モコモコとした白い毛が特徴的な日本スピッツは、活発で遊び好きな犬種です。
手足が細いため気を付けなければならない病気もあるので、日本スピッツに合ったペット保険を選んでしっかり万が一に備えましょう。

日本スピッツ

日本スピッツは活発で遊び好きな犬種

日本スピッツの性格

真っ白でふわふわな毛並み、丸い目が愛らしい日本スピッツには、高度成長期にブームとなったものの、吠え癖を持つ子が多く嫌煙されるようになった歴史があります。
でも、その後無駄吠えが少なくなるように繁殖をしたことで、今では吠え癖は改善されつつあり、警戒心の少ない性格になっています。

現在の日本スピッツの性格は、活発で人懐っこく遊び好きです。飼い主に従順なのでしつけもしやすく、遊びながらしつけるのもいいでしょう。

ただし、飼い主以外には警戒する場合があり、品種改良を行ったとしても吠えたり噛んだりすることもあります。なるべく早くから外に連れ出して、他人やペットと触れ合わせることも大切です。

飼い方の注意点

日本スピッツは好奇心旺盛で遊び好きなので、飼い主と外で活発に遊ぶことを好みます。

散歩はできるだけ長時間してあげることが、ストレス解消となり無駄吠えを防ぐことにもつながります。
ドッグスポーツをしたりドッグランで走らせたりするのも喜ぶでしょう。

また、特徴的な被毛の手入れも欠かせません。
白くて美しい被毛を保つためには定期的なブラッシングが必要です。
ダブルコートなうえ、長毛なので抜け毛が多いので丁寧にブラッシングをしてあげましょう。

その被毛の多さから、日本スピッツは高温多湿に弱い犬種でもあります。
熱中症にならないように、夏は温度管理に気をつけてください。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

ふわふわな毛並みが特徴的な日本スピッツですが、気を付けなければならない病気もあります。
ここでは、日本スピッツがかかりやすいといわれる「膝蓋骨脱臼」「流涙症」「皮膚炎」についてご紹介します。

膝蓋骨脱臼

膝の皿がずれてしまう病気で、歩行異常、最終的には歩行困難にまでなってしまいます。
グレード1の症状は、たまに脚をかばう仕草をとりますが、ほとんど無症状であるため、なかなか気づくことができません。
ですが、グレード2、3となると明らかな歩行異常が見られ、グレード4となると歩行困難になり、手術をしても完治不可能、再発の可能性が高まります。

小型犬に多い膝蓋骨脱臼は、手足が細く遊ぶことが大好きで少々無茶な運動をしてしまいがちな日本スピッツにとっても天敵です。
膝蓋骨脱臼を発症する可能性を考えて、フローリングに絨毯を敷く、階段の昇降させない、などといった膝に負担がかからない環境にすることで、症状を悪化させない必要があります。足にしっかり筋肉がつくように、散歩もきちんとしてあげましょう。

【治療費について】
治療には内科療法と外科療法があります。グレードが1~2の場合は関節のサプリメントや鎮痛薬、肥満気味であれば減量を行い、経過を見ていきます。
グレードが3~4の場合は手術を行うようになりますが、グレードが高くなればなるほど骨格のゆがみが出てしまうので、グレードが2の段階でも手術を行う場合もあります。

通院(通算2~5回)手術・入院(2~5日)
治療費3,000 ~ 1万円/回15~35万円

手術をする場合、完治までの治療費は15~30万円と多くの費用が必要です。手術後はリハビリなどをする場合があるのでさらに治療費が増えます。
手術費は高額になるので、手術にも備えられるペット保険に入っておくと安心です。
ただし、ペット保険の中には膝蓋骨脱臼を補償しないものもあるので注意してください。

流涙症

涙が涙管からきちんと排出されず、常に涙目になってしまう状態を流涙症といいます。

目に痛みや腫れ、まばたきの回数が増加するなどの症状があらわれます。

目に異物が入ったことや目の周りの毛による炎症、涙管の詰まり、涙の過剰分泌、遺伝などがさまざまな原因が挙げられます。
食事が合っていない可能性もあるので、別の物に変えてみてもいいでしょう。

また、目の周りが茶色く変色する涙やけの症状になることもあり、日本スピッツは真っ白な毛をしているので目立ってしまいます。
清潔なウェットティッシュなどで目の周りを拭いてあげてください。

【治療費について】
目に異物が入ったことにより発症した場合はその異物の除去をします。
目の周りの毛が原因の場合はムダ毛をカットすることで症状の緩和が望めます。

症状が軽度の場合は内服薬の投与によって炎症を抑え、目や鼻の病気が原因の場合はその治療をします。
遺伝的に鼻に異常がみられる場合は、外科手術を行うこともあります。

通院(通算3~10回)手術・入院(1~3日)
治療費2,000~5,000円/回3~10万円

動物病院への受診頻度や治療方法にもよりますが、通院のみの場合は1~3万円、手術になると3~10万円もかかってしまいます。
そのため、ある程度通院や手術を補償してくれるペット保険を選ぶことが大切です。

皮膚炎

日本スピッツは肌が敏感で皮膚疾患が起こりやすい犬種です。

原因として添加物が多く含まれたドッグフードによるアレルギー、エアコンなどの機械から排出されるハウスダストといったものが特に多く、飼育する上では環境の管理に配慮しなければなりません。

