クールで一見気難しそうなイタリアングレーハウンドですが、実は家族が大好きで甘えん坊です。スマートな体型なので寒さと骨折に気を付けなければなりません。イタリアングレーハウンドに合ったペット保険を選んで万が一に備えましょう。

イタリアングレーハウンド

イタリアングレーハウンドは甘えん坊で運動が大好きな犬種

イタリアングレーハウンドの性格

スマートでクール、一見気難しそうな印象を持たれるイタリアングレーハウンド。
でも、実際は愛情深く甘えん坊で、見知らぬ人を見かけると細い身体をプルプルさせて逃げることもあります。

よほど嫌がることをしない限りは、攻撃的な一面を見せることはまずありません。
非常に落ち着いた性格であるため、のんびりと過ごしたいというご家庭にはぴったりと言えるでしょう。

また、いたずらと運動が大好きなので、身体の細さも相まって、その機敏さが目立ちます。
基本的には大人しく、家族が大好きな犬種であるので、しっかりとしつけ訓練を行っていれば従順になってくれるでしょう。

クールな外見なのに、中身は可愛らしい為、初めてイタリアン・グレーハウンドを飼う方からすれば戸惑う事があるかもしれません。
他の犬種にはない魅力がたくさん詰まった犬種、それがイタリアン・グレーハウンドです。

飼い方の注意点

イタリアングレーハウンドを飼う上で必ず気を付けて欲しいことが「寒さ対策」です。

被毛が短いことも加え、もともとエジプトの犬が祖先と言われているため、寒さに非常に弱い犬種です。
冬はもちろん厚手の服を着させて防寒、春でも秋でもなるべくなら服を着させるべきだと言われています。

夏の場合はクーラーの冷気や扇風機、クールマットすら嫌がる傾向があるので、西日が当たるような蒸し暑い部屋でもない限りは、窓を開けているだけでも充分ですが、猛暑の日ともなると、クーラーをつけざるを得ない状況になるはずです。クーラーをつける際は、イタリアングレーハウンドのために部屋の隅に毛布を用意すると良いでしょう。

また、運動が好きなため、外で走り回らせることが必然的に多くなるかと思います。
でも、寒い日に長時間外にいると体調不良を起こすかもしれないので、天気が悪く気温が低いとても寒い日は外で運動させないようにしましょう。

室内でボール遊びなど、一緒に遊んであげるだけでもイタリアングレーハウンドのストレス発散につながります。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

遊ぶことが大好きなイタリアングレーハウンドですが、病気やケガに気を付けなければなりません。
ここでは、イタリアングレーハウンドがかかりやすいといわれる「骨折」「進行性網膜萎縮症」「てんかん」についてご紹介します。

骨折

イタリアングレーハウンドは全体的に細長く華奢な体つきで、些細な刺激でも骨折することがあります。
例えばフローリングの床で滑った、ソファから飛びおりたなどという日常的なことがきっかけでもなってしまいます。

イタリアングレーハウンドにとってはとても身近な怪我なので、骨折をしないように日ごろから気を付けて生活をしなければなりません。
骨折をしないように、フローリングにマットを敷くなどして、生活に工夫を取り入れる必要があります。

【治療費について】
治療法はギプスで固定する方法と、手術で内側から固定するようにプレートを入れる方法があります。
普通、完治するまでの期間は、骨折した個所にもよりますが、3ヶ月ほどと言われています。

しかし、イタリアングレーハウンドは他犬種と比べて、骨が元通り形成されるのに長期間かかったり、治ってもすぐにまた再発したりする場合があるので注意が必要です。

通院(通算3~6回)手術・入院(1~5日)
治療費2,000 ~ 1万円/回10万 ~ 25万円

通院では1万~6万円程度、手術では10万~25万円と多くの費用がかかります。イタリアングレーハウンドは長期間治療がかかる可能性を考えると、通院や手術にしっかり備えられるペット保険に入っておくと安心です。

進行性網膜萎縮症

この病気は別名PRAとも言われている、イタリアングレーハウンドに多いとされる眼の病気です。
「進行性」という名がつく通り、一度発症してしまえばどんどん病状が進行していき、最終的には失明に至ります。
遺伝性疾患であるため、この病気の遺伝子を持っている子は早くて1歳、遅くて7歳頃から症状が現れます。

