コラットは、タイ原産の世界的に希少な猫種です。人の手がほとんど加わっていない土着の純血種という非常に珍しい猫で、「幸福をもたらす猫」と呼ばれています。起源は12~16世紀頃と古く、アユタヤ王朝(14世紀中頃から18世紀)時代の文献にすでにコラットに関しての記述があります。
長らくタイで愛されてきたコラットは、1966年にアメリカで正式な猫種として認定されたことを機に、西洋の一般家庭でも飼育されるようになりました。

コラットは猫らしい性格の猫

コラットの性格

コラットは、美しく気品のある見た目に反して、人懐っこく遊び好き。普段はとても活動的ですが落ち着いて物静かな面もあり、非常にマイペースです。自由気侭に過ごしていたかと思うと急に甘えてくるなど、とても猫らしい猫好きにはたまらない性格といえます。

基本的には繊細で寂しがり屋なコラットは、まめに構ってやらないといじけることもあります。なので、甘えているときにはしっかりと構ってあげましょう。

コラットを飼育する上で気を付けたいこと

遊び好きで活動的なコラットは高い所にも好きなので、キャットタワーを用意してあげるといいでしょう。身体の大きさの割に心身ともに発達に時間がかかるタイプで、落ち着くまでに多くの運動と遊びが必要です。

物覚えが良く賢いのでしつけには困らないものの、遊び好きな性格と合わさって、時に信じられないような行動をします。例えば、吊戸棚を開けて中に入ったり扉や鍵の開け閉めや水洗トイレを流したりするなど、行動が読めない部分があるので危険防止んは十分注意を払いましょう。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

コラットは平均寿命も一般的な猫種と同程度で、比較的頑健です。
しかし、極稀にではありますが、血統によっては「ガングリオシドーシス」という遺伝子疾患を発症してしまう可能性があります。その他、比較的かかりやすいといわれている病気は、「子宮蓄膿症」と「尿結石」です。
ここでは、そんなコラットが気を付けたい「ガングリオシドーシス」「子宮蓄膿症」「尿結石」について紹介していきます。

ガングリオシドーシス(GM1、GM2)

ガングリオシドーシスとは、ガングリオシドと呼ばれる脂質が脳などに蓄積する遺伝病です。分解酵素の欠損により、正常であれば分解される物質が分解されずに細胞に蓄積され、細胞機能が破たんしてしまいます。
原因として、「GM1」「GM2」という2つの異なる遺伝的要因があり、コラットはこの両方の発症が確認されています。

【治療費】
致死性の遺伝病で、全身の臓器が異常を来し、1歳ほどの早い時期に死亡してしまうことも珍しくありません。事前に血統の中にこの病気を持ったコラットがいないか、ブリーダーによく確認しましょう。
発症する確率は極低いものの、明確な治療方法はまだ確立されていない不治の病です。

子宮蓄膿症

子宮蓄膿症とは、子宮内で細菌が増殖することで発症する病気で、炎症が起こり膿が溜まってしまいます。避妊手術をしていない雌猫に多い病気で、避妊手術をすることでリスクを抑えることができます。
初期症状として、水をたくさん飲み尿の量が増える様子が見られることがあります。病状が進行するにつれ、子宮に膿がたまりお腹がふくれる、元気がなくなる、嘔吐や下痢などの症状も現れます。

【治療費】
大きく「開放型」と「閉鎖型」という2つのタイプに分かれ、閉鎖型は見た目にはあまり表れず気付きにくいため、発覚次第即手術になるケースがほとんどです。
症状の進行が早いため、基本的に卵巣子宮摘出術(避妊手術)をすることで対処します。ただし、健康状態などの理由で抗生物質やホルモン剤の投与などで内科的治療を行うこともあります。

手術・入院(3日)
治療費 5万~12万円

検査費や通院費、手術費などの総額でおよそ10万円超。通院・入院・手術すべてを補償してくれる保険を選びましょう

子宮蓄膿症についてもっと詳しく知りたいという方は、こちらのページをご覧ください、
【獣医が解説】犬・猫の子宮蓄膿症の症状・原因・予防・対策・治療方法と治療費まとめ

