映画やドラマでおなじみのジャックラッセルテリアは、可愛い見た目とは裏腹にとてもパワフルです。丈夫な犬種ですが、万一の病気やケガに備えて、ジャックラッセルテリアにぴったりのペット保険を選びましょう。

ジャックラッセルテリア

元気いっぱいなジャックラッセルテリア

ジャックラッセルテリアの性格

海外の有名映画やテレビドラマにもよく出演しているジャックラッセルテリアは、日本でも人気の小型犬です。しかし、見た目通り可愛らしいだけの犬と考えていると痛い目にあうかもしれません。

犬名の由来にもなったイギリスのジョン(ジャック)・ラッセルさんが、狐狩りの猟犬として作ったのがジャックラッセルテリアです。巣穴にもぐりこんで狐を追い立てる役割を担っていたことから、動くものに瞬時に反応する敏感さや、高い運動能力とスタミナ、気性の激しさを持っており、家庭犬になった現在でもその性質を受け継いでいます。そのため、誰にでも飼いやすい犬とは言えませんが、しっかりしつけができれば最高の家庭犬になるといえます。

能力を重視して繁殖が行われていたため、見た目の統一性はあまりありません。被毛は、短毛、長毛、その両方生えている混合タイプと3種類あり、毛色は白が基調で、茶色や黒の模様が入っていますが、同じ模様は二つとないというほど多様です。たれ耳が基本ですが、立ち耳タイプ、片方だけ立ち耳のタイプもあります。また、成長に伴って柄や毛、耳のタイプが変わることもあるようです。

飼い方の注意点

小さな体は筋肉の塊で、小型犬ながら大型犬並みの体力があり、相応の運動量も必要となります。散歩だけではなく、家でも広いスペースでたくさん遊んであげましょう。機敏なので室内でも外でも、事故に十分気を付けます。

気性が荒いため、人や他の犬に威嚇したり攻撃したりすることがあります。また、無駄吠えが多い犬種でもあります。子犬の頃からしっかりしつけを行いましょう。賢いため覚えは良いのですが、頑固で聞き入れないこともあります。根気よく、飽きないように工夫を凝らして続けることが大切です。

短毛でも長毛でも抜け毛が多いので、毎日のブラッシングは欠かさず行いましょう。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

ジャックラッセルテリアは体が丈夫で病気にかかりにくいと言われています。活発なためケガには注意する必要がありますが、大切に飼えば元気で長生きしてくれるでしょう。
遺伝的な病気も少ない犬種ですが、いくつか気を付けたい病気もあります。ジャックラッセルテリアがかかりやすいと言われる「レッグペルテス病」「白内障」「膝蓋骨脱臼」についてご紹介します。

レッグペルテス病

レッグペルテス病は日本語で言うと大腿骨骨頭壊死と言い、血行障害が原因で、太ももの骨である大腿骨への血流が滞り、壊死してしまう病気です。原因は遺伝性のものが大半で、遺伝的な病気が少ないと言われるジャックラッセルテリアもかかりやすいため、注意が必要です。1歳未満の子犬の頃に発症しやすいので、この頃に足を引きずるなど、歩き方に異常が見られたり、動きたがらない様子が見られたりしたらすぐに病院に連れていきましょう。長く放置するほど治療が難しくなる可能性があります。

【治療費について】
壊死した大腿骨頭を切除するための外科手術を行います。術後は数か月におよぶリハビリが必要になります。

通院(通算3~10回)手術入院(1~5日)
治療費2,000 ~ 1万円/回5万 ~ 20万円1万 ~ 5万円

自然と治る病気ではないため、できるだけ早く手術を行うことが大切です。
手術では5万~30万円、通院で1万~10万円と高額になるため、入院・手術の補償がしっかり備わっているプランを選びましょう。

白内障

目の水晶体が白く濁り、視力が低下してしまう病気を「白内障」といいます。症状が軽度の場合は白濁の状態を確認でき、歩くことを嫌がったり、周りのものにぶつかったりと、視覚障害があらわれます。人間と同じで老化によって起こりますが、ジャックラッセルテリアは若いうちに発症することがあることから、遺伝的な関与があると考えられます。