激しいかゆみと痛みがあるため、しきりに同じ個所を気にしているようでしたら皮膚疾患を疑ってみましょう。

基本的に原因が幅広い皮膚疾患は、はっきりと原因を特定することが難しいため、完治するのに時間がかかってしまうことが多いので、早期発見が重要となります。

毎日ブラッシングなどの手入れをすることで皮膚を清潔に保てるほか、早期発見にもつながります。
ストレスでも発症する場合があるので、しっかりとケアを心がけましょう。

【治療費について】
細菌感染が原因の場合は、抗生物質を含む内服薬や塗り薬を与え、痒みが強い場合は抗炎症剤を投与します。
アレルギーが原因の場合は、アレルゲンを特定する検査も行われます。
暖房器具は綺麗に掃除をし、加湿器などで乾燥を対策してください。

通院(通算5~10回)
治療費3,000~5,000円/回

完治するまで、定期的に通院が必要になり、最終的に1~5万円の治療費が必要になります。
免責金額がなく長期の通院を補償してくれるペット保険を選ぶと、家計の負担も抑えられるでしょう。

日本スピッツにおすすめのペット保険びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみると日本スピッツにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:免責金額が設定されていないこと

ペット保険はプランによって免責金額が設定されているものがあります。

免責金額があると、設定されている金額分は補償されません。

例えば、免責金額が5,000円で、1回の治療が3,000円なら一切補償が受けられないということになります。そんなことになるとペット保険に入っている意味がないですよね。

 1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

1日にかかる平均治療費を調査したところ、このような結果になりました。

通院の1日にかかる平均治療費は8,000円ですが、通院は診察と処置だけだと1,000~4,000円になることもあります。
日本スピッツは流涙症や皮膚炎で通院が多くなりがちなので、しっかりと補償を受けるためにも免責金額がないペット保険をおすすめします。

ポイント2:長期の通院・ある程度の手術を補償すること

ペット保険の補償内容には1日に支払える限度額と1年に補償できる限度回数が決められているものがあります。
その場合、目安として通院の限度額は平均治療費の8,000円以上、何度も通院することを考えて限度回数は20日以上あるといいでしょう。

また、膝蓋骨脱臼や流涙症で手術をすることを考えて、手術補償は最低でも1回につき10万円以上補償するペット保険がおすすめです。

さらに、年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償限度額」のチェックも欠かせません。
限度額・限度回数に制限がないペット保険の場合は、年間補償限度額まで補償を受けることができます。
基本的に年間補償限度額が高いほど補償が手厚いといえるので、最低でも50%補償の場合は50万円以上の設定になっているペット保険を選びましょう。

ポイント3:膝蓋骨脱臼・流涙症を補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。
もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。

そこで、日本スピッツがかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみました。

すると「膝蓋骨脱臼」と「流涙症」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることが分かりました。

膝蓋骨脱臼と流涙症で受診する可能性を考えるとこれらのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<膝蓋骨脱臼を補償対象外にしている保険会社>

  • ペット&ファミリー(げんきナンバーわん)
  • あんしんペット
  • 日本ペットプラス(ガーデン)
  • アニマル俱楽部
  • SBIいきいき少短

<流涙症を補償対象外にしている保険会社>

  • 日本ペットプラス(ガーデン)

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

日本スピッツに適したペット保険の補償内容と保険料

日本スピッツに合うペット保険はどれなのでしょうか?先ほど紹介した3つのポイントで探してみましょう。

日本スピッツがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院や手術での治療が必要になります。
通院・入院・手術の全てを補償し、ポイント1の「免責金額がないペット保険」がおすすめです。その中でも今回は保険料が安く抑えられて十分な補償が受けられる50%補償のペット保険から選んでみましょう。

ポイント2の「通院は限度額が8000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上、年間補償限度額が50万円以上」では、ペティーナの年間補償限度額が20万円なので候補から外せます。

ポイント3の「膝蓋骨脱臼・流涙症を補償する」では、膝蓋骨脱臼・流涙症を補償対象外項目に指定しているSBIのいきいき少短、日本ペットプラス(ガーデン)、ペット&ファミリーは除外できます。

候補のペット保険を15歳までに支払う生涯保険料の安い順に並べた一覧がこちらです。

会社名商品名補償割合生涯保険料(中型犬・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50%補償プラン50%435,950 円85万円12500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%494,910 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%521,450 円50万円制限なし制限なし制限なし
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ50%プラン50%499,320 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050%563,290 円60万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%626,350 円50万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保いぬのきもち保険プラン5050%661,340 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%699,140 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子50%プラン50%905,540 円72.8万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50%920,160円50万円制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

3つのポイントで絞った結果、7種類の候補が残りました。
これらは補償内容を数字で見るとすべて十分な内容であるといえるので、もう一つ重要なポイント「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は、若いときは安く高齢になるほど高くなります。
そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、50万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えます。

生涯保険料が50万円以下のペット保険は下の表の2つです。

会社名商品名補償割合生涯保険料年間補償限度額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50%435,950 円85万円12500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%494,910 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

補償内容・保険料ではおすすめの2つのペット保険ですが、PS保険は気になるデメリットがあります。

PS保険の50%補償プラン

PS保険のデメリットは「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。

病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による皮膚炎などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があります。

日本スピッツがかかりやすい流涙症や皮膚炎は、長期の通院が続くことが多い病気のため、これらを発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。
たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の落とし穴

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なおFPCについては、日本スピッツがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

日本スピッツにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん」の特徴

日本スピッツにおすすめのペット保険として選ばれた「FPCのフリーペットほけん」は、どんな特徴があるのでしょうか?
ポイントをまとめたので、こちらも保険選びの参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある
  • カスタマーサービスにも定評がある

まとめ

ペット保険の種類が多くどれにするか決めかねているという方は、ペットがかかりやすい病気に合わせてペット保険を選んでみてもいいかもしれません。以下のポイントを参考に、日本スピッツに合った商品を探してみてください!

  • 免責金額が設定されていないこと
  • 長期の通院・ある程度の手術を補償すること
  • 膝蓋骨脱臼・流涙症を補償すること
  • 日本スピッツにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。