初期症状は、夜に目が見えなくなるという「夜盲症」から始まります。
歩くのを怖がる、何かにぶつかるといったなんらかの異常な行動が見られる為、大体はこの時点で気づくでしょう。
やがて昼でも見えづらくなってしまうので、日常的な生活が困難になってきます。

【治療費について】
有効な治療法は見つかっておらず、主に進行を遅くするために薬を服用することがほとんどです。
この病気にかかると、白内障や緑内障を発症する恐れがあるため、定期的な通院や検査が必要になります。

通院
治療費5,000 ~ 1万円/回

進行性網膜萎縮は、定期的な通院が長期間続く可能性があります。そのため、通院回数に制限がない、あるいは回数が多めに(20日以上~)設定してあるペット保険を選ぶことがポイントです。

てんかん

てんかんは完治することが困難な病気の一つと言われている脳の病気です。
基本的な症状は、全身けいれん、意識喪失といったものであり、突然発作を起こします。

発作を起こしてしまったらまずは名前を呼んでみて意識があるかどうかの確認、それからいつどんな状態でどのような発作を起こしてどのくらい発作が継続したかメモを取りましょう。もしくは携帯電話で動画を撮るのも良いでしょう。こうしたメモや動画を残しておくことで、病院での診察をスムーズに行うことができ、今後の治療方針を固めていくためにも必要となります。

また、発作が終わると興奮状態になって走り回ったり暴れたりする子もいますので、ぶつかると危険なものは周囲にはおかないようにしましょう。
落ち着いた後は、脚などもよくチェックしてください。そのときの環境にもよりますが、イタリアングレーハウンドのような骨が弱い子は、発作で倒れてしまった際に骨折してしまう可能性があります。

【治療費について】
てんかんの治療は、主に抗てんかん薬の投与です。この投薬治療は、症状の程度の軽減や発症の頻度の減少などの改善を目的とします。脳以外の病気によって併発した場合は、その治療を行います。

通院
治療費5,000 ~ 1万円/回

てんかんの投薬治療は、一生続けなければなりません。一度の治療費が少なくても、受診の回数を重ねると治療費は高額になってしまいます。
そのため、長期的な通院を補償してくれるペット保険を選ぶことが大切になります。
ただし、保険会社によってはてんかんを補償しないペット保険もあるので注意してください。

イタリアングレーハウンドにおすすめのペット保険を選ぶポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとイタリアングレーハウンドにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:通院・入院・手術をトータルで補償すること

イタリアングレーハウンドがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院や手術での治療が必要になります。そのため、通院・入院・手術を幅広く補償するトータル補償型の商品がピッタリです。
トータル補償型のペット保険は種類がたくさんあるため、どれにすればいいか迷ってしまいます。そんなときは年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償上限金額」のチェックをしてみてください。限度額・限度回数に制限がない商品の場合は、年間補償上限金額まで補償を受けることができるため、基本的に年間補償上限金額が高いほど補償が手厚いといえるので、最低でも50万円以上の設定になっているペット保険を選びましょう。

ポイント2:長期の通院に対応できること

イタリアングレーハウンドがかかりやすい進行性網膜萎縮症やてんかんは長期的な通院が必要になります。

1日にかかる平均治療費
通院8,000 円
入院12,000 円
手術100,000 円

1日にかかる平均治療費を調査したところ、このような結果になりました。
通院の1日にかかる平均治療費は8,000円ですが、何度も通院していると高額になってしまいます。通院にしっかり備えられるようにするために、日額制限がある場合は平均治療費の8,000円以上、日数制限は20日以上あるペット保険がいいでしょう。

また、ペット保険はプランによって免責金額(自己負担金額)が設定されているものがあります。免責金額があると、設定されている金額を超えないと補償を受けられません。
例えば、免責金額が5,000円の設定で、1回の治療費が3,000円なら一切補償が受けられません。そんなことになるとペット保険に入っている意味がないですよね。
通院は診察と処置だけだと1,000~4,000円になることもあります。十分に補償を受けるためにも免責金額がないペット保険をおすすめします。

さらに、骨折で手術をすることを考えて、手術補償は最低でも1回につき10万円以上補償するペット保険がおすすめです。

ポイント3:てんかんを補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。
そこで、イタリアングレーハウンドがかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみました。すると「てんかん」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることが分かりました。てんかんで受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<てんかんを補償対象外にしている保険会社>

  • あんしんペット
  • ガーデン
  • アニマル俱楽部

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

イタリアングレーハウンドに適したペット保険の補償内容と保険料

では早速、先ほど紹介した3つのポイントで、イタリアングレーハウンドに最適なペット保険を選んでみましょう!

