がっちりした筋肉質の体をもつジャパニーズボブテイル。頑健な猫種といわれていますが、気を付けたい病気もあります。では、ジャパニーズボブテイルにはどんなペット保険を選べばいいのでしょうか?

ジャパニーズボブテイルは物わかりがよく賢い

ジャパニーズボブテイルの歴史

ジャパニーズボブテイルの起源は、ネズミ捕りと愛玩としての役割を器用にこなす日本猫。しっぽがねじ曲がり、がっちりした中型の体型が愛らしく、1960年代に日本猫に魅了された在日中のアメリカ人女性、クロフォードによってアメリカに帰国後、繁殖され始めました。これがアメリカの日本猫であるジャパニーズボブテイルの歴史の始まりです。

ジャパニーズボブテイルは短いしっぽがチャームポイント

ジャパニーズボブテイルのチャームポイントは、なんといっても短いしっぽ!まるでポンポンのように丸まったしっぽは、限界まで伸ばしても7.5cm以下が通常です。長くても10cmほどなんだとか。毛色は様々ですが、顔と尻尾の部分だけに模様が入っている三毛猫が人気です。

体つきは筋肉質でスラリとしており、横から見ると長方形のようなプロポーションをしています。大きめの目は楕円形で各色ありますが、左右の色が違うオッドアイの個体もいます。標準的な体重は4kgほどで、中型のフォーリンタイプです。

被毛はダブルコートで、アンダーコートはやや少なめです。そのためブラッシングは週に1~2回で十分でしょう。

ジャパニーズボブテイルは大人っぽい性格

ジャパニーズボブテイルの性格をひとことで表すなら「大人っぽい」猫といえるでしょう。賢く、物わかりが良いので人にもよく慣れます。順応性があり、社交性も高いのでほかの猫や動物ともめごとを起こすことはあまりありません。

ジャパニーズボブテイルはベタベタと甘えてくることは少ないですが、心をときめきさせるようなかわいい声で鳴きます。そのツンデレ加減は、猫好きさんをくすぐるはず!

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

頑健な猫として知られるジャパニーズボブテイルですが、遺伝性の脊柱や骨の異常があることがあります。異常を早く見つけるためにも、ブリーダーに代々の病気はないか確認することを忘れてはいけません。もし先祖に病気がある場合は、定期的に健康診断を行うなどして早期発見・早期治療に努めましょう。

また、ジャパニーズボブテイルは太りやすい傾向があるため、食事や運動には注意が必要です。食べ過ぎに気を付けて、キャットタワーなどで運動不足を解消するなど、日々の生活で肥満を防ぎましょう。

ここでは、ジャパニーズボブテイルがかかりやすいといわれる「脊椎奇形」「尿路結石」「腎臓疾患」についてご紹介します。

脊椎奇形

脊椎奇形とは、先天的な原因によって背骨を構成する骨の形状や数に異常がある状態のことです。残念ながら脊椎奇形の根本的な治療法はまだ見つかっていないため、猫も飼い主さんもうまく付き合って暮らしていく必要があります。

脊椎奇形の代表的な疾患には「二分脊椎」や「半側脊椎」などがあり、後ろ足の不全麻痺や尿失禁、便失禁などの症状が出ることがあります。症状がひどい場合は、外科手術によって脊髄にかかっている圧力を逃がすという対応も検討しなくてはなりません。

診断は、エックス線・CTスキャン・MRI撮影などを通して行います。2014年にカリフォルニア大学が行った調査では、しっぽが短かったり曲がっていたりする猫17頭のうち、17頭すべての猫が脊椎の形や数に異常が見られたといいます。

【治療費について】
脊椎奇形には根本的な治療方法がないため、保存療法が一般的です。ただし、症状や状態に応じて外科手術を行う場合もあるため、手術補償がしっかりしているペット保険を選びましょう。

手術・入院(5日)
治療費 10万円~30万円

尿路結石

尿路結石とは、尿中のミネラルが結晶化して、尿路に結石ができた状態のことです。進行具合によって症状は変わりますが、主な症状はおしっこに血が混じったり、うずくまって動かなくなったり、ひどい場合にはおしっこが出なくなることもあります。

尿路結石として代表されるのは「ストルバイト結石」と「シュウ酸カルシウム」です。食生活からの発症が多いといわれており、ほとんどの場合で食事療法が行われます。ストルバイト結石もシュウ酸カルシウムも、食生活の見直しによって避けられるといわれています。