【治療費について】
症状が軽度でまだ視力が残っている場合は、内服薬と点眼薬の投与によって進行を抑えます。視力がほとんど失われてしまった場合は、視力を取り戻す外科手術を行うことがあり、手術後の合併症やケアなど、獣医師とよく相談することが大切です。

通院入院・手術(2~5日)
治療費3,000 ~ 5,000円/回8万 ~ 15万円

内服薬の投与は一度で3,000~5,000円程度ですが、通院は一生続けなければなりません。手術をする場合は、入院費など含めて10万~20万円と高額になってしまいます。
手術だけでなく、長期的な通院も補償してくれるプランを選ぶことが、大切になります。

【獣医が解説】犬・猫の白内障の症状・原因・予防・対策・治療方法と治療費まとめ

膝蓋骨脱臼

膝の皿がずれてしまう病気で、歩行異常、最終的には歩行困難にまでなってしまいます。グレード1の症状は、たまに脚をかばう仕草をとりますが、ほとんど無症状であるため、なかなか気づくことができません。ですが、グレード2、3となると明らかな歩行異常が見られ、グレード4となると歩行困難になり、手術をしても完治不可能、再発の可能性が高まります。
膝蓋骨脱臼は小型犬に多い疾患で、遺伝的な要因で発症する場合と、転倒などの外傷が原因で発症する場合があります。
活発で運動量の多いジャックラッセルテリアの場合、フローリングに絨毯を敷く、階段の昇降させない、などといった膝に負担がかからない環境を作る必要があります。

【治療費について】
治療には内科療法と外科療法があります。グレードが1~2の場合は関節のサプリメントや鎮痛薬、肥満気味であれば減量を行い、経過を見ていきます。グレードが3~4の場合は手術を行うようになりますが、グレードが高くなればなるほど骨格のゆがみが出てしまうので、グレードが2の段階でも手術を行う場合もあります。

通院(通算2~5回)手術・入院(2~5日)
治療費3,000 ~ 1万円/回15万 ~ 35万円

手術をする場合、完治までの治療費は15万~35万円と多くの費用が必要です。手術後はリハビリなどをする場合があるのでさらに治療費が増えます。
手術費は高額になるので、手術にも備えられるペット保険に入っておくと安心です。
ただし、ペット保険の中には膝蓋骨脱臼を補償しない商品もあるので注意してください。

【獣医が解説】犬・猫の膝蓋骨脱臼の症状・原因・予防・対策・治療方法と治療費まとめ

ジャックラッセルテリアにおすすめのペット保険を選ぶポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとジャックラッセルテリアにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:通院・入院・手術をトータルで補償すること

ジャックラッセルテリアがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院や手術での治療が必要になります。そのため、通院のみや手術のみといった補償を一つに絞らず、通院・入院・手術を幅広く補償するトータル補償型の商品を選ぶのがおすすめです。
その中から補償内容が充実しているかどうかを見極めるには、限度額と限度回数を確認する必要があります。

1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

ペット保険の補償内容には1日に支払える限度額と1年に補償できる限度回数が決められているものがあります。その場合は、目安として通院の限度額は平均治療費の8,000円以上、白内障や外耳炎で何度も通院することを考えて限度回数は20日以上あるといいでしょう。
また、椎間板ヘルニアでは手術をすることがあるので、手術補償は最低でも1回につき10万円以上補償するペット保険を選ぶことをおすすめします。

ポイント2:年間補償上限金額が高いこと

ペット保険には年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償上限金額」があります。限度額や限度日数が制限されていない商品は、この年間補償上限金額まで補償を受けることができるので必ず確認するようにしてください。
ジャックラッセルテリアがかかりやすいとして提示した病気は、いずれも高額な手術を伴う可能性があります。そのため、一度の手術で補償の上限を超えてしまっては、その後の通院などが自己負担になってしまいます。
最低でも50万円以上の設定になっているペット保険なら安心といえるでしょう。

