アイルランドの国犬でもあるケリー・ブルー・テリアは、眼疾患になりやすい犬種です。もしものときの病気に備えられるよう、ケリー・ブルー・テリアに合ったペット保険を選んでみようと思います!

ケリー・ブルー・テリアはマイペースで闘争心が強い犬

ケリー・ブルー・テリアの性格

美しいブルーの被毛を持つケリー・ブルー・テリアは、「アイリッシュ・ブルー」とも呼ばれています。
アイルランドのケリー州原産の古いテリアで、現在ではアイルランドの国犬としても有名です。

主にネズミなどの小動物の猟犬として活躍していたと言われており、闘争心が強く勇敢な性格から警察犬や追跡犬でもあった歴史もあります。

ケリー・ブルー・テリアは頑固でマイペースな性格をしています。
家族には愛情深く接しますが、テリア種でよくみられる警戒心が強く気性が荒い一面も見られます。
番犬としても役立ちますが、見知らぬ人や犬に攻撃的になることがあるので気を付けましょう。

一度仲間だと認識するとフレンドリーになることもあります。

飼い方の注意点

ケリー・ブルー・テリアはもともと猟犬だったこともあり、運動量が必要な犬種です。
運動が不足していると、気性の荒さが強まり扱いにくくなってしまいます。
毎日の散歩のほか、ボール遊びなど体を動かす遊びも取り入れましょう。
ドッグランで自由に走らせることもいいですが、他の犬とケンカをしてしまう場合があるのでノーリードにはしないようにしてください。

賢いので子供のころからしつけをしておくことでも、他の犬とのトラブルも避けられます。
ただし、頑固な一面もあるのでしつけにくい犬種でもあります。信頼関係を築き、褒めながらしっかりと教えていきましょう。

また、特徴的な巻き毛はブラッシングをしていないと毛玉になり、皮膚炎の原因になることがあります。
定期的にブラッシングやシャンプー、トリミングを行いましょう。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

ケリー・ブルー・テリアにはかかりやすい病気がいくつか挙げられます。ここでは、その中で「白内障」「眼瞼内反症」「結膜炎」についてご紹介します。

白内障

目の水晶体が白く濁り、視力が低下してしまう病気を「白内障」といいます。
症状が軽度の場合は白濁の状態を確認でき、歩くことを嫌がったり、周りのものにぶつかったりと、視覚障害があらわれます。
白内障には先天性と後天性があり、後天性の白内障は外傷や糖尿病などが原因になる場合がありますが、加齢性のものが多い傾向にあります。
先天性の場合は生まれつき水晶体の濁りがあり、若年性の場合は遺伝の影響が強く生後数か月~数年で水晶体が白濁してしまう場合があります。
ケリー・ブルー・テリアは白内障にかかりやすい傾向があるので、眼に異常がないか常にチェックするようにしましょう。

【治療費について】
症状が軽度でまだ視力が残っている場合は、内服薬と点眼薬の投与によって進行を抑えます。視力がほとんど失われてしまった場合は、視力を取り戻す外科手術を行うことがあり、手術後の合併症やケアなど、獣医師とよく相談することが大切です。

通院手術・入院(2~5日)
治療費3,000~5,000円/回8~15万円

内服薬の投与は一度で3,000~5,000円程度ですが、通院は一生続けなければなりません。手術をする場合は、入院費など含めて10~20万円と高額になってしまいます。
手術だけでなく、通院も補償してくれるプランを選ぶことが、大切になります。

眼瞼(がんけん)内反症

ケリー・ブルー・テリアは眼疾患を発症することが多く、眼瞼内反症もかかりやすい病気の一つです。眼瞼内反症は眼瞼(=まぶた)が内側に曲がってしまう病気で、発症すると内側に変形してしまったまぶたにより、睫毛が常に逆さ睫毛状態、結果として直接眼球を刺激し眼球を傷つけてしまいます。
目が腫れて赤くなる、涙が出る、目をかく仕草、などといった症状が現れ、常に痛みを感じるようになります。
遺伝の場合は1歳までの間に発症する事が多く、中には目が開いたばかりの仔犬で発症してしま場合もあります。
また、極度なダイエットにより急激に痩せた際にも起こりやすいとも言われています。これは、肥満のときに張っていたまぶたの脂肪がなくなる事でたるみ、余ったまぶたの皮が目の内側に入ってしまうのが原因です。ダイエットをする際は気を付けるようにしましょう。