また、オス猫はメス猫に比べて尿路が狭く、結石が詰まりやすいといわれているので気を付けてあげてください。

【治療費について】
尿路結石は、症状が軽い場合は結石を溶かす薬を投与したり、点滴やカテーテルで排尿を促したりします。ただし、重度の場合は外科手術によって結石を除去しなければならないため、費用は高額になると考えられます。

そのため、手術を補償してくれるペット保険を選ぶことが大切です。さらに尿路結石は再発する可能性の高い病気なので、長期的な内服薬の投与と通院が必要になるでしょう。

通院 手術・入院
治療費 2,000~1万円/回 10万~25万円

腎臓疾患

一口に腎臓疾患といっても、腎臓系の病気には様々な種類があります。そのなかでも、猫がかかりやすいといわれている腎臓疾患は急性または慢性の腎不全・尿毒症・糸球体腎炎・水腎症の4つです。腎臓疾患の原因は様々で、先天的に腎臓が弱い場合もあれば、生活習慣が原因になっている場合もあります。

腎臓病は高齢の猫にとくに多く、10歳以上の猫の30~40%以上が慢性腎臓病にかかっているともいわれています。症状は緩やかに進行し、さらに猫は症状を隠す動物なので初期の段階で発見することは難しく、末期になった頃に気付くことがほとんどです。

残念ながら腎臓病にはこれといった予防方法が見つかっていませんが、食事を見直したり、こまめな水分補給を促したりしたうえで、定期的な健康診断の受診を心掛けましょう。

【治療費について】
腎臓疾患の治療は「点滴」「投薬」「処方食」が基本です。症状が軽い場合は通院や投薬で経過をみますが、重度の場合は入院する必要も出てきます。また、おしっこが出ない場合は人工透析を行うこともあります。

このように、腎臓疾患は通院も手術も必要になる可能性があるため、長期的な通院やある程度手術を補償してくれるペット保険を選ぶことがポイントです。

通院 手術・入院
治療費 2,000~1万円/回 10万~25万円

ジャパニーズボブテイルにおすすめのペット保険選び3つのポイント

ジャパニーズボブテイルが、かかりやすい病気の治療方法から必要となる補償を考え、3つのポイントをまとめました。どの病気も重症化すれば手術の必要が出てくるため、通院はもちろん手術の補償もしっかりした保険を選ぶことが大切です。また、脊椎奇形は先天性の病気なので、先天性・遺伝性疾患を補償してくれる保険を選びたいところです。

以下のポイントを参考に、ジャパニーズボブテイルに合った保険を見つけましょう。

ポイント1:先天性・遺伝性疾患を補償してくれること

ジャパニーズボブテイルがかかりやすい脊椎奇形は先天性のものなので、先天性・遺伝性疾患を補償してくれるペット保険が良いでしょう。

ただし、先天性・遺伝性疾患を発症した後にペット保険に加入しても、その病気は補償されません。先天性・遺伝性疾患を補償している保険会社であっても、補償対象となるには発症前に保険へ加入していることが条件になります。

先天性・遺伝性疾患を補償対象としている保険会社かどうか確認するために、表にまとめてご紹介します。

先天性・遺伝性疾患の補償

保険会社 補償開始後に発見された先天性・遺伝性疾患 補償開始前に疑いありといわれた先天性・遺伝子疾患
アイペット 〇発症が開始後なら補償
アニコム ×審査の際に対象外になる可能性が高い
イーペット ×傾向や兆候がある場合加入自体負荷
au損保 〇前歴がなければ ×可能性がある時点で対象外
PS損保 △前歴がなければ △症状がなければ
 ただし補償上限あり  ただし補償上限あり
アクサダイレクト △発症年度のみ対象 △発症年度のみ対象
日本ペットプラス(ガーデン) △発症年度のみ対象 △発症年度のみ対象
ペッツベスト △上限1~2万のみ補償 △上限1~2万のみ補償
ペット&ファミリー △スリムの股関節脱臼・膝蓋骨脱臼のみ対象 △スリムの股関節脱臼・膝蓋骨脱臼のみ対象
日本アニマル倶楽部 × ×
楽天少短(あんしんペット) × ×
FPC × ×
SBIいきいき少短 × ×