ポイント3:レッグペルテス病・膝蓋骨脱臼を補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。
そこで、ジャックラッセルテリアがかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみました。すると「膝蓋骨脱臼」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることが分かりました。膝蓋骨脱臼で受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<レッグペルテスを補償対象外にしている保険会社>

  • あんしんペット
  • ガーデン
  • アニマル俱楽部

<膝蓋骨脱臼を補償対象外にしている保険会社>

  • ペット&ファミリー(げんきナンバーわん)
  • あんしんペット
  • ガーデン
  • アニマル俱楽部
  • SBIいきいき少短

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

ジャックラッセルテリアに適したペット保険の補償内容と保険料

ジャックラッセルテリアに合うペット保険はどれなのでしょうか?先ほど紹介した3つのポイントで探してみましょう!

ポイント1から「通院・入院・手術を幅広く補償するトータル補償型の商品」を選ぶことをおすすめしています。その中でも今回は保険料が安く抑えられて十分な補償が受けられる50%補償のペット保険を見てみましょう。

ポイント2の「年間補償上限金額が50万円以上」では、ペティーナの年間補償上限金額が20万円なので候補から外せます。

ポイント3の「レッグペルテス病・膝蓋骨脱臼を補償する」では、レッグペルテス病・膝蓋骨脱臼を補償対象外項目に指定しているSBIのいきいき少短、ガーデン、ペット&ファミリーは除外します。

候補のペット保険を15歳までに支払う生涯保険料の安い順に並べた一覧がこちらです!

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)年間補償上限額通院入院通院
FPCフリーペットほけん50%392,250 円85万円12,500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%435,950 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%442,400 円50万円制限なし制限なし制限なし
ペティーナまとめてプラン50%451,000 円20万円100,000円/請求100,000円/請求100,000円/請求
ガーデンプラチナ50%プラン50%455,150 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050%563,290 円60万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%584,660 円50万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保いぬのきもち保険プラン5050%619,260 円50万円制限なし制限なし制限なし
au損保通院ありタイプ50%コース50%412,810 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%699,140 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子50%プラン50%905,540 円72.8万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。
※au損保の「通院ありタイプ50%コース」は10歳までの保険料しか公開されていなかったため、0歳から10歳までの年間保険料の合計を表示しています。11歳から15歳までのおおよその年間保険料を加えた位置にしています。

3つのポイントで絞った結果、7種類の候補が残りました。
これらは補償内容を数字で見るとすべて十分な内容であるといえるので、もう一つ重要なポイント「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は、若いときは安く高齢になるほど高くなります。そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、50万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えます。

生涯保険料が50万円以下のペット保険は下の表の2つです。

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)年間補償上限額通院入院通院
FPCフリーペットほけん50%392,250 円85万円12,500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%435,950 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

補償内容・保険料ではおすすめの2つのペット保険ですが、PS保険には気になるデメリットがあります。

PS保険の50%補償プラン

PS保険のデメリットは「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による外耳炎などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があります。
シーズーがかかりやすい膿皮症は、再発しやすく、長期の通院が続く可能性がある病気のため、十分な補償を受けられない恐れがあります。PS保険は念のため避けたほうがよいかもしれません。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

ジャックラッセルテリアにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん」の特徴

ジャックラッセルテリアにおすすめのペット保険として選ばれた「FPCのフリーペットほけん」は、どんな特徴があるのでしょうか?
ポイントをまとめたので、こちらも保険選びの参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ
  • 年間補償上限金額が85万円と高額に設定してある
  • カスタマーサービスにも定評がある

まとめ

ペット保険の種類が多くどれにするか決めかねているという方は、ペットがかかりやすい病気に合わせてペット保険を選んでみてもいいかもしれません。以下のポイントを参考に、ジャックラッセルテリアに合った商品を探してみてください!

  • 通院・入院・手術をトータルで補償すること
  • 年間補償上限金額が高いこと
  • 膝蓋骨脱臼を補償すること
  • ジャックラッセルテリアにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。