尿石症

尿石症は、尿道にできた結石の影響で、血尿・頻尿・排尿障害などの症状が現れる病気で、症状が悪化し排尿できなくなると、腎不全を引き起こし最悪生命に関わります。
原因としては、水分の摂取量不足やミネラルの過剰摂取、栄養の偏りなどが考えられます。

【治療費】
できた結石がまだ小さければ、投薬治療により溶かすことで治療できます。しかし、薬で溶かしきれないほど結石が大きくなっている場合は、外科手術で対応することになるでしょう。尿石症は再発率が非常に高いので、一度治っても処方食を食べ続け、予防することが重要です。

通院(通算3~10回) 手術・入院(3~5日)
治療費 2,000~1万円/回 5万~15万円

尿石症の治療にかかる費用は、通院なら2,000円~1万円、手術・入院になると5万円~15万円ほどになります。完治には継続的な通院が必要になり、手術・入院になると治療費は高額になるため、補償限度額が高いペット保険を選ぶことをおすすめします。

尿石症の予防には、日頃から尿の色や回数、臭いなどをチェックすることが重要です。詳しくはこちらのページをご覧ください。
【獣医が解説】犬・猫の尿石症の症状・原因・予防・対策・治療方法と治療費まとめ

コラットにおすすめのペット保険選び3つのポイント

コラットがかかりやすい病気の治療方法から必要となる補償を考え、3つのポイントをまとめました。何が必要で何が不要か、ポイントを見極めることができれば、無理なく最大限の補償を受けることができるでしょう。

ポイント1:手術、通院、入院すべてを補償すること

ペット保険の中には、通院や手術を補償しないものがあります。
しかし、コラットがかかりやすい病気である「子宮蓄膿症」「尿石症」は、治療のために通院・手術ともに必要となることが考えられます。大きな手術になれば当然入院の必要が出てくるので、コラットの保険を考えるなら、手術・入院・手術のすべてを補償する保険を選ぶようにしましょう。

ポイント2:高額になりそうな手術にも対応できること

コラットがかかりやすい「子宮蓄膿症」「尿石症」は、重篤化するとともに外科手術を必要とする可能性があります。
獣医師の診療料金には明確な基準が存在しないので、場合によっては手術費が想像上に高額になる可能性があります。そのため、高額な手術に備え1日の支払い限度額が10万円以上ある保険を選ぶといいでしょう。

ポイント3:複数回の通院に対応できそうな保険であること

コラットがなりやすい病気である「子宮蓄膿症」「尿石症」は、通院治療や手術後に予後経過を診るために、複数回の通院が必要になることが想定されます。そのため、通院補償のない保険では安心できません。

何よりも早期発見するために、気になる症状があればすぐに病院に連れて行くために心理的ハードルを下げたいところ。こうした点を考えると、通院を最低でも20日以上補償する保険が望ましいといえます。

コラットに適したペット保険の補償内容と保険料

では、具体的にコラットにはどの保険会社がいいのか、実際の商品から探してみましょう。
まず、「通院・手術・入院すべてを補償してくれる」ものを選びます。次に、可能な限り保険料を抑えたいので、各保険会社の商品の中から、50%補償のプランを比較してみましょう。

生涯保険料順 ペット保険比較表

会社名 商品名 補償割合 生涯保険料
(猫・15歳まで)
年間補償限度額 通院 入院 手術
SBIいきいき少短 プラン50スタンダード 50% 341,750円 50万円 制限なし 制限なし 制限なし
FPC フリーペットほけん
50%補償プラン
50% 375,050円 85万円 12,500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
ぺティーナ まとめてプラン 50% 380,600円 20万円 100,000 円/請求 100,000 円/請求 100,000 円/請求
PS保険 50%補償プラン 50% 383,050円 100万円 10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラス
(ガーデン)
プラチナ50%プラン 50% 394,190円 50万円 制限なし 制限なし 制限なし
イーペット e-ペット50 50% 419,440円 60万円 制限なし 制限なし 制限なし
アクサ損保 ねこのきもち保険プラン50 50% 433,810円 50万円 制限なし 制限なし 制限なし
ペット&ファミリー げんきナンバーわんプラン50 50% 490,180円 50万円 制限なし 制限なし 制限なし
アニコム損保 ふぁみりぃ50プラン 50% 520,510円 60万円 10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保 通院ありタイプ50%コース 50% 713,900円 50万円 制限なし 制限なし 制限なし
アイペット損保 うちの子50%プラン 50% 792,220円 73万円 12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

