その名の通り日本原産の日本テリアは、家庭犬として作り出された犬種です。
ここでは、そんな日本テリアがかかりやすい病気をチェックして、適切なペット保険を選んでいきます。

日本テリアは明るくて活発な犬

日本テリアの魅力

日本テリアはオランダから長崎にやってきたスムース・フォックス・テリアと小型犬の日本犬を掛け合わせて生み出された日本原産の犬種です。
テリア種の中で唯一の日本で改良された犬種とも言われており、最後に改良された土地が神戸だったことから「神戸テリア」とも呼ばれていました。その他にも「お雪デリア」や「ミカドテリア」といった愛称でも親しまれていたようです。

日本テリアは明るくて活発な性格をしており、とても遊び好きな性格をしています。
飼い主には忠誠心があり、一緒に遊ぶと喜ぶでしょう。他のテリア種ほどではありませんが、警戒心や縄張り意識から知らない人や犬に吠えてしまう場合があります。
でも、比較的大人しい性格なので親しみやすい犬種と言えるでしょう。

飼い方の注意点

遊んだり走ったりすることが大好きなので、毎日しっかり運動させてあげてください。
散歩はもちろん、おもちゃ遊びのほかドッグランなどで自由に走らせてあげるのも良いでしょう。他の犬とふれあうことで、社交性を養うこともできます。

また、日本テリアは頭だけ黒く、身体は白いという毛色が特徴です。
被毛は短いのでこまめなブラッシングは必要ないですが、寒さに弱い傾向があります。寒い季節は室内の温度管理や洋服を着させるなど工夫して対策をしましょう。

さらに、日本テリアへのしつけは、他のテリアと同様に良い・悪いをはっきり示すと効果的と言われています。
ルールを明確化してあげることで、落ち着いて過ごすことができるでしょう。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

日本テリアはかかりやすい病気がいくつかあります。
ここでは、日本テリアがかかりやすいといわれる「骨折」「股関節形成不全」「アレルギー性皮膚炎」についてご紹介します。

骨折

日本テリアは全体的に細く華奢な体つきで、些細な刺激でも骨折することがあります。例えばフローリングの床で滑った、ソファから飛びおりたなどという日常的なことがきっかけでもなってしまいます。
日本テリアにとってはとても身近な怪我なので、骨折をしないように日ごろから気を付けて生活をしなければなりません。骨折をしないように、フローリングにマットを敷くなどして、生活に工夫を取り入れる必要があります。

【治療費について】
治療法はギプスで固定する方法と、手術で内側から固定するようにプレートを入れる方法があります。普通、完治するまでの期間は、骨折した個所にもよりますが、3ヶ月ほどと言われています。

通院(通算3~6回)手術・入院(1~5日)
治療費2,000~1万円/回10~25万円

通院では1~6万円程度、手術では10~25万円と多くの費用がかかります。サルーキは長期間治療がかかる可能性を考えると、通院や手術にしっかり備えられるペット保険に入っておくと安心です。

股関節形成不全

太ももの骨と骨盤をつなぐ股関節に異常が起きた状態を「股関節形成不全」といいます。
健康な犬は成長とともに骨盤も大きくなりますが、発症している犬は骨が不完全で、太ももの骨とうまく連結できないために起こります。

股関節形成不全は大型犬に多いですが、日本テリアは関節疾患を発症しやすいので注意しなければなりません。
毎日運動し筋肉量を増やしたり、肥満による股関節への負担をかけないように食事の管理をしたり気を付けましょう。
運動を嫌がる、スキップのような特徴的な歩き方をしている場合は動物病院を受診してください。

【治療費について】
骨が発達していない成長期の段階や、症状が軽度の場合は、股関節の正常な成長や悪化の防止のため安静療法をとります。
症状が進み、痛みが生じている場合は、鎮痛剤や抗炎症剤などの投薬治療を行います。さらに症状が進行している場合は、外科手術が必要になることもあります。

通院(通算5~10日)手術・入院(2~5日)
治療費2,000~5,000円/回10~55万円

内服薬の投与や症状の緩和には時間がかかるため、通院の場合は1~5万円の治療費が必要となります。また手術を行う場合の治療費は、手術内容によって異なりますが、入院費を含めて10~55万円と高額になる可能性があります。
治療に専念するためにも、手術にしっかり備えることができ、補償割合が高いプランを選びましょう。

アレルギー性皮膚炎

アレルゲンとの接触により、かゆみをはじめとするアレルギー反応を起こすことです。
アレルゲンとなるのは、ハウスダストや花粉、食品や化学物質などさまざまで、一度発生すると、その原因に近づくだけで反応が起こる体質になってしまいます。動物病院で検査を行い、アレルゲンを特定して遠ざけることが必要です。
日本テリアは皮膚病にかかりやすい傾向があるので体をかゆがるしぐさをしたら、皮膚をよく観察しましょう。赤みや、かさぶた、ふけ、湿疹などがないか、特に見逃しがちな足の指の間やわきの下は注意してください。

【治療費について】
かゆみを抑えるための内服薬や外用薬の投薬により治療をします。また、アレルゲンを見極める場合には時間もお金もかかり、愛犬にも痛みやストレスを与えることにもなります。
そのため、原因を追究せず、完治を目指して治療を行う場合もあるそうです。獣医師と話し合い、治療方法を決めるようにしましょう。