補償してくれる会社は「アニコム」「アイペット」「イーペット」「au損保」の4社です。この4社の中では比較的保険料の安いイーペットがおすすめですが、「加入前に遺伝病の疑いがある場合」「3か月以内に治療歴がある場合」には加入すること自体できないので、注意が必要です。

(参考)ペット保険で先天性・遺伝性疾患は補償されない!?選択肢は高額プランのみ

ポイント2:手術、通院、入院すべてを補償すること

ジャパニーズボブテイルがかかりやすい病気は、軽い症状であれば通院しながら経過観察することになりますが、症状が重い場合は入院や手術が必要になります。ペット保険の中には、通院を補償しないもの、手術を補償しないものがあるため、それらすべてを補償してくれる保険を選びましょう。

ポイント3:免責金額が設定されていないこと

ペット保険は、プランによって免責金額が設定されているものがあります。免責金額が設定されていると、その金額を超えないと補償を受けられません。
例えば、免責金額が5,000円に設定されていたら、1回の治療で5,000円を超えなければ補償が受けられないということです。通院で経過観察する場合なら、1回の治療で5,000円以下になる可能性も大いにあります。
ジャパニーズボブテイルの脊椎奇形は少額の通院治療が一生涯続くことになるので、免責金額が設定されていないペット保険を選びたいですね。

(参考)ここは必ずチェック!ペット保険にある「免責」って何?

ジャパニーズボブテイルに適したペット保険の補償内容と保険料

それでは3つのポイントをおさえて、ジャパニーズボブテイルに適した保険を実際に探してみましょう。

ジャパニーズボブテイルの保険選びは、まず「先天性・遺伝性疾患の補償」があるかどうかをチェックします。その条件をクリアしたうえで、通院・手術・入院をすべて補償してくれること、免責金額が設定されていないことを確認していきましょう。

先天性・遺伝性疾患の補償がある保険会社は4社でしたね。そのほか条件付きで補償してもらえる会社もありましたが、「条件付きで」となっている場合はその条件が厳しく、一生涯治療が続く先天性・遺伝性疾患は十分に補償されない可能性が高いんです。そのため、ほとんど補償されないと考えておいたほうがいいでしょう。今回は、補償の条件のない4社を比較してみました。

先天性・遺伝性疾患の補償がある保険会社 生涯保険料順

会社名 商品名 補償割合 生涯保険料(猫・15歳まで) 年間補償限度額 通院補償 入院 手術 免責
イーペット e-ペット50 50% 419,440円 60万円 制限なし 制限なし 制限なし
アニコム ふぁみりぃ50%プラン 50% 520,510円 60万円 10,000円/日年間20日まで 10,000円/日年間20日まで 100,000円/回年間2回まで
au損保 通院ありタイプ50%コース 50% 713,900円 50万円 制限なし 制限なし 制限なし
アイペット うちの子50%プラン 50% 792,220円 73万円 12,000円/日年間22日まで 12,000円/日年間22日まで 100,000円/回年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

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先天性・遺伝性疾患を補償してくれる保険会社は、全体的に保険料が高い傾向にあります。そこで、比較のポイントとして生涯保険料順で並べてみました。

最もリーズナブルなのが、イーペットの「e-ペット50」です。
通院・入院・手術の制限なしで、生涯保険料は40万円程度。先天性・遺伝性疾患を補償してくれる保険会社の中ではコストパフォーマンスが高い保険です。

ジャパニーズボブテイルにおすすめはコレ!「イーペット e-ペット50」

ジャパニーズボブテイルにおすすめのペット保険として選んだ「イーペット e-ペット50」の特徴を確認してみましょう。

イーペット e-ペット50

  • 先天性・遺伝性疾患を補償している
  • 先天性・遺伝性疾患を補償する保険会社の中で最も生涯保険料が安い
  • 年間補償限度額60万円で、通院・入院・手術の制限なし

まとめ

頑健なジャパニーズボブテイルでも、先天性の脊椎奇形で通院や手術をしなければならない可能性もあります。また、一般的に猫がかかりやすいといわれている尿路結石や腎臓疾患には注意が必要です。

最後にジャパニーズボブテイルの保険選びのポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

  • ポイント1:先天性・遺伝性疾患を補償してくれること
  • ポイント2:手術、通院、入院すべてを補償すること
  • ポイント3:免責金額が設定されていないこと

この3つのポイントを踏まえた上で、ジャパニーズボブテイルにおすすめの猫の保険は「イーペット e-ペット50」です。

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
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