ポイント1・2で「免責金額がなく、通院・入院・手術を幅広く補償するトータル補償型の商品」をおすすめしています。その中でも今回は保険料が安く抑えられて十分な補償が受けられる50%補償のペット保険を比べていきます。
候補のペット保険を15歳までに支払う生涯保険料の安い順に並べてみました!

それぞれのポイントをチェックしてみると、いくつか候補から外れる商品が出てくるようです。

ポイント1の「年間補償上限金額が50万円以上」では、ペティーナの年間補償上限金額が20万円なので候補から外せます。

ポイント2の「通院は限度額が8,000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上」は全商品がクリアしています。

ポイント3の「てんかんを補償する」では、てんかんを補償対象外項目に指定しているガーデンは除外できます。

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)年間補償上限金額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50%392,250 円85万円12,500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%435,950 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%442,400 円50万円制限なし制限なし制限なし
ペティーナまとめてプラン50%451,000 円20万円100,000円/請求100,000円/請求100,000円/請求
ガーデンプラチナ50%プラン50%455,150 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050%563,290 円60万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%584,660 円50万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保いぬのきもち保険プラン5050%619,260 円50万円制限なし制限なし制限なし
au損保通院ありタイプ50%コース50%412,810 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%699,140 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子50%プラン50%905,540 円72.8万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。
※au損保の「通院ありタイプ50%コース」は10歳までの保険料しか公開されていなかったため、0歳から10歳までの年間保険料の合計を表示しています。11歳から15歳までのおおよその年間保険料を加えた位置にしています。

3つのポイントで絞った結果、9種類の候補が残りました。
これらは補償内容を見るとすべて十分な内容であるといえます。そのため、もう一つ重要なポイント「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は、若いときは安く高齢になるほど高くなります。そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、50万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えます。

生涯保険料が50万円以下のペット保険は下の表の3つです。

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)年間補償上限金額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50%392,250 円85万円12,500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%435,950 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%442,400 円50万円制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

補償内容・保険料ではおすすめの3つのペット保険ですが、PS保険とSBIいきいき少短には気になるデメリットがあります。

PS保険の50%補償プラン

PS保険のデメリットは「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による外耳炎などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があります。
イタリアングレーハウンドがかかりやすい進行性網膜萎縮症やてんかんは、長期の通院が続くことが多い病気のため、これらを発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

SBIいきいき少短のプラン50スタンダード

SBIいきいき少短では膝蓋骨脱臼や椎間板ヘルニアが補償対象外項目として指定されています。
今回かかりやすい病気で紹介した傷病は補償対象外項目に該当していませんが、イタリアングレーハウンドは骨や関節が弱い犬種のため膝蓋骨脱臼も気を付けなければならない病気の一つです。膝蓋骨脱臼を発症する可能性を考えると、SBIいきいき少短もあまりおすすめできません。

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なお、FPCについては、イタリアングレーハウンドがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなので安心です。

イタリアングレーハウンドにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん」の特徴

イタリアングレーハウンドにおすすめのペット保険として選ばれた「FPCのフリーペットほけん」は、どんな特徴があるのでしょうか?
ポイントをまとめたので、こちらも保険選びの参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ
  • 年間補償上限金額が85万円と高額に設定してある
  • カスタマーサービスにも定評がある

まとめ

ペットがかかりやすい病気を把握しておくと、何に備えればいいのか見えてきますね。以下のポイントを参考に、イタリアングレーハウンドに合ったペット保険を探してみてください!

  • 通院・入院・手術をトータルで補償すること
  • 長期の通院に対応できること
  • てんかんを補償すること
  • イタリアングレーハウンドにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。