通院
治療費7,000~2万円/回

一定期間で治療が終わることもあれば、長期にわたって継続的に治療や皮膚のケアを行わなければならないこともあり、治療の期間はさまざまです。一回の治療費も高額になりがちなので、長期の通院をしっかり補償するペット保険を選ぶようにしましょう。

日本テリアにおすすめのペット保険を選びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみると日本テリアにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
そこで、ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:高額な手術・長期の通院にしっかり備えられること

日本テリアがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院も手術も行う可能性が高いことがわかります。
そのため、通院のみや手術のみといった補償を一つに絞らず、通院・入院・手術すべてを幅広く補償するプランを選ぶのがおすすめです。
その中から補償内容が充実しているかどうかを見極めるには、限度額と限度回数を確認する必要があります。

 1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

ペット保険の補償内容には1日に支払える限度額と1年に補償できる限度回数が決められているものがあります。
日本テリアは骨折や股関節形成不全で手術をすることを考えると、手術補償は最低でも1回につき10万円以上を補償するペット保険がおすすめです。
また、アレルギー性皮膚炎で通院をすることも考えると、通院の場合の限度額は平均治療費の8,000円以上、何度も通院することを考えて限度回数は20日以上あるといいでしょう。

ポイント2:補償が手厚く、年間補償限度額が高いこと

ペット保険には年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償限度額」があります。
限度額や限度日数が制限されていないプランの場合は、この年間補償限度額まで補償を受けることができるので必ず確認するようにしてください。

日本テリアがかかりやすいとして紹介した骨折や股関節形成不全は高額になる手術を行う可能性があります。
そのため、一度の手術で補償の上限を超えてしまっては、その後の通院などが自己負担になってしまいます。

また、ペット保険の補償割合は50%から100%までさまざまです。
補償割合が高いほど保険料も高額になりがちですが、小型犬の保険料は中・大型犬に比べて少額なため、50%補償に入るよりは少し補償割合が高く、補償と保険料のバランスのよい70%補償のものを選ぶと安心でしょう。
また、70%補償タイプであれば、補償限度額は最低70万円あれば補償が手厚いといえそうです。

ポイント3:股関節形成不全を補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。
もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。

今回紹介した日本テリアがかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみたところ、「股関節形成不全」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることがわかりました。
受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<股関節形成不全を補償対象外にしている保険会社>

  • 楽天少短(あんしんペット)
  • 日本ペットプラス(ガーデン)
  • アニマル俱楽部

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

日本テリアに適したペット保険の補償内容と保険料

紹介した3つのポイントで日本テリアに合うペット保険を選んでみましょう。
ポイント1とポイント2の「通院・入院・手術すべてを幅広く補償する70%補償のペット保険」は13種類ありました。0~15歳までに支払う保険料の合計金額が安い順に一覧にしています。

ポイント2の「年間補償限度額が70万円以上」では、イーペットの年間補償限度額が60万円なので候補から外せます。

ポイント3の「股関節形成不全を補償する」では、あんしんペットと日本ペットプラス(ガーデン)が補償対象外項目に指定しているので除外できます。

保険会社名商品名割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
FPCフリーペットほけん70%補償プラン70490,700 円8512,000円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000 円/回
年間1回まで
PS保険70%補償プラン70555,250 円10010,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
楽天少短(あんしんペット)L70635,260 円70制限なし制限なし制限なし
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ70%プラン70637,040 円 70制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン70スタンダード70619,360 円70制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン7070740,550 円70制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット7070760,140 円60制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン7070815,770 円70制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ70%プラン70964,770円8414,000円/日
年間20日まで
14,000円/日
年間20日まで
140,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子70%プラン701,192,240円12212,000円/日
年間22日まで
30,000円/日
年間22日まで
150,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ70%コース701,243,960円70制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

3つのポイントで絞った結果、8種類の候補が残りました。
これらは補償内容を数字で見るとすべて十分な内容であるといえるので、もう一つ重要なポイント「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は、若いときは安く高齢になるほど高くなります。
そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、70万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えます。
その金額で比較すると、比較的保険料が安い保険はFPC、PS保険、SBIという結果になります。

補償内容・保険料で見るとおすすめのペット保険ですが、PS保険、SBIには気になるデメリットがあります。

PS保険

PS保険のデメリットは「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による外耳炎などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があります。
日本テリアがかかりやすいアレルギー性皮膚炎は、長期の通院が続くことが多い病気のため、これらを発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

SBI

SBIでは膝蓋骨脱臼や椎間板ヘルニアなどが補償対象外項目として指定されています。
今回かかりやすい病気で紹介した傷病は補償対象外項目に該当していませんが、日本テリアも膝蓋骨脱臼なども気を付けなければならない病気の一つです。
膝蓋骨脱臼などを発症する可能性を考えると、補償対象外項目が多いSBIもあまりおすすめできません。

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なおFPCについては、日本テリアがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

日本テリアにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん70%補償プラン」の特徴

最後に、日本テリアにおすすめのペット保険に選ばれた「FPCのフリーペットほけん」の特徴を確認してみましょう。
こちらも検討の際に参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん 70%補償プラン

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい。
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ。
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある。
  • カスタマーサービスにも定評がある。

まとめ

かかりやすい病気に合わせてペット保険を選ぶと納得のできるプランを見つけやすくなります。以下のポイントを参考に、日本テリアに合ったペット保険を探してみてください!

通院・入院・手術すべてを補償すること

補償が手厚く、年間補償限度額が高いこと

股関節形成不全を補償すること

日本テリアにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん70%補償プラン」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。