいろいろ補償タイプがあるので、その中からかかりやすい病気に備えられるものを見つけることが大切です。
ここでは、北海道犬におすすめのペット保険を選ぶポイントをまとめてみました!

ポイント1:免責金額が設定されていないこと

まず、気を付けなければいけないのは免責金額です。免責金額があると、設定されている金額を超えないと補償を受けられません。
例えば、免責金額が5,000円で、1回の治療が3,000円なら一切補償が受けられないということになります。そんなことになるとペット保険に入っている意味がないですよね。

1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

1日にかかる平均治療費を調査したところ、このような結果になりました。
通院の1日にかかる平均治療費は8,000円ですが、通院は診察と処置のみなどの場合1,000~4,000円になることもあります。しっかりと補償を受けるためにも免責金額がないペット保険を選びましょう。

ポイント2:長期の通院・ある程度の手術を補償すること

ペット保険の補償内容には1日につき●円まで・1年に▲回までと限度額・限度回数が決められているものがあります。その金額があまりにも低いと、せっかくペット保険に入っているのに十分な補償を受けられなくなってしまいます。

補償内容に制限がある場合は、通院の限度額は平均治療費の8,000円以上、限度回数は20日以上あるのが望ましいでしょう。

また、手術の補償もある程度必要です。1度の手術でかかる平均治療費は10万円なので、手術補償に限度額が決まっている場合は、最低でも10万円以上補償するペット保険を選ぶといいと思います。

ポイント3:年間補償限度額が高いこと

年間補償限度額とは、年間で支払われる保険金の上限金額のことです。基本的にこの金額が高いほど補償内容が充実しているといえるので、補償の手厚さを知るためにチェックは欠かせません。
また、通院・入院・手術の各補償内容に制限がない場合は、この年間補償限度額に達するまで補償が受けられます。
年間補償限度額は補償割合が50%の場合は最低でも50万円以上、70%の場合は70万円以上あると安心でしょう。

北海道犬に適したペット保険の補償内容と保険料

それでは実際に、先ほど紹介した3つのポイントで北海道犬にピッタリなペット保険を選んでみましょう!

北海道犬は通院・入院・手術をする病気になりがちなので、すべてを補償してくれるペット保険がおすすめです。
今回はペット保険で一般的な補償割合50%と70%で比較していきます。

まずはポイント1の「免責金額が設定されていないペット保険」を選び、生涯保険料が安い順に並べてみました。

50%補償するペット保険

会社名商品名補償割合生涯保険料(中型犬・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50%補償プラン50%435,950 円85万円12500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%494,910 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ50%プラン50%499,320 円50万円制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%521,450 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050%563,290 円60万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%626,350 円50万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン5050%661,340 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%699,140 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子50%プラン50%905,540 円72.8万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50%412,810 円50万円制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

70%補償するペット保険

保険会社名商品名割合生涯保険料(中型犬・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
FPCフリーペットほけん70%補償プラン70544,600 円8512,000円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000 円/回
年間1回まで
PS保険70%補償プラン70630,98010010,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ70%プラン70698,890 70制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン70スタンダード70730,03070制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット7070760,14060制限なし制限なし制限なし
楽天少短あんしんペットL70762,21070制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン7070819,59070制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン7070874,68070制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ70%プラン70964,7708414,000円/日
年間20日まで
14,000円/日
年間20日まで
140,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子70%プラン701,192,24012212,000円/日
年間22日まで
30,000円/日
年間22日まで
150,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ70%コース701,243,96070制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

ポイント2・3をまとめると「通院は限度額が8000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上、年間補償限度額は50%の場合は50万円以上、70%の場合は70万円以上」です。
この2つのポイントでチェックしてみると全種類クリアしています。

3つのポイントだけでは絞り切れないので、ペット保険で生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)も比べてみましょう。
50%補償では50万円以下・70%補償では70万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすい商品と言えます。
比較的保険料が安い保険は、どちらの補償割合もFPC、PS、日本ペットプラス(ガーデン)という結果になりました。

ただし、補償内容・保険料ではおすすめの3つのペット保険ですが、PS保険と日本ペットプラス(ガーデン)には気になるデメリットがあります。

PS保険

PS保険のデメリットは「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による膿皮症などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があります。
皮膚炎など長期の通院が続くことが多い病気になった場合、これらを発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

日本ペットプラス(ガーデン)

日本ペットプラス(ガーデン)では膝蓋骨脱臼や股関節形成不全などが補償対象外項目として指定されています。
今回かかりやすい病気で紹介した傷病は補償対象外項目に該当していませんが、北海道犬も膝蓋骨脱臼なども気を付けなければならない病気の一つです。膝蓋骨脱臼などを発症する可能性を考えると、補償対象外項目が多い日本ペットプラス(ガーデン)もあまりおすすめできません。

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なおFPCについては、北海道犬がかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなので安心です。

北海道犬におすすめ!「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン、70%補償プラン」の特徴

では最後に、北海道犬におすすめのペット保険に選ばれた「FPCのフリーペットほけん」の特徴を確認してみましょう。
こちらも検討の際に参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい。
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ。
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある。
  • カスタマーサービスにも定評がある。

まとめ

ペット保険の種類が多くて悩まれている方はかかりやすい病気に合わせてペット保険を選ぶのも一つの手です。以下のポイントを参考にして北海道犬に合ったペット保険を見つけてみましょう!

免責金額が設定されていないこと

長期の通院・ある程度の手術を補償すること

年間補償限度額が高いこと

北海道犬におすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン、70%補償プラン」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。