【治療費について】
治療法は、逆さ睫毛を抜くといった簡単なものから、まぶたの変形を矯正する手術を行うものまであります。しかし、逆さ睫毛を抜くという簡単な治療は、長期間、定期的に病院へ通って処置をしなければなりません。
軽症の場合は逆さ睫毛を定期的に抜くという治療となり、重症の場合は手術となります。

通院(通算1~5回)手術・入院(2~4日)
治療費3,000~1万円/回5~10万円

通院の場合は3,000円~5万円、手術をする場合は入院費も含めて5~10万円もかかってしまいます。
そのため、通院から入院・手術まで幅広く補償してくれるペット保険をおすすめします。

結膜炎

結膜炎は白目が充血する他に、まばたき、流涙、前脚で目をかくなどの様子が見られます。この状態が悪化していくと、結膜が腫れあがっていき、腫れぼったい顔になります。
結膜炎の原因として挙げられるのは、アレルギーや感染症、異物、あるいは流涙症やドライアイなどのもともと眼病を持っていたことにより引き起こされる場合です。
原因の見分け方として、両目に症状が現れている場合は感染症、またはアレルギーの可能性が高く、片目だけに見られる場合は、異物が眼球に入ってしまった可能性が高いと言えるでしょう。
ケリー・ブルー・テリアは目の疾患にかかりやすいので、結膜炎になっていないか定期的にチェックすることをおすすめします。

【治療費について】
結膜炎は点眼薬で炎症を抑え、眼の周辺を清潔な状態にするために洗浄します。獣医師の指示に従い、エリザベスカラーをして患部をかかないようにし、用法用量をしっかりと守って点眼することで治療を行います。

通院(通算3~5回)
治療費2,000~5,000円/回

治るまでの期間は個体差もあり、一週間で治る場合もあれば長期間続いてしまう場合もあります。
継続的な通院が必要になると、どんどん費用がかさんでいき最終的に5,000円~3万円かかります。
そのため、長期の通院に備え、年間補償上限金額が高いペット保険を選ぶことが大切です。

ケリー・ブルー・テリアにおすすめのペット保険選びのポイントは3つ

ペット保険にはいろいろ補償タイプがあるので、その中からかかりやすい病気に備えられるものを見つけることが大切です。
ここでは、ケリー・ブルー・テリアにおすすめのペット保険を選ぶポイントをまとめてみました!

ポイント1:免責金額が設定されていないこと

まず、気を付けなければいけないのは免責金額です。免責金額があると、設定されている金額を超えないと補償を受けられません。
例えば、免責金額が5,000円で、1回の治療が3,000円なら一切補償が受けられないということになります。そんなことになるとペット保険に入っている意味がないですよね。

 1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

1日にかかる平均治療費を調査したところ、このような結果になりました。
通院の1日にかかる平均治療費は8,000円ですが、通院は診察と処置のみなどの場合1,000~4,000円になることもあります。しっかりと補償を受けるためにも免責金額がないペット保険を選びましょう。

ポイント2:長期の通院・ある程度の手術を補償すること

ペット保険の補償内容には1日につき●円まで・1年に▲回までと限度額・限度回数が決められているものがあります。その金額があまりにも低いと、せっかくペット保険に入っているのに十分な補償を受けられなくなってしまいます。

補償内容に制限がある場合は、通院の限度額は平均治療費の8,000円以上、限度回数は20日以上あるのが望ましいでしょう。

また、手術の補償もある程度必要です。1度の手術でかかる平均治療費は10万円なので、手術補償に限度額が決まっている場合は、最低でも10万円以上補償するペット保険を選ぶといいと思います。

ポイント3:年間補償限度額が高いこと

年間補償限度額とは、年間で支払われる保険金の上限金額のことです。基本的にこの金額が高いほど補償内容が充実しているといえるので、補償の手厚さを知るためにチェックは欠かせません。
また、通院・入院・手術の各補償内容に制限がない場合は、この年間補償限度額に達するまで補償が受けられます。
年間補償限度額は補償割合が50%の場合は最低でも50万円以上、70%の場合は70万円以上あると安心でしょう。

ケリー・ブルー・テリアに適したペット保険の補償内容と保険料

それでは実際に、先ほど紹介した3つのポイントでケリー・ブルー・テリアにピッタリなペット保険を選んでみましょう!