同じ50%補償のプランでも、こうして比較してみると、生涯保険料に大きな違いがあることが分かります。一番安いSBIいきいき少短と一番高いアイペットを比べてみると、45万円以上もの開きがあるのです。無理なく支払い続けるためには、生涯保険料は40万円以下のものが比較的無理なく支払える金額で利用しやすいと言えるでしょう。

補償割合50%かつ通院・入院・手術すべてを補償するペット保険の中で、

  • 手術を10万円以上
  • 通院を20日以上

という条件は、すべての保険がクリアしていました。

しかし、ペティーナは年間補償限度額が20万円と他と比べて低く、補償の手厚さは満足できるものではありません。

「生涯保険料40万円以下」「手術を10万円以上」「通院を20日以上」という条件から、「SBIいきいき少短」「FPC」「PS保険」の3つがコラットにおすすめの保険ということになりました。

コラットにおすすめ!「SBIいきいき少短のプラン50スタンダード」「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン」「PS保険の50%補償プラン」の特徴

コラットを飼う際におすすめのペット保険として、「SBIいきいき少短のプラン50スタンダード」「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン」「PS保険の50%補償プラン」を選びました。
それぞれの保険にはメリット・デメリットがあるので、加入する前にしっかり確認してください。

SBIいきいき少短のプラン50スタンダード

SBIいきいき

  • 保険料が安く、気軽に加入しやすい
  • 回数や金額を気にせず自由に請求できるが、年間補償限度額は最低ラインの50万円に設定してある
  • 病気の場合は補償開始日から1ヶ月の待機期間がある

ペット保険には補償までの待機期間がある?

FPCのフリーペットほけん50%補償プラン

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある
  • カスタマーサービスにも定評がある
  • 通院補償は年間30日までと手厚く入院と手術もカバーするが、手術補償は年1回のみ

PS保険の50%補償プラン

  • 年間補償限度額が100万円と業界トップクラス
  • 保険金の支払いが早い
  • 同一原因による手術は、2回目以降は補償の対象外
  • 通院の補償が比較的少ない
  • 生涯にわたる慢性疾患(心臓病など)の治療の補償は、最大でも一生涯20日まで

(参考)PS保険の補償の落とし穴

※PS保険には

  • 同一原因による手術は、2回目以降は補償対象外
  • 生涯にわたって継続的に行っていく治療の補償は、最大でも生涯20日まで

という制約があります。

根本的な治療方法のない、心臓病や腎臓病、再発しやすい外耳炎や皮膚病などを発症した場合は、十分な補償が受けられないことがあります。

まとめ

ペット保険はその種類の多さから、何を基準に選べばいいのか、多くの方が悩むことでしょう。一つの考え方として、飼っている猫がかかりやすい病気の治療方法から、保険を選ぶといいかもしれません。
コラットがかかりやすい病気をもとにした、おすすめのペット保険選びのポイントはこちらになります。

  • ポイント1:手術、通院、入院すべてを補償すること
  • ポイント2:高額になりそうな手術にも対応できること
  • ポイント3:複数回の通院に対応できそうな保険であること

こうしたポイントを比較した結果、コラットには通院・入院・手術すべてを補償するペット保険で、保険料が比較的リーズナブル、補償も手厚い「SBIいきいき少短のプラン50スタンダード」「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン」「PS保険の50%補償プラン」がおすすめです。

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。

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