ケリー・ブルー・テリアは通院・入院・手術をする病気になりがちなので、すべてを補償してくれるペット保険がおすすめです。
今回はペット保険で一般的な補償割合50%と70%で比較していきます。

まずはポイント1の「免責金額が設定されていないペット保険」を選び、生涯保険料が安い順に並べてみました。

50%補償するペット保険

会社名商品名補償割合生涯保険料(中型犬・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50%補償プラン50%435,950 円85万円12500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%494,910 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ50%プラン50%499,320 円50万円制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%521,450 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050%563,290 円60万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%626,350 円50万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン5050%661,340 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%699,140 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子50%プラン50%905,540 円72.8万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50%412,810 円50万円制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

70%補償するペット保険

保険会社名商品名割合生涯保険料(中型犬・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
FPCフリーペットほけん70%補償プラン70544,600 円8512,000円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000 円/回
年間1回まで
PS保険70%補償プラン70630,98010010,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ70%プラン70698,890 70制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン70スタンダード70730,03070制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット7070760,14060制限なし制限なし制限なし
楽天少短あんしんペットL70762,21070制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン7070819,59070制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン7070874,68070制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ70%プラン70964,7708414,000円/日
年間20日まで
14,000円/日
年間20日まで
140,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子70%プラン701,192,24012212,000円/日
年間22日まで
30,000円/日
年間22日まで
150,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ70%コース701,243,96070制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

ポイント2・3をまとめると「通院は限度額が8000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上、年間補償上限金額は50%の場合は50万円以上、70%の場合は70万円以上」です。
この2つのポイントでチェックしてみると全種類クリアしています。

3つのポイントだけでは絞り切れないので、ペット保険で生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)も比べてみましょう。
50%補償では50万円以下・70%補償では70万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすい商品と言えます。
比較的保険料が安い保険は、どちらの補償割合もFPC、PS、日本ペットプラス(ガーデン)という結果になりました。

ただし、補償内容・保険料ではおすすめの3つのペット保険ですが、PS保険と日本ペットプラス(ガーデン)には気になるデメリットがあります。

PS保険

PS保険のデメリットは「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による膿皮症などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があります。
皮膚炎など長期の通院が続くことが多い病気になった場合、これらを発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

日本ペットプラス(ガーデン)

日本ペットプラス(ガーデン)では膝蓋骨脱臼や股関節形成不全などが補償対象外項目として指定されています。
今回かかりやすい病気で紹介した傷病は補償対象外項目に該当していませんが、ケリー・ブルー・テリアも膝蓋骨脱臼なども気を付けなければならない病気の一つです。膝蓋骨脱臼などを発症する可能性を考えると、補償対象外項目が多い日本ペットプラス(ガーデン)もあまりおすすめできません。

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なおFPCについては、ケリー・ブルー・テリアがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなので安心です。

ケリー・ブルー・テリアにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン、70%補償プラン」の特徴

では最後に、ケリー・ブルー・テリアにおすすめのペット保険に選ばれた「FPCのフリーペットほけん」の特徴を確認してみましょう。
こちらも検討の際に参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい。
  • 通院を手厚く補償するが、手術補償は年間1度のみ。
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある。
  • カスタマーサービスにも定評がある。

まとめ

ペット保険の種類が多くて悩まれている方はかかりやすい病気に合わせてペット保険を選ぶのも一つの手です。以下のポイントを参考にしてケリー・ブルー・テリアに合ったペット保険を見つけてみましょう!

免責金額が設定されていないこと

長期の通院・ある程度の手術を補償すること

年間補償上限金額が高いこと

ケリー・ブルー・テリアにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン、70%補償